167 / 211
誰にも邪魔はさせないから
存在させないよ
しおりを挟む
「あんた……私に飽き足らず榎葉まで……殺――」
真乃は鬼の形相で耕一郎に飛び掛かろうとした。
でもその時。
「いやっほーーーーーーーーーーい!!!」
「きゃあああああああああああああ!!!」
「ぐへっ!?」
「えっ……」
漢野が、見覚えのあるロリを抱えて飛び込んできた。
壁を貫通して。
真乃はそれに巻き込まれて吹き飛ばされた。
今何が起こったんだ……。
「おいお前ら! この屋敷に殴り込みが来たぞぉ! 全力でもてなしてやろうぜぇ!」
「そんなもの要らないわよ! さっさと放しなさいよこの脳筋!」
なんか敵が来たみたいだ。
一体どこのどいつ? 麗紗に危害を加えようとする奴は存在させないよ。
「あっ弥栄! あんた大丈夫!? 助けに来たわよ! 今相葉が暴れてくれてるからこの隙に逃げなさい!」
「え? 逃げるって? 誰から?」
このロリは何を言ってるんだ?
ていうかこいつ誰だっけ……。
確か黒なんとかって名前だったはず。
あ、思い出した。黒萌だ。
ほんと記憶が曖昧すぎて頼りにならないな……。
困惑していたら、壁に空いた穴からぬっと漢野にそっくりな人間が入ってきた。
「なっ……漢野さんに瓜二つ……!? これは一体……!?」
「対象に変身する能力ってとこかしら……? 漢野ちゃんが押されてるって事は相当高レベルな特色者に違いないわ」
瓜二つ……分身……優紀の能力にちょっと似てるな。
自分の分身を創り出す能力。
いやそんな事を考えてる場合じゃない。
邪魔者は今すぐ消さないと!
「ガチ恋セイバー!」
光の双剣を顕現させ、漢野もどきの首に振るった。
漢野もどきの首が切れ、光の粒子になって消える。
弱いなあ……何しに来たんだろうコイツ。
あ、私と麗紗の最上級の幸せを妬んだんだな。
絶対にそうだ。それしか考えられない。
醜い嫉妬なんてするからそんなに弱いんだよ?
人間のクズが。
「おい琥珀ゥ! 俺の喧嘩の相手を殺すんじゃねーよ!」
「瞬殺されるくらい弱いんじゃあんた戦っても楽しくないでしょ?」
「それもそうだな! じゃあいいか!」
本物は単純でいいな。
「いやよくねーよ! 死んでんじゃねえか!」
「あ。そういやそーだな……」
耕一郎が面倒な事を言ってくる。
麗紗に危害を加えようとした訳だから死んで当然でしょ?
「でもよ……今の俺モドキ……能力で出来てるみたいだったぜ。ありゃ生身の人間じゃねーよ。本体がどっかに……」
「こねこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「いやああああああああああああああ!!! 助けてぇ!」
「優紀!?」
穴から今度は優紀が入ってきた。
子猫ちゃんの匂いを嗅ぎ取ったらしい。
優紀は凄い速さで黒萌に飛び付き、くんくんと匂いを嗅ぎ始めた。
黒萌は身震いして悲鳴を上げる。
「なるほど……また暴走したって訳ね……」
千歳がすぐさま優紀に薬を打ち込んで気絶させる。
「琥珀先輩……あなたのご友人はどうしてあんな事になってしまったんですか……? いくら銃のせいとはいえ……」
「さあ……優紀には素質がありすぎたからじゃない……?」
元々ちょっと変な子だったのがさらに歪められちゃったからなあ……。
こうなっちゃうのも無理もないのかもしれない。
「ねえ右近……私達も銃を使ったらあんな風になるって事……?」
「あそこまでじゃねえだろうけど……ああなるんだよな……」
優紀の暴走を見て、根津さんと霜降さんが顔を青ざめた。
そういえばこの人達も銃を使っていたな……。
「……一応、対策ならあるわ」
「なっ!?」
「本当なの!?」
千歳がぽつりと凄い事を言った。
どんな対策なんだろう……でもあんまり明るい口調じゃないな……。
「あなた達にとってはそこまでいい方法じゃないけど……教えるだけ教えるわね。この子達を何とかしたらね」
「お、おう……」
「わ、分かったわ……」
いい方法じゃない、か……。
何かリスクがあるのかな。
まあ今は千歳の言う通り優紀がなんで銃を使ったのか確かめないとね。
あとなんで黒萌がここに居るのかも。
本当に何から私を助ける気だったんだ……?
千歳が優紀を実験室のベッドに運んだ。
黒萌も漢野に取り押さえられたまま実験室に運び込まれる。
真乃達にはとりあえずリビングで待っていてもらった。
せっかくの自己紹介がぶち壊しになっちゃったなあ。
まあどっちにしろ真乃がぶち壊してただろうけどね。
「いい加減放しなさいよ! もう!」
「お前放したら逃げるだろ」
「別に私達はあなたに何もしないから。何でここに来たのか教えてよ」
私は黒萌を落ち着かせるように聞いた。
すると黒萌は一瞬きょとんとしてから叫んだ。
「何寝ぼけた事言ってんのよ! さっきあんたを助けに来たって言ったじゃない! ていうかあんた何で逃げてないのよ! 逃げる気あるの!?」
「ないけど……」
「はぁ!? 何考えてんのよ! あんた頭おかしいんじゃないの!?」
なんか頭おかしい奴扱いされた……傷付くなぁ。
私のおかしい所は麗紗への膨大な愛だけだよ!
「助けに来たって……どういう事ですか? 教えて下さいよ黒萌先輩……」
「げえっ……」
麗紗がカエルを見つけたヘビみたいな目をして黒萌に聞く。
黒萌の顔が急激に青くなる。
「どうしたんですか? はやく言ってくださいよ。琥珀先輩に危害を加えようとする輩が居るなら私が消さないといけませんから」
「ひぃぃ……」
「ちょっと麗紗ちゃん! 駄目でしょそんな小さい子にそんな聞き方したら! 私と琥珀ちゃんで事情を話してもらうから外に出てて!」
「ええ……でも……」
「いいから! 漢野ちゃんも放してあげて! あと大人数居ると威圧感しかないからみんな出て行って!」
「別にいいけどよ……逃がすんじゃねえぞ」
「は、はい……分かりました」
「ふわ~あ。じゃあ戻って寝るわ」
皆ぞろぞろと実験室を出て行き、私と千歳と黒萌達だけが残った。
開放された黒萌は腰を抜かしてぷるぷると震えている。
これなら逃げられないだろう。
私達だけなら威圧感もだいぶ無くなるだろうし。
「これでちょっと落ち着くでしょ。でさ……私を助けに来たってどういう事? 私誰かに狙われてるの?」
「えっ……まさかあんた……自覚がないの……? いや……もしかして……洗脳されてるって事……!? 弥栄! 目を覚ましなさい!」
「うわっ! 何すんの!?」
「……」
急に黒萌にビンタされた。
全然痛くはないけどびっくりした。
黒萌は一体どうしちゃったんだろう。
頭がおかしくなっちゃったのかな。
「うっ……ここは……」
黒萌が騒いだせいかむっくりと優紀が起き上がる。
うわあ状況がどんどんややこしくなってきた……。
どういうタイミングで目を覚ましてるんだよ優紀……。
「と、とりあえず琥珀ちゃん! やっぱりあなたも外に出て! 私がどうにかするから!」
「わ、分かったよ……」
「目を覚ましなさいよ弥栄ーっ!」
「ええ……どうなってるの……」
千歳が慌てて私を隔離させる。
私が居たらもっと話がこじれそうだ。
ここは千歳に任せよう……。
真乃は鬼の形相で耕一郎に飛び掛かろうとした。
でもその時。
「いやっほーーーーーーーーーーい!!!」
「きゃあああああああああああああ!!!」
「ぐへっ!?」
「えっ……」
漢野が、見覚えのあるロリを抱えて飛び込んできた。
壁を貫通して。
真乃はそれに巻き込まれて吹き飛ばされた。
今何が起こったんだ……。
「おいお前ら! この屋敷に殴り込みが来たぞぉ! 全力でもてなしてやろうぜぇ!」
「そんなもの要らないわよ! さっさと放しなさいよこの脳筋!」
なんか敵が来たみたいだ。
一体どこのどいつ? 麗紗に危害を加えようとする奴は存在させないよ。
「あっ弥栄! あんた大丈夫!? 助けに来たわよ! 今相葉が暴れてくれてるからこの隙に逃げなさい!」
「え? 逃げるって? 誰から?」
このロリは何を言ってるんだ?
ていうかこいつ誰だっけ……。
確か黒なんとかって名前だったはず。
あ、思い出した。黒萌だ。
ほんと記憶が曖昧すぎて頼りにならないな……。
困惑していたら、壁に空いた穴からぬっと漢野にそっくりな人間が入ってきた。
「なっ……漢野さんに瓜二つ……!? これは一体……!?」
「対象に変身する能力ってとこかしら……? 漢野ちゃんが押されてるって事は相当高レベルな特色者に違いないわ」
瓜二つ……分身……優紀の能力にちょっと似てるな。
自分の分身を創り出す能力。
いやそんな事を考えてる場合じゃない。
邪魔者は今すぐ消さないと!
「ガチ恋セイバー!」
光の双剣を顕現させ、漢野もどきの首に振るった。
漢野もどきの首が切れ、光の粒子になって消える。
弱いなあ……何しに来たんだろうコイツ。
あ、私と麗紗の最上級の幸せを妬んだんだな。
絶対にそうだ。それしか考えられない。
醜い嫉妬なんてするからそんなに弱いんだよ?
人間のクズが。
「おい琥珀ゥ! 俺の喧嘩の相手を殺すんじゃねーよ!」
「瞬殺されるくらい弱いんじゃあんた戦っても楽しくないでしょ?」
「それもそうだな! じゃあいいか!」
本物は単純でいいな。
「いやよくねーよ! 死んでんじゃねえか!」
「あ。そういやそーだな……」
耕一郎が面倒な事を言ってくる。
麗紗に危害を加えようとした訳だから死んで当然でしょ?
「でもよ……今の俺モドキ……能力で出来てるみたいだったぜ。ありゃ生身の人間じゃねーよ。本体がどっかに……」
「こねこちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「いやああああああああああああああ!!! 助けてぇ!」
「優紀!?」
穴から今度は優紀が入ってきた。
子猫ちゃんの匂いを嗅ぎ取ったらしい。
優紀は凄い速さで黒萌に飛び付き、くんくんと匂いを嗅ぎ始めた。
黒萌は身震いして悲鳴を上げる。
「なるほど……また暴走したって訳ね……」
千歳がすぐさま優紀に薬を打ち込んで気絶させる。
「琥珀先輩……あなたのご友人はどうしてあんな事になってしまったんですか……? いくら銃のせいとはいえ……」
「さあ……優紀には素質がありすぎたからじゃない……?」
元々ちょっと変な子だったのがさらに歪められちゃったからなあ……。
こうなっちゃうのも無理もないのかもしれない。
「ねえ右近……私達も銃を使ったらあんな風になるって事……?」
「あそこまでじゃねえだろうけど……ああなるんだよな……」
優紀の暴走を見て、根津さんと霜降さんが顔を青ざめた。
そういえばこの人達も銃を使っていたな……。
「……一応、対策ならあるわ」
「なっ!?」
「本当なの!?」
千歳がぽつりと凄い事を言った。
どんな対策なんだろう……でもあんまり明るい口調じゃないな……。
「あなた達にとってはそこまでいい方法じゃないけど……教えるだけ教えるわね。この子達を何とかしたらね」
「お、おう……」
「わ、分かったわ……」
いい方法じゃない、か……。
何かリスクがあるのかな。
まあ今は千歳の言う通り優紀がなんで銃を使ったのか確かめないとね。
あとなんで黒萌がここに居るのかも。
本当に何から私を助ける気だったんだ……?
千歳が優紀を実験室のベッドに運んだ。
黒萌も漢野に取り押さえられたまま実験室に運び込まれる。
真乃達にはとりあえずリビングで待っていてもらった。
せっかくの自己紹介がぶち壊しになっちゃったなあ。
まあどっちにしろ真乃がぶち壊してただろうけどね。
「いい加減放しなさいよ! もう!」
「お前放したら逃げるだろ」
「別に私達はあなたに何もしないから。何でここに来たのか教えてよ」
私は黒萌を落ち着かせるように聞いた。
すると黒萌は一瞬きょとんとしてから叫んだ。
「何寝ぼけた事言ってんのよ! さっきあんたを助けに来たって言ったじゃない! ていうかあんた何で逃げてないのよ! 逃げる気あるの!?」
「ないけど……」
「はぁ!? 何考えてんのよ! あんた頭おかしいんじゃないの!?」
なんか頭おかしい奴扱いされた……傷付くなぁ。
私のおかしい所は麗紗への膨大な愛だけだよ!
「助けに来たって……どういう事ですか? 教えて下さいよ黒萌先輩……」
「げえっ……」
麗紗がカエルを見つけたヘビみたいな目をして黒萌に聞く。
黒萌の顔が急激に青くなる。
「どうしたんですか? はやく言ってくださいよ。琥珀先輩に危害を加えようとする輩が居るなら私が消さないといけませんから」
「ひぃぃ……」
「ちょっと麗紗ちゃん! 駄目でしょそんな小さい子にそんな聞き方したら! 私と琥珀ちゃんで事情を話してもらうから外に出てて!」
「ええ……でも……」
「いいから! 漢野ちゃんも放してあげて! あと大人数居ると威圧感しかないからみんな出て行って!」
「別にいいけどよ……逃がすんじゃねえぞ」
「は、はい……分かりました」
「ふわ~あ。じゃあ戻って寝るわ」
皆ぞろぞろと実験室を出て行き、私と千歳と黒萌達だけが残った。
開放された黒萌は腰を抜かしてぷるぷると震えている。
これなら逃げられないだろう。
私達だけなら威圧感もだいぶ無くなるだろうし。
「これでちょっと落ち着くでしょ。でさ……私を助けに来たってどういう事? 私誰かに狙われてるの?」
「えっ……まさかあんた……自覚がないの……? いや……もしかして……洗脳されてるって事……!? 弥栄! 目を覚ましなさい!」
「うわっ! 何すんの!?」
「……」
急に黒萌にビンタされた。
全然痛くはないけどびっくりした。
黒萌は一体どうしちゃったんだろう。
頭がおかしくなっちゃったのかな。
「うっ……ここは……」
黒萌が騒いだせいかむっくりと優紀が起き上がる。
うわあ状況がどんどんややこしくなってきた……。
どういうタイミングで目を覚ましてるんだよ優紀……。
「と、とりあえず琥珀ちゃん! やっぱりあなたも外に出て! 私がどうにかするから!」
「わ、分かったよ……」
「目を覚ましなさいよ弥栄ーっ!」
「ええ……どうなってるの……」
千歳が慌てて私を隔離させる。
私が居たらもっと話がこじれそうだ。
ここは千歳に任せよう……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
みのりすい
恋愛
「ボディタッチくらいするよね。女の子同士だもん」
三崎早月、15歳。小佐田未沙、14歳。
クラスメイトの二人は、お互いにタイプが違ったこともあり、ほとんど交流がなかった。
中学三年生の春、そんな二人の関係が、少しだけ、動き出す。
※百合作品として執筆しましたが、男性キャラクターも多数おり、BL要素、NL要素もございます。悪しからずご了承ください。また、軽度ですが性描写を含みます。
12/11 ”原田巴について”投稿開始。→12/13 別作品として投稿しました。ご迷惑をおかけします。
身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる