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俺は翌日、レオは翌々日に救護院を出された。
レオにはしばらくは家に泊まってもらったけど、すぐに回復して帰った。
魔熊の報酬はレオと折半した。レオは遠慮したけど、レオがいなければ俺は生きていなかった。
俺が言うとレオは一瞬言葉に詰まった後で、彼らしくもない感謝の言葉とともに、報酬を受け取ってくれた。
この事件は俺を少しだけ有名にした。
俺に悪いちょっかいをかけてくる者が減り、仕事の依頼や、仕事につながるような真剣な相談が増えた。
ギルドやランクの高い冒険者の何人かにも名前を憶えてもらい、声をかけてもらえるようになった。
レオがいい評判を広めてくれたのも大きいだろう。報酬の件だ。
命の借りは返せるうちに返す、そうは言っても礼も言わずに逃げた男のように、できる者は多くない。
その分義理を果たした者は相応に評価される、そういうことらしい。
つまり俺は図らずも冒険者として名を上げたのだ。
後悔もあったけど、この件は俺を冒険者として成長させた。それは評判や心構えのようなことだけではなかった。
ドーピングでの戦闘とはいえ、命をかけた実戦は何百回の練習より確実に、俺に戦いを教え込んだ。
前世の言葉では説明ができないのだけど、なんというか、体が魔素を使うコツを覚えたとでもいうのだろうか。
俺は魔物を、追い払うのではなく仕留めることができるようになっていた。
しかし、セシリーは目に見えて不安定になった。
この世界には電話はない。俺がセシリーの元に帰れたのは事故の翌日、それも夜になってからだ。
帰宅した俺を見ると、セシリーはその場にうずくまり、しばらくの間無言ですすり泣いた。
後から聞いたことによると、セシリーは一睡もせずに俺を待ち、夜明けと共にギルドに向かったそうだ。
コリンを抱いて、彼女の足でではかなり遠かったはずだ。
たどり着いた時はまだギルドは開いていなかったというからかなり無理して歩いたのだろう。
夜勤開けの職員たちは思いつめた様子のセシリーを邪険にすることはできず、俺の生存だけは確認してくれたらしい。
この世界には電話はないけど魔術を使った電信のようなものはある。
セシリーはそれだけ確認して帰ったらしいけど、俺の顔を見るまでは気が気ではなかったようだ。
セシリーはその後も俺が冒険者として成果を上げるたびにむしろ不安げな顔を見せた。
「ノアは中級魔法薬師になるんじゃなかったの?」
ある日セシリーはどこか思いつめたように俺に言った。こんなことをしていたら死んでしまう、そんな声が聞こえてきそうだった。
「心配しなくても、あんな危険なことはそうそうないから」
俺はそう答えたけど、自分でも根拠のないことだとわかっていた。分かっていたからこそことさら確信ありげに装った。
きっとセシリーにはばれていた。
多分このころの俺は中級魔法薬師の道を諦めかけていた。
毎日が忙しすぎた。勉強の時間が取れなかった。そもそもの考えが甘かったのだ。冒険者の仕事も中級魔法薬師の試験もなめていた。
魔熊の件ではけっこうな報酬が入った。数か月仕事を休んで集中して勉強してみてもよかったかもしれない。でも、自信がなかった。それに、色々な人に声をかけられ、色々なことがいい方に動いた。それがもともとの目標とは違う方向にでも、目の前に開けた道を手放すこともできなかった。
より確実に見える道に逃げたのだとも言える。
しかし、やがて中級魔法薬師への道も思わぬところから見え始めた。
俺が自作の中級魔法薬で魔熊を倒し、レオを救った件は、魔法薬師ギルドやその関係者にも伝わったらしい。
俺の元には中級魔法薬師試験を受ける気があるなら支援をしたい、という話がいくつか来だした。
中級魔法薬師試験は難関だ。青田買いをしてでも抱え込みたいという者もいるらしい。
ただし、条件は厳しいものが多かった。
指定された期間で受からなければ違約金が発生する、受かった場合は十年以上魔法薬師として仕える、などは良心的なほうだ。善意からではない。投資として金を出すならそんなものだろう。
そして、これらの支援とは根本的に違った話も来出した。いわゆる愛人契約、セックスと引き換えの支援だった。こちらの条件は比べるまでもなく良かった。それ以外は無条件というものさえあった。
そのうちの一つ、話を持ってきた仲介人は、彼自身も社会的な地位の高さをうかがわせる人物だった。
「抵抗があるかもしれませんが、いいお話だと思います。今は素性は明かせませんが、裕福なだけでなく人格的にも立派な方です。ノアさんの勇敢な行いに感銘を受けての申し出だと言えば伝わるでしょうか。過去にも支援した方は何人かいますが、成功して独り立ちをされた後も、良い関係を築いています。このお話からも分かっていただけると思いますが、人を見る目がある方でもあります。ノアさんならきっと、その方の元で成功することができるでしょう」
前の世界なら、愛人契約を持ち掛けておいて人格者もないだろう、と思うところだがこの世界ではよくある話だ。才能ある愛人を支援することは、高尚な趣味であり、社会貢献のようにとらえられてさえいるらしい。
支援した者が名を上げれば支援者の名前も上がる。社交界で名を上げたいなら支援者にも恩恵はある。支援をするジャンルで自身のイメージのコントロールを図るようなところがあるから、中級魔法薬師に金を出そうという人なら、あまり汚いことはしてこないのではとも思える。
学園では支援する側の人たちともかかわっている。同じ態度で接してもらえるわけではないだろうけど、礼儀正しく穏やかな人が多かった。金持ち喧嘩せずというやつだ。
姉の夫だった人のことを思えば、彼らもその気になればいくらでも残酷になれるのだろうけど、彼の残酷さだってある意味ましだ。俺達を追い出すためだったのだとしても、彼がくれた手切れ金のおかげでどうにかやっていけているのだから。少なくとも、貴族や金持ちだからと言って人格破綻者ばかりではないことは分かっている。
いい話だと思った。少なくとも俺には、これ以上いい話は来ないだろう。
明言されたわけではないけど、匂わされたことから、相手が男性で抱く側であることはわかった。やはり俺の需要は抱かれる側らしい。なら、一回だけだけど経験がないわけでもない。
自分に性的な魅力があるとも思えない。冒険者には声をかけられても学園では全くもてなかった。そっちが主目的でもないだろう。数回相手をすれば飽きてくれるかもしれない。一方で、支援が受けられれば成功できるだけの勉強はしてきた。そっちでは支援者を失望させないはずだ。
甘く考えすぎかもしれないという不安もあったけど、俺には選択がなかった。こんなことをしていたらいつかは死んでしまうかもしれない。それはセシリーとコリンの人生も変えてしまうだろう。
受けるべきだ。セシリーやコリンのためにだけではなく、自分自身のために受けるべきだ。
これ以上ないくらいにいい話だった。だからこそ言い訳ができなかった。
俺はしばらく考えさせてほしいと答えた。その時俺の心の中にあったのはロイのことだった。
俺は自分がロイに恋をしていることを、この時になってようやく認めた。
長くは待てませんが、それだけあなたが思慮深く誠実な方だということも、依頼人には伝わるでしょう。よく考えて決めてください。人生に関わってくることですから、お姉さんにも相談してみたほうがいいかもしれません。
仲介人は無理強いはせず、一月の猶予をくれた。セシリーのことも調べているようだった。なんとなく俺は、向こうは俺のことをあらかた調べ上げているのかもしれない、そう思った。学園のことも、家のことも。もしそうならセシリーの夫だった男よりも立場が上の人なのだろう。
今更復讐しようとも思わないし、それを許すような人がいい支援者になるとも思わないけど、成功して皮肉でも言ってやればいい気分にはなれるかもしれない。
本当にいい話だ。
仲介人と別れた後、俺は一人になれる場所を探し、裏路地の隅でしゃがみ込んだ。
安い飯屋の裏で、獣脂の匂いがしていて、人の話し声や調理器具がぶつかる音が結構近くで聞こえていた。
俺はロイのことを思い出していた。大好きな友人だった、一回だけ抱いてくれたロイのこと。
ずっと考えないようにしてきた。もう二度と会えないのだということが分かっていた。姉を恨むつもりはない。あのまま学園にいたとしても卒業後は縁が切れていた。彼と俺とじゃ違いすぎる。たまたま同室になっただけだ。彼は彼の世界できっともう大切な誰かを見つけただろう。彼なら誰にだって愛される。だとしても、残していった万年筆は使ってくれただろうか。俺のことを少しは覚えていてくれるだろうか。考えないようにしてきたいろいろなことがあふれ出し、涙をこらえるので必死だった。
俺は一人で失恋をかみしめた。ずいぶん時間がたったはずなのに、酒でも飲んで、レオに話して笑い飛ばして、そんなことはまだできそうになかった。多分一人で長く抱え込みすぎたのだろう、そう思い、自分で自分を気持ち悪いと思った。
後になって思えば、ロイが学園を卒業した年だ、俺は十九歳、いやこの時ならまだ十八歳だ。成人はしているがまだ十代だ。初恋だった。気持ち悪いなんて思わず、もっと自分に優しくしてやっても良かったかもしれない。
それはさておき、悲劇のヒロイン気取りでぎゃん泣きをこらえていた俺がロイと再会するのは、この半月ほど後になる。
レオにはしばらくは家に泊まってもらったけど、すぐに回復して帰った。
魔熊の報酬はレオと折半した。レオは遠慮したけど、レオがいなければ俺は生きていなかった。
俺が言うとレオは一瞬言葉に詰まった後で、彼らしくもない感謝の言葉とともに、報酬を受け取ってくれた。
この事件は俺を少しだけ有名にした。
俺に悪いちょっかいをかけてくる者が減り、仕事の依頼や、仕事につながるような真剣な相談が増えた。
ギルドやランクの高い冒険者の何人かにも名前を憶えてもらい、声をかけてもらえるようになった。
レオがいい評判を広めてくれたのも大きいだろう。報酬の件だ。
命の借りは返せるうちに返す、そうは言っても礼も言わずに逃げた男のように、できる者は多くない。
その分義理を果たした者は相応に評価される、そういうことらしい。
つまり俺は図らずも冒険者として名を上げたのだ。
後悔もあったけど、この件は俺を冒険者として成長させた。それは評判や心構えのようなことだけではなかった。
ドーピングでの戦闘とはいえ、命をかけた実戦は何百回の練習より確実に、俺に戦いを教え込んだ。
前世の言葉では説明ができないのだけど、なんというか、体が魔素を使うコツを覚えたとでもいうのだろうか。
俺は魔物を、追い払うのではなく仕留めることができるようになっていた。
しかし、セシリーは目に見えて不安定になった。
この世界には電話はない。俺がセシリーの元に帰れたのは事故の翌日、それも夜になってからだ。
帰宅した俺を見ると、セシリーはその場にうずくまり、しばらくの間無言ですすり泣いた。
後から聞いたことによると、セシリーは一睡もせずに俺を待ち、夜明けと共にギルドに向かったそうだ。
コリンを抱いて、彼女の足でではかなり遠かったはずだ。
たどり着いた時はまだギルドは開いていなかったというからかなり無理して歩いたのだろう。
夜勤開けの職員たちは思いつめた様子のセシリーを邪険にすることはできず、俺の生存だけは確認してくれたらしい。
この世界には電話はないけど魔術を使った電信のようなものはある。
セシリーはそれだけ確認して帰ったらしいけど、俺の顔を見るまでは気が気ではなかったようだ。
セシリーはその後も俺が冒険者として成果を上げるたびにむしろ不安げな顔を見せた。
「ノアは中級魔法薬師になるんじゃなかったの?」
ある日セシリーはどこか思いつめたように俺に言った。こんなことをしていたら死んでしまう、そんな声が聞こえてきそうだった。
「心配しなくても、あんな危険なことはそうそうないから」
俺はそう答えたけど、自分でも根拠のないことだとわかっていた。分かっていたからこそことさら確信ありげに装った。
きっとセシリーにはばれていた。
多分このころの俺は中級魔法薬師の道を諦めかけていた。
毎日が忙しすぎた。勉強の時間が取れなかった。そもそもの考えが甘かったのだ。冒険者の仕事も中級魔法薬師の試験もなめていた。
魔熊の件ではけっこうな報酬が入った。数か月仕事を休んで集中して勉強してみてもよかったかもしれない。でも、自信がなかった。それに、色々な人に声をかけられ、色々なことがいい方に動いた。それがもともとの目標とは違う方向にでも、目の前に開けた道を手放すこともできなかった。
より確実に見える道に逃げたのだとも言える。
しかし、やがて中級魔法薬師への道も思わぬところから見え始めた。
俺が自作の中級魔法薬で魔熊を倒し、レオを救った件は、魔法薬師ギルドやその関係者にも伝わったらしい。
俺の元には中級魔法薬師試験を受ける気があるなら支援をしたい、という話がいくつか来だした。
中級魔法薬師試験は難関だ。青田買いをしてでも抱え込みたいという者もいるらしい。
ただし、条件は厳しいものが多かった。
指定された期間で受からなければ違約金が発生する、受かった場合は十年以上魔法薬師として仕える、などは良心的なほうだ。善意からではない。投資として金を出すならそんなものだろう。
そして、これらの支援とは根本的に違った話も来出した。いわゆる愛人契約、セックスと引き換えの支援だった。こちらの条件は比べるまでもなく良かった。それ以外は無条件というものさえあった。
そのうちの一つ、話を持ってきた仲介人は、彼自身も社会的な地位の高さをうかがわせる人物だった。
「抵抗があるかもしれませんが、いいお話だと思います。今は素性は明かせませんが、裕福なだけでなく人格的にも立派な方です。ノアさんの勇敢な行いに感銘を受けての申し出だと言えば伝わるでしょうか。過去にも支援した方は何人かいますが、成功して独り立ちをされた後も、良い関係を築いています。このお話からも分かっていただけると思いますが、人を見る目がある方でもあります。ノアさんならきっと、その方の元で成功することができるでしょう」
前の世界なら、愛人契約を持ち掛けておいて人格者もないだろう、と思うところだがこの世界ではよくある話だ。才能ある愛人を支援することは、高尚な趣味であり、社会貢献のようにとらえられてさえいるらしい。
支援した者が名を上げれば支援者の名前も上がる。社交界で名を上げたいなら支援者にも恩恵はある。支援をするジャンルで自身のイメージのコントロールを図るようなところがあるから、中級魔法薬師に金を出そうという人なら、あまり汚いことはしてこないのではとも思える。
学園では支援する側の人たちともかかわっている。同じ態度で接してもらえるわけではないだろうけど、礼儀正しく穏やかな人が多かった。金持ち喧嘩せずというやつだ。
姉の夫だった人のことを思えば、彼らもその気になればいくらでも残酷になれるのだろうけど、彼の残酷さだってある意味ましだ。俺達を追い出すためだったのだとしても、彼がくれた手切れ金のおかげでどうにかやっていけているのだから。少なくとも、貴族や金持ちだからと言って人格破綻者ばかりではないことは分かっている。
いい話だと思った。少なくとも俺には、これ以上いい話は来ないだろう。
明言されたわけではないけど、匂わされたことから、相手が男性で抱く側であることはわかった。やはり俺の需要は抱かれる側らしい。なら、一回だけだけど経験がないわけでもない。
自分に性的な魅力があるとも思えない。冒険者には声をかけられても学園では全くもてなかった。そっちが主目的でもないだろう。数回相手をすれば飽きてくれるかもしれない。一方で、支援が受けられれば成功できるだけの勉強はしてきた。そっちでは支援者を失望させないはずだ。
甘く考えすぎかもしれないという不安もあったけど、俺には選択がなかった。こんなことをしていたらいつかは死んでしまうかもしれない。それはセシリーとコリンの人生も変えてしまうだろう。
受けるべきだ。セシリーやコリンのためにだけではなく、自分自身のために受けるべきだ。
これ以上ないくらいにいい話だった。だからこそ言い訳ができなかった。
俺はしばらく考えさせてほしいと答えた。その時俺の心の中にあったのはロイのことだった。
俺は自分がロイに恋をしていることを、この時になってようやく認めた。
長くは待てませんが、それだけあなたが思慮深く誠実な方だということも、依頼人には伝わるでしょう。よく考えて決めてください。人生に関わってくることですから、お姉さんにも相談してみたほうがいいかもしれません。
仲介人は無理強いはせず、一月の猶予をくれた。セシリーのことも調べているようだった。なんとなく俺は、向こうは俺のことをあらかた調べ上げているのかもしれない、そう思った。学園のことも、家のことも。もしそうならセシリーの夫だった男よりも立場が上の人なのだろう。
今更復讐しようとも思わないし、それを許すような人がいい支援者になるとも思わないけど、成功して皮肉でも言ってやればいい気分にはなれるかもしれない。
本当にいい話だ。
仲介人と別れた後、俺は一人になれる場所を探し、裏路地の隅でしゃがみ込んだ。
安い飯屋の裏で、獣脂の匂いがしていて、人の話し声や調理器具がぶつかる音が結構近くで聞こえていた。
俺はロイのことを思い出していた。大好きな友人だった、一回だけ抱いてくれたロイのこと。
ずっと考えないようにしてきた。もう二度と会えないのだということが分かっていた。姉を恨むつもりはない。あのまま学園にいたとしても卒業後は縁が切れていた。彼と俺とじゃ違いすぎる。たまたま同室になっただけだ。彼は彼の世界できっともう大切な誰かを見つけただろう。彼なら誰にだって愛される。だとしても、残していった万年筆は使ってくれただろうか。俺のことを少しは覚えていてくれるだろうか。考えないようにしてきたいろいろなことがあふれ出し、涙をこらえるので必死だった。
俺は一人で失恋をかみしめた。ずいぶん時間がたったはずなのに、酒でも飲んで、レオに話して笑い飛ばして、そんなことはまだできそうになかった。多分一人で長く抱え込みすぎたのだろう、そう思い、自分で自分を気持ち悪いと思った。
後になって思えば、ロイが学園を卒業した年だ、俺は十九歳、いやこの時ならまだ十八歳だ。成人はしているがまだ十代だ。初恋だった。気持ち悪いなんて思わず、もっと自分に優しくしてやっても良かったかもしれない。
それはさておき、悲劇のヒロイン気取りでぎゃん泣きをこらえていた俺がロイと再会するのは、この半月ほど後になる。
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