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お嬢様 幼少期に攻略対象と出会う 3
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(やばい・・・・・・)
アメリアとフェイは後ろから聞こえてきた声に寒気を感じた。
(おじょー・・・なんであいつがいるんですか?? 俺聞いてないっすよ!!)
(私だって知らないわよ!撒いたはずなのに!!)
(これ・・・絶対、バエイ将軍にばれてるっす!わるいっすけど俺、逃げますから!!)
「フェイの裏切り者!!!」
「二人で仲良く、こそこそと何を話し合っているか解りませんが、後でバエイ将軍に怒られて下さいね。」
「「ひっっっっ!!」」
アメリア達がゆっくりと後ろを向くと、にこやかに笑っている青年の顔とあった。
((これは・・・絶対怒っている・・・。))
「ロ・・・ロン。あなたは領に残ったのではなくて・・・。」
アメリアはロンに恐る恐る声をかけた。
「そ・・・そうだぞ。こっちにはバエイ将軍や俺、それにナギサまでいるんだ。ロンの部隊まで出陣する必要がないはずだ。」
フェイも続けて言ってきた。普段のフェイから出てくるはずもないセリフだ。
必死さが伝わってくる。
「そっそうよ!それにロンまでこっちに来たら領の防衛はどうするの?」
「ご心配には及びません。単身で来ましたのでわが部隊は領おります。」
「じゃあ、なんで来たのよ・・・。」
アメリア達はロンがここまで来た理由が分からず、首を捻る。
「それは、どこぞのお方が勝手に領からいなくなってしまったのでイーゼス様から連れて来るようにと言われましたので。」
アメリアはぐぅのねもでなかった。
「じゃ・・・じゃあ、俺はそこまま領に戻るから・・・・」
「あなたも同罪ですよ。」
「なんでっ!!」
ロンは隙をみてこの場から逃げようとするフェイの首を捕まえる。
「当たり前です。貴方もイーゼス様から言われているはずでしょう。」
(まるでお母さんと子供見たい・・・。)
ロンは真面目な性格の為兵士の面倒を良く見ていた。
特にフェイは訓練を抜け出したりすることが多くロンに叱られている姿を毎日見ている。
「このことはバエイ将軍 も知っていますので、覚悟してください。いいですねお二方?
」
「「・・・・はい。」」
******
「クローム。俺達は助かったのだな。」
「そのようでごさいますね、殿下。」
セバスに守られながら国に向かっている途中、あと少しの所で敵に見つかりもう駄目だと正直思った。
でも突然、眩しく光が照らされたと思ったら敵が一網打尽に倒されていく。
俺達はただ見ていることしか出来なかった。
「まるで夢を見ているようだよ。」
「俺もそう思います。」
クロームも俺と同じことを思っていたらしい。
見たことない戦い。見たことない武器。
まばたきを忘れてしまう光景だった。
「確かに圧倒される光景ですが俺は・・・。」
「クローム・・・?」
オーガスタはクロームの言葉に首を傾げた。
「何故、こちらにきたのですか!!」
(な・・・・なんだ急に!)
急な大きな声が聞こえてビックリした。
そして、クロームと共に声がした方へ向かってみると、先ほどの声の主はバエイ将軍であった。
「戦場が危険であることは知っているはずです。」
「・・・・・。」
その場にいたのは、バエイ将軍だけではなかった。
将軍の他にも後ろに1名兵士がいて、向かい側には2名座らされていた。
座らされていた2名は茶色のマントを羽織っていて、片方は顔が出ている。
多分だと思うが、崖の上から攻撃をしたのはこの男だ。
もう片方はマントで顔まで隠れていたので分からなかった。
2名は見るからに怒られているようである。
「今回の作戦については、我々だけで可能なはずです。考えた貴方様だって分かっているのではないのですか?」
(な・・・なんだと!)
オーガスタはその言葉に驚いた。
てっきりバエイ将軍がこの作戦を考えたと思っていたからだ。
「領に戻られましたら覚悟してください。いいですね。フェイもだ。」
「は・・・・はぃぃ!!」
「待ってください!バエイ将軍!」
後ろに控えていたはずのクロームが急にバエイ将軍達の所に駆けていった。
「ちょっ・・・クローム??」
俺も慌ててクロームの後を追う。
(どうしたんだ・・・急に??)
そして俺はクロームがあんなことを言うとは思わなかった。
「私はクローム・サジタリアと申します。
先ほど助力ありがとうございます。先ほどの戦いについて聞きたいことがあるのですが宜しいでしょうか?」
アメリアとフェイは後ろから聞こえてきた声に寒気を感じた。
(おじょー・・・なんであいつがいるんですか?? 俺聞いてないっすよ!!)
(私だって知らないわよ!撒いたはずなのに!!)
(これ・・・絶対、バエイ将軍にばれてるっす!わるいっすけど俺、逃げますから!!)
「フェイの裏切り者!!!」
「二人で仲良く、こそこそと何を話し合っているか解りませんが、後でバエイ将軍に怒られて下さいね。」
「「ひっっっっ!!」」
アメリア達がゆっくりと後ろを向くと、にこやかに笑っている青年の顔とあった。
((これは・・・絶対怒っている・・・。))
「ロ・・・ロン。あなたは領に残ったのではなくて・・・。」
アメリアはロンに恐る恐る声をかけた。
「そ・・・そうだぞ。こっちにはバエイ将軍や俺、それにナギサまでいるんだ。ロンの部隊まで出陣する必要がないはずだ。」
フェイも続けて言ってきた。普段のフェイから出てくるはずもないセリフだ。
必死さが伝わってくる。
「そっそうよ!それにロンまでこっちに来たら領の防衛はどうするの?」
「ご心配には及びません。単身で来ましたのでわが部隊は領おります。」
「じゃあ、なんで来たのよ・・・。」
アメリア達はロンがここまで来た理由が分からず、首を捻る。
「それは、どこぞのお方が勝手に領からいなくなってしまったのでイーゼス様から連れて来るようにと言われましたので。」
アメリアはぐぅのねもでなかった。
「じゃ・・・じゃあ、俺はそこまま領に戻るから・・・・」
「あなたも同罪ですよ。」
「なんでっ!!」
ロンは隙をみてこの場から逃げようとするフェイの首を捕まえる。
「当たり前です。貴方もイーゼス様から言われているはずでしょう。」
(まるでお母さんと子供見たい・・・。)
ロンは真面目な性格の為兵士の面倒を良く見ていた。
特にフェイは訓練を抜け出したりすることが多くロンに叱られている姿を毎日見ている。
「このことはバエイ将軍 も知っていますので、覚悟してください。いいですねお二方?
」
「「・・・・はい。」」
******
「クローム。俺達は助かったのだな。」
「そのようでごさいますね、殿下。」
セバスに守られながら国に向かっている途中、あと少しの所で敵に見つかりもう駄目だと正直思った。
でも突然、眩しく光が照らされたと思ったら敵が一網打尽に倒されていく。
俺達はただ見ていることしか出来なかった。
「まるで夢を見ているようだよ。」
「俺もそう思います。」
クロームも俺と同じことを思っていたらしい。
見たことない戦い。見たことない武器。
まばたきを忘れてしまう光景だった。
「確かに圧倒される光景ですが俺は・・・。」
「クローム・・・?」
オーガスタはクロームの言葉に首を傾げた。
「何故、こちらにきたのですか!!」
(な・・・・なんだ急に!)
急な大きな声が聞こえてビックリした。
そして、クロームと共に声がした方へ向かってみると、先ほどの声の主はバエイ将軍であった。
「戦場が危険であることは知っているはずです。」
「・・・・・。」
その場にいたのは、バエイ将軍だけではなかった。
将軍の他にも後ろに1名兵士がいて、向かい側には2名座らされていた。
座らされていた2名は茶色のマントを羽織っていて、片方は顔が出ている。
多分だと思うが、崖の上から攻撃をしたのはこの男だ。
もう片方はマントで顔まで隠れていたので分からなかった。
2名は見るからに怒られているようである。
「今回の作戦については、我々だけで可能なはずです。考えた貴方様だって分かっているのではないのですか?」
(な・・・なんだと!)
オーガスタはその言葉に驚いた。
てっきりバエイ将軍がこの作戦を考えたと思っていたからだ。
「領に戻られましたら覚悟してください。いいですね。フェイもだ。」
「は・・・・はぃぃ!!」
「待ってください!バエイ将軍!」
後ろに控えていたはずのクロームが急にバエイ将軍達の所に駆けていった。
「ちょっ・・・クローム??」
俺も慌ててクロームの後を追う。
(どうしたんだ・・・急に??)
そして俺はクロームがあんなことを言うとは思わなかった。
「私はクローム・サジタリアと申します。
先ほど助力ありがとうございます。先ほどの戦いについて聞きたいことがあるのですが宜しいでしょうか?」
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