異世界侍(A different world samurai )

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エピソード9

2話

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突如、ロイタールに斬りつけ現れた騎士の名はキャロル・アンダーソン、エスタン兵の中の上級騎士だ
「貴様は誰だ!」
「エスタンとヴァリスタンの戦争の黒幕は貴様だと、そう手紙に記載されてたぞ!」
「手紙?ウィーズリーか?!そうか、そう言うことか、貴様は保険として利用される木偶にすぎん!」
ウィーズリーの目が驚く、そうじゃないと、ウィーズリーはキャロルに無名の手紙でこう送った、早く阿久津翔太に知らせてここに連れて来るようにと、だが、キャロルは1人で来た、それが一番驚いた
(悪いが翔太に頼らない、俺が黒幕を倒す、エリーゼ、すまない)

エスタン城下町、エリーゼを療養してる中、とある手紙が届いた
「キャロルさーん」
「なんだ?」
「これ、ではこれで」
「うむ(誰からだ?)」

「訳あって名を明かす事は出来ない、だが、聞いて読んでくれて、エスタンとヴァリスタンを戦争に導いた張本人、ロイタールの居場所を掴んだ、阿久津翔太や他に戦力になる仲間を引き連れて欲しい、場所は・・・」
「ロイタール...アイツは俺が倒す、翔太や他の猛者に頼らん!」
キャロルはこの手紙を根拠なく信じた、翔太に対する劣等感を払拭したいという衝動的な行動でその手紙の記載されてある場所に行く、エリーゼは教会に預けた、翔太はロイタールと引き分けた、キャロルは思った、ロイタールに勝てばこの劣等感は払拭出来ると

キャロルは無我夢中でロイタールに斬りつける、だが、その斬撃は空を斬る
「貴様ぁ!当てる気あるのか?」
ロイタールが余裕の笑みを浮かべながらキャロルの斬撃を軽々と躱す
「もういい、飽きた」
ロイタールがキャロルの顔を掴み魔術のオーラで覆い苦しめる、キャロルは何も出来ないまま地面に倒れる
「ウィーズリー、見損なったぞ!あの二流剣士がお前の切り札か!」
(何故だ!?何故1人で来た!?)
ウィーズリーが目を大きくしてキャロルを見つめる、ウィーズリーは最後の魔力を振り絞って巨大な大爆発を起こす
「はっはっは!ウィーズィ!情けないぞ!見下さずいられない!」
ウィーズリーはキャロルを連れて戦線離脱した、そして魔法のアイテムを使って結界を張って誰にも見つからない聖域を作る
「忌々しい魔術師は堕ちた、さあ、女神の魂石を手に入れるとしよう」
ロイタールが神殿に祀っている女神の魂石を強引に取る
「遂に手に入れた、賢者の秘石と勇者の秘石、そして、女神の魂石、後は魔女の肉体を媒体に生け贄を捧げる、そういや、魔王の生け贄にピッタリな魔女がいたな、フッフッフ、ウィーズリー、貴様にこの知識は知るまい」
ロイタールは神殿から去った

ヴァリスタン城下町

達也とレーナはひたすらリエールの情報を集めよう作戦を練る、だが、そう簡単に案は見つからない、情報が見つからないまま二日が過ぎた、達也はヴァリスタン城下町を散歩していた、すると、よれよれボロ衣を纏っている旅人らしき人が歩いてる、そしていきなり倒れた、達也は直ぐに駆け寄りそいつに声をかけた
「おい!大丈夫か!?しっかりしろ!」
達也は肩を担いで医師の人に診せる
「大丈夫だ、何も問題ない、この方は長い間、逃亡生活で疲労が限界に達したんだろう、この方に拾ってもらって運が良かったな、少し横になって栄養を取れば短期間で治るさ」
そう言って医師は病室から去って行った
「で、あんたは一体、何があったんだ?」
「ああ、とある新興宗教の連中から逃げて来たんだ」
「新興宗教?その話、詳しく教えてくれ」
「いいけど、あんたらはそんな事聞いてどうするんだ?」
「ああ、俺たちは、その、そいつらを追っている者だ」
「もしかして、依頼者か何かですか?」
「ま、個人的な理由だ、ちょっと仲間を連れて来る」
「そう」
達也は病室から出てレーナを探す、レーナは雑貨屋で鼻歌を歌いながら店内を回っている
「このピアス、可愛いな」
「毎度あり、またのご来店をお待ちしてます」
レーナは横に長い椅子に座り、鏡を見ながらピアスを耳に付ける、そして、達也の呼ぶ声がした
「レーナ、エリーゼの居場所が分かるかもしれない人と出会った」
「本当に?!」
「ああ、今、病室で看病してる、行こう」
達也はレーナ見つけ、病室に向かった
「仲間ってこの魔法使い?1人だけ?
「そうだ、今は2人だけだど」
「所であなたの名前は?私はレーナ」
「俺は達也だ」
「俺はロールだ、よろしく」
「でだ、その新興宗教について何があったのか教えてくれ」
「ああ、そうだな」

回想

この村はには、人の良心、良き隣人、伝統的な職人の技や教義を大切にする風習がある村だ、小さな幸せに喜びを感じ、慎ましく謙虚に生きているささやかな歌が聞こえる、村は平和に保っていた、俺はこの村に産まれ、土に還る、俺はこの村が平和である事にいつも感謝している、だからいつまでも変わらない平和を祈りつつ今日も働のであった、男も女も一生懸命に働く、心からそう感じる、季節が巡り、種蒔きをやり、あちらこちらで準備が始まる、男女は好きな鼻歌を歌いながら畑を耕したり、会話に興じたり、いろいろと騒がしい、休憩の昼になるとみんなで作った弁当を広げてくつろぎのひととき、そして弁当のおかずを交換しあったりと微笑ましい、妻の作った弁当は息子が届けに来てくれた、さあ、今日の仕事はもう終わる、もうひと踏ん張りだして頑張った、そして旬を迎えて豊穣の時を迎える、俺もそうだったか、子供の頃から幼い時から親の仕事を手伝い、汗水流してた、家畜を世話してる時が一番楽しかった、村全体がいつも助け合って生きているので絆は固く結ばれている、一生懸命に働く父から搾りたての乳をもらい口の含むと、ほのかな甘さと濃厚な味が広がる、この村では、代々語り継がれている物語がある、魔王を倒し、世界に平和が訪れ、この村が安寧の日々を暮らせる事を、そしてその勇者を讃える英雄譚がある、たいていは親が働いてる間に、祖父母が物語を孫に伝えている、魔王を倒した勇者は、きっと優しく正義感にあふれる人格者のだろうと夢想して、待ち望んだ収穫が来た、今年は豊作のうえに出来がいい、王国や城下町の住民に高値で売れるだろう、その分、城下町でしか買えない珍しい物や消耗品が変えそうだ、村人達は懸命に馬車に野菜を載せる、作業が終えるとすでに夕暮れの時がやって来た、今日はぐっすり眠ろう、今日は豊穣を祝い、自然に感謝する日だ、子供達が賑やかに騒いでる、大人達は今日だけは大目に見ている、普段はよく働き、特別な日はみんなで楽しむ、村は幸福感に包まれていた、それにしても、長老様が見当たらない、長老様はとある新興宗教のお偉いさんが来訪して、そしてまだ重大な会話しているのであろうと、俺はそう思い、心配はしなかった、平和な村ではみんなが協力して食糧を得て、みんなで分配する、村でとれる農作物、牛の乳、魚、木の実、卵、城下町や近隣の村で買ってきた物は全て教会に集めて各世帯に平等に分配する、俺は馬車を動かしながら村に帰る、早く帰って珍しい商品を買った事をみんなに自慢したい、そう思い鳥のさえずりを聴きながら鼻歌を歌う、帰ると子供達が手を降って迎えてくれた、するとみんなが広場に集まっている、何事かと隣いる人に聞いてみた、どうやら、新興宗教アルカディアのお偉いの人が演説をしている、人間は不完全な生き物、故、罪深い生き物、だから、その救済としてこの辺境な村まで来てくださった、なんて人徳の方のでしょう、しかし幸運な事だ、この村は平和で人々は優しいと、だから我々の魂は少し汚れている程度だ、お偉い方はこうおっしゃった、とある儀式をすれば魂は救われ、永遠に汚れる事のない世界に導けるのだと、そして多くの村人達が、その言葉を信じた、そしてお偉いさんとその信徒達が円陣を組んで呪文を唱える、そして数人の村人達が結晶化になった、俺はその時、本能的な恐怖を感じた、俺はすぐさま背を向けて逃げた、お偉いさんが俺を捕まえようと信徒や洗脳された村人達が追いかけて来る、俺は馬車に乗り、馬を走らせた、村人達が矢を飛ばして来る、複数の矢が馬に刺さり、俺は崖から転げ落ちた、多くの打撲、アザを残した、馬はそのまま死んでしまった、思い切り頭を木に打って即死だった、いつも世話して仕事を手伝ってくれた愛馬だ、このショックは大きい、だが悔やんでる場合じゃないと悲しみを無理矢理飲み込んだ、こうして身体鞭打って誰かにこの村の惨状を知らせたいと、ヴァリスタンに偶然やって来た

回想は終わった、デロリ村と同じ事がまだ起きていた、達也とレーナは、またかと思った、多分そいつらも末端な組織なんだろうと、リエールは自分の娘の身体を乗っ取った、そしてその生命の結晶化エネルギーはもう必要ないはだ、考察をしてる時間がない達也とレーナはその村に向かう準備をした
「なあ、あんたら、俺の傷が癒えるまで待ってくれないか?俺も村の人達が心配だし、洗脳されてない人もいるかもしれないし」
「ああ、いいぜ」
(この感覚前にもあったなわね)
2人は承諾をした、ロールと名乗った青年の傷は二日で治った
「最近、リエールの情報を追う者の消息が絶っているんだ」
「なるほどね、ヴァリスタンの情報屋と連絡が取れなかったのね」
「命欲しさに身を引いたのだろう」
「あのー、リエールって誰ですか?」
「ああ、あんたの村をメチャクチャにした、張本人だよ」
「えぇ!?」
ロールが驚く、どうやら、ロールは聞かされた、無知な人々を入信させ、騙した人々を生命エネルギーの結晶化させて、自分の娘を蘇らせる、そのために自分の村がこうなったと、自分の村だけじゃない、多くの村や集落が被害に遭った、ロールは激怒した、そして達也とレーナに何か手伝える事がないか尋ねた、まあ境遇を見て見れば復讐する正当性はある、ロールの顔に静かなる怒りが見える
「君の同行を許す、私達の足を引っ張らないでね」
「ああ、後ろで見ているよ」

馬車で移動していると、ロールの村に着いた、村は陰鬱な空気に包まれて来訪者を拒む空気が漂っていた
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