青ブルマと赤ブルマ

孤独堂

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青ブルマと赤ブルマ

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  ~初射精はわたしと~



 このお話は今のこの世界のすぐ傍にいるパラレルワールドのもう一つの地球・日本の物語です。
 こちらの日本では男女平等が私たちの世界よりも過激さを増し、セクハラや性に関する問題もかなり激しくタブー視されていました。
 ですから平成を終え令和へと年号が変わる頃には文科省肝入りで小中一貫義務化としたものの中には、ちょっと私達では考えの及ばないものもありました。
 それが青ブルマと赤ブルマです。
 青は男子児童に、赤は女子児童にあてがわれました。
 それは男女平等の表れであると共に、性的衝動を教師が素早く察知するという目的があります。


 さて、お話は東北の小さな町の小さな中学校の木造三階建の校舎の一階の右から二番目の一年二組の教室から始まります。
 教室の校庭に面した大きな窓の所には、いつもの様に教師として就任三年目の二十四歳・自称美人教師、橘いすゞが校庭の方を向いて立っていました。生徒指導主任を兼務する彼女はいつも自分のクラスが体育の時はこうしてその様子を眺めているのです。

「あっ」

 そして何かを見つけたらしく小さく小声を漏らすいすゞ。
 それからの行動は迅速でした。
 声を漏らしたのと同時に彼女は教壇の方へと駆け寄ると、紺色のロングスカートの腰の辺りに手を回し、そのスカートをストンと下げ落とします。中にはもう一枚、セクシーでタイトな深いスリッド入りの黒のミニスカート。更にその露わになった小鹿の様な太腿には膝少し上からストッキングを繋ぎとめるガーターのライン。よもや教師とは思えない出で立ちになると、彼女は教壇下に置いてあったバックに脱ぎ捨てたロングスカートを仕舞いながら逆にその中から青のブルマを一枚その手に取り出して、上着のジャケットのポケットへと仕舞いました。この間果たして十秒とかかったでしょうか。
 それから彼女は今度は、急いで校庭へと向かって教室を飛び出しました。

 ───────────────────────────

 校庭では一年二組の生徒三十人が男女で分かれて並び、準備体操をしている真っ最中でした。
 生徒の比率はこういう所にも少子化の要因があるのでしょうか、男子が十三人、女子が十七人。
 体育担当の体格のがっしりした五百淵先生は生徒と向き合う形でその前に立ち、率先して準備運動をしています。

「先生~!」

 そこへ先程の橘いすゞが美人も台無しの形相で、スリットスカートもパンツが見えるんじゃないかという歩幅で、全力で駆けてやって来ます。

「お、橘先生、どうしました」

 それに対して声のする方を振り返ると五十代前半の五百渕先生は穏やかな声でいすゞにそう答えました。当然その目はいすゞの顔を捉え、決して下半身に目を向ける事はありません。
 何処で誰がどう判断し、それを視姦と認定するか分からない世界だからです。

「はぁはぁはぁ…先生」

 息を整えながらいすゞは五百渕先生の耳元に手をやると、顔を近づけ小声で話し始めました。

「出席番号二十二番、長谷川悠利が勃起しています」

「なんだって⁉」

 五百渕先生は思わず大きな声を出した自分に驚き慌てて、口元に手を当てるとゆっくりと振り返りその出席番号二十二番・長谷川悠利の方に目を向けました。そしてその間いすゞは五百渕先生の方に向かって「しーしー」と人差し指を口元に立てて言っていました。

 さて当の長谷川悠利は、確かに勃起していました。
 しかしそれには理由があります。
 ブルマを履くという事は、下着はトランクスではなくてブリーフでなければならないという事です。
 つまりちょっときつめのブリーフだとペニスが変な形でぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ、とても痛い状態になる事があるのです。ペニスは快感だけでなく痛みでも勃起します。
 そういう理由で悠利のペニスも反応してしまったのでした。

「本当だ…ああ、なんていう事だ」

 だからそのブルマの股間部分の膨らみを見た五百渕先生はそう呟くと、傍らのいすゞの方を振り返り、小さく頷きました。
 いすゞはまだ「しーしー」とやっています。
 それから五百渕先生は生徒達の方に向き直すと、体育の先生らしく直立不動で声を上げます。

「ゆーり!」

「はいっ!」

 しかしそれに素早く答えたのは長谷川悠利ではなく、出席番号二十三番の長谷川百合、女子でした。
 二人は赤の他人ですが、ショートカットの髪形からその顔立ち背の高さまでまるで双子ではないかと思われる程似ていました。それは小学校をまだ卒業したばかりの中学一年生という事で余計だったのかもしれません。この年齢の子供はまだ男女の性別がはっきりと表れていない子も多いものですから。
 

「いや、百合じゃない。悠利の方だ。悠利、橘先生が呼んでいる。一緒に行きなさい」

「えっ? あ、はい」

 百合に比べるとあまりはきはきした性格ではない悠利は、女教師であるいすゞがまさか自分を呼びに来るとは考えてもいなかったのでしょう。
 それでも呼ばれたからにはいそいそと前へと出るといすゞの方へと向かいます。
 すると五百渕先生が「頼みます。この事は彼の為にも内々に」といすゞに小声で話し、それに対していすゞは「当然です。分かっています」と答えながら、やって来たまだ小さい身長百五十センチにも満たない彼の手を握ると、二人はゆっくりと体育授業中のその場から離れて行きました。

 ───────────────────────────

 それから二人は校庭の隅にある屋外用の体育用具が置かれている木造の古い、まるで掘っ建て小屋の様な建物の前に来ました。
 その間悠利はいすゞとの繋いだ手に、母親とは違う大人の女性の肌の感触を感じては更にペニスを大きくしています。それはもうブルマの正面がはっきりと突起し、所謂テントの様な状態でした。

「さて」

 そう言うといすゞはそれまで悠利と繋いでいた手を離し、その用具置き場の小屋の扉を横に引いて開きました。
 中には障害で使われるハードルや軟式の野球ボールの入った籠、そして正面にでんっと構える跳び箱とその前に半分広げられた白くて分厚い体操のマット。
 それらをぐるりと眺めると、彼女はすぐ後ろに立っていた悠利の手をまた掴み、その中へと引っ張り込みます。
 そして自分も中に入るとその引き戸を無造作に、しかししっかりと閉めました。
 これで中は板張りの壁の隙間から僅かに差し込む外の日差しのみ。閉じ込められた悠利にとっては目が慣れるまで暗闇の中、訳も分からず立たされた状態で、これから何が起こるのか、心の中はざわざわと不安な感情しかありません。
 するとそんな悠利を後ろからいすゞはピンクのパンプスで蹴り倒しました。

「わっ!」

 丁度マットの上に倒れ込んだ悠利は思わず声を上げ、それから蹴られたその後ろ、つまりはいすゞの方を見上げました。

「あなた、勃起してるわね。お父さんお母さんにはなんて今まで教わって来たの。いい、クラスの女子がもしその勃起に気付いて騒いだら、もし誰かがスマホを持っていてその勃起を撮影SNSに投稿したら、あなたのマイナンバーカードには準わいせつ物陳列罪性犯罪者としての記録が残るのよ。そんな事になったら悠利君、あなたの人生はもう後はただ下るだけ。高校は志望校には入れないし大学も危ういでしょう。仕事だってまともな職には就けなくなる。いい、今の世の中とにかく性に関する事象は監視が厳しいの。日本中がこの件に関しては足の引っ張り合いで密告・告発の嵐。あなた、そういう事分かっているの」

「え? え、あ、あの、親からなんとなくは聞いてはいます。でも僕のこれは勃起じゃないです」

「さっきより大きくしていて、勃起じゃないってなんなの」

 いすゞは悠利の弁明を遮る様にそう言うと、仰向けに倒れ込んでいる彼の股間めがけて自分の足を振り下ろしました。

「あうっ!」

 その痛みに声を漏らす悠利。
 パンツのきつさから来る痛みでぱんぱんに膨れ上がっていた悠利のペニスはその衝撃と痛みで更に一段と大きくなります。

「更に大きくなったじゃない」

 それを見ていすゞは少し嬉しそうにそう呟きました。

「だから違うんです。パンツが、僕のパンツがキツ過ぎて、それで痛くて大きくなってしまったんです。何も厭らしい事も考えたりしていません」

 悠利はパンツの中に納まり切らない程に大きくなった自分のペニスによる痛みに、半分泣きそうになりながらもいすゞに分かって貰おうと頑張って説明をしました。

「フーン、じゃあ今ここでそのパンツを脱いでブルマだけになりなさい。それで本当に勃起が収まれば授業に帰してあげます」

「こっ、ここでですか」

「そうこの場で」

 不安そうな声で尋ねる悠利にいすゞは軽く即答で答えました。

「で、でも橘先生に見られちゃう…」

 男子中学生が担任の女教師にペニスを見られるという事は、果たしてそれ程恥ずかしく嫌がる行為かどうかといえば賛否両論あるかもしれませんが、とにかく悠利の場合は恥ずかしかったのです。それも勃起して大きくなったペニスなど、母親にも見せた事がなかったのですから。

「大丈夫。こんな暗がりでは何にも見えません。安心して先生の言う事をききなさい」

 いすゞはそれまで股間の上に乗せていた足を自分の側に戻すと、優しく悠利を諭す様にそう言いました。
 そして子供というものは何処かで教師というものを他の大人とは別格に見ているものです。
 だから悠利もまたいすゞの言葉を何処かで信じたのでしょう。
 彼はその両手を青ブルマに掛けると、ゆっくりとパンツ毎降ろし始めます。
 出て来たのはまだ毛も生えていないつるつるの太腿の付け根と、その体格には似合わない大きくなったペニス。
 それはなかなかの大きさでした。

(こ、これは!)

 薄暗がりとはいえ、日差しも隙間から入り込んでいる様な状態、目が慣れてくれば大体の物は見える様になります。だからまるっと悠利の下半身を鑑賞したいすゞが興奮しない筈もありません。
 目をギラギラと輝かせ、一瞬たりとも見逃さずに悠利の無防備な姿を眺めるいすゞ。

(先っぽが濡れている…先走り汁か!)

 そんな妄想も膨らみます。
 そしてそうとは知らずパンツを脱ぐとくしゃくしゃのまま傍らに置き、今度は青ブルマだけを履き始める悠利。
 悠利が青ブルマを履き終えると、いすゞは今度は優しく自分の足を彼のブルマの股間に置きました。
 そしてパンプスの先でコリコリとペニスを摩りながら口を開きます。

「まだ勃起してるじゃないの」

「ち、違います! これは先生が足を乗せたからで、それに急に小さくするのは無理です!」

 だから悠利はそう言うといすゞの足をどかそうと肩をマットに付けたまま両手をそちらへと動かしました。

「駄目よ!」

 しかしそこへいすゞの一喝。

「駄目よ。あなたがその手で私に触ればそれは暴行になります。勃起した男子中学生が若い女教師に直接触れて来たとしたら世間はどう見る? あなたはもっとこの世界の事をちゃんと理解しなくてはいけません。だから私は直接あなたのブルマに触れてはいないでしょ。ただ靴を履いた足を乗せているだけ。それだって教師としてあなたの為にしている事なんだから。どうせもうそんなにギンギンに勃起しちゃったら収まりようがないでしょ」

「ギ、ギンギン」

 いすゞの言葉に悠利は伸ばしていた手を止めると、自分のブルマのパンパンに腫れ上がった部分を眺めた。

「で、でも先生、どうやって収めるんですか? 僕は自分のチンチンがドンドン大きくなって痛くてはち切れそうです」

「大丈夫、先生に任せなさい。これでも私は生徒指導主任なのよ。ちゃんとあなたも私も犯罪者にならない合法なやり方でその勃起を鎮めてあげるから。ところで悠利君、あなたオナニーや射精って言葉は知ってる?」

「オナニーは知ってるけど、やった事はないです。射精って何ですか?」

「射精を知らないの? するとこのペニスの中身はドロドロの腐った茶色い精子って事かしら…お母さんに出して貰った事は?」

「そんなぁ、そんな恥ずかしい事、親にチンチンを見せる訳ないじゃないですか」

「じゃあ、私が悠利君の初射精の相手って事になるのね」

(そそるわ~♪)

 この時点でいすゞは大いにときめきました。

「じゃあ私があなたをイカせてあげます」
 
 そういうといすゞはブルマの上の足を半回転させると、悠利のお腹の辺りを挟む様に立ち直しました。
 つまり悠利に背を向ける格好です。

「せ、先生これは」

「いいのよ悠利君。さあ存分に眺めなさい。お母さん以外の大人のお尻を。そして下着を」

 悠利の言葉を遮る様にそう言ったいすゞの恰好は、確かに下から眺める悠利からするとそれは未知なる大人の世界でした。
 スリットスカートの中、膝上でガーターによって止められたストッキングから上は、若い女性の柔肌の太腿とその先付け根から続くふっくらとしたお尻。こちらは薄いピンク色の所謂パンティに包まれているのですが、それがかえって想像を膨らませ悠利の心を揺さぶります。

「これなら私が悠利君に下着を覗かれているのを気付かないだけ。悠利君は偶然目の前にそういう光景が広がっただけ。いざという時何もなかったとお互い正直に答えられる状態。合法的でしょ。あ、でも決して私に触れては駄目よ。触れたら途端に犯罪になっちゃうんだから」

「は、はい…」

 答えながらも悠利の頭は既にそこにはありませんでした。いすゞのお尻にぴっちりと張り付いたレースの様なツヤのあるパンティ。そうです。それはパンツとかショーツとかと言った表現では何かが違う、まさに悠利ににとってパンティだったのです。
 だから彼は物凄く興奮して息気遣いも荒くなって行きます。

「せ、先生…ぼっ僕」

「もしかしてもうイっちゃいそう? じゃあ急いで講義を始めないと。ほら、私生徒指導の先生でもある訳だから、ちゃんと口頭の指導もしなくちゃね」

 いすゞは悠利の様子を見るとそう言い、パンプスの裏でブルマの下の勃起したペニスを摩るスピードを落としました。そうして以降はゆっくりと前には足の親指と人差し指に力を入れ丹念に、後ろには踵でたまに彼の膀胱を押しつぶす様に摩ります。

「靴で踏まれていてもそんなに気持ちがいいの?」

「はぁはぁ、あ、頭がおかしくなりそうです…あ」

「そう。昔はね、今のあなた達ぐらいの年ならもっと性に知識があったそうなの。だからこんな風に苦しむ事もなく、性欲の問題なんかも自分達で何とかしてたんでしょうね…昔はテレビとかでも裸の男女が映ったりしていたそうよ。それから、ここよりちょっと町の方に行けばストリップ劇場とか成人映画の看板が電柱に掛っていたりとか、そういう所謂破廉恥なものも幾らでも目にする事があったんだって。確かにそれは風紀的には良くない。良くないけれど、その中にはなんか人の営みを感じない? 綺麗なものも汚いものも混在して存在するって事は、ある意味反面教師的な意味もあったわけで、それを理解して自分たちはどう関わるかとか考える事も出来た。でもねある年、国の大きな政策で殆どの家庭が共働きになってから、極端にそういう性に関わるものがこの国では隠される様になった。ご法度になった。始まりは裕福な家庭の専業主婦たちの活動ね。彼女たちはあらゆるテレビ局に苦情の電話を入れ、テレビから裸の映像を消して行った。それから共働きでは出来ないPTAや町内・市内の集まりに参加して町からもそういった風俗的なものにも圧力をかけて排除して行ったの。これには町・市議会議員なんかも票がらみで関わったり、政治的利権もあったんだと思う。そうやって確かにこの国は町を歩いていても如何わしいものは目に付かない綺麗な国になったわ。ただ、ただね…人の営みも見えなくなった。生きている実感が見えない国。やり過ぎたのね…だから私は今こうしてあなたの射精を手伝っている。わかる? あなたが人間としての本来の原始的な行為すら分からないでいるからよ。これではこの国の少子化は当たり前だと思わない?」

「あっ、あっ」

 悠利はいすゞの講義を聞いてなどいられる状態ではなかったようです。

「だ、駄目、先生僕もう駄目! おしっこ漏らしちゃう!」

「おしっこじゃないわ。それが射精よ。さあイク時にはちゃんと『イク』って言うのよ」

 何という事でしょう。悠利の限界はいすゞの想定よりも早かったのです。しかしそれも無理はありません。何といっても彼にとっては初射精なのですから。(夢精を除く)
 さて、いすゞは臨戦態勢に入って激しく腰を動かしながらブルマの上に乗せた足をペニスに沿って前後に動かし始めました。
 悠利は苦しさに目を閉じそうになるのを無理にも我慢して薄暗がりの中、それでも煌煌と浮かび上がるいすゞのパンティのそのラインや股間の辺りの異様に柔らかそうな膨らみを見逃すまいと眺めています。しかし最早頭の中は空っぽです。
 そうです。セックスにしてもオナニーにしても、性に関する行為を行っている時は人は原初に還えるのです。どのような善意も悪意もその瞬間は無に還り、頭の中にあるのは目先の性欲だけ。ある意味それはなんと素晴らしい事でしょう。
 そして悠利のフィニッシュの時がやって来ました。

「せ、せん、せい。ぼ、ぼくもう」

「悠利君、私で初めての射精をするのね。さあ、もう何時でもいいわ。あなたの溜まりに溜まった汚い精子を吐き出しなさい!」

「あ、あー! イクー! 先生イクー!」

 絶唱が体育用具の小屋の中で響きます。
 いすゞの足の下ではドクドクと脈打ちながらブルマの中を悠利の精子が駆けずり回ります。
 そして青いブルマの股間の部分は少しずつ紺色に変色しながら静寂がやって来ました。
 射精とは不思議なものです。
 男性のほとんどがあれ程までにあった性欲を射精一つで消し去る事が出来ます。
 ペニスが萎えるのと同時に、性に関する欲望をすべて忘れ何気ない日常に帰る事が出来るのです。
 だからでしょう。
 悠利は射精し終わり自分の一物が萎むのと同時に泣き出していました。
 それは全てが終わり現実を顧みた時、先生の前でこんな事をした事への羞恥、恥ずかしさからかも知れませんでした。

「泣いてるの?」

 優しくいすゞは声をかけます。もう彼のブルマの上には彼女のパンプスは乗っていません。

「ごめんなさい。先生ごめんなさい…ぼく…」

「驚いたのね。大丈夫。射精なんて皆している事なんだから。あなたはただ、無垢に育ち過ぎただけ。でもそんなあなた達がこれから先大人になっていったら、この国は更に少子化が悪化するでしょう。そしてその代替え策として更なる移民を今の政権はきっと進めて来る。私はね悠利君。そんな風になったら日本は日本ではなくなったしまうと思うの。だから教育委員会が政府に内密で進めているこの生徒指導主任にも私は自分から進んでなったの。ま、そんな話をあなた達に話してもまだきっと分からないでしょうね。まあいいわ。それより凄いイカ臭い匂い。本当に相当溜めてたのね。きっと精子も腐ってるわよ」

 最後の方は笑いながらそう言ういすゞを見て、きっと悠利も心が落ち着て来たのでしょう。性欲がなくなったのも一因かも知れません。とにかく悠利は涙を手の甲で拭き取ると、今度はすっきりした表情でいすゞの方に向かって口を開きました。

「先生、ありがとう」

 しかしこれで全てが解決した訳ではありません。
 まだ悠利の体には精子をべっとりと絡ませて青から紺色に変色した、履いていて気持ちの悪いブルマが残っています。到底このままでは授業には戻れません。

「あとはそれね」
 
 けれどもその問題もいすゞには当に解決済みでした。
 
「さあ今履いているブルマを脱いで、それでペニスの周りや体に付いた精子を綺麗に拭き取りなさい。そうしたら脱いでいたパンツを履いて、それからこっちの新しいブルマを履きなさい」

 そう言いながらジャケットのポケットから新しい青ブルマを取り出すと、悠利の方に差し出すいすゞ。
 いすゞには最初からこうなる事が分かっていたのです。

 悠利は言われた様に精子まみれのブルマを脱ぐと、見られている事の恥ずかしさもあってそそくさとそれで体を拭きました。そしてそれからもいすゞの言う通りに事を進めて行きます。
 それをいすゞは眺めながら彼のマットに放り投げたイカ臭いブルマを拾うと、それをジャケットのポケットに入れながら、一つの事案が終了した事を実感しました。
 そうです。少なくとも今は悠利にとっていすゞはもう必要ないのです。
 
「じゃあ私は先に行くわね。悠利君、あなたもブルマを履き終えて落ち着いたら体育の授業に戻りなさい。体育の五百渕先生は良く理解しているから大丈夫だから。ただクラスのお友達にはこの事は内緒にしてね。無駄に性欲を掻き立てるだけになるかもしれないし…ま、多分五百渕先生が上手い言い訳を考えてくれると思うから、それに合わせなさい」

「あ、は、はい」

 だからいすゞはそう言うと悠利の言葉も半分に体育用具の小屋の扉を引いて小さく開けました。
 先ずは自分が一人出る為です。

 外は晴れ渡った空。
 淫靡な空気は微塵もありません。
 そしていすゞはスキップでもしたい様な気分で校舎へと向かって歩きます。
 何故ならばジャケットのポケットを軽く叩きながら、こんな事を考えていたからです。

(ラッキー! 今夜のおかずゲットだぜ♪)



        おわり
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