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プロローグ
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(嘘だ……嘘だ、嘘だっ! 大切な日なのに! 記念日なのにどうして! 僕以外の人と楽しそうに、笑顔で、歩いてるの……?)
横断歩道を駆け、反対側の広い歩道を歩く二人に近づいた。
「優成!」
息を切らせながら名前を呼ぶと、足を止めた二人が同じタイミングで振り返る。驚いた顔の優成を見て喉の奥が苦しくなった。
「優成……今日、どうして来なかったの? 今日は一年に一度の記念日で、僕たちの大切な――」
「そういうのが面倒になったから」
「え?」
ようやく呼吸が落ち着いてきた瀬那は、優成のそっけない声音に息を飲んだ。今までに見たことのない優成の冷たい視線に、瀬那は足元から凍りつく。
「め、面倒って……なに? だって、いつも……去年もその前も、ずっとお祝いしようって、言ってたじゃないか」
優成は左腕に見知らぬ青年をぶら下げたまま、うっとうしそうに眉根を寄せている。それがさらに瀬那を傷つけた。
「見てわからないのか? お前はもういらないんだよ。飽きたんだ」
「飽きたって……そんな、僕は犬や猫じゃないんだよ!」
瀬那は優成の右腕を掴んで揺する。しかし簡単に振り払われて足元をふらつかせた。
「犬や猫の方がまだかわいげがあったかもな。お前と二、三年一緒にいたけど、まるっきり家政婦だったわ。かわいげもなかった。ベッドでもそうだったよ」
優成の口から瀬那を傷つける言葉がいくつも飛び出した。お前はセンスがないなとか、勘の鈍い奴だなとか、そういうことは何度も言われたことはある。それは自覚していたから「優成にはかなわないよ」と苦笑いで誤魔化した。
(でもこんな、ただ僕を傷つけるだけの言葉なんて――初めてだ)
優成のきつい言葉を浴びせられ、瀬那は唇を震わせた。これまでの優成を思えば、到底信じられない。
「こ、これ……優成が欲しがってた、初期ロットの時計。やっと手に入ったんだ。今日、これを渡そうと思ってた。ねえ、今からでも食事に……」
優成からの言葉を聞かなかったかのように、瀬那は不自然な笑みを浮かべながら手に持っていた袋を優成の前に差し出した。しかし隣で黙って聞いていた青年が、ムッとした顔でそれをたたき落とす。
「あっ!」
アスファルトに叩きつけられた紙袋から、時計の入った白い箱が転がり出た。瀬那は路上に膝を突いて、落ちた箱を拾い上げて中を確認する。時計の風防が割れていないのを見てホッとした。
「あんた、バカなのか? 優成はもうあんたと一緒にいる気はないんだって。今は俺といるのが楽しいの。ちょっと長く付き合ったかもしれないけど、たぶん俺たちはあんたよりもっと長く一緒にいると思うよ。だからそれを持ってさっさと帰れよ」
頭の上から名前も知らない青年の言葉が降ってくる。しかし瀬那は無意識にその声を意識的にシャットアウトしていた。
「これ、買ったんだ。へえ、いいじゃん」
瀬那の横で優成がしゃがみ込み、手の中の時計を覗き込んでくる。箱を袋にしまうと、優成がそれを瀬那から取り上げた。
「あっ……」
「誕生日プレゼント、もらっとくわ。買い取り査定でいくらになるか楽しみだぜ」
「優……成、ねえ、そんな、嫌だよ……」
こんな日に別れるなんて最悪だと思った。いい思い出しかない今日を、この日だけは綺麗なまま覚えていたかったのに――。
「しつこいな。もう終わりなんだよ。少し前からお前のことは冷めてたし。それに気づかないところも俺をイラつかせんの。わかる?」
瀬那は必死になって優成の右腕にしがみつく。しかしそれを乱暴に振り払われた。こんな形で終わりたくない。瀬那はなりふり構わずに優成にすがった。
「嫌だ……、嫌だよ優成! どうしてそんなこと言うの? なんでもする、優成の好きなようにするから。だから今日……別れるとか言わないでよ」
涙声の瀬那は再び優成の腕にしがみついた。今度は簡単に振り払えないように強く腕を握る。
「離せよ! もう終わりだって言ってんだろ! しつこいな!」
「嫌だ! 優成、考え直して、お願い! 優成!」
人生でこんなにしつこく食い下がったことはなかった。昔から協調性はあったが、単に自分の意見を持たず人の意見に流されただけだ。押されると飲まれるし、嫌だと言われたら素直に受け入れ、それ以上は粘らなかった。でも優成に捨てられたらどうしていいかわからない。優成に関してだけは譲れないのだ。もし捨てられたら、他に自分を必要としてくれる人がこれから先、現れると思えない。だからなりふり構っていられなかったのだ。
「しつこいって言ってんだろ! 離せよ! このっ!」
しかし一生に一度の懇願も冷たく拒否された。瀬那の腕を強引に引き離した優成が、華奢な肩を思い切り突き飛ばしてくる。
「……っ、うわ!」
強く押された瀬那はバランスを崩して足をふらつかせた。それだけならよかったが、最悪なことに足元にある縁石に気がつかず踵を引っかけてしまう。
「あっ!」
瀬那は必至に両腕でバランスを取ったが、体は後ろ向きに、さらに車道の方へと倒れていった。
「優成!」
助けを求めるように手を伸ばし、恋人の名前を叫ぶ。驚いた顔をする優成が見えたが、手を伸ばしてはくれなかった。
死ぬ前は今までの出来事が走馬灯のように脳裏を過ると聞いていたが、そんな現象は一切起きなかった。
すべてがスローモーションのように見え、目前には眩いほどの車のライトがゆっくりと近づいてくる。
もう避けられない。
瀬那はその白い光に吸い込まれるような感覚に陥った。
次の瞬間には意識がなくなり、瀬那はブラックアウトしたのである。
横断歩道を駆け、反対側の広い歩道を歩く二人に近づいた。
「優成!」
息を切らせながら名前を呼ぶと、足を止めた二人が同じタイミングで振り返る。驚いた顔の優成を見て喉の奥が苦しくなった。
「優成……今日、どうして来なかったの? 今日は一年に一度の記念日で、僕たちの大切な――」
「そういうのが面倒になったから」
「え?」
ようやく呼吸が落ち着いてきた瀬那は、優成のそっけない声音に息を飲んだ。今までに見たことのない優成の冷たい視線に、瀬那は足元から凍りつく。
「め、面倒って……なに? だって、いつも……去年もその前も、ずっとお祝いしようって、言ってたじゃないか」
優成は左腕に見知らぬ青年をぶら下げたまま、うっとうしそうに眉根を寄せている。それがさらに瀬那を傷つけた。
「見てわからないのか? お前はもういらないんだよ。飽きたんだ」
「飽きたって……そんな、僕は犬や猫じゃないんだよ!」
瀬那は優成の右腕を掴んで揺する。しかし簡単に振り払われて足元をふらつかせた。
「犬や猫の方がまだかわいげがあったかもな。お前と二、三年一緒にいたけど、まるっきり家政婦だったわ。かわいげもなかった。ベッドでもそうだったよ」
優成の口から瀬那を傷つける言葉がいくつも飛び出した。お前はセンスがないなとか、勘の鈍い奴だなとか、そういうことは何度も言われたことはある。それは自覚していたから「優成にはかなわないよ」と苦笑いで誤魔化した。
(でもこんな、ただ僕を傷つけるだけの言葉なんて――初めてだ)
優成のきつい言葉を浴びせられ、瀬那は唇を震わせた。これまでの優成を思えば、到底信じられない。
「こ、これ……優成が欲しがってた、初期ロットの時計。やっと手に入ったんだ。今日、これを渡そうと思ってた。ねえ、今からでも食事に……」
優成からの言葉を聞かなかったかのように、瀬那は不自然な笑みを浮かべながら手に持っていた袋を優成の前に差し出した。しかし隣で黙って聞いていた青年が、ムッとした顔でそれをたたき落とす。
「あっ!」
アスファルトに叩きつけられた紙袋から、時計の入った白い箱が転がり出た。瀬那は路上に膝を突いて、落ちた箱を拾い上げて中を確認する。時計の風防が割れていないのを見てホッとした。
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頭の上から名前も知らない青年の言葉が降ってくる。しかし瀬那は無意識にその声を意識的にシャットアウトしていた。
「これ、買ったんだ。へえ、いいじゃん」
瀬那の横で優成がしゃがみ込み、手の中の時計を覗き込んでくる。箱を袋にしまうと、優成がそれを瀬那から取り上げた。
「あっ……」
「誕生日プレゼント、もらっとくわ。買い取り査定でいくらになるか楽しみだぜ」
「優……成、ねえ、そんな、嫌だよ……」
こんな日に別れるなんて最悪だと思った。いい思い出しかない今日を、この日だけは綺麗なまま覚えていたかったのに――。
「しつこいな。もう終わりなんだよ。少し前からお前のことは冷めてたし。それに気づかないところも俺をイラつかせんの。わかる?」
瀬那は必死になって優成の右腕にしがみつく。しかしそれを乱暴に振り払われた。こんな形で終わりたくない。瀬那はなりふり構わずに優成にすがった。
「嫌だ……、嫌だよ優成! どうしてそんなこと言うの? なんでもする、優成の好きなようにするから。だから今日……別れるとか言わないでよ」
涙声の瀬那は再び優成の腕にしがみついた。今度は簡単に振り払えないように強く腕を握る。
「離せよ! もう終わりだって言ってんだろ! しつこいな!」
「嫌だ! 優成、考え直して、お願い! 優成!」
人生でこんなにしつこく食い下がったことはなかった。昔から協調性はあったが、単に自分の意見を持たず人の意見に流されただけだ。押されると飲まれるし、嫌だと言われたら素直に受け入れ、それ以上は粘らなかった。でも優成に捨てられたらどうしていいかわからない。優成に関してだけは譲れないのだ。もし捨てられたら、他に自分を必要としてくれる人がこれから先、現れると思えない。だからなりふり構っていられなかったのだ。
「しつこいって言ってんだろ! 離せよ! このっ!」
しかし一生に一度の懇願も冷たく拒否された。瀬那の腕を強引に引き離した優成が、華奢な肩を思い切り突き飛ばしてくる。
「……っ、うわ!」
強く押された瀬那はバランスを崩して足をふらつかせた。それだけならよかったが、最悪なことに足元にある縁石に気がつかず踵を引っかけてしまう。
「あっ!」
瀬那は必至に両腕でバランスを取ったが、体は後ろ向きに、さらに車道の方へと倒れていった。
「優成!」
助けを求めるように手を伸ばし、恋人の名前を叫ぶ。驚いた顔をする優成が見えたが、手を伸ばしてはくれなかった。
死ぬ前は今までの出来事が走馬灯のように脳裏を過ると聞いていたが、そんな現象は一切起きなかった。
すべてがスローモーションのように見え、目前には眩いほどの車のライトがゆっくりと近づいてくる。
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