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エピソード10
1話
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翔太や達也、キャロルやゼオは元の場所に帰り、その1週間後、エスタン王国とヴァリスタン王国は民衆の前で王と王と話し合い連盟を結ぶ会談をする、そして何も問題もなく上手くいった、大きな拍手と名声がする、会談式が終わると、翔太は刀を研ぎながら手入れをして素振りをして訓練している、時々、達也と裕也を呼んで組み手をする、キャロルはエスタン王から部隊長に任命された、たくさんの部下や兵士を引き連れて訓練をさせて見守る、レーナとエリーゼも次の戦いに備えるためにいろんなクエストボードを見て依頼を達成して着々と経験値を貯める、レーナがエリーゼのリハビリにいつまでも付き合っている、そして、とある街道で談笑しながら任務の場所に向かっていると
「なんか、最近、魔物の数が増えてない?」
「そうね...」
「結局、戦争の張本人は未だに見つからないのね」
「うん、多くの有権者が暗殺者に依頼をしてみたけど、行方不明になってるらしいわ」
「怖いね」
「そうね」
数分歩いていると、何かの悲鳴が聞こえた
「なに!?」
「あっちから聞こえたわ」
2人は走り出して悲鳴がした場所に急いだ、到着すると2人の子供を抱える母親がいた、そして大きな怪物に襲われそうになっている、大きな怪物の周りには食い散らされた死体があった
「なんて惨劇なの...」
「安心して私が来たからにはもう安全よ!」
2人は子持ちの母を逃すよう促す
「この魔物...見たことないわ」
「資料や図鑑にも記載されてない新種の魔物」
「面白いわ、倒して博士に自慢してしまいましょ」
「エリーゼ!体調はいい?」
「あなたのおかげでね」
大きな怪物は予備動作もなく殴りかかってきた、2人は同時に躱す、エリーゼの久しぶりの強敵、リハビリ相手にはピッタリだ、大きな怪物は左手で地面に突き刺し思い切り大地を捲る、土や石ころの破片が2人を襲う、大きな怪物は以外にも素早くエリーゼに急接近し、そして剛腕でエリーゼを殴ろうとする、エリーゼは素早く回避をして反撃の斬撃を胸元に切り裂く、エリーゼはニヤリと笑う、だが、強靭な蹴りがエリーゼの横腹に当たる
「くう!」
「エリーゼ!」
レーナは吹き飛ばされたエリーゼを優しく受け止めて救う、態勢を整えながらレーナに礼をいい、レーナは仕返しに氷の弾丸をお見舞いする
(凄い魔力...私がいない間に...こんなに強くなって)
エリーゼは少し嫉妬して、嬉しいと思った、複雑であった、大きな怪物は剛腕でレーナの飛ばす氷の弾丸を容赦無く砕く、そして氷の刃を再生して大きな怪物の剛腕に斬りかかり鍔迫り合いに持ち込む、娘の霊によって魔力が強化されたレーナの魔法は自分より身体の大きい怪物を押している、エリーゼは理解したレーナと自分では圧倒的な格差が出来たのだと、レーナのあの顔に宿る自信は数多の困難を乗り越えて身に付けた表れなんだと
「私も翔太やキャロルに追いつくために、1人で武者修行でもやろうかしら」
そう呟く、レーナは飛び上がり、足の踵に氷の刃を生やし大きな怪物の頭部に向けて踵落としを喰らわせる
「これでも味わいなさい!」
大きな怪物は体勢を大きく崩し膝を地につけた、そして氷の魔力で大きな怪物を凍らせて杖で突き刺して怪物ごとに砕く、レーナは手を払うように叩いて終わった事をアピールする
「お疲れ様」
エリーゼはレーナにハンカチを渡す
「ありがとう」
ハンカチを受け取り汗を拭いた
「しかし、この怪物、本当に見た事はがないわ」
「取り敢えず、戻りましょうか」
「そうだね」
2人は子供と母親を護衛しながらエスタン王国に帰って行った、母親と子供達は施設の教会に預けられて安堵した、数日がたった
「相変わらずロイタールの場所は掴めないか...」
「ああ、有力者が多くの暗殺者を派遣したんだけど行方不明になってるらしい」
そんな噂話を聞きながら、翔太と達也は刀で組み手をしながら談笑している、着々と魔王と戦争をするために軍備が進んでいる
「今、思い返してみれば、何で俺たちはこんな世界に飛ばされたんだ?」
「しらんよ」
「確か...変な光に飲み込まれて、そこから生き抜くためにいろんな事を覚えたな」
喋りながら刀と刀がぶつかり合って大きな音が鳴る
「両親に会いたい...」
「....」
翔太が動きを止めて動揺した
「分かる...」
2人は少し休憩すると大きな声がした
「その声はキャロルか!?」
息を切らしながら2人に駆け寄ってくる
「どうした?」
「ああ、ちょっと来てくれ!」
2人はキャロルの言われるがままに後を追う、そして医務室に案内された、すると見覚えのある人物であった
「よおぉ...翔太...笑いに来たのか?」
「ゼオはいないか...よかった...」
「シノブシモン...」
医務室のベッドの上で寝ているのはかつての強敵、シノブシモン、そしてリーであった、2人は酷く怪我していた
「何があった」
「・・・」
翔太は威圧するように質問を投げかけてみる、シノブが睨みつけるように翔太を見つめる
「ロイタールの居場所を特定したよ」
リーがそう呟く
「なんだと!?」
周りが驚きの声を上げる、看護師が静かにしなさいと注意を促す
「南西にいる、クラの峠だ、その奥に進んだ禁忌の場所」
「クラの峠、禁忌の場所?あの誰も近寄らない変な噂によって名前ですらつけられない場所か」
「なんだ?それは」
「まあ、いわくつきの場所だな、何故クラの峠が誰も近寄らない理由が判明したよ」
するとエスタン兵が医務室に掛け寄せてきた
「キャロル隊長!」
「おい!なんだ!?静かにしろ」
「はぁはぁ、王が至急玉座の前に参れと知らせが」
エスタン兵士は息を切らしながらキャロルに言う、キャロルは二つ返事を言って直ぐに向かう、ドアを叩いて礼儀良くお辞儀をして王の間に入る
「エスタン王、何事でしょうか?」
「実に厄介な事が起きた」
それはエスタン国とヴァリスタン国が同盟を結んだ三日後の出来事であった
「おい?あれはなんだ?」
「ん?」
ヴァリスタン兵の巡回兵が見回りをしていると大量の蜘蛛のような大群が押し寄せてきた
「なんだ?あの蜘蛛の大群は?」
2人は逃げようと振り返るが遅かった、一瞬にして飲み込まれた、断末魔を言うことなく2人は骨となった、この光景を野営地の塔で見ていたヴァリスタン兵は直ぐに王に報告するために馬で駆けた
「大変だぁ!今すぐここから離れろぉ!」
寝ていた兵士も直ぐに起き上がり蜘蛛の大群から出来るだけ距離を取ろうと離れた、この情報直ぐにヴァリスタン王国に広がり、ヴァリスタン王は直ぐに兵士を全員動かせて迎撃に向かわせる、蜘蛛の大群はヴァリスタン王国のそばに迫っていた
「おいおいおい!こんな大群追い払える訳ないやろがい!」
それは素人や一般兵士が見ても明らかに多勢に無勢である、こんなの誰が見ても逃げるしかないと
「王!この大群では我々の戦力では敵いません!」
王は頭を悩ます
「王!」
「仕方ない、我々は国を捨てる!この国を捨てて新たな国を建設する、まずは民衆の命が優先だ、伝達せよ!今すぐこの国から離れよと!」
「了解しました」
ヴァリスタン兵は王の言われるがままに民衆を逃すように誘導した、蜘蛛の大群はヴァリスタン城下町を一瞬にして廃城となった、蜘蛛の大群は荒らしに荒らした所で引き返していった、情報屋は魔術で肉体を透明にして屋根の上で待機していた、蜘蛛の大群の動きが怪しいと思い追跡を開始する、王が撤退命令を出してくれたおかげで民衆の死者は誰もいなかった、兵士も迅速に動いていたおかげで怪我人も死者も出なかった、ヴァリスタン王は直ぐにエスタン王や周辺の集落の村人達に報告した
エスタン王はキャロル隊長にそう出来事を伝えた、キャロルは王に自分の考案した作戦を意見した
「なるほど、多勢に無勢だから、エスタン王国の周りを罠で蜘蛛の大群を迎撃しようと思った
「なんか、最近、魔物の数が増えてない?」
「そうね...」
「結局、戦争の張本人は未だに見つからないのね」
「うん、多くの有権者が暗殺者に依頼をしてみたけど、行方不明になってるらしいわ」
「怖いね」
「そうね」
数分歩いていると、何かの悲鳴が聞こえた
「なに!?」
「あっちから聞こえたわ」
2人は走り出して悲鳴がした場所に急いだ、到着すると2人の子供を抱える母親がいた、そして大きな怪物に襲われそうになっている、大きな怪物の周りには食い散らされた死体があった
「なんて惨劇なの...」
「安心して私が来たからにはもう安全よ!」
2人は子持ちの母を逃すよう促す
「この魔物...見たことないわ」
「資料や図鑑にも記載されてない新種の魔物」
「面白いわ、倒して博士に自慢してしまいましょ」
「エリーゼ!体調はいい?」
「あなたのおかげでね」
大きな怪物は予備動作もなく殴りかかってきた、2人は同時に躱す、エリーゼの久しぶりの強敵、リハビリ相手にはピッタリだ、大きな怪物は左手で地面に突き刺し思い切り大地を捲る、土や石ころの破片が2人を襲う、大きな怪物は以外にも素早くエリーゼに急接近し、そして剛腕でエリーゼを殴ろうとする、エリーゼは素早く回避をして反撃の斬撃を胸元に切り裂く、エリーゼはニヤリと笑う、だが、強靭な蹴りがエリーゼの横腹に当たる
「くう!」
「エリーゼ!」
レーナは吹き飛ばされたエリーゼを優しく受け止めて救う、態勢を整えながらレーナに礼をいい、レーナは仕返しに氷の弾丸をお見舞いする
(凄い魔力...私がいない間に...こんなに強くなって)
エリーゼは少し嫉妬して、嬉しいと思った、複雑であった、大きな怪物は剛腕でレーナの飛ばす氷の弾丸を容赦無く砕く、そして氷の刃を再生して大きな怪物の剛腕に斬りかかり鍔迫り合いに持ち込む、娘の霊によって魔力が強化されたレーナの魔法は自分より身体の大きい怪物を押している、エリーゼは理解したレーナと自分では圧倒的な格差が出来たのだと、レーナのあの顔に宿る自信は数多の困難を乗り越えて身に付けた表れなんだと
「私も翔太やキャロルに追いつくために、1人で武者修行でもやろうかしら」
そう呟く、レーナは飛び上がり、足の踵に氷の刃を生やし大きな怪物の頭部に向けて踵落としを喰らわせる
「これでも味わいなさい!」
大きな怪物は体勢を大きく崩し膝を地につけた、そして氷の魔力で大きな怪物を凍らせて杖で突き刺して怪物ごとに砕く、レーナは手を払うように叩いて終わった事をアピールする
「お疲れ様」
エリーゼはレーナにハンカチを渡す
「ありがとう」
ハンカチを受け取り汗を拭いた
「しかし、この怪物、本当に見た事はがないわ」
「取り敢えず、戻りましょうか」
「そうだね」
2人は子供と母親を護衛しながらエスタン王国に帰って行った、母親と子供達は施設の教会に預けられて安堵した、数日がたった
「相変わらずロイタールの場所は掴めないか...」
「ああ、有力者が多くの暗殺者を派遣したんだけど行方不明になってるらしい」
そんな噂話を聞きながら、翔太と達也は刀で組み手をしながら談笑している、着々と魔王と戦争をするために軍備が進んでいる
「今、思い返してみれば、何で俺たちはこんな世界に飛ばされたんだ?」
「しらんよ」
「確か...変な光に飲み込まれて、そこから生き抜くためにいろんな事を覚えたな」
喋りながら刀と刀がぶつかり合って大きな音が鳴る
「両親に会いたい...」
「....」
翔太が動きを止めて動揺した
「分かる...」
2人は少し休憩すると大きな声がした
「その声はキャロルか!?」
息を切らしながら2人に駆け寄ってくる
「どうした?」
「ああ、ちょっと来てくれ!」
2人はキャロルの言われるがままに後を追う、そして医務室に案内された、すると見覚えのある人物であった
「よおぉ...翔太...笑いに来たのか?」
「ゼオはいないか...よかった...」
「シノブシモン...」
医務室のベッドの上で寝ているのはかつての強敵、シノブシモン、そしてリーであった、2人は酷く怪我していた
「何があった」
「・・・」
翔太は威圧するように質問を投げかけてみる、シノブが睨みつけるように翔太を見つめる
「ロイタールの居場所を特定したよ」
リーがそう呟く
「なんだと!?」
周りが驚きの声を上げる、看護師が静かにしなさいと注意を促す
「南西にいる、クラの峠だ、その奥に進んだ禁忌の場所」
「クラの峠、禁忌の場所?あの誰も近寄らない変な噂によって名前ですらつけられない場所か」
「なんだ?それは」
「まあ、いわくつきの場所だな、何故クラの峠が誰も近寄らない理由が判明したよ」
するとエスタン兵が医務室に掛け寄せてきた
「キャロル隊長!」
「おい!なんだ!?静かにしろ」
「はぁはぁ、王が至急玉座の前に参れと知らせが」
エスタン兵士は息を切らしながらキャロルに言う、キャロルは二つ返事を言って直ぐに向かう、ドアを叩いて礼儀良くお辞儀をして王の間に入る
「エスタン王、何事でしょうか?」
「実に厄介な事が起きた」
それはエスタン国とヴァリスタン国が同盟を結んだ三日後の出来事であった
「おい?あれはなんだ?」
「ん?」
ヴァリスタン兵の巡回兵が見回りをしていると大量の蜘蛛のような大群が押し寄せてきた
「なんだ?あの蜘蛛の大群は?」
2人は逃げようと振り返るが遅かった、一瞬にして飲み込まれた、断末魔を言うことなく2人は骨となった、この光景を野営地の塔で見ていたヴァリスタン兵は直ぐに王に報告するために馬で駆けた
「大変だぁ!今すぐここから離れろぉ!」
寝ていた兵士も直ぐに起き上がり蜘蛛の大群から出来るだけ距離を取ろうと離れた、この情報直ぐにヴァリスタン王国に広がり、ヴァリスタン王は直ぐに兵士を全員動かせて迎撃に向かわせる、蜘蛛の大群はヴァリスタン王国のそばに迫っていた
「おいおいおい!こんな大群追い払える訳ないやろがい!」
それは素人や一般兵士が見ても明らかに多勢に無勢である、こんなの誰が見ても逃げるしかないと
「王!この大群では我々の戦力では敵いません!」
王は頭を悩ます
「王!」
「仕方ない、我々は国を捨てる!この国を捨てて新たな国を建設する、まずは民衆の命が優先だ、伝達せよ!今すぐこの国から離れよと!」
「了解しました」
ヴァリスタン兵は王の言われるがままに民衆を逃すように誘導した、蜘蛛の大群はヴァリスタン城下町を一瞬にして廃城となった、蜘蛛の大群は荒らしに荒らした所で引き返していった、情報屋は魔術で肉体を透明にして屋根の上で待機していた、蜘蛛の大群の動きが怪しいと思い追跡を開始する、王が撤退命令を出してくれたおかげで民衆の死者は誰もいなかった、兵士も迅速に動いていたおかげで怪我人も死者も出なかった、ヴァリスタン王は直ぐにエスタン王や周辺の集落の村人達に報告した
エスタン王はキャロル隊長にそう出来事を伝えた、キャロルは王に自分の考案した作戦を意見した
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