50 / 211
第二章 もう絶対に離しませんからね、先輩!
漢野力也
しおりを挟む
漢野力也は元々、特色者と認定されておらず普通の人間として幼少期を過ごしていた。
「おらあっ!」
「ぐっ……こいつ強ええ……オレの負けだぜ力也……」
「さっすが力也! やっぱ強いなあ!」
「当たりめえだ! へへっ……!」
決闘が大好きで、喧嘩が異様に強いという事以外は。彼は幼稚園生の頃から両親がいくら止めても決闘をし続け、次々と強い相手に挑みかかっていた。
ガキ大将はなんのその、ヤンキーに暴走族、果てはヤクザや警察官まで。
勝つ事もそれなりにあったが、当然相手が強すぎて負ける事もあった。
相手に体中ズタボロにされた事もある。
それでも漢野は決闘を止めなかった。
敗北した時の彼の中にあるのは“次は必ず勝つ!”という気持ちのみであった。
そんな漢野はある時、とうとう特色者にまで挑みかかってしまった。
「いくら何でもムチャだって力也! やめなよ!」
「心配すんなって。俺は絶対に勝つ! 逆にコイツに勝てないんじゃ俺の強さの意味がねえ!」
「へっ、一般人のお前が特色者のオレ様に敵う訳ねーだろ」
「おーおー、言うじゃねえか! ならやってみな!」
「力也ーーーっ!」
漢野はそう言ってその特色者に挑みかかった。
結果は火を見るよりも明らかだった。
「がはぁっ!!」
「ほらみろ! おれの勝ちだぁ! ていうか当然の結果だぁ!」
漢野は特色者の能力に成すすべもなく床に倒れた。
だが……。
「へっ……まだ勝負は終わってねえ! 俺の本気はここからだ!」
「なんだぁ~? しぶとい野郎だなぁ~?」
漢野には計り知れない程の根性があった。
痣と骨折だらけの身体を起こし、拳を構える漢野。
そんな漢野の闘争心に呼応するかのように、彼の筋肉が盛り上がり、服を破裂させた。
「えっ!?」
漢野は突然の出来事にポカンと口を開けた。
特色者は驚いて目を剥き、言った。
「な、何ぃ!? お前は特色者でも何でもない筈じゃ……!」
「いや俺にも分かんねえけどよ……とりあえず行くぜ!」
「ひ、ひいっ!?」
そうして彼は“一般人”と“特色者”の壁を乗り越えて勝利を掴んだ。
漢野の根性が、彼の奥深くに眠る彼自身も気付いていなかった才能を目覚めさせたのだ。
漢野はこの戦いを経てまた勢いを付け、後に二人の弟分まで作ってしまうのであった。
その勢いは少しも止まらなかった。
本物の化け物に出会ったとしても。
*
*
*
「……一体何があったんですか!? 兄貴ィ!」
「あ、兄貴がここまで落ち込むなんて……」
「ううっ……それがな……」
漢野が麗紗にあしらわれたあの日。
さすがの彼も麗紗の凄まじい力に落ち込み部屋の隅で蹲っていた。
彼は舎弟二人に麗紗の事をぽつりぽつりと話した。
その内容を聞いた二人は唖然として言う。
「……そんな……兄貴がそんなあっさり負けるなんて……」
「あの金髪の女とも格が違いすぎる……」
「……まあ、気を付けな。そんじゃちょっと行ってくるわ」
「え? 今からどこに行くんですか? もう夜ですよ?」
突然そう言って立ち上がる漢野を、舎弟はきょとんとした顔をしながら引き留める。
漢野は舎弟二人にニヤリと笑って言った。
「お前らのおかげで思い出したぜ。俺に勝った奴が今日二人も居るってな! だったら、落ち込んでる場合じゃねえ! 今すぐ鍛え直さねえとな!」
「兄貴……! なら俺たちも付いていっていいですか!」
「俺たちも……鍛えたいです!」
「おうもちろんだ! ビシバシ行くぜっ!」
「「はいっ!」」
そう決めた三人はすぐさま家を飛び出した。
その日河原で、月明りの下夜通し鍛錬に励む三人の漢の影が見えたという……。
*
*
*
「百回以上巻き戻してこれが最善手か……クソ……」
天衣は折れた右腕を抑えながらそう呟いた。
床には力尽きた漢野が横たわっている。
「この男は本当に何者なんだ……! 今後要注意人物として徹底的にマークせねば……」
何度、何回、どう避けてもどう足掻いても最凶の一撃を入れてくる漢野に、天衣はもはや骨の一本や二本は犠牲にする覚悟しなければならないと考えた。
最初は左腕を犠牲にしようと考えていた天衣だったが、それでは漢野の攻撃を抑えきれなかった為、やむを得ず利き腕の右腕を犠牲とした。
彼にとって唯一の救いは、漢野はあの一撃を入れた後力尽きて倒れてしまい、その後はもう起き上がらないという事だった。
「それが無ければ……奴を倒すのは絶望的だっただろう……こんな危険が私の身に降りかかるとはな……最悪だ……」
天衣は自分と漢野を引き合わせた神を呪った。
その時だった。
「……もう少し優秀な部下を揃えておくべきなんじゃないか?」
「何っ!?」
天衣の耳に、突然聞き覚えのある声が聞こえて来たのは。
驚いて背後を振り向くと、そこには凍牙が怒りを露わにした表情で立っていた。
「お、お前が何故ここに……吉良君はどうした!?」
「倒した。それだけだ」
「何だと……」
「そんな事はどうでもいい……よくも琥珀さんの仲間をここまで酷い目に遭わせてくれたな……私はお前を絶対に許さない! “フリーズバレット”ッ!」
凍牙はそう言い放って氷弾を撃った。
「おっと、それは筋違いというものだ凍牙。彼は私の右腕を折った。だから仕方なく倒しただけなんだよ」
天衣は凍牙をなだめるように言い迫り来る氷弾を
――全て手でキャッチした。
「なっ!?」
「一度やってみたかったんだ。息子とキャッチボール♪」
「……ふざけるなぁ!」
凍牙は湯水のように沸き立つ怒りを抑えながら、透明な氷壁を展開する。
そして天衣に向けて氷弾の弾幕を放った。
「ほほう……」
「あああああああああああああ!!!」
無数の氷弾が天衣に牙を剥き、着弾して白い爆発を引き起こした。
「これでどうだ……」
凍牙は煙の中の天衣の様子を見ようとする。
しかし、突然煙が消えた為その必要は無くなった。
そこに立っていたのは、塵一つ付いていない天衣だった。
突きを放って氷を全て粉砕したのだ。
煙も突きの余波で吹き飛んでしまった。
「嘘だ……そんな……全力で撃った筈なのに……!」
「はっはっは。もっと変化球を混ぜないといかんよ凍牙」
「黙れぇっ!!」
凍牙は自分の攻撃がまるで通じていない天衣に動揺しつつも靴に氷の刃を出現させ、凍らせておいた地面を凄まじい速さで滑り出した。
「あああああああああああああああああ!!!」
「スケートのやり方は知らないんだ。別の遊びにしてくれないか?」
「がああっ!?」
凍牙は天衣の前蹴りによって吹き飛ばされた。
彼の能力で出せるトップスピードの技であるそれを。
天衣はいとも簡単に追い付き、破ってしまった。
「羽田君の話が本当なら……もう君の切り札は無い筈だ。王手飛車取り、という所かな。遊びは終わりだよ」
「はあっ……はあっ……」
そう諭すように言う天衣。
手札を完全に出し尽くした状態。
だがそれでも凍牙は立ち上がる。
天衣はそれを見て呆れたような顔をして言った。
「ふん……お前も大概諦めが悪いな……床のコレはその所為でこうなったんだぞ……まあそれは置いておいて……ずっと気になっていたんだが、その眼帯は何なんだ? 怪我でもしたのかね?」
「……これは……私の傷だ。それと同時に、貴様への本当の切り札でもある……」
「何だと……?」
凍牙はおもむろに顔の眼帯へと手を伸ばす。
「この眼帯に隠された目には、私の“別人格”が眠っている。貴様に捨てられた時、堅く閉ざされた人格……そして、貴様が最も嫌いな、不安定なモノだ」
「……それがどうして私への切り札になるのかな? え?」
「見れば分かる」
凍牙はそう言って眼帯を取った。
すると、水色に輝く瞳が露わになる。
凍牙は頭を抱えて叫び声を上げた。
「う、う、うああああああああああああああああっ!!!」
「な、何だ!?」
その次の瞬間、辺り一帯の空気が揺れ、周囲の気温が真冬のように冷たくなり、鳥が一斉に羽ばたいた。
凍牙のコック帽が外れ、水色の髪の毛が逆立つ。
「ああああああ――イヤッハアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「な……」
天衣はけたたましい猛獣の叫びにただただ絶句した。元々凍牙だった“それ”は、同じ顔であるはずなのに誰がどう見てもまるで別人であった。
“それ”はニタニタと笑いながら周囲を見回してブツブツと呟いた。
「やっと出てこられたぜ……開けんのが遅えんだよ凍牙の野郎……さて、解放されて最初に見るのがクソオヤジの顔とはついてねーけどよ……クソ塗れの便所とどっちがマシだろうなぁ? ヒヒヒ……」
「だ、誰なんだお前は!?」
天衣の問いかけに対し、“それ”はこう答えた。
「オレか? オレは……“識英峠”だ。あと言っておくぜ。一回しか言わないからよく聞けよ? このオレ様に出遭っちまったお前は……今夜が峠だろうなぁ! ヒャハハハハハハハハハハハッ!!!」
“それ”改め“識英峠”はそう言い放って天衣に中指を突き立てた。
「おらあっ!」
「ぐっ……こいつ強ええ……オレの負けだぜ力也……」
「さっすが力也! やっぱ強いなあ!」
「当たりめえだ! へへっ……!」
決闘が大好きで、喧嘩が異様に強いという事以外は。彼は幼稚園生の頃から両親がいくら止めても決闘をし続け、次々と強い相手に挑みかかっていた。
ガキ大将はなんのその、ヤンキーに暴走族、果てはヤクザや警察官まで。
勝つ事もそれなりにあったが、当然相手が強すぎて負ける事もあった。
相手に体中ズタボロにされた事もある。
それでも漢野は決闘を止めなかった。
敗北した時の彼の中にあるのは“次は必ず勝つ!”という気持ちのみであった。
そんな漢野はある時、とうとう特色者にまで挑みかかってしまった。
「いくら何でもムチャだって力也! やめなよ!」
「心配すんなって。俺は絶対に勝つ! 逆にコイツに勝てないんじゃ俺の強さの意味がねえ!」
「へっ、一般人のお前が特色者のオレ様に敵う訳ねーだろ」
「おーおー、言うじゃねえか! ならやってみな!」
「力也ーーーっ!」
漢野はそう言ってその特色者に挑みかかった。
結果は火を見るよりも明らかだった。
「がはぁっ!!」
「ほらみろ! おれの勝ちだぁ! ていうか当然の結果だぁ!」
漢野は特色者の能力に成すすべもなく床に倒れた。
だが……。
「へっ……まだ勝負は終わってねえ! 俺の本気はここからだ!」
「なんだぁ~? しぶとい野郎だなぁ~?」
漢野には計り知れない程の根性があった。
痣と骨折だらけの身体を起こし、拳を構える漢野。
そんな漢野の闘争心に呼応するかのように、彼の筋肉が盛り上がり、服を破裂させた。
「えっ!?」
漢野は突然の出来事にポカンと口を開けた。
特色者は驚いて目を剥き、言った。
「な、何ぃ!? お前は特色者でも何でもない筈じゃ……!」
「いや俺にも分かんねえけどよ……とりあえず行くぜ!」
「ひ、ひいっ!?」
そうして彼は“一般人”と“特色者”の壁を乗り越えて勝利を掴んだ。
漢野の根性が、彼の奥深くに眠る彼自身も気付いていなかった才能を目覚めさせたのだ。
漢野はこの戦いを経てまた勢いを付け、後に二人の弟分まで作ってしまうのであった。
その勢いは少しも止まらなかった。
本物の化け物に出会ったとしても。
*
*
*
「……一体何があったんですか!? 兄貴ィ!」
「あ、兄貴がここまで落ち込むなんて……」
「ううっ……それがな……」
漢野が麗紗にあしらわれたあの日。
さすがの彼も麗紗の凄まじい力に落ち込み部屋の隅で蹲っていた。
彼は舎弟二人に麗紗の事をぽつりぽつりと話した。
その内容を聞いた二人は唖然として言う。
「……そんな……兄貴がそんなあっさり負けるなんて……」
「あの金髪の女とも格が違いすぎる……」
「……まあ、気を付けな。そんじゃちょっと行ってくるわ」
「え? 今からどこに行くんですか? もう夜ですよ?」
突然そう言って立ち上がる漢野を、舎弟はきょとんとした顔をしながら引き留める。
漢野は舎弟二人にニヤリと笑って言った。
「お前らのおかげで思い出したぜ。俺に勝った奴が今日二人も居るってな! だったら、落ち込んでる場合じゃねえ! 今すぐ鍛え直さねえとな!」
「兄貴……! なら俺たちも付いていっていいですか!」
「俺たちも……鍛えたいです!」
「おうもちろんだ! ビシバシ行くぜっ!」
「「はいっ!」」
そう決めた三人はすぐさま家を飛び出した。
その日河原で、月明りの下夜通し鍛錬に励む三人の漢の影が見えたという……。
*
*
*
「百回以上巻き戻してこれが最善手か……クソ……」
天衣は折れた右腕を抑えながらそう呟いた。
床には力尽きた漢野が横たわっている。
「この男は本当に何者なんだ……! 今後要注意人物として徹底的にマークせねば……」
何度、何回、どう避けてもどう足掻いても最凶の一撃を入れてくる漢野に、天衣はもはや骨の一本や二本は犠牲にする覚悟しなければならないと考えた。
最初は左腕を犠牲にしようと考えていた天衣だったが、それでは漢野の攻撃を抑えきれなかった為、やむを得ず利き腕の右腕を犠牲とした。
彼にとって唯一の救いは、漢野はあの一撃を入れた後力尽きて倒れてしまい、その後はもう起き上がらないという事だった。
「それが無ければ……奴を倒すのは絶望的だっただろう……こんな危険が私の身に降りかかるとはな……最悪だ……」
天衣は自分と漢野を引き合わせた神を呪った。
その時だった。
「……もう少し優秀な部下を揃えておくべきなんじゃないか?」
「何っ!?」
天衣の耳に、突然聞き覚えのある声が聞こえて来たのは。
驚いて背後を振り向くと、そこには凍牙が怒りを露わにした表情で立っていた。
「お、お前が何故ここに……吉良君はどうした!?」
「倒した。それだけだ」
「何だと……」
「そんな事はどうでもいい……よくも琥珀さんの仲間をここまで酷い目に遭わせてくれたな……私はお前を絶対に許さない! “フリーズバレット”ッ!」
凍牙はそう言い放って氷弾を撃った。
「おっと、それは筋違いというものだ凍牙。彼は私の右腕を折った。だから仕方なく倒しただけなんだよ」
天衣は凍牙をなだめるように言い迫り来る氷弾を
――全て手でキャッチした。
「なっ!?」
「一度やってみたかったんだ。息子とキャッチボール♪」
「……ふざけるなぁ!」
凍牙は湯水のように沸き立つ怒りを抑えながら、透明な氷壁を展開する。
そして天衣に向けて氷弾の弾幕を放った。
「ほほう……」
「あああああああああああああ!!!」
無数の氷弾が天衣に牙を剥き、着弾して白い爆発を引き起こした。
「これでどうだ……」
凍牙は煙の中の天衣の様子を見ようとする。
しかし、突然煙が消えた為その必要は無くなった。
そこに立っていたのは、塵一つ付いていない天衣だった。
突きを放って氷を全て粉砕したのだ。
煙も突きの余波で吹き飛んでしまった。
「嘘だ……そんな……全力で撃った筈なのに……!」
「はっはっは。もっと変化球を混ぜないといかんよ凍牙」
「黙れぇっ!!」
凍牙は自分の攻撃がまるで通じていない天衣に動揺しつつも靴に氷の刃を出現させ、凍らせておいた地面を凄まじい速さで滑り出した。
「あああああああああああああああああ!!!」
「スケートのやり方は知らないんだ。別の遊びにしてくれないか?」
「がああっ!?」
凍牙は天衣の前蹴りによって吹き飛ばされた。
彼の能力で出せるトップスピードの技であるそれを。
天衣はいとも簡単に追い付き、破ってしまった。
「羽田君の話が本当なら……もう君の切り札は無い筈だ。王手飛車取り、という所かな。遊びは終わりだよ」
「はあっ……はあっ……」
そう諭すように言う天衣。
手札を完全に出し尽くした状態。
だがそれでも凍牙は立ち上がる。
天衣はそれを見て呆れたような顔をして言った。
「ふん……お前も大概諦めが悪いな……床のコレはその所為でこうなったんだぞ……まあそれは置いておいて……ずっと気になっていたんだが、その眼帯は何なんだ? 怪我でもしたのかね?」
「……これは……私の傷だ。それと同時に、貴様への本当の切り札でもある……」
「何だと……?」
凍牙はおもむろに顔の眼帯へと手を伸ばす。
「この眼帯に隠された目には、私の“別人格”が眠っている。貴様に捨てられた時、堅く閉ざされた人格……そして、貴様が最も嫌いな、不安定なモノだ」
「……それがどうして私への切り札になるのかな? え?」
「見れば分かる」
凍牙はそう言って眼帯を取った。
すると、水色に輝く瞳が露わになる。
凍牙は頭を抱えて叫び声を上げた。
「う、う、うああああああああああああああああっ!!!」
「な、何だ!?」
その次の瞬間、辺り一帯の空気が揺れ、周囲の気温が真冬のように冷たくなり、鳥が一斉に羽ばたいた。
凍牙のコック帽が外れ、水色の髪の毛が逆立つ。
「ああああああ――イヤッハアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「な……」
天衣はけたたましい猛獣の叫びにただただ絶句した。元々凍牙だった“それ”は、同じ顔であるはずなのに誰がどう見てもまるで別人であった。
“それ”はニタニタと笑いながら周囲を見回してブツブツと呟いた。
「やっと出てこられたぜ……開けんのが遅えんだよ凍牙の野郎……さて、解放されて最初に見るのがクソオヤジの顔とはついてねーけどよ……クソ塗れの便所とどっちがマシだろうなぁ? ヒヒヒ……」
「だ、誰なんだお前は!?」
天衣の問いかけに対し、“それ”はこう答えた。
「オレか? オレは……“識英峠”だ。あと言っておくぜ。一回しか言わないからよく聞けよ? このオレ様に出遭っちまったお前は……今夜が峠だろうなぁ! ヒャハハハハハハハハハハハッ!!!」
“それ”改め“識英峠”はそう言い放って天衣に中指を突き立てた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる