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俺は今年二十一歳になる。
さかのぼっていくならば、迷宮の縁に移り住んだのは十八歳の年、学園を辞めて冒険者になったのは十七歳の年、両親と兄が死んだのは十六歳の年、学園に入ったのは十四歳の年だった。
この世界にも前世のような義務教育の制度があり、十歳から十三歳までの三年間は学校に通い、読み書き計算や簡単な魔術や一般常識を習う。
王様や貴族がいる世界だし科学も発展していないので、前の世界より遅れているように見えるが、意外に住みやすいのは魔術のおかげだろう。風景は十九世紀のヨーロッパという感じだけど(適当だが)機械の代わりに魔道具が発展し、前世の家電に似たようなものも普及している。少なくともこの国では、生活に余裕があるおかげか治安もそこまで悪くなく、福祉もわりと厚い。
義務教育を終えた後は、職業訓練か高等教育かだ。庶民はほぼ前者で、親のつてや学校からの紹介でどこかに弟子入りして働きながら仕事を学ぶ。庶民でも、資産家の子息や才能を認められた生徒など、高等教育を受けるために上の学校に進む者もいる。
王都の学園は高等教育の最高峰であるだけでなく、王族や高位貴族も通う上流階級の社交の場でもある。
俺の親はコネと金を総動員して、俺をそこにねじ込んだ。
平民枠もとられているとはいえ、俺が入学できたのは、繰り返すが、親の財力とコネのおかげだ。
かなり頑張ってくれたのだろうと思う。魔力も身体能力も平凡で何か突出した才能があるわけでもない。身の程は知っている。
当然、それを失うと共に学園を去ることになったのだけど、その前に学園に入る話からだ。
つまり、ロイとの出会いの話からだ。
さかのぼっていくならば、迷宮の縁に移り住んだのは十八歳の年、学園を辞めて冒険者になったのは十七歳の年、両親と兄が死んだのは十六歳の年、学園に入ったのは十四歳の年だった。
この世界にも前世のような義務教育の制度があり、十歳から十三歳までの三年間は学校に通い、読み書き計算や簡単な魔術や一般常識を習う。
王様や貴族がいる世界だし科学も発展していないので、前の世界より遅れているように見えるが、意外に住みやすいのは魔術のおかげだろう。風景は十九世紀のヨーロッパという感じだけど(適当だが)機械の代わりに魔道具が発展し、前世の家電に似たようなものも普及している。少なくともこの国では、生活に余裕があるおかげか治安もそこまで悪くなく、福祉もわりと厚い。
義務教育を終えた後は、職業訓練か高等教育かだ。庶民はほぼ前者で、親のつてや学校からの紹介でどこかに弟子入りして働きながら仕事を学ぶ。庶民でも、資産家の子息や才能を認められた生徒など、高等教育を受けるために上の学校に進む者もいる。
王都の学園は高等教育の最高峰であるだけでなく、王族や高位貴族も通う上流階級の社交の場でもある。
俺の親はコネと金を総動員して、俺をそこにねじ込んだ。
平民枠もとられているとはいえ、俺が入学できたのは、繰り返すが、親の財力とコネのおかげだ。
かなり頑張ってくれたのだろうと思う。魔力も身体能力も平凡で何か突出した才能があるわけでもない。身の程は知っている。
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