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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
47【悪魔の居場所編12】パラディン大佐隊的内部分裂回避
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【パラディン大佐隊・ミーティング室】
四班長・ワンドレイ
「ハワード! 悪かった!」
一班長・ハワード
「何だ何だ? いきなりどうした?」
四班長・ワンドレイ
「俺たちが馬鹿だった! 凡人集団の俺たちが、あんな化け物集団に勝てるはずがなかった!」
一班長・ハワード
「……それは俺のセリフだ……」
五班長・ロング
「でも、一班は俺たちの中ではいちばん長く奴らの攻撃に耐えつづけた! それもあの十一班相手に!」
一班長・ハワード
「あ、十一班で思い出した。……プライス。次の実戦、おまえの班が〝留守番〟だって大佐が言ってた」
三班長・プライス
「ああ、やっぱりな。……当然だな」
一班長・ハワード
「大佐も理由はちょっと言いづらいって言ってた。それは嘘だと思うが、みんなの前で言われたくないだろう。十一班に五分未満で終了させられたからだって」
三班長・プライス
「しっかり言ってる!」
四班長・ワンドレイ
「しかし、親衛隊、特に十一班のあの強さは何なんだ? 前もって、自分たちが守る側に回った場合の作戦も考えてたのか?」
五班長・ロング
「考えてたとしても、あの隊形とあの動きは……まるで無人艦だ」
フィリップス
「親衛隊長の所属は十一班だったな。なら、十一班は徹底的にしごかれたのかもな」
四班長・ワンドレイ
「親衛隊長?」
一班長・ハワード
「例の元四班長、エリゴール中佐のことだ。俺たちが勝手につけた。今回の〝再戦〟は、俺たちがあまりにも不甲斐ないから、こんな奴らに大事な大佐を任せておけないと思って申し出てきたんだろう。……というのが俺たちの見解だ」
四班長・ワンドレイ
「……異議なし」
五班長・ロング
「あれを見せつけられたら……もう、何も言えない……」
一班長・ハワード
「まさにそう言わせるために、あえて親衛隊長は〝凡人作戦〟・撤退なし・おまけに〝全艦殲滅〟までしてみせたんだろう。……というのも俺たちの見解だ」
四班長・ワンドレイ
「凡人作戦?」
一班長・ハワード
「班長艦の後ろに〈オートクレール〉を置く作戦。これも俺たちで勝手につけた」
フィリップス
「凡人の凡人による凡人のためのネーミング」
五班長・ロング
「まあ、わかりやすいけどな……」
一班長・ハワード
「そこで凡人は考えたんだが……もう俺、班長やめたい……」
ハワード以外の班長たち
「一班長!?」
一班長・ハワード
「何の肩書もない平に戻って、ゼロからやり直したい……」
四班長・ワンドレイ
「そんな……あんたにそんなことを言われたら、俺たちはゼロどころか、マイナスからのスタートだ……」
八班長・ブロック
「一班長……ほんとにダメージ受けまくってるな……」
九班長・ビショップ
「ウェーバーのあれのときくらいか?」
八班長・ブロック
「もしかしたら、それ以上かもしれない……」
フィリップス
「班長……今、何がいちばんつらい?」
一班長・ハワード
「……子供みたいな理由、言ってもいいか?」
フィリップス
「いいぞ。言え」
一班長・ハワード
「……一班長なのに、一番じゃないのがつらい。恥ずかしい」
ハワード以外の班長たち
「一班長……」
一班長・ハワード
「便宜上だが、かつては〝第二分隊分隊長〟なんてご大層な役職名で呼ばれたこともある。それも合わせて、いま思い返すと恥ずかしくてな。……今日、パラディン大佐は皮肉で俺をそう呼んだ」
フィリップス
「……俺も前にそう呼んだことがある。今さらだが謝るよ。悪かった」
一班長・ハワード
「いや……本当に子供みたいなこと言ってるな。それもまた恥ずかしい……」
フィリップス
「じゃあ、班長。逆にあんたに訊ねるが、あんたにとって〝一番になる〟って何だ? 演習や訓練で親衛隊に勝つことか? 実戦でアルスター大佐隊を見返してやることか? 右翼より左翼のほうが強いと言われることか?」
一班長・ハワード
「……演習や訓練で親衛隊に勝つことだな」
四班長・ワンドレイ
「ハワード! 気は確かか!?」
フィリップス
「そうか。……なら、勝つぞ」
四班長・ワンドレイ
「えっ! おまえ、副長だろ!? ここはハワードを正すとこだろ!?」
フィリップス
「幸い、大佐の護衛は親衛隊が責任を持ってやってくれる。実戦が訓練だ。演習や訓練が本番だ。いつか必ず親衛隊に勝つ! 勝ってアルスター大佐隊にも勝つ!」
一班長・ハワード
「フィリップス!」
四班長・ワンドレイ
「一班が……凡人じゃなくなってる……!」
五班長・ロング
「でも、こんな意味で凡人じゃなくなっていいのか?」
三班長・プライス
「良くても悪くても、凡人の俺たちにはもう止められない……!」
四班長・ワンドレイ
「いったいこの先この隊はどうなってしまうんだ……」
四班長・ワンドレイ
「ハワード! 悪かった!」
一班長・ハワード
「何だ何だ? いきなりどうした?」
四班長・ワンドレイ
「俺たちが馬鹿だった! 凡人集団の俺たちが、あんな化け物集団に勝てるはずがなかった!」
一班長・ハワード
「……それは俺のセリフだ……」
五班長・ロング
「でも、一班は俺たちの中ではいちばん長く奴らの攻撃に耐えつづけた! それもあの十一班相手に!」
一班長・ハワード
「あ、十一班で思い出した。……プライス。次の実戦、おまえの班が〝留守番〟だって大佐が言ってた」
三班長・プライス
「ああ、やっぱりな。……当然だな」
一班長・ハワード
「大佐も理由はちょっと言いづらいって言ってた。それは嘘だと思うが、みんなの前で言われたくないだろう。十一班に五分未満で終了させられたからだって」
三班長・プライス
「しっかり言ってる!」
四班長・ワンドレイ
「しかし、親衛隊、特に十一班のあの強さは何なんだ? 前もって、自分たちが守る側に回った場合の作戦も考えてたのか?」
五班長・ロング
「考えてたとしても、あの隊形とあの動きは……まるで無人艦だ」
フィリップス
「親衛隊長の所属は十一班だったな。なら、十一班は徹底的にしごかれたのかもな」
四班長・ワンドレイ
「親衛隊長?」
一班長・ハワード
「例の元四班長、エリゴール中佐のことだ。俺たちが勝手につけた。今回の〝再戦〟は、俺たちがあまりにも不甲斐ないから、こんな奴らに大事な大佐を任せておけないと思って申し出てきたんだろう。……というのが俺たちの見解だ」
四班長・ワンドレイ
「……異議なし」
五班長・ロング
「あれを見せつけられたら……もう、何も言えない……」
一班長・ハワード
「まさにそう言わせるために、あえて親衛隊長は〝凡人作戦〟・撤退なし・おまけに〝全艦殲滅〟までしてみせたんだろう。……というのも俺たちの見解だ」
四班長・ワンドレイ
「凡人作戦?」
一班長・ハワード
「班長艦の後ろに〈オートクレール〉を置く作戦。これも俺たちで勝手につけた」
フィリップス
「凡人の凡人による凡人のためのネーミング」
五班長・ロング
「まあ、わかりやすいけどな……」
一班長・ハワード
「そこで凡人は考えたんだが……もう俺、班長やめたい……」
ハワード以外の班長たち
「一班長!?」
一班長・ハワード
「何の肩書もない平に戻って、ゼロからやり直したい……」
四班長・ワンドレイ
「そんな……あんたにそんなことを言われたら、俺たちはゼロどころか、マイナスからのスタートだ……」
八班長・ブロック
「一班長……ほんとにダメージ受けまくってるな……」
九班長・ビショップ
「ウェーバーのあれのときくらいか?」
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「もしかしたら、それ以上かもしれない……」
フィリップス
「班長……今、何がいちばんつらい?」
一班長・ハワード
「……子供みたいな理由、言ってもいいか?」
フィリップス
「いいぞ。言え」
一班長・ハワード
「……一班長なのに、一番じゃないのがつらい。恥ずかしい」
ハワード以外の班長たち
「一班長……」
一班長・ハワード
「便宜上だが、かつては〝第二分隊分隊長〟なんてご大層な役職名で呼ばれたこともある。それも合わせて、いま思い返すと恥ずかしくてな。……今日、パラディン大佐は皮肉で俺をそう呼んだ」
フィリップス
「……俺も前にそう呼んだことがある。今さらだが謝るよ。悪かった」
一班長・ハワード
「いや……本当に子供みたいなこと言ってるな。それもまた恥ずかしい……」
フィリップス
「じゃあ、班長。逆にあんたに訊ねるが、あんたにとって〝一番になる〟って何だ? 演習や訓練で親衛隊に勝つことか? 実戦でアルスター大佐隊を見返してやることか? 右翼より左翼のほうが強いと言われることか?」
一班長・ハワード
「……演習や訓練で親衛隊に勝つことだな」
四班長・ワンドレイ
「ハワード! 気は確かか!?」
フィリップス
「そうか。……なら、勝つぞ」
四班長・ワンドレイ
「えっ! おまえ、副長だろ!? ここはハワードを正すとこだろ!?」
フィリップス
「幸い、大佐の護衛は親衛隊が責任を持ってやってくれる。実戦が訓練だ。演習や訓練が本番だ。いつか必ず親衛隊に勝つ! 勝ってアルスター大佐隊にも勝つ!」
一班長・ハワード
「フィリップス!」
四班長・ワンドレイ
「一班が……凡人じゃなくなってる……!」
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「でも、こんな意味で凡人じゃなくなっていいのか?」
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