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ダークマスターはくじけない
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「以上が昨日、魔王から告げられた新しい俺たちの任務だ。というわけで、皆の意見が聞きたいんだが、何かいい案とか、こんなのどう? とかいうやついるか?」
俺は昨日起きた出来事を簡潔に説明し、今日集まってくれた幹部4人を見渡した。
すると
「ホッホッホ。相変わらずトウマ様はシルフィ様に気に入られておりますな」
幹部の中で最年長のいったい何年生きているのかわからない、アホみたいに長い白鬚を蓄えた闇魔法のエキスパート、サモンが愉快そうに笑い声をあげた。
「いやサモン、笑い事じゃないんだって。下手したら俺、殺されるかもしれないんだぞ」
「ホッホッホ。まあ、トウマ様ならなんだかんだ言って大丈夫だと思いますぞ。この老獪の目は割と研ぎ澄まされておりますが故」
「そんな持ちあげはいらないから何か良い意見はないか? とりあえず何でも良いからいまは質より量の精神で頼む」
俺はそう言ってこの場に集まった4幹部の宿儺、フラム、リル、サモンを見る。
するとまずリルが勢いよく手を挙げた。
「はい! はい! はい! ようはまた英雄たちが魔王城に来たいって思ってくれればいいんだよね」
「まあ、来たいっていう言葉が正しいかどうかはわからんが、あながち間違ってはない」
「だったらさ。魔王城名物グルメを売り出そうよ! とびっきり美味しいやつ! それで人間たちの胃袋を掴んで魔王城で食の祭典を年一回開くの!」
「ホッホッホ。リルよ。流石に魔王城で食の祭典っていうのは無理があるじゃろう。それに人間を魔王城に呼ぶ目的は最終的には人間を倒して装備品を売るためじゃし」
「いや、全然そういう意見でも構わないぞ。さっきも言ったけど今は質より量でいきたいし。本当に魔王城で食い物売って財政難を突破できるならそれにこしたことはないからな」
「やったーー!! 流石トウマ! 話がわるね~♪」
「いやまだ別に決定したわけじゃないけどな。他になんか意見あるやついるか」
「そうね~ようは人間を呼び込んでお金を落とさせればいいのよね。だったら魔界のとある地方ではもうやってるけど、魔王城にも私たちサキュバスの淫夢サービスの風〇店を出すのはどう? 正直物凄い儲かるわよ」
「ホッホッホ。ルージュよ。流石にこの格式高い魔王城で風〇店など無礼もよいところじゃよ」
「おっ、それ良いアイディアだな。確かに風〇系は男はみんな好きだからな。しかも魔王城までくるような物好きは道中相当溜まってるだろうし。さあ、他に何か意見はあるか? おっ宿儺」
「俺は魔界一美味いBARを開きたい。リルの食い物屋で若年層を取り込み、ルージュの風俗で客の気持ちを昂らせ、俺のBARで癒しを与えたいんだ」
「ホッホッホ。宿儺よ。根本的に間違っておるぞ。何故我々が人間共に癒しをあたえねばならぬのだ。ねぇトウマ様?」
「いやそんなことはないぞ。良い感じに酔っぱらってくれてたら仮に戦闘になったとしても楽して倒せるし、それどころかわざわざ戦わなくても泥酔してたら貴重なアイテムとか落としていってくれそうだし、飲食代も稼げるしな」
「ほんとかトウマ! 昨日お前と飲んでる途中で思いついたんだ。もし人件費とか気になるんだったら俺がマスターやるぞ。俺の6本の腕ならかなりのハイペースで客を捌けるからな」
「おう、助かるぜ宿儺。他になんか意見があるやつはいるか? それじゃサモン」
「ホッホッホ。まず我々が一番最初にやるべきは人間共が張っている魔族避けの結界を破ることです。あの結界を突破さえできれば我々が一気に人間界に攻め込み、侵略して財を奪い、富という富を手に入れて魔王城を再生することができるのです。それが最優先事項です。ね? トウマ様」
「いや、それは確かに成功したらメリットがでかいけど、あの結界はもう10年以上破れてないし、失敗する可能性のでかさを考えたら最優先ではないかな」
正直あの結界に関しては色々諸事情があるんだよな。個人的にも破られたら困るし。
「ホッホッホ。トウマ様がそう言うならばしかたありませんね。ホッホッホ」
俺の言葉を聞いたサモンは少し悲しそうにホッホッホと笑った。
今度、サモンの好きな塩大福とあったかい魔界茶でも持っていこう。
その後も会議は大いに盛り上がり様々な意見が出た。
その一部をまとめるとこんな感じだ。
・なんだかんだ言ってそこそこ強い魔物と腕試ししたい人間もいるはず
・魔界でしか手に入らないレアアイテムを欲しがる人間もいるんじゃない
・魔物の生体に興味ある人いないかなぁ
・英雄を生け捕りにして金を要求しましょう(悪い噂が広がって人間が来なくなるとまた数年後に財政悪化するから却下)
・可愛い魔族たちとの写真撮影(チェキ)会
・可愛い魔族のLIVE
・魔物牧場!!
・人間を素材とした秘薬開発および魔界での転売(悪い噂が広がって人間が来なくなるとまた数年後に財政悪化するから却下)
他にも色々意見が出たがざっと挙げるとこんな感じだ。
さあ、どんどん会議を進めていこう
俺は昨日起きた出来事を簡潔に説明し、今日集まってくれた幹部4人を見渡した。
すると
「ホッホッホ。相変わらずトウマ様はシルフィ様に気に入られておりますな」
幹部の中で最年長のいったい何年生きているのかわからない、アホみたいに長い白鬚を蓄えた闇魔法のエキスパート、サモンが愉快そうに笑い声をあげた。
「いやサモン、笑い事じゃないんだって。下手したら俺、殺されるかもしれないんだぞ」
「ホッホッホ。まあ、トウマ様ならなんだかんだ言って大丈夫だと思いますぞ。この老獪の目は割と研ぎ澄まされておりますが故」
「そんな持ちあげはいらないから何か良い意見はないか? とりあえず何でも良いからいまは質より量の精神で頼む」
俺はそう言ってこの場に集まった4幹部の宿儺、フラム、リル、サモンを見る。
するとまずリルが勢いよく手を挙げた。
「はい! はい! はい! ようはまた英雄たちが魔王城に来たいって思ってくれればいいんだよね」
「まあ、来たいっていう言葉が正しいかどうかはわからんが、あながち間違ってはない」
「だったらさ。魔王城名物グルメを売り出そうよ! とびっきり美味しいやつ! それで人間たちの胃袋を掴んで魔王城で食の祭典を年一回開くの!」
「ホッホッホ。リルよ。流石に魔王城で食の祭典っていうのは無理があるじゃろう。それに人間を魔王城に呼ぶ目的は最終的には人間を倒して装備品を売るためじゃし」
「いや、全然そういう意見でも構わないぞ。さっきも言ったけど今は質より量でいきたいし。本当に魔王城で食い物売って財政難を突破できるならそれにこしたことはないからな」
「やったーー!! 流石トウマ! 話がわるね~♪」
「いやまだ別に決定したわけじゃないけどな。他になんか意見あるやついるか」
「そうね~ようは人間を呼び込んでお金を落とさせればいいのよね。だったら魔界のとある地方ではもうやってるけど、魔王城にも私たちサキュバスの淫夢サービスの風〇店を出すのはどう? 正直物凄い儲かるわよ」
「ホッホッホ。ルージュよ。流石にこの格式高い魔王城で風〇店など無礼もよいところじゃよ」
「おっ、それ良いアイディアだな。確かに風〇系は男はみんな好きだからな。しかも魔王城までくるような物好きは道中相当溜まってるだろうし。さあ、他に何か意見はあるか? おっ宿儺」
「俺は魔界一美味いBARを開きたい。リルの食い物屋で若年層を取り込み、ルージュの風俗で客の気持ちを昂らせ、俺のBARで癒しを与えたいんだ」
「ホッホッホ。宿儺よ。根本的に間違っておるぞ。何故我々が人間共に癒しをあたえねばならぬのだ。ねぇトウマ様?」
「いやそんなことはないぞ。良い感じに酔っぱらってくれてたら仮に戦闘になったとしても楽して倒せるし、それどころかわざわざ戦わなくても泥酔してたら貴重なアイテムとか落としていってくれそうだし、飲食代も稼げるしな」
「ほんとかトウマ! 昨日お前と飲んでる途中で思いついたんだ。もし人件費とか気になるんだったら俺がマスターやるぞ。俺の6本の腕ならかなりのハイペースで客を捌けるからな」
「おう、助かるぜ宿儺。他になんか意見があるやつはいるか? それじゃサモン」
「ホッホッホ。まず我々が一番最初にやるべきは人間共が張っている魔族避けの結界を破ることです。あの結界を突破さえできれば我々が一気に人間界に攻め込み、侵略して財を奪い、富という富を手に入れて魔王城を再生することができるのです。それが最優先事項です。ね? トウマ様」
「いや、それは確かに成功したらメリットがでかいけど、あの結界はもう10年以上破れてないし、失敗する可能性のでかさを考えたら最優先ではないかな」
正直あの結界に関しては色々諸事情があるんだよな。個人的にも破られたら困るし。
「ホッホッホ。トウマ様がそう言うならばしかたありませんね。ホッホッホ」
俺の言葉を聞いたサモンは少し悲しそうにホッホッホと笑った。
今度、サモンの好きな塩大福とあったかい魔界茶でも持っていこう。
その後も会議は大いに盛り上がり様々な意見が出た。
その一部をまとめるとこんな感じだ。
・なんだかんだ言ってそこそこ強い魔物と腕試ししたい人間もいるはず
・魔界でしか手に入らないレアアイテムを欲しがる人間もいるんじゃない
・魔物の生体に興味ある人いないかなぁ
・英雄を生け捕りにして金を要求しましょう(悪い噂が広がって人間が来なくなるとまた数年後に財政悪化するから却下)
・可愛い魔族たちとの写真撮影(チェキ)会
・可愛い魔族のLIVE
・魔物牧場!!
・人間を素材とした秘薬開発および魔界での転売(悪い噂が広がって人間が来なくなるとまた数年後に財政悪化するから却下)
他にも色々意見が出たがざっと挙げるとこんな感じだ。
さあ、どんどん会議を進めていこう
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