絶対零度女学園

ミカ塚原

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氷巌城突入篇

暗渠

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 青紫に輝く、六角形の礼拝堂のような空間があった。

 その中央に、やはり六角形の寝台のような台座がしつらえてあり、その上には一人の長い髪の、白いガウンを着た妙齢の女性が寝かせられていた。
 
 蒼いフードつきのローブをまとった人物が、入口のないその部屋に、壁をすり抜けて姿を現す。その人物は、ゆっくりと寝台の女性に歩み寄った。
 少女が人形を愛おしむように、目を閉じたその頬を細い指がそっと撫でる。生きているのか、あるいは死んでいるのだろうか。

 フードの人物が手を胸元にかざすと、白いガウンは霧のように消え去り、代わりに縫い目が見えない、氷を編んだかのような美しいローブがその身体を包んだ。
 寝台から一歩下がると、横たわる女性の身体を護るように、透明な障壁が立ち上がる。障壁の表面には氷の結晶のベールが被さり、女性の姿を覆い隠した。

 フードの人物はそれを見ると、無言で青紫の壁の向こうに消えて行った。





 ザ――――、という水の弾ける音で百合香は目を覚ました。
『……ん』
 懐かしい、シャワーの音だ。
 目を開けると、そこは癒やしの間の寝台の上だった。
『…寝ちゃったのか』
 百合香はゆっくりと起き上がる。しかし、何か身体の感覚がおかしい。
『ん?』
 感覚がおかしいというより、希薄だと言うべきか。ベッドに触れている感触が、あると言えばあるのだが、ないと言えばない。

 そう思って何気なく自分の手を見ると、百合香は愕然とした。
 手足が半透明なのである。

『!?』
 慌てて周囲を見回す。すると、見覚えのない曇りガラスの部屋ができており、そのガラスの奥で、女性がシャワーを浴びていた。
『ま…まさか』
 百合香は立ち上がると、ガラスの部屋に向かった。ドアに手をかける。しかし、触れる事ができない。
 百合香は悟った。

『瑠魅香!あなた私の身体に勝手に入ったでしょ!』
 言いながら、自分でもすごいセリフだと百合香は思う。
「あー、うん。あなた眠っちゃったから、ちょっと失礼したわ」
 ガラスの向こうから声が響く。入った事はないが、ここはラブホテルか。
『な、な…』
「ちょっと待っててね」
 キュッとノブを閉める音がして、ドアが開いた。
「トイレも、シャワーの使い方も覚えたわよ。なんて事はないわね。よく見ると原始的な仕組みだわ」
『…それは良かったこと』
 百合香は、目の前で濡れたままの裸身で得意顔をする、自分の肉体に向かって言った。
「老廃物っていう言葉の意味も、わかったわ。人間の身体って、きれいなものでもないのね」
『生物学レベルで失礼な事言わないでもらえるかしら』
「あら、でもあなたの肉体は好きよ、百合香」
『いいから水を拭きなさい』
 百合香は、脱衣室らしき場所にタオルがかかっているのを指差した。脱いだ制服やら、ショーツやらが散乱している。

 服の脱ぎ方、着方、畳み方、などなど一通り説明した百合香は、半透明の姿で瑠魅香に向き合って言った。
『瑠魅香、私の肉体をあなたに貸している以上、扱い方をいくつか約束してほしい』
「うん」
『いつか、あなたが自分の肉体を得られるのかどうか、それはわからない。その時だって、自分の肉体の扱いは大切にして欲しい。人間、ちょっと滑って頭を打っただけで、死ぬ事もあるの。シャワールームでそれが起きないという保証もない』
「そうなの?」

 百合香は、人体というものがいかに弱いか、さまざまな事例を挙げて説明した。自分自身、ウイルスという目に見えない生命体のために、命を落としかけた事も含めて。
「そんなに脆い生き物なんだ」
『強さも、脆さもある。それが人間…いや、全ての生命について言える事よ』
 百合香の言葉に、瑠魅香は頷いた。
「わかった。百合香の身体だもんね。借りる時は大切にする」
『わかってくれたなら助かるわ。ついでに、これから説明する事も、よく覚えてほしい』
「え?」
『女の子のデリカシーという概念について、みっちり説明する』
 そこから長い時間をかけて、百合香は女性と身体というものの関係について、懇切丁寧もしくは周密精到に説明した。

 ひとしきり人間生活のアドバイスを終えた百合香は、自分の身体に戻って改めて癒しの間を見渡した。トイレが、バスルームの隣の部屋に移っている。
「…なんとなくわかってきた」
 トイレのフタを開けながら、百合香は頷いた。
「この部屋は、私の思考によって変化するんだわ。思考したものが、物理的に現れる」
『そうなの?まるで氷巌城みたいね』
「え?」
 百合香は、瑠魅香の言葉にどういう事かと訊ねた。
『氷巌城は想念の産物よ。それも、あなた達人間の世界を模倣することによってできた』
「なぜ、模倣するの?」
 百合香は、前々から気になっていた事を訊く。
「自分たちで、こうありたいと思う姿を創造すればいいのではなくて?想念があれば、何でも創り出せるんでしょう」
『そう。だから、私はあなたの姿を模倣しながらも、髪は黒髪に変えた。それが自分らしい、好ましいと思うから』
 瑠魅香は、自分の艶かな黒髪に手を滑らせながら言った。
『魔女でありたいと思ったのも、それが素敵だと思う自分がいるから。百合香みたいに、剣を振り回したいとは思わない』
 その言葉は、百合香にはいくらかの驚きを伴って聞こえた。百合香の姿を模倣したと言いながら、確かに瑠魅香には、瑠魅香としての意志と選択が見られるからだ。

『でもね』

 瑠魅香は言う。

『その点で氷巌城は、矛盾を抱えた存在なの。他の全てを滅ぼして自分たちの世界を築くために、氷巌城は生まれる。けれど、生まれるためにまず、滅ぼす対象の在り方を模倣しなくてはならない。彼らの、侵略という手段がそもそも、古来からの人類の模倣なの。対象を否定、破壊するために、否定している対象を模倣する、という自己矛盾。それが、あなたが氷魔と呼んでいる存在』
 それは、百合香にはとても複雑な矛盾に聞こえた。
「…世界を滅ぼして、支配して…その後は、どうなるの?」
『さあ。どうなるのかしらね。私は若いから、それ以上のことは知らない』
「でも、かつて何度も氷巌城はこの世に現れたんでしょう。なぜ、何度も現れなくてはならないの?一度支配したら、そのあと何千年だろうと、支配を続ければ良かったのではないの?」

 百合香の問いかけののち、しばしの沈黙があった。
『その答えはきっと、この城の頂点まで登った時にわかるんだと思う』
「あなたはわからないの?瑠魅香」
『さあ。ガドリエルなら、知っているのかしら』
 瑠魅香は泉を見た。ガドリエルが現れる気配はない。

「相手を滅ぼすために、相手の"侵略"という手段を模倣する…だったら、統治システムまで模倣して、永続的に支配を続ければ良さそうなものだけど」
『考えてもわからないよ。その前に、あなたはこの城をまず消滅させる事を考えないといけないんでしょ』
「それはそうだけど」
 百合香は、ベッドに仰向けに上半身を投げ出した。
「闘技場で戦った、あの氷の人形たち。彼らはなんていうか、人間味みたいなものが感じられた。他の怪物は、まるで機械のように、私を見付ければ襲いかかってくるけれど」
『私に近い存在だったのかも知れないわね』
 瑠魅香の言葉に、百合香はぴくりと反応した。
『私も見ていたけど、戦う事それ自体に熱狂していたでしょう、彼ら。城を守るという、おそらくは本来の目的を忘れたかのように。厳密に言えば私だってそうよ』
「え?」
『私は、あの城から見れば異端、イレギュラーなの。本来であれば、あなたの身体ではなく、氷の身体を持ってあなたに襲いかかっていたはずなの』


 瑠魅香は、百合香を見付けた時のことを語り始めた。
『私は、近いうちに氷巌城が生まれるという事を知らされていた。ひょっとしたら、前兆みたいな事が、学園内で起きていたのではなくて?』
 そう言われて、百合香はハッとした。
「そう…そうよ、城が現れる少し前に、学校の聖堂前の庭園が凍結して、生徒が凍傷にかかって命を落としかける事件が起きた」
『やはりね。氷巌城が生まれる前には、その土地の持つエネルギーが弱まったり、不安定になったりするらしいわ』
「では、前もってそれを予測する事もできるということ?」
『そこまでは私にはわからない。けれど当然、”こちら側”の存在はそれを全て知っている。私は城が生まれるという事を聞いてはいたけど、氷巌城による地球の支配なんて、はなから興味がなかった』
 さも、バカにしたような口調で瑠魅香は言った。

『支配したからって、それが何になるの?何か楽しい事があるの?ばかばかしい。支配すれば抵抗にあう。抵抗を抑えるために支配を強める。再び抵抗は続く。その繰り返しじゃない。私は、私を含めた他の魂たちと、斥候としてあの学園を調査していたの。でもその過程で、あなたを見付けてしまった』

 瑠魅香は、まっすぐに百合香の目を見た。
『美しいと思った。あのオレンジ色のボールを放り投げる、何の意味もないゲームに命をかけていた、あなたの姿が。そして私も、人間になって、無意味で美しい何かをしたいと思った』
 瑠魅香が語るのを、百合香は黙って聞いていた。
『だから、人間の世界を滅ぼすなんていう行為に、加担したくなかった。それで、あの学園に身を潜めていたの』
「そこで、鏡の中から私をストーキングしていたの?」
『人聞きが悪いわね』
 瑠魅香は笑う。
『人間になりたいからって、氷魔を裏切ったわけじゃないのよ。でも、氷巌城なんてものを周期的に出現させるなんていう、馬鹿げた試みには同調できない』
「だから、わたしに力を貸すっていうの?」
『ええ。どんな奇跡なのかわからないけど、私が最初に好きになった人間が、この城に剣を携えて乗り込んでくるなんて、今でも信じられないわ』
 確かに、それはどんな偶然なのだろうと百合香も思う。しかし、そこで百合香はひとつの疑問に行き着いた。
「瑠魅香。あなたの事、氷魔たちは裏切り者として追っているのではないの?」
『まさか』
 あり得ない、と瑠魅香は鼻で笑った。
『彼らにとって大事なのは、生命を否定して滅ぼすという支配の本能、それだけ。私たちはその駒。駒がいなくなれば、また生み出せばいいだけの話よ。もっとも、私は”上”の氷魔なんて、会ったこともないけど』
「……理解できない」
 百合香は、起き上がって肩を小さく震わせた。
「どうして、存在を否定するんだろう。みんな、ただ生きているだけなのに」
『理解なんて、する必要ないわ』
 瑠魅香は立ち上がって言った。
『向こうが滅ぼそうとしてくるのなら、逆に滅ぼしてやればいいじゃない。さあ百合香、次のエリアに向けて進みましょう』
 やけに勇ましい魔女だな、と百合香は思った。かつて自分が書いた小説の主人公の瑠魅香は、もうちょっとおとなしめの性格だったと思う。

 ついにガドリエルは現れなかったので、百合香は瑠魅香とともに、再び暗黒の氷巌城へ突入することにした。
「瑠魅香、あなたはあの城の構造を、大まかにでも知らないの?」
『知らないわ。お役に立てなくて申し訳ないけれど』
「ううん、わかった」
 百合香の胸から光の球が現れ、聖剣アグニシオンの形を取って主の眼前に浮かぶ。百合香は、それをしっかりと握ると、隣にいる瑠魅香に言った。
「いくよ、瑠魅香」
『ええ、百合香』


 光に包まれた百合香が目を開けると、そこは元いた通路だった。さっき倒したナロー・ドールズの細かな残骸がかすかに散らばっている。
「ねえ、瑠魅香」
『なに?』
「あなた、この城は想念で生み出されたって言ったわよね」
『ええ』
「じゃあ、敵を全滅させるなんて不可能なんじゃないの?倒されたら、また生み出せばいいんでしょ」
 百合香は、しごく当然の疑問を投げかけた。しかし、瑠魅香はあっけらかんと答える。
『あんがい頭悪いのね、百合香。だから、彼らを生み出す源を破壊すればいいんじゃない』
「頭悪いは余計よ!…源って、なに?」
『それは私にもハッキリとはわからない。ただ、この城の兵士たちは、”担当者”たちによって前もって創造されるの。強い個体ほど、その精錬には時間を要する』
「じゃあ、その”担当者”を倒せば、新たに戦力を生み出す事はできなくなる、という事か」
 口で言うのは簡単だな、と百合香は思った。
「わからない事だらけね」
『いま心配しなきゃいけないのは、兎にも角にも力が必要だっていう事実よ。その聖剣なんとかがあったからって、さっきみたいに雑魚の群れで息切れ起こしてたら、殺されるのは目に見えてる』
「…あんたって、ほんとにハッキリ言うわね」
『どういたしまして』
 その言葉遣いはいったいどこで覚えたんだ、と訊ねようとしたが、百合香はぴたりと足を止めた。
「何か聞こえる」
『足音?』
「ちがう」
 
 百合香が耳を澄ますと、何か水流のような音が聞こえてきた。
「…なんだろう」
『行ってみよう』
 瑠魅香に後押しされて、百合香は剣をいつでも払えるように構え、にじり寄るように音のする方へと向かった。

 通路が終わり、少し広い空間に出た。天井は高く、上が見えない。空間の中央に、何か太い柱のようなものが垂直に突き抜けている。直径は3.5~4mほどだろうか。周囲の切り出しただけの壁面や床と違って、きれいな円柱状になっていた。
 その柱は半透明なようで、内部を淡いピンク色の、液体のような、気体のような何かが、底から天井方向に間断なく汲み上げられていた。
「なんだろう、これ」
 百合香はその柱に触れる。表面は滑らかだ。中から、何か暖かいエネルギーのようなものを感じた。
「何かを、下から汲み上げている…」
 そこで百合香の背中に戦慄が走った。
「汲み上げている…?」
 百合香は、最初に凍結した校内を探索した時、廊下で凍結している女生徒を思い出していた。
「彼女の身体から、何か光のようなものが、氷を伝って上に向かっていた…」
『なるほど。これは、彼女たちの生命エネルギーを吸い上げる装置かも知れない』
「なんですって!?」
 百合香は、唐突に怒りがこみ上げるのを感じた。
『この城を維持するには、生命のエネルギーが要るらしいわね。この柱の内部を通っているのは、人間の精気よ』
「じゃ、じゃあ…」
 百合香の顔が一気に青ざめる。
「精気を全て吸われたら、あの女生徒…いや、学校のみんなは、どうなるの」
『…わかるでしょ』
 言いづらそうに瑠魅香はぼそりと言った。
「狂ってる…だってそうでしょう?この城を維持するために生命エネルギーが必要なのだとしたら、エネルギーを奪い続ければ、いずれそれは尽きてしまう」
『そうね』
「エネルギーが尽きてしまえば、この城も維持できなくなる」
『だから、彼らはその範囲を拡大するのよ。この場所のエネルギーを吸い尽くしたら、さらに外側。そこが枯れたら、さらにその外側』
「……」
 百合香の心の中に、あらゆる感情が沸き起こった。怒り、不安、衝撃、そして混乱。
「…理解できない」
 止めなくては、そう百合香は思った。
「この柱を壊せば、それは止められるということね」
『落ち着いて、百合香。この城は巨大よ。この一本だけとは限らない』
「だったら、ぜんぶ壊してやる!!」
 百合香は一瞬で鎧をまとい、聖剣アグニシオンに怒りのエネルギーをチャージした。剣は荒れ狂う炎に包まれ、壁面や床が、凄まじい熱エネルギーによって激しく振動した。

「でやああああ―――――っ!!!」

 両手で構えた灼熱のアグニシオンを、斜め上から柱に叩きつける。そのエネルギーは柱を粉々に切断し、とてつもない振動を伴いながら、壁面や床にまで巨大な破壊の痕を形成した。柱の破片が床に落ち、砕け散る。
「はあ、はあ、こ、これで…」
 見ると、柱からは先ほどのエネルギーの流れが失われていた。どうやら、エネルギーの供給を止めることに成功したらしい。
 
 だが、次の瞬間。

「!?」
 百合香は、足元が大きく沈む事に気付いた。まずい、と思ったが、一歩遅れてしまった。床には大きな亀裂が走り、その底には何か、水面のようなものが見えた。
「あっ!」
 跳躍して脱出するチャンスを逃した百合香は、自ら開けてしまった暗渠に、吸い込まれるように落ちて行った。

「うわっ…あああ—————!!!」
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