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UFOキャッチャーで
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「ばぶー!ばぶー!」
とある世界では、小さな赤子がUFOキャッチャーの中にたくさん入っていた。
UFOキャッチャーの中では、赤子達が好きなように暮らしていた。
たくさんの子供の中から選び、外にいる母親はクレーンを操作して、子供をUFOキャッチャーの中から出して育てるのであった。
「この子、かわいい…」
原田莉菜は、UFOキャッチャーの中から、一人の赤子を見つけた。
そして、コインを入れて、赤子を手に入れるべく、操作し始めた。
「だーっ!」
「ああっ、上手くいかなかった…」
操作をして、赤子を掴んだとしても、赤子がべしっと手を跳ね除けて上手くいかなかった。
莉菜は落ち込んだ。
莉菜はぽつり、とUFOキャッチャー越しに、赤子に話しかけた。
「ねえ、あなたは外に出たくはないの?」
「ばぶ」
赤子はぷい、とそっぽを向く
まるで外に出たくはない、というような意思表示だった。
「外はね、いろんなことがあるけれど、素敵なことがいっぱいあるのよ」
「……。」
それから、莉菜は何度も赤子のUFOキャッチャーに通って話をし続けたり挑戦したりした。
「私と一緒に、家族にならない?」
「ばぶ」
唸るように赤子は返事をした。
莉菜は何度目かに挑戦する。
すると、今までクレーンをはたき落としていた赤子がクレーンに乗って、外に出てきたのだった。
「!!」
「ばぶ」
莉菜が驚いていると、赤子が話し出した。
「お前、子供が欲しいんだろ。俺がお前の子供になってやるよ」
これから、新しい暮らしが始まる。
とある世界では、小さな赤子がUFOキャッチャーの中にたくさん入っていた。
UFOキャッチャーの中では、赤子達が好きなように暮らしていた。
たくさんの子供の中から選び、外にいる母親はクレーンを操作して、子供をUFOキャッチャーの中から出して育てるのであった。
「この子、かわいい…」
原田莉菜は、UFOキャッチャーの中から、一人の赤子を見つけた。
そして、コインを入れて、赤子を手に入れるべく、操作し始めた。
「だーっ!」
「ああっ、上手くいかなかった…」
操作をして、赤子を掴んだとしても、赤子がべしっと手を跳ね除けて上手くいかなかった。
莉菜は落ち込んだ。
莉菜はぽつり、とUFOキャッチャー越しに、赤子に話しかけた。
「ねえ、あなたは外に出たくはないの?」
「ばぶ」
赤子はぷい、とそっぽを向く
まるで外に出たくはない、というような意思表示だった。
「外はね、いろんなことがあるけれど、素敵なことがいっぱいあるのよ」
「……。」
それから、莉菜は何度も赤子のUFOキャッチャーに通って話をし続けたり挑戦したりした。
「私と一緒に、家族にならない?」
「ばぶ」
唸るように赤子は返事をした。
莉菜は何度目かに挑戦する。
すると、今までクレーンをはたき落としていた赤子がクレーンに乗って、外に出てきたのだった。
「!!」
「ばぶ」
莉菜が驚いていると、赤子が話し出した。
「お前、子供が欲しいんだろ。俺がお前の子供になってやるよ」
これから、新しい暮らしが始まる。
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