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デート①
約束の日曜日。
まだ家にいた大虎くんに出かける旨を伝えてから家を出た。
正直、かなり気が進まないけれど約束してしまった以上は行かないといけない。
待ち合わせ場所に着くと葉月くんはすでに来ていた。
私は慌てて葉月くんに駆け寄る。
「ご、ごめんなさい。待たせちゃったかしら?」
「あ、いや!全然!俺も今来たところだから!」
「そ、そう?なら、良かったけれど……」
「そ、それじゃあ、行こうか!」
そう言って葉月くんは手を差し出してきた。
「え?」
「え?あっ!いや!俺、妹がいるんだけど!いつも、買い物付き合わされるときははぐれない様に手を繋ぐからつい癖で……っ!気にしないで!」
「そ、そう……」
葉月くんは手を引っ込めると私の歩幅に合わせて歩いてくれる。
移動中も他愛もない話をしながらもエスコートしてくれた。
大虎くんもさりげなくエスコートしてくれるわよね……
付き合う前も後も変わらずに……
そんなことを考えていたら葉月くんが立ち止まる。
「あぁ、ここだよ。俺が買い物しようと思っている店!」
そう言われ葉月くんが指差すお店を見たらそこは高級宝石店だった。
「えっ?ここなの?」
「うん。気になっている女性がいてその人にプレゼントしようと思うんだ」
「そうなのね……でも、私、こんな高価なお店入ったことないわ。参考になるかどうか……」
「なるよ!栗山さんの意見が聞きたいんだ!」
そう言いながらお店のドアを開けてくれる。
私は恐縮しながらお店に足を踏み入れた。
葉月くんも私に続く。
「栗山さんはどんなのが好きかな?」
「えぇ?私は……」
たとえ大虎くんからでも、こんな高価なものは受け取りたくない。
そう思うほど、私と葉月くんの価値観は違っていた。
葉月くんは私の答えを待っているようでじっと見ている。
私は苦笑しながら口を開いた。
「は、葉月くんの気になっている女性ってこういう物が好きなの?」
「いや、分からないけれどこんな高価な贈り物をされたら嬉しいと思って!」
「そ、そうなの……私にはちょっと、分からないわ」
「そうかな?栗山さんにはこれなんかが似合うと思うけれど」
そう言って指差した先にはダイヤがたくさんついているネックレスがある。
お値段はゼロが有りすぎて分からない。
とてもじゃないが私にはもったいなさすぎて遠慮する。
「そ、そうかしら?私にはちょっと合わない気がするわ」
「そんなことないと思うけれど……よく見たら、栗山さんには派手すぎるかもね。もう少しシンプルなので良いかな?」
「そ、そうね。でも、私への贈り物になっていない?」
「そ、そんなことないさ!」
結局、その店で高価な指輪を買った葉月くん。
時間は気づいたら夜の六時になる。
そろそろ帰ろうと思い口を開こうとすると葉月くんが先に口を開いた。
「き、今日は付き合ってくれてありがとう!じ、実はこのあと、あるレストランを予約していて……良かったら一緒にどうかな?」
「えぇっ!?」
突然の申し出に私は思わず声を上げる。
「(予約しているなら断れないじゃない!
そういうことは先に言っておくものじゃないの!?)」
そう思いながらも私は微笑んで口を開く。
「もう予約しているんでしょう?一緒に行かなくちゃ悪いわ。ちょっと、待ってもらえる?彼に連絡を入れておきたいの」
「え……でも、その彼になんて説明する気なんだい?正直に俺と食事するって言うの?」
「そ、それは……」
言葉に詰まらせると葉月くんは私の腕を掴んで歩き出した。
「じゃあ、連絡なんてしなくて良いじゃないか。せっかく、二人きりでデートしているのに酷いよ。莉恵」
「え……?」
突然、下の名前を呼ばれて混乱する。
葉月くんは気味の悪い笑みをを向けてきた。
まだ家にいた大虎くんに出かける旨を伝えてから家を出た。
正直、かなり気が進まないけれど約束してしまった以上は行かないといけない。
待ち合わせ場所に着くと葉月くんはすでに来ていた。
私は慌てて葉月くんに駆け寄る。
「ご、ごめんなさい。待たせちゃったかしら?」
「あ、いや!全然!俺も今来たところだから!」
「そ、そう?なら、良かったけれど……」
「そ、それじゃあ、行こうか!」
そう言って葉月くんは手を差し出してきた。
「え?」
「え?あっ!いや!俺、妹がいるんだけど!いつも、買い物付き合わされるときははぐれない様に手を繋ぐからつい癖で……っ!気にしないで!」
「そ、そう……」
葉月くんは手を引っ込めると私の歩幅に合わせて歩いてくれる。
移動中も他愛もない話をしながらもエスコートしてくれた。
大虎くんもさりげなくエスコートしてくれるわよね……
付き合う前も後も変わらずに……
そんなことを考えていたら葉月くんが立ち止まる。
「あぁ、ここだよ。俺が買い物しようと思っている店!」
そう言われ葉月くんが指差すお店を見たらそこは高級宝石店だった。
「えっ?ここなの?」
「うん。気になっている女性がいてその人にプレゼントしようと思うんだ」
「そうなのね……でも、私、こんな高価なお店入ったことないわ。参考になるかどうか……」
「なるよ!栗山さんの意見が聞きたいんだ!」
そう言いながらお店のドアを開けてくれる。
私は恐縮しながらお店に足を踏み入れた。
葉月くんも私に続く。
「栗山さんはどんなのが好きかな?」
「えぇ?私は……」
たとえ大虎くんからでも、こんな高価なものは受け取りたくない。
そう思うほど、私と葉月くんの価値観は違っていた。
葉月くんは私の答えを待っているようでじっと見ている。
私は苦笑しながら口を開いた。
「は、葉月くんの気になっている女性ってこういう物が好きなの?」
「いや、分からないけれどこんな高価な贈り物をされたら嬉しいと思って!」
「そ、そうなの……私にはちょっと、分からないわ」
「そうかな?栗山さんにはこれなんかが似合うと思うけれど」
そう言って指差した先にはダイヤがたくさんついているネックレスがある。
お値段はゼロが有りすぎて分からない。
とてもじゃないが私にはもったいなさすぎて遠慮する。
「そ、そうかしら?私にはちょっと合わない気がするわ」
「そんなことないと思うけれど……よく見たら、栗山さんには派手すぎるかもね。もう少しシンプルなので良いかな?」
「そ、そうね。でも、私への贈り物になっていない?」
「そ、そんなことないさ!」
結局、その店で高価な指輪を買った葉月くん。
時間は気づいたら夜の六時になる。
そろそろ帰ろうと思い口を開こうとすると葉月くんが先に口を開いた。
「き、今日は付き合ってくれてありがとう!じ、実はこのあと、あるレストランを予約していて……良かったら一緒にどうかな?」
「えぇっ!?」
突然の申し出に私は思わず声を上げる。
「(予約しているなら断れないじゃない!
そういうことは先に言っておくものじゃないの!?)」
そう思いながらも私は微笑んで口を開く。
「もう予約しているんでしょう?一緒に行かなくちゃ悪いわ。ちょっと、待ってもらえる?彼に連絡を入れておきたいの」
「え……でも、その彼になんて説明する気なんだい?正直に俺と食事するって言うの?」
「そ、それは……」
言葉に詰まらせると葉月くんは私の腕を掴んで歩き出した。
「じゃあ、連絡なんてしなくて良いじゃないか。せっかく、二人きりでデートしているのに酷いよ。莉恵」
「え……?」
突然、下の名前を呼ばれて混乱する。
葉月くんは気味の悪い笑みをを向けてきた。
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