私、これからいきます。

蓮ヶ崎 漣

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プロローグ

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冷たい風。

けれど、今の私には心地良い。

私の二十四年分の想いはすべて手紙に綴った。

思い返せば幸せな人生だったと思う。

だからもう大丈夫。


後は覚悟を決めるだけ……


私は深呼吸をする。

セミロングの黒髪が風になびく。

風の音に紛れて物音が聞こえた気がした。



夜景やイルミネーションが綺麗に見える高層ビルの屋上。

そこに今、私はいる。

風が強い。

少しでも気を抜いたら簡単に飛ばされて地上に真っ逆さまだろう。

だが、それが狙いだ。

だって、私はこれから死のうとしているんだから――――
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