【 異世界転生】✝アントゥプルネゥア✝ 〜神々の鎮魂花〜

杏忍 東風

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マ?②

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『賢者の勾玉』のいにしえの巨大なジグラッドがそびえ立っていた湖の空に響き渡る瓦礫に巨大な何かがぶつかったような衝撃音が鳴り響く。

おそらくはその音は湖畔の街の人々の耳には、暗雲立ち込める空からの巨大な雷鳴のように響き渡ったであろう。

ジグラッドが瓦礫と化した『賢者の勾玉』を守りし孤島から、肉眼で見れるのは、渦のように空を泳いでいた虹色の大蛇が、巨大な漆黒の羽の生えた悪魔に躊躇なしに突き刺さらんばかりの勢いで、蛇頭ごと魔神の胸部に飲み込まれる様子であった。



だが、まるでその必死の体当たりが意味をなさなかったように、そのまま空を飛ぶ魔神は虹色の羽の生えた蛇を抱きかかえたのだ。

しばらく、その長く輝く蛇の尾をジタバタともがく中、虹色の大蛇の胴体を強く締め付けていく魔神。

虹色の大蛇もそれに抵抗すべく、魔神の体をその長い巨体で締め付けるように巻き付いていく。

そして、虹色の大蛇は魔神の羽を尾で掴み、巻き込むようにして巻き付いていく。

すると、羽の羽ばたきを邪魔され、その巨体を空にとどめる力失い、浮力をなくした魔神は、コウベを垂らしたと思うと頭から湖の方へと墜落していく。

小さく見えていたのは、上空数千メートルまで上昇していたためだろう。

湖に落ちるまで時間は思ったより長かった。

水面に近づくに連れて、目で見る魔神と蛇の巨体がどんどんと起きくなる。

想像以上に巨大な巨体が湖に真逆様に落ちていく。

魔神が湖に着水するまでの間、うめき声のような咆哮が湖全体に響き渡り、巻き付いたままの虹色の蛇とともに湖の水面上に着水する魔神。

そして、着水した瞬間、巨大な水柱が湖畔の中心部で上がったのだ。

湖自体はかなり巨大な湖のはずだが、魔神と虹色の蛇の身体は想像のそれを超えるくらいの大きさであった。

貯水率が減っていた湖の水面には虹色の大蛇と漆黒の悪魔の下半身がむき出しにみえていた。

そして、漆黒の羽の魔神に巻き付いていた虹色の蛇はまるでシャボン玉が割れるかのごとく湖の上から消えてなくなった。

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