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ロイの前で服を脱ぐ時、ものすごく緊張した。たいしたことのない体だと自分でも分かっている。
ふと視線を上げると、ロイの体は相変わらずかっこよくて、俺は一瞬何もかも忘れて見とれた。
「何?」
俺の視線に気づくとロイはからかうように笑った。
「みとれてる、かっこよくて、ロイのからだ」
我ながら何のひねりもない。
「ノアも、きれい」
ロイは俺の肩にキスをした。
「……俺は……」
「きれいだよ、ノアはきれいでかっこいい、ノアの顔も好き、髪も好き、性格も好き、唇も、肌の匂いも、好きだよ、ノア、好き……」
ロイは俺の耳元で囁きながら俺をベッドに横たえた。髪に、頬に、キスされながら、そんなふうに甘やかされていると、なんかもうそれでいい、そんなふうな気分になった。ロイが好きだと言ってくれるなら俺はもうそれでいい。
唇へのキスにこたえながら俺はロイを引き寄せた。
あったかくて気持ちがいい。ロイの匂いがする。たったこれだけのことで俺はもうロイに夢中になっていた。我ながらちょろいと思ったが俺はそのくらいにはロイのことが好きだった。そんなことくらいわかっていたはずなのだけど。
「……今度はちゃんと準備してきたから。多分、すぐに入れても大丈夫」
俺が言うとロイは笑った。
「そんなもったいないことしない。……頑張った?」
「頑張った。前はロイに任せきりだったから」
「ノアっぽい。でも俺、ノアに任せきりにされるの、いやじゃないよ」
「俺がいやだよ」
「そうか、今度話し合おうな」
ロイは囁き、キスを続けた。
俺は頑張った、と思う。しかし最終的にはロイに任せきりになった。
俺のせいじゃない、ロイが俺以上に頑張ったせいだ。もっとやれたと思うしやらせてほしかったのだけどその余地がなかった。
猶予期間は一か月あった。前回はロイのちんこに窮屈な思いをさせたのだろう自覚があった。
俺は頑張った。異世界、すごいよ! 魔法のある世界だ、道具も薬もいいのがそろっていた。先人たちの知恵の結晶でもってすぐに入れても大丈夫、多分それくらいには拡張できたと思う。
ロイによくなってもらえればそれで勝利としていい、そう思っていた。俺の方はそんなによくなくてもいい。男同士だしまだ二回目だし、挿入でいくことにそこまでこだわりもなかった。
この世界には本物の媚薬もあったがそれは見なかったふりをした。処女も悶絶、とか怖いし。ひかれたくない。前みたいにさわってもらえればじゅうぶんだ。
「ロイ、おまえ、やめろよ、それ媚薬入りだろう!」
だからロイがそれを出してきたとき、俺は思わず叫んだ。
「大丈夫、ほんの少しだ」
ロイはむしろ楽しそうだった。
ロイの手にあったのは俺が薬屋で棚に戻した媚薬入りのローションだった。
「すぐ入れられるって、俺、言ったよな、ちゃんとローションも入れてきた」
媚薬入りじゃないローションを。
「でも乾いてきたし」
「や、やめろって、それは、おまえが、」
大きく足を開かれ、俺はしゃくりあげた。前戯長すぎるんだよ、おまえは、とはさすがに言えなかった。
「これだけ待たされたんだ、じっくり楽しみたいだろ。……前のことは俺も不本意だったしな、今日はよくしてやりたくてさ」
「不本意じゃない、俺、前ので全然良かった、すごく、嬉しかった」
「そうか、ノアはかわいいな、」
ロイはふにゃりと笑うと、俺の額に唇を押し付けた。ロイのこんな顔初めて見たかもしれない。かわいい。
「じゃぁ、今度は前よりもっと良くなろうな」
ロイは言うと、媚薬入りローションにまみれた指で俺の乳首をいじりながら、はむ、と俺の唇を食んだ。
媚薬成分は皮膚からも吸収可能。俺は新しい知見を得ることになった。
そういうわけで俺は、丁寧に丁寧にとろとろのぐちゃぐちゃにされた。自分の体のあんな場所があんなえろい音をたてるのを俺は初めて聞いた。
挿入までには、ニ、三回くらいはいってもおかしくないくらいのことをされたけど、一回もいかせてもらえなかった。いくと長く続けられなくなるから、ということらしいが、お前は鬼か。
結局俺は顔をぐちゃぐちゃにして泣きながら、じぶんからハメ乞いすることになった。人間あれだけ追いつめられるとプライドとか羞恥とかそういうのがまとめてお亡くなりになるんだ、とてもよく分かった。セックス中に何回「お願い」したか、記録を取りたいくらいだった、俺は何回も何回も「お願い」するはめになった。
挿入してからも長かった。ロイは俺が好きなとこ(そんなところが好きなんて俺自身も初めて知った)比較的浅い部分で抜き差しを繰り返し、俺を追い詰めた。
このころになると俺はもうすっかりと理性が飛んで壊れていた。はふはふと息をつきながら恥ずかしい声を上げるだけのぐにゃぐにゃした何かになっていた。
「ノア、ノア、俺を見て、ノア」
ぺちぺちと頬を叩かれ、促されて見ると、ロイはぎらぎらした目で俺を見ていた。このころにはロイの方もだいぶ壊れていたんだろうと思う。長くやりたいというロイの方針のもと、俺たちはまだ一回も射精していなかった。頭おかしい。
「ノア、おまえ今、俺に何されてるかわかる? おまえの中に、俺のが入ってるのがわかる?」
「ひ、あ、ぁ、わかる、わかるから……」
「俺たちはセックスしてるの、わかるよな、」
「わかる、わかるって言ってるだろ、ばか、ぁ、や、ロイ、ロイ、」
「友達はセックスしないの、わかるよな、もう二度と、友達とか言い出すなよ、ノア、ノアは俺の何? 俺はノアの何?」
なんだその哲学的な問いは。
俺のどろどろになった頭はうまく答えを見つけ出すことができなかった。いや、冷静に考えれば哲学的でも何でもない、恋人とかそういうことを答えておけばよかったのだろうが。
「……わかんないよ、ロイ、俺、ロイが好き、好き、大好き、ロイが好き……」
俺のバカになった頭ではようやくそう言えただけだった。しかし、ロイにはそれでもよかったみたいだ。満足そうに笑みをこぼし、ちゅ、ちゅ、と俺にキスをしながら深い場所まで入れてくれた。
俺はロイの体に足を絡め、ぎゅっと強く引き寄せた。挿入、めちゃくちゃ気持ちいい、俺はぼんやりと考えた。
最終的に、二回ほど中で出してもらって、俺もそれくらい射精して、気絶するように寝落ちした。
結局、後始末はロイ任せになったが、ロイは機嫌がよさそうだったし、もういいと思うことにした。
おまけでもらった指南書(初心者向け)の内容は、この日は試す余裕はなかった。
試せたのは、ロイの気が済んだ後、三、四回ほどセックスした後でだ。
二回目以降は、さすがに俺も、俺はいわゆるわからセックスというやつをされているのだな、というのがわかったので、空気を読んでロイにつきあいじゅうぶんにわからされた。
ちゃんと言った。ロイは恋人だって。友達だけど恋人だって。ロイは何回も俺にそれを言わせた。
何回も言わされたせいで俺自身もそれを信じることができるようになった。
ロイは本当に俺を待ってくれていたのだ。そして思っていたよりずっと好きでいてくれたのだ。
俺はようやく理解した。
ふと視線を上げると、ロイの体は相変わらずかっこよくて、俺は一瞬何もかも忘れて見とれた。
「何?」
俺の視線に気づくとロイはからかうように笑った。
「みとれてる、かっこよくて、ロイのからだ」
我ながら何のひねりもない。
「ノアも、きれい」
ロイは俺の肩にキスをした。
「……俺は……」
「きれいだよ、ノアはきれいでかっこいい、ノアの顔も好き、髪も好き、性格も好き、唇も、肌の匂いも、好きだよ、ノア、好き……」
ロイは俺の耳元で囁きながら俺をベッドに横たえた。髪に、頬に、キスされながら、そんなふうに甘やかされていると、なんかもうそれでいい、そんなふうな気分になった。ロイが好きだと言ってくれるなら俺はもうそれでいい。
唇へのキスにこたえながら俺はロイを引き寄せた。
あったかくて気持ちがいい。ロイの匂いがする。たったこれだけのことで俺はもうロイに夢中になっていた。我ながらちょろいと思ったが俺はそのくらいにはロイのことが好きだった。そんなことくらいわかっていたはずなのだけど。
「……今度はちゃんと準備してきたから。多分、すぐに入れても大丈夫」
俺が言うとロイは笑った。
「そんなもったいないことしない。……頑張った?」
「頑張った。前はロイに任せきりだったから」
「ノアっぽい。でも俺、ノアに任せきりにされるの、いやじゃないよ」
「俺がいやだよ」
「そうか、今度話し合おうな」
ロイは囁き、キスを続けた。
俺は頑張った、と思う。しかし最終的にはロイに任せきりになった。
俺のせいじゃない、ロイが俺以上に頑張ったせいだ。もっとやれたと思うしやらせてほしかったのだけどその余地がなかった。
猶予期間は一か月あった。前回はロイのちんこに窮屈な思いをさせたのだろう自覚があった。
俺は頑張った。異世界、すごいよ! 魔法のある世界だ、道具も薬もいいのがそろっていた。先人たちの知恵の結晶でもってすぐに入れても大丈夫、多分それくらいには拡張できたと思う。
ロイによくなってもらえればそれで勝利としていい、そう思っていた。俺の方はそんなによくなくてもいい。男同士だしまだ二回目だし、挿入でいくことにそこまでこだわりもなかった。
この世界には本物の媚薬もあったがそれは見なかったふりをした。処女も悶絶、とか怖いし。ひかれたくない。前みたいにさわってもらえればじゅうぶんだ。
「ロイ、おまえ、やめろよ、それ媚薬入りだろう!」
だからロイがそれを出してきたとき、俺は思わず叫んだ。
「大丈夫、ほんの少しだ」
ロイはむしろ楽しそうだった。
ロイの手にあったのは俺が薬屋で棚に戻した媚薬入りのローションだった。
「すぐ入れられるって、俺、言ったよな、ちゃんとローションも入れてきた」
媚薬入りじゃないローションを。
「でも乾いてきたし」
「や、やめろって、それは、おまえが、」
大きく足を開かれ、俺はしゃくりあげた。前戯長すぎるんだよ、おまえは、とはさすがに言えなかった。
「これだけ待たされたんだ、じっくり楽しみたいだろ。……前のことは俺も不本意だったしな、今日はよくしてやりたくてさ」
「不本意じゃない、俺、前ので全然良かった、すごく、嬉しかった」
「そうか、ノアはかわいいな、」
ロイはふにゃりと笑うと、俺の額に唇を押し付けた。ロイのこんな顔初めて見たかもしれない。かわいい。
「じゃぁ、今度は前よりもっと良くなろうな」
ロイは言うと、媚薬入りローションにまみれた指で俺の乳首をいじりながら、はむ、と俺の唇を食んだ。
媚薬成分は皮膚からも吸収可能。俺は新しい知見を得ることになった。
そういうわけで俺は、丁寧に丁寧にとろとろのぐちゃぐちゃにされた。自分の体のあんな場所があんなえろい音をたてるのを俺は初めて聞いた。
挿入までには、ニ、三回くらいはいってもおかしくないくらいのことをされたけど、一回もいかせてもらえなかった。いくと長く続けられなくなるから、ということらしいが、お前は鬼か。
結局俺は顔をぐちゃぐちゃにして泣きながら、じぶんからハメ乞いすることになった。人間あれだけ追いつめられるとプライドとか羞恥とかそういうのがまとめてお亡くなりになるんだ、とてもよく分かった。セックス中に何回「お願い」したか、記録を取りたいくらいだった、俺は何回も何回も「お願い」するはめになった。
挿入してからも長かった。ロイは俺が好きなとこ(そんなところが好きなんて俺自身も初めて知った)比較的浅い部分で抜き差しを繰り返し、俺を追い詰めた。
このころになると俺はもうすっかりと理性が飛んで壊れていた。はふはふと息をつきながら恥ずかしい声を上げるだけのぐにゃぐにゃした何かになっていた。
「ノア、ノア、俺を見て、ノア」
ぺちぺちと頬を叩かれ、促されて見ると、ロイはぎらぎらした目で俺を見ていた。このころにはロイの方もだいぶ壊れていたんだろうと思う。長くやりたいというロイの方針のもと、俺たちはまだ一回も射精していなかった。頭おかしい。
「ノア、おまえ今、俺に何されてるかわかる? おまえの中に、俺のが入ってるのがわかる?」
「ひ、あ、ぁ、わかる、わかるから……」
「俺たちはセックスしてるの、わかるよな、」
「わかる、わかるって言ってるだろ、ばか、ぁ、や、ロイ、ロイ、」
「友達はセックスしないの、わかるよな、もう二度と、友達とか言い出すなよ、ノア、ノアは俺の何? 俺はノアの何?」
なんだその哲学的な問いは。
俺のどろどろになった頭はうまく答えを見つけ出すことができなかった。いや、冷静に考えれば哲学的でも何でもない、恋人とかそういうことを答えておけばよかったのだろうが。
「……わかんないよ、ロイ、俺、ロイが好き、好き、大好き、ロイが好き……」
俺のバカになった頭ではようやくそう言えただけだった。しかし、ロイにはそれでもよかったみたいだ。満足そうに笑みをこぼし、ちゅ、ちゅ、と俺にキスをしながら深い場所まで入れてくれた。
俺はロイの体に足を絡め、ぎゅっと強く引き寄せた。挿入、めちゃくちゃ気持ちいい、俺はぼんやりと考えた。
最終的に、二回ほど中で出してもらって、俺もそれくらい射精して、気絶するように寝落ちした。
結局、後始末はロイ任せになったが、ロイは機嫌がよさそうだったし、もういいと思うことにした。
おまけでもらった指南書(初心者向け)の内容は、この日は試す余裕はなかった。
試せたのは、ロイの気が済んだ後、三、四回ほどセックスした後でだ。
二回目以降は、さすがに俺も、俺はいわゆるわからセックスというやつをされているのだな、というのがわかったので、空気を読んでロイにつきあいじゅうぶんにわからされた。
ちゃんと言った。ロイは恋人だって。友達だけど恋人だって。ロイは何回も俺にそれを言わせた。
何回も言わされたせいで俺自身もそれを信じることができるようになった。
ロイは本当に俺を待ってくれていたのだ。そして思っていたよりずっと好きでいてくれたのだ。
俺はようやく理解した。
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