【 異世界転生】✝アントゥプルネゥア✝ 〜神々の鎮魂花〜

杏忍 東風

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『賢者の勾玉』の巫女①

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お坊ちゃまが何食わぬ顔で後ろからついてくるのを、その時わたくしは不安で仕方がありませんでした。

もしここが本当に異世界なら、何が起こってもわたくしがお坊ちゃまをお守りせねば。

もう一度、お坊ちゃまを危険に晒すマネは出来ない。

わたくしがお坊ちゃまより、先に目覚めたときには炎上するパーティ風景は全く違う光景が広がっていました。

目覚めた時はまだデバイスの効果が残っていて、光り輝く透明な空間の中におりました。

爆炎により焼けただれ、血まみれになり、息すらしなくなっていたお坊ちゃまを抱きかかえていたわたくしは、何が起こったのか分かっていませんでした。

記憶も飛び飛びで、カタパルトを操縦して、パーティ会場にお坊ちゃまを助けるために乗り込みお坊ちゃまを助けるため必死にガンバったところぐらいまでは、ハッキリ覚えているのですが、デバイススイッチを押してしまって、その後に息絶えたお坊ちゃまを抱きかかえたあとの記憶が全く定かではありませんでした。

 デバイスの効力が消え、まわりを見渡すと瓦礫の山。

 何が起こったかわからないまま、お坊ちゃまを見てみると、あれほどボロボロになっていたお坊ちゃまが無傷で目の前に寝息を立てながら、寝ているではありませんか!

わたくし、その時は本当に泣きそうになりました。

というか、泣いていたつもりだったのですが、なにかおかしい・・・。

涙を越すろうと、わたくしは手を目の前にやると、異様なまでに毛深くなった手が目に移りをは愕然としました・・・。

そして、確認したのです。

すると、いつの間にかなくなっていた頭の毛も毛深くなっていることに気づいたのです・・・。
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