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第20話『襲撃』
しおりを挟むふたりは、目の前に飛び込んできた惨状を前に、まずは己の目を疑った。
次に、目をこすり、頬をつねり、目を閉じて目頭を押さえ、もう一度見る。
それを何度か繰り返した後、ようやく踏ん切りがつき、意を決して、帝都の中へ入ろうとする。
しかし、防壁の門は固く閉ざされており、上は、帝国の兵士たちが警戒にあたっていた。
そんな防壁も、少し前に来た時とは表情を変え、傷つき、崩れていて、頼りないものになっていた。
「あのっ!何かあったのかしらっ?」
ユーカは防壁の上に立つ兵士に声をかける。
すると、ひとりの男が対応してくれた。
「貴様は何者だ?」
「支部戦では、レヴィンの街の代表を務めたものよ。」
「まさか、本当でいらっしゃいますか?すぐに門をお開け致します!」
最初は、物々しい雰囲気で話しかけてきた彼だったが、相手が誰だかわかると、途端に口調を改めて、すぐに門を開けて出迎えた。
門の近くにある、兵の宿舎へと通され、その中で、帝都に何が起こったのかを、改めて尋ねた。
「事の始まりは1週間前です。突然、魔王領の連中が攻めてきやがったんです!」
「それは…本当なの?」
「分かりません…が、あんな化け物みたいなヤツら、王国の連中に違いねぇ!」
「敵の正体はこの際どうでも良いわ。問題は、どの程度の軍勢が攻めてきたのかよ。」
「それは…たった2頭の竜です。」
「宮廷魔術士はどうしたの?彼らは帝国屈指の強さを誇るのではなくて?」
「隊長以下36名は、果敢に迎撃するも、奮戦半ばで壮絶な死を遂げ、英霊へと…。」
「それじゃあ、どうやって竜を撃退したのよ?」
「撃退はしておりません…。ヤツらは引き揚げて行ったのです。」
「そう…分かったわ、ありがとう。」
ふたりは礼を告げると、宿舎を後にし、帝都内の様子を見て回った。
すでに陽は昇り、朝を迎えてはいたが、そこに以前のような活気は無かった。
皆が皆、恐怖に怯え、窶れ、疲れ果てていた。
「これは…相当にマズいわね。」
「早く手を打たねば、いずれ暴動が起き、秩序が崩壊するの。」
「一刻も早く、クレアに合わなければダメそうね。」
すると、ヴェルのお腹がぐるるるるぅーっと大きな悲鳴をあげた。
「き、気にするでない。今のは、我の鳴き声じゃ。」
「確かに…ここ数日、まともにご飯なんて食べてなかったわね。」
「わわわ、我は別に大丈夫じゃ。大丈夫じゃから、ユーカのしたい事を優先してくりゃれ。」
「どうして?食事を断るなんて、変よ。」
「もし、もしこれが…クレアの預言通りだとしたら?」
「その可能性は十分に考えられるわ。」
「クレアの記憶は?」
「ーーっ!それは…。」
「もう忘れているかもしれぬ、じゃが…急げば間に合うやも知れぬ。」
「分かったわ。私が行ってくるから、ヴェルは休んでなさい。」
「なっ!?我も行くぞ!」
「考えたら…私よりずっと、ヴェルの方が働きづめじゃない。私はあなたの背に乗ってるだけなのだから。」
「大丈夫じゃから、な?」
「ダメよ!お願い…。」
「くっ…分かった。」
「タイルさんの宿なら、すぐに部屋をとれるはずよ。いつものを頼むわ。」
「クレアによろしく伝えておいてくりゃれ。」
「えぇ、分かったわ。」
ふたりはそこで別れ、ユーカはクレアに会うために宮殿へ、ヴェルはタイルが営む宿へ向かった。
ヴェルは宿に着いた後、当てられた部屋に入った瞬間、倒れるように眠りについた。
確かにお腹は減っていたが、疲れすぎて感覚がなく、睡眠を優先させたのだった。
ヴェルが目を覚ますのは、ユーカが帰ってきてからの事であった。
ユーカは宮殿に着き、門番に身分と用件を伝えた。
しばらくすると、宮殿の中へと通され、いつかの執事さんに案内された部屋で待った。
ほどなくして、部屋の扉が開くと、クレアが目にクマをつくり、顔を真っ青にしてやって来た。
「や、やぁユーカ…久しぶりだね。」
「ちょっと、大丈夫なの!?」
「ははは…まぁ、心配は要らない、よ。」
「うちのと一緒じゃない…強がっちゃって。」
「私は、ほら…皇帝だから、さ?」
「その前に、あなたは人よ。」
「それは違う…。皇帝は国家第一の下僕だからね。」
「あなたがそんなに啓蒙家だったとわ、初めて知ったわ。」
「そういう事では…いや、そうなのかもしれないな。」
「それで、本題なのだけど…。」
「あぁ、この通りだ。君たちの記憶が残っている、ということは…。」
「お告げについての記憶も残っているのね?」
「ご名答。だから、先日の事件は、お告げには関係ない、のかな?」
「そんなの…分からないわよ。」
「そんなわけだから、私と君はまだ今は知り合いのままだ。だから…助けてほしい。」
「もとよりそのつもりよ。それに…もしあなたが忘れてしまったとしても、私は忘れないわ。」
「それは嬉しいね。でも…そのうちこの記憶も、全てキレイに消えてしまうんだ…。」
「おかしいわ…。」
「へっ?」
「やっぱりおかしい…おかしいのよ!」
「それは、何がだい?」
「このまま手をこまねいて見ていれば、どこかの時点で確実に、帝国は滅ぶわ。」
「そうかも…知れないね。」
「でも、文明が滅ぶわけじゃない。」
「どういう…っあ!そうか!」
「そう、あなたの聞いたお告げは、文明の崩壊だったはず。国が滅んだところで、あなたのお告げには関係しないわ。」
「しかし、国が滅ぶ事こそ、文明が滅ぶ事と同義ではないのか?」
「皇帝領の文明が滅んでも、他の大陸の文明間で滅びるとは思えないわ。」
「それじゃあ、なぜ帝国だけ、こんな目に合わなければいけないんだ!」
「落ち着いて…少し冷静になれば分かることよ。」
「すまない…少し、疲れているんだ。」
「無理もないわ。仕方ないから、今回だけは私が答えを教えてあげる。」
「あぁ、助かるよ。」
「まず、おかしいのはあなた、クレアよ。」
「いきなり何をっ…。」
「良いから聞きなさい。本来なら、あなたの聞いたお告げに関する記憶は、今頃はもう、キレイさっぱり忘れていなくちゃならないわ。」
「でもっ…私には未だ記憶が!」
「だからおかしいのよ。」
「先の事件が、お告げのモノとは関係無いのではないか?」
「いいえ。多分これは、お告げの内容だわ。」
「なぜんなことが言える?」
「それはねーーー。」
ユーカはクレアに向き直り、目を合わせて静かに語り始めた。
曰く…
帝国を襲撃した相手が、巷では専ら、魔王領の者たちだと噂になっている。
もしこのまま、帝国の臣民が暴走すれば、魔王領との間に禍根が生まれ、後に大きな災いをもたらす原因になってしまうだろう。
今回、帝都を襲撃したナニモノかが、今度は、教皇領や獣王領、魔王領をも襲う可能性も考えなければならない。
襲撃した先々で、今回の帝都のように、他の大陸の仕業だと吹き込めば、それこそ、世界を巻き込む大戦争につながりかねない。
例えば、帝国を引き合いに出してみても、現在、帝都の住民は、魔王領の者の仕業だと信じて疑っていない。
もし次に、ナニモノかが教皇領を襲い、皇帝領の者の仕業だと吹き込んだとする。
すると、教皇領も怒りをこちらに向けてくるかもしれない。
暴走する帝国は、魔王領に攻め込む軍と教皇領からの侵攻を防ぐ軍との二正面作戦になってしまうだろう。
さらに、ナニモノかが、獣王領が魔王領と教皇領へ支援しているという噂を流したとする。
そうなると、帝国は他の3つの大陸全ての動向をつかみながら、随時、兵を編成して差し向けなければならなくなる。
これがもし、全ての大陸で起こったのであれば、これはもう避けることのできない事態になってしまう。
しかも、厄介なことに、全てはナニモノかが仕組んだ、策略であり、どの大陸が悪だとも決めつけることはできない。
全てを巻き込んだ戦争は、全ての文明を滅ぼし尽くし、後には何も残らなくなってしまう。
これが、皇帝の聞いたお告げの大まかな概要だと考える、と。
「しかし…それはあくまでも、君の考えなのであって、真実だとは限らない。」
「えぇそうよ。実際は、もっと酷いのかも知れない。」
「そんなことっ…。」
「クレア、良く聞いなさいね。今回の襲撃は、確実に裏で糸を引いているヤツがいるわ。」
「それは…ナニモノなの?」
「そこまでは分かってないの。これから調べるつもりだけど…時間が足りないわ。」
「私に、どうしろと?」
「今回の襲撃は、魔王領は関わっていないと、皆に説明してあげて欲しいの。」
「なぜ?どうして君は、魔王領の仕業ではないと言い切れる?」
「魔王領に、竜は居ないわ。」
「それだけでは弱い。もっと、確実な根拠がなくてはだめだ。」
「それじゃ言わせてもらうわ。魔王領の仕業なら、とっくに帝国は滅んでいるし、何より向こうには、帝国に攻める理由がない。」
「そうか…。ひとつ、聞かせてくれないかな?」
「えぇ、いくつでもどうぞ。」
「なぜ、私の記憶は…消えないんだ?」
「それは…さっきようやく分かったのだけど。私たちがあげた櫛、使ってくれてる?」
「なななっ…まぁ、その…使っては、いるぞ?」
「それじゃ原因はソレね。ソレには強力な加護魔法を掛けてあるの。」
「加護魔法?聞いた事がないな。」
「まぁとりあえず…。あなたはお告げの内容が起こる前に、記憶と記録が消えてしまうのでしょ?」
「あぁ、前にも話したが、その通りだ。」
「でも、その櫛だけは消えない。そうなると、あなたの記憶も消せなくなるのよ。」
「つまり、全てを消せないから、何も消せないという事か?」
「そういう事。それに、その櫛を使っていると、あなたにも加護が掛かる仕組みなの。」
「なるほど…だから記憶が消えてないのに、お告げの内容が起こっているかも知れないと言えるわけだね。」
「そうだとは思うけど、そうじゃないかも知れないわ。」
「それで…今日はヴェルはどうしたんだい?」
「あぁ、あの子は他の頼み事。」
「そうか。これから…君たちはどうするんだ?」
「裏で糸を引いてるナニモノかを見つけるわ。」
「それでは、ひとつ頼まれてくれないかな?」
「何かしら?」
「魔王領へ親書を持って行って欲しい。」
「えっ?」
「後日、親書を持たせた遣いをだすから、しばらく帝都に滞在しておいて欲しい。」
「魔王に渡しに行けという事?」
「頼む。君たちしかいないんだ。」
「えぇっ…。」
「そんなにイヤそうな顔をしないでくれ。船ならこちらで手配する。」
「いや…船は良いわ。私たちでどうにかするから。」
「それじゃ頼まれてくれるのか!」
「仕方ないわ…。」
「宿はこの前と同じ所か?」
「たぶんそうよ。」
「遅くても明後日には持って行かせるよ。」
「分かったわ。」
「なんだか…元気ないみたいね。」
「なんでもないわよ。」
「そうだ、明日はヴェルと一緒に来なよ。この前ヴェルが宮廷料理を食べたいと言っていたからね。」
「良いのよ、そんな事。」
「まぁ…その、頼むよ。」
「はぁ…。分かったわよ。」
「それじゃ、ヴェルによろしくね。」
「そんな事より、帝都の混乱は収まるのかしら?」
「あぁ…そうだな、正直あまり芳しくない。」
「それなら明日、中央の広場を貸して頂戴。」
「別に構わないけど、どうするつもりだい?」
「街頭演説よ。あなたからも、宣伝しておいてくれると助かるわ。」
「分かったわ、手配しておこう。」
「それじゃ、今日は帰るわ。」
「あぁ、また明日。」
こうしてユーカは宮殿を辞し、昼下がりの帝都をひとりで歩く。
途中で、青果店と肉屋に寄って、赤い果実と干し肉を買い込んだ。
その後、宿に向かおうと思ったが、それをやめて、帝都のところどころで行われている、ガレキの撤去作業や、街道の復旧作業、井戸の修理などを手伝った。
特に街道は、以前にも修復を行った事があったので、手慣れた様子で次々と補修していった。
それに、以前ヴェルが帝都の建物には、加護をかけていたので、よほどの酷い攻撃にさらされた建物以外は、ほとんど無傷だった。
それらの作業を、日が暮れるまで行い、そろそろ疲れてきたので、ようやく宿へと足を向けた。
帰る途中に、串焼きの屋台で、ヴェルのために串焼きを幾つか購入して、少し懐かしく感じる宿の前までやって来た。
ドアを開けると、タイルさんと、どこかで会った気はするが、この宿では初めて見る赤い髪の女性が、出迎えてくれた。
この女性こそ、タイルさんの夫人だという事はすぐに分かった。
「ユーカ様、ご無沙汰しております。ヴェル様なら、お部屋でお待ちですよ。」
「お久しぶりねタイルさん。それと…フローラさんだったかしら、初めまして。」
「お噂は伺っております。それに…私たちを救って下さったとか。」
「別に特別な事をしたつもりわないわ。それに、皇帝陛下も手を貸してくださったので。」
「しかし、あなた方にも救われた事実は変わりありません。本当に、ありがとうございました。」
「お顔をあげてください。私は…そんな立派な者ではないわ…。」
「フローラ、ユーカ様は疲れていらっしゃるのだ。話はまた今度にしなさい。」
「そうよね…。ごめんなさい。それでは、ごゆっくりしていって下さいね。」
「えぇ、ありがとう。もしかしたら、ヴェルが夕食を食べにくるかも知れないけど、その時はお願いするわね。」
「はい、かしこまりました。」
ヴェルよりも、9時間ほど遅れて、宿の当てられた部屋へ向かい、扉を開けると、そこには未だ、ぐっすりと眠っているヴェルがいた。
よほど疲れていたのか、ヒト型のまま扉から一番近いベッドに倒れ込むようにして寝ていた。
なるべく音をたてないように扉を閉めてから、ユーカは机に向かい、カバンから紙とペンを取り出した。
左肘を机に立てて、頬づえをしながら、右手でペンを持ち、くるくると回した。
ペンを回しながら、ユーカは、明日の演説で話す内容を考える。
しかし、机に向かっていると、今まで動けた事がウソのように、ドっと疲れが襲いかかってきた。
その襲撃に、何度も負けそうになりながら、必死に抵抗して、スピーチの原稿を紙に書いた。
1枚2枚と書き損じを出しながらも、満足のできるまで、推敲を繰り返し、原稿を書いていく。
10枚ほど書き損じを出したところで、くるくると回していたペンを机の上に広がる紙に落としてしまい、ぱんっと音が出てしまった。
少し焦って後ろを振り向くと、ムクりとヴェルが起き上がり、大きな欠伸をひとつした。
「おはよう、ヴェル。起こしちゃったわね、ごめんなさい。」
「いや…構わぬ。それより、我はどのくらい寝ていたのじゃ?」
「あなたがいつ眠ったのか分からないから、判断しかねるけど、今は夜の8時よ。」
「そうか…では我は、11時間も眠っていたのじゃな。」
「それじゃあ夕食でも食べて来なさいよ。タイルさんが準備してくれるわ。」
「ユーカは食べぬのかや?」
「私は…そうね、まだ良いわ。」
「それでは、我もまだ良い。」
「はぁ…分かったわ、すぐに行くから、先に行ってて頂戴。」
「うむ、心得た。それで…今は何をやっておるのだ?」
「あぁ、明日の原稿を書いているのよ?」
「どういう事じゃ?」
「帝都の混乱を収めるために、少し広場で演説でもしようと思ってね。」
「ふーん…そんな事で混乱が収まるのかや?」
「まぁたぶん…収まると思うわ。」
「そうか、ユーカがそう思うのであれば、きっとそうなのであろうな。」
「あら…私だって、たまには間違えるわよ。」
「その時は我がおるぞ!」
「そうね、その時は…。」
「ん?どうかしたのかや?」
「いいえ、なんでもないわ…。それじゃ、すぐに終わらせるから、先に行ってて頂戴。」
「待っておるからの。」
しかし、その約束は守られる事はなく、待てど暮らせどユーカは降りてくる気配すらなかったので、心配して部屋を見に行ってみると、そこには…椅子から落ちて、床に倒れているユーカがいた。
「どうしたのじゃ!ユーカっ!」
しかし、その言葉はユーカには届かなかった。
次回:第21話『演説』
お楽しみにお待ちください。
8月31日 18時を更新予定にしております。
感想や誤字脱字の指摘などなど
よろしければお願いし申し上げます。
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