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出逢い
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「母さん、具合はどう?」
半年前、狩りに出かけた父さんは魔獣の襲撃にあって死んでしまった。
パーティーの殿を務めた父さんは自分の命と引き換えに…
「大丈夫よアーク、あなたも後十日もすれば王都ペインに旅立たなくてはいけないのに、余計な心配させてごめんなさい」
あの日から目に見えるほど衰弱していく母さんを見てるのは辛い。
後十日…俺は十七歳になる、この大陸南西の村ローザから旅立ち、王都で何かを学んで帰るよう、父さんと母さんがお金を貯めてくれていた。
王都に移動するだけで馬車で二十日以上もかかる。
妹のロゼッタも俺の旅立ちの日を目を輝かせて待ちわびている。
こんな状態なのに置いていけるわけが…
「アーク、気にすることなんてなにもないわ。この村でやり残したことがないようにね」
このまま母さんを置いて行ったら、少なくとも二年間は会えないだろう。
この大陸最南西の村と、王都ペインでは規模が違いすぎる。
きっと、向こうに行ったらたくさん仕事があって、目まぐるしい毎日を過ごして、こんなちっぽけな村のことなんて忘れてしまうかもしれない。
龍神の村ローザなんて言われているが、誰も龍を見たことがない、死の森に入った父さんは俺が付与魔法・不壊をかけた剣だけ残してこの世を去ってしまった。
死の森から魔獣が出るのを抑制してるなんて、よく教えられたな、そんな力があるなら父さんを助けてあげてくれよ。
やり残したことか…
そういえば、龍の住んでいると言われる丘、見晴らしが良くて子供の頃はよく行ったっけ。
最後にこの村を一望して、母さんのために薬草でも取ってくるか…
「おいアーク、どこいくんだ?」
後ろを見ると幼馴染のカインがいた。
ずっと仲良くしてたけど、半年前から少し疎遠になってたかな?
いや、優しいこいつのことだから、俺に気を使ってくれていたんだろう。
「最後に龍の丘から村を見ようと思ってな」
カインはニッコリ笑うと何も言わずについてきた。
「なあカイン、後十日でこの村を出るだろ?なんかやりのことしたことあるか?」
「ねーよ、最近はお前と狩りに行ってないから暇だなって思ってたくらいだ」
ハハッと笑って肩を叩いてくる。
「俺はお前と違って付与魔法しか使えないから、戦闘じゃあんまり役に立たないっつーの」
そう、俺は付与魔法しか使えない。俺が村の役に立つには流れる川に浄化を付与した岩を置いたり、新しくできた家に状態維持をかけることくらいだ。
「お前がいなかったらせっかくバイソンを倒しても村に運べないだろうが」
そうか、バイソン一匹倒せば村では三日分の食料になる。元々弱ってたバイソンにカインがとどめを刺して俺が付与魔法をかけて一人で持てる重さにしたんだっけな…
懐かしい、めんどくさがりやの俺をいつも引っ張り出してくれたのはカインだったな。
「もうじき頂上だ」
足並みをずっと合わせて登ってきてくれたことは知ってる、この体力バカめ…
俺と違って汗一つもかかないか。
ふと笑みがこぼれた、ずっと母さんとロゼッタに付きっきりでこんなに綺麗な夕日を見たのは久しぶりだ。
「すげぇ…」
「アーク、王都ペインはどんなとこなんだろうな」
後ろにいる俺を見もせずにカインは呟いた。
「カインじゃどこにいっても引っ張りだこだろ」
カインは強い、村の大人たちよりも。
よく父さん達に連れられて狩りに行ってたもんな
誘われても、五回に一回くらいしかいかなかったな…
カインと将来の話をしたことはない、ただ気がつけば隣にいて寝てる俺を外に連れ出してくれたな。
「カイン、帰ろう。母さんに薬草を少し摘みたいんだ」
「ああ」
それだけ言ってカインは立ち尽くしていた。
「お前早いから先に下るぞ」
そう言って引き返そうと振り向いたその時
ブニュッと顔にどでかいクモの巣のようなものが触った。
「え?」
目の前には真っ白な龍が驚きのこもった瞳で真っ直ぐこっちを見ていた。
あわてて振り返るが何もない、カインがいない、丘の上じゃない…
「私が見えるのかしら」
もう一度龍の方を振り向き現実に戻る
よく見ると一本の剣が龍の前に突き刺さっていた。
「ここはどこですか…」
「質問に質問で返さないでちょうだい、ここは魔獣の森の隣の丘よ」
言葉に詰まる、なんで俺はこんなところに…
「俺と一緒にいた友達は」
「あなたがいきなり結界に踏み込んできたから私もびっくりしたわ、私が見えるのね」
結界?ローザの守り神と言われてる龍神なのか?くそっ!突然のことで頭がいっぱいだ。俺はこのまま食われたら母さんとロゼッタは…
「食べないわよ、この地から魔力を頂いてるわ」
「心の中が読めるのか?」
龍はそれっきり何も言葉を発しない
何も聞こえない、風の音も、虫の音も…
この静かな空間に一人と一匹
どれくらい経過したのだろう、背中から流れた一筋の汗でようやく我に帰った
「あなたの名前は?」
「セスよ」
「ここで何をしている?」
尋問するような会話になってしまったが身体が強張って言葉に詰まる
「森から魔獣がでないように結界を張ってるのよ」
セスはそれだけ言うと目を閉じてしまった。龍神の村ローザの守り神に遭遇したのか…
体の力が抜けふと後ずさり、腰が抜けて座り込んだ。
「ローザの守り神とは本当だったのか…」
「違うわ、私は助けてくれた人間の恩返しをしてるだけよ」
すっと目を開け、またこっちを見た。
不思議と恐怖はない、それどころかセスに聞きたいことがたくさんある。
「ずっとここに?」
「そうよ」
「外に出ないのか?」
セスは答えない。そうか、恩返しでこの地を守ってるんだもんな
「その剣に魔力を送って結界を維持してるってことでいいのか?」
一目見てわかった。素晴らしい業物だ、ローザの村にいたら死ぬまで見ることはないだろう。俺が持っていたとして、あんな剣に付与する魔法なんて…
「あれ?待てよ、もしその剣に俺が結界維持を付与したら自由になれるんじゃないか?」
「あきれるわ、人間如きの魔力で魔獣の森の結界が持つわけないじゃない」
うん、そうだよな。でもこの龍は俺たちをずっと守っていてくれたのかもしれない。そう思うと何か俺にもできることがあるならやりたい。
「毎日俺の魔力を送り続けたとして、どれくらいかかりそうだ?」
答えを待つ、もしかしてまたあの気まずい雰囲気になったりして…
「二年ってとこね」
答えてくれた、それにしても思ったより早いな、毎日魔力の底上げを並行するとして、もう少し短縮できるかもしれない
「無理よ」
「え?」
「二年っていうのはあなたが毎日最大限努力しての時間ね、この剣に魔力を吸わせに来るだけなら二十年はかかるわ」
セスの言ってることが正しければ、俺が努力を怠ったとき、人生の半分は無駄になるってことか…いや違う、この龍はそれをずっとやってきたんだ、無駄じゃない。
「決めたよ、セスを自由にするためにやってみる」
「生半可なことじゃないわ」
「俺のやりたいことなんて、家で笑顔で毎日を過ごして、美味しいご飯を食べて、余った時間を気持ちよく寝て過ごすくらいのことだ、初めて何かしたいと思ったことが、村の守り神のためだなんてな」
ハハッと笑ってセスを見る
「ここにいることは苦じゃないわ、死にたいのなら勝手になさい」
ん?今死ぬって言わなかったか?
「俺死ぬの?」
「やってみればわかるわ」
セスは興味なさそうに目を閉じた。
とりあえず白銀の剣に手を当てて結界維持を付与する。魔力を込めようとしたそのとき、全身からズボッと力が抜けその場に倒れた。
半年前、狩りに出かけた父さんは魔獣の襲撃にあって死んでしまった。
パーティーの殿を務めた父さんは自分の命と引き換えに…
「大丈夫よアーク、あなたも後十日もすれば王都ペインに旅立たなくてはいけないのに、余計な心配させてごめんなさい」
あの日から目に見えるほど衰弱していく母さんを見てるのは辛い。
後十日…俺は十七歳になる、この大陸南西の村ローザから旅立ち、王都で何かを学んで帰るよう、父さんと母さんがお金を貯めてくれていた。
王都に移動するだけで馬車で二十日以上もかかる。
妹のロゼッタも俺の旅立ちの日を目を輝かせて待ちわびている。
こんな状態なのに置いていけるわけが…
「アーク、気にすることなんてなにもないわ。この村でやり残したことがないようにね」
このまま母さんを置いて行ったら、少なくとも二年間は会えないだろう。
この大陸最南西の村と、王都ペインでは規模が違いすぎる。
きっと、向こうに行ったらたくさん仕事があって、目まぐるしい毎日を過ごして、こんなちっぽけな村のことなんて忘れてしまうかもしれない。
龍神の村ローザなんて言われているが、誰も龍を見たことがない、死の森に入った父さんは俺が付与魔法・不壊をかけた剣だけ残してこの世を去ってしまった。
死の森から魔獣が出るのを抑制してるなんて、よく教えられたな、そんな力があるなら父さんを助けてあげてくれよ。
やり残したことか…
そういえば、龍の住んでいると言われる丘、見晴らしが良くて子供の頃はよく行ったっけ。
最後にこの村を一望して、母さんのために薬草でも取ってくるか…
「おいアーク、どこいくんだ?」
後ろを見ると幼馴染のカインがいた。
ずっと仲良くしてたけど、半年前から少し疎遠になってたかな?
いや、優しいこいつのことだから、俺に気を使ってくれていたんだろう。
「最後に龍の丘から村を見ようと思ってな」
カインはニッコリ笑うと何も言わずについてきた。
「なあカイン、後十日でこの村を出るだろ?なんかやりのことしたことあるか?」
「ねーよ、最近はお前と狩りに行ってないから暇だなって思ってたくらいだ」
ハハッと笑って肩を叩いてくる。
「俺はお前と違って付与魔法しか使えないから、戦闘じゃあんまり役に立たないっつーの」
そう、俺は付与魔法しか使えない。俺が村の役に立つには流れる川に浄化を付与した岩を置いたり、新しくできた家に状態維持をかけることくらいだ。
「お前がいなかったらせっかくバイソンを倒しても村に運べないだろうが」
そうか、バイソン一匹倒せば村では三日分の食料になる。元々弱ってたバイソンにカインがとどめを刺して俺が付与魔法をかけて一人で持てる重さにしたんだっけな…
懐かしい、めんどくさがりやの俺をいつも引っ張り出してくれたのはカインだったな。
「もうじき頂上だ」
足並みをずっと合わせて登ってきてくれたことは知ってる、この体力バカめ…
俺と違って汗一つもかかないか。
ふと笑みがこぼれた、ずっと母さんとロゼッタに付きっきりでこんなに綺麗な夕日を見たのは久しぶりだ。
「すげぇ…」
「アーク、王都ペインはどんなとこなんだろうな」
後ろにいる俺を見もせずにカインは呟いた。
「カインじゃどこにいっても引っ張りだこだろ」
カインは強い、村の大人たちよりも。
よく父さん達に連れられて狩りに行ってたもんな
誘われても、五回に一回くらいしかいかなかったな…
カインと将来の話をしたことはない、ただ気がつけば隣にいて寝てる俺を外に連れ出してくれたな。
「カイン、帰ろう。母さんに薬草を少し摘みたいんだ」
「ああ」
それだけ言ってカインは立ち尽くしていた。
「お前早いから先に下るぞ」
そう言って引き返そうと振り向いたその時
ブニュッと顔にどでかいクモの巣のようなものが触った。
「え?」
目の前には真っ白な龍が驚きのこもった瞳で真っ直ぐこっちを見ていた。
あわてて振り返るが何もない、カインがいない、丘の上じゃない…
「私が見えるのかしら」
もう一度龍の方を振り向き現実に戻る
よく見ると一本の剣が龍の前に突き刺さっていた。
「ここはどこですか…」
「質問に質問で返さないでちょうだい、ここは魔獣の森の隣の丘よ」
言葉に詰まる、なんで俺はこんなところに…
「俺と一緒にいた友達は」
「あなたがいきなり結界に踏み込んできたから私もびっくりしたわ、私が見えるのね」
結界?ローザの守り神と言われてる龍神なのか?くそっ!突然のことで頭がいっぱいだ。俺はこのまま食われたら母さんとロゼッタは…
「食べないわよ、この地から魔力を頂いてるわ」
「心の中が読めるのか?」
龍はそれっきり何も言葉を発しない
何も聞こえない、風の音も、虫の音も…
この静かな空間に一人と一匹
どれくらい経過したのだろう、背中から流れた一筋の汗でようやく我に帰った
「あなたの名前は?」
「セスよ」
「ここで何をしている?」
尋問するような会話になってしまったが身体が強張って言葉に詰まる
「森から魔獣がでないように結界を張ってるのよ」
セスはそれだけ言うと目を閉じてしまった。龍神の村ローザの守り神に遭遇したのか…
体の力が抜けふと後ずさり、腰が抜けて座り込んだ。
「ローザの守り神とは本当だったのか…」
「違うわ、私は助けてくれた人間の恩返しをしてるだけよ」
すっと目を開け、またこっちを見た。
不思議と恐怖はない、それどころかセスに聞きたいことがたくさんある。
「ずっとここに?」
「そうよ」
「外に出ないのか?」
セスは答えない。そうか、恩返しでこの地を守ってるんだもんな
「その剣に魔力を送って結界を維持してるってことでいいのか?」
一目見てわかった。素晴らしい業物だ、ローザの村にいたら死ぬまで見ることはないだろう。俺が持っていたとして、あんな剣に付与する魔法なんて…
「あれ?待てよ、もしその剣に俺が結界維持を付与したら自由になれるんじゃないか?」
「あきれるわ、人間如きの魔力で魔獣の森の結界が持つわけないじゃない」
うん、そうだよな。でもこの龍は俺たちをずっと守っていてくれたのかもしれない。そう思うと何か俺にもできることがあるならやりたい。
「毎日俺の魔力を送り続けたとして、どれくらいかかりそうだ?」
答えを待つ、もしかしてまたあの気まずい雰囲気になったりして…
「二年ってとこね」
答えてくれた、それにしても思ったより早いな、毎日魔力の底上げを並行するとして、もう少し短縮できるかもしれない
「無理よ」
「え?」
「二年っていうのはあなたが毎日最大限努力しての時間ね、この剣に魔力を吸わせに来るだけなら二十年はかかるわ」
セスの言ってることが正しければ、俺が努力を怠ったとき、人生の半分は無駄になるってことか…いや違う、この龍はそれをずっとやってきたんだ、無駄じゃない。
「決めたよ、セスを自由にするためにやってみる」
「生半可なことじゃないわ」
「俺のやりたいことなんて、家で笑顔で毎日を過ごして、美味しいご飯を食べて、余った時間を気持ちよく寝て過ごすくらいのことだ、初めて何かしたいと思ったことが、村の守り神のためだなんてな」
ハハッと笑ってセスを見る
「ここにいることは苦じゃないわ、死にたいのなら勝手になさい」
ん?今死ぬって言わなかったか?
「俺死ぬの?」
「やってみればわかるわ」
セスは興味なさそうに目を閉じた。
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