異世界侍(A different world samurai )

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エピソード3

5話

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日にちが大分経ち、クエストで比較的に報酬のいい依頼を達成する翔太、大分資金が集まりそろそろ冒険をしようと思う頃合い

王国の玉座の間にて
 
最近、住民が姿を晦ます事件が多発しております
「どういうことじゃぁ」
王が大臣に説明を求める
「情報によりますと、お金を借りた住民は姿を消してます」
「だいたい見当はつく、つまらぬ金融屋、つまり闇金か、人の弱みや心に漬け込んでわざと借金させて、返さないと人身売買で金にする反社会組織」
「デモンズっていう組織です」
「フン、まだ残党兵がいたんだな、あの反社会組織」
「王殿、完全に排除しますか?」
「これ以上、国民が被害を出ないようデモンズを捜索をしてくれ、そして、国民に告げ、金銭貸借、この事件が治るまで国民同士のお金の貸し借りは禁ずる、破ったものは10年の刑に処す」
「はっ!」

デモンズアジトにて

「貸した30万、積もりに積もったて40日経過して1,518,750万どう返すんだ?」
「後!1週間だけ!チャンスを下さい!」
「女とギャンブルにハマった男の戯言なんか誰も信じねぇ!」
「おいクズ!あの債務者を見てみろ、契約する時に種を呑んだよな~」
「お金を返せないと」
一人の債務者が苦しみ始めた、契約の種(悪魔の種)が発芽して債務者が悪魔のような魔物に変貌した、ジェダが悪魔化した債務者を容赦なく斬り殺す
「これは見せしめだ、分かっているのか?それとも我々の仲間になるか?」
「仲間になったところで、お前の借金は消えないがな」
「うう...」
債務者が泣き崩れる

闇金デモンズの末端達が新しいターゲットを絞りに行く
「王が国民同士の金の貸し借りを禁ずる法律で、債務者が減ったな、別当たりの国行くか」
「エスタンもヴァリスタンもこの情報は出回ってるからやりづらい」
デモンズが末端集団が歩いていると

「待ちなさい!」
「あん!誰だ!この女!」
「私はエスタン騎士団エリーゼよ、あんた達下っ端は覚えなくていいわ」
「な!言っただろ!既に捜索を依頼を出されてるって」
エリーゼが剣を構える
「あなたたちを殺しはしないわ、事情聴取のために生捕りにする」

デモンズ本拠点アジトにて
「ジェダ様、各国の王が国民に金の貸し借りを禁止する法律で我々の金融取引がうまくいきません」
「お金などどうでもいい、俺は俺のやりたいように生きてる、闇金営業はある人物を誘き寄せる手段でしかない」
「ある...人物とは?」
「貴様のようなゴミに喋る価値はない、お前のような命、俺の思い通りに動いて死ねばいい、その程度の価値しかない命だ、身の程を弁えろ」
「ジェ...ダ様、グハァ!」
「何事だ・・・」
「あなたがこの組織のリーダーね」
「だからなんだ、強さに自信があって女騎士一人でわざわざ輪姦にでもされにきたのか?」
「さすが、反社会組織のリーダーね、言葉使いも低俗極まりないわ」
ジェダがエリーゼにニヤつく
「何!?この吐き気を催す感覚!?」
エリーゼが左手で口元を押さえる
「その剣、翔太と似てる...翔太と初めて会った時の感覚...その時は嫌悪感はなかった、コイツは違う・・・邪悪な殺気が私の精神につながる、私の直感がコイツには近づくないと警告している...」
「どうした?女騎士ぃ!ビビった漏れたかぁ」
「下品な翔太ね」
「ほう、お前も翔太を知ってるのか、その騎士、その兵装はエスタン王国の兵士だな、なら知っている事も頷ける」
エリーゼが先手をうった、だがジェダが鞘に刀を納めやままエリーゼの袈裟斬りを受け切った
「フン」
「何よ!余裕ぶっちゃって」
ジェダが払い退ける、エリーゼがリズムのいい斬撃で攻撃を仕掛けるがジェダが鞘を納めたままエリーゼの攻撃を凌ぐ
「どうした?斬撃に力が入ってないぞ」
ジェダはエリーゼを数分弄ぶ
「フン飽きた」
ジェダは刀を腰に備え、素早い居合いでエリーゼの防具を真空斬りで丸裸にした
「なっ!」
服がはだけて恥ずかしさのあまりエリーゼは硬直する、デモンズ末端が数人でエリーゼを拘束する、ジェダは左手でエリーゼの顔を掴み
「ちょっと何よ!!!やめて!」
「女騎士よ、この穢らわしい男に陵辱されるがいい・・・」
「えっ!?」
エリーゼは一瞬ジェダの顔が翔太の顔に見えた
「ジェダ様!この女好きにしていいんですか?」
「愚劣なお前らに女を好きなように遊んでもいい権利をやる」
「ひゃっほぉぉぉーーー!!!」
デモンズ末端が喜び叫ぶ
「おい、女ぁ 運命を受け入れろ」
ジェダが冷酷に言う
 
エリーゼは陵辱された




翔太はこの王国から出る準備をしていた、歩いているとコーネリアを見かけた、なんだが怪しい男に引っ張られる、翔太は気になって追いかけてみた
「コーネリアァ!貸した2,000,000万、積もりに積もった10日5割で15,187,500万、どうすんの?」
「嗚呼あぁぁ」
「コーネリアァ、返せないならどうして報告しに来ない?誠実にすれば少しはお前の扱いは良かったかもしれんな」
(コーネリアの奴、借金持ちがだったのか、債務者はだいたい察しがつくが、まあ理由によって同情の余地はある)
翔太がそう思う
「おかしいじゃないか!どうして借りた2,000,000が50日後で15,187,500万に跳ね上がるんだよ!」
「それが我々の仕事ですから」
「2,000,000万借りたら2,000,000を返すのは常識じゃん!お前たち達は間違ってる、俺は思うんだ、困ってる人にはお金をタダであげることが優しさだと思うよ?」
「はっはっはっはぁぁぁ!!!コイツは面白い!!!」
「やっぱコイツはクズ野郎ですわ、お前は自分をまともな善人だと思ってる異常者だから、俺たちと闇金やろうや」
デモンズ末端がコーネリアを面白半分で誘う
「嫌だね、俺は強くて賢くて優しい戦士になるんだ!」
「おいおいおい、借金持ちが何言ってんだよ!説得力皆無ぅー!」
「コイツさ~早速手に入れた高級武具や高級品に散財して、早速クエストにいってゴブリン程度の雑魚に小便漏らして防具ダメしたらしいぞ!」
「ダッセェェェェ!!!ーーーーーーーーーー」
「ギャハハハハハハァァァァァァ!!!!!!」
デモンズ末端が大笑いをする、陰で盗み聞きしてた翔太の思わず笑いそうになった
(そりゃぁ、命を奪うことすら躊躇するような優しい奴がまともな装備を持ったとしても意味ない)
翔太はコーネリアが可哀想に思えてきた
「ザ・コーネリアくんさ~どう借金返すんの?」
コーネリアが泣き始め、デモンズ末端が更に追い討ちをかけるようにバカにする
「おい!ザコーネリアァ!ほらほらぁ!このゴブリン人形殴ってみろぉ!優しくて殴れないですか~」
「強くなりたい!賢くなりたい!でも他者の命を平気に奪うような鬼畜になりたくないぃ!だって!だって!勝てば官軍負ければ賊軍なんて世の中を悪くするじゃんか!」
コーネリアが己の価値観を叫ぶ、辺り一体が寒く静かになる
「プッ!ギャハハハハハハァァァァァァ!!!」
「腹がぁ!腹がぁ割れるぅー誰か助けて~」
「綺麗事を笑うなぁぁぁーーーーー!!!」
コーネリアが渾身の拳をデモンズ末端に振るう
「いってぇ~なぁ~案外効くじゃね~かぁ」
「今の拳、ゴブリン程度におしっこ漏らすような拳じゃねぇ!」
(ほう、コーネリアの奴、意外と根性あるじゃねぇ~か、ピンチになったら助けるか)
翔太が感心した、だけど若干コーネリアの言い分は引いた
デモンズ末端がコーネリアを羽交締めして抵抗出来ないよう暴行を加えた
翔太がデモンズ末端の後ろに立ち、肩を突いた
「なんだよ! っ!?」
末端が振り向いた瞬間、翔太の渾身のストレートパンチが炸裂、豪快に吹き飛ばし歯が何本も吹き飛んだ、
「なんだ!?テメェー!」
「喋るな!ウジムシ」
翔太は末端に目潰しを喰らわし、そのまま目玉を抉り取る、末端の悲鳴が轟く、もう一人の末端がストレートパンチを繰り出し翔太は紙一重で避ける、翔太は手首を掴み二度と完治しないようへし折る
エグい音がした、コーネリアがこの音に酷い拒絶反応をした、デモンズ末端は翔太の容赦ない暴力で沈んだ
「翔太ぁ!どうして平気でそんな事が出来るんだよ!まともな人間の戦いじゃないぃ!」
「助けてもらった人の台詞じゃないな、あのまま無視して傍観しとけば良かったか?」
「もっと戦い方があったはずだが、あんな酷い事が出来る奴に命を救われても俺は何も言わないよ」
「まあいいや、お前なんかどうでもいい、それより」
翔太が痛がってるデモンズ末端に視線を向ける
「最近、わざと借金させて暴利で金を毟り取ってる半グレは組織ってお前らだよな?」
翔太の冷酷な視線でデモンズ末端を眼圧で威圧する
「ジェ!?ダ!?様」
末端が翔太の威圧を見て、ジェダと同一視した
「誰だよそいつ...まあいい、お前らが奪って溜め込んだ金は俺が貰いに行くとしようか」
翔太は一人の末端を無理矢理連れ歩かせ、アジトまで足を運んだ
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