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1 奈月side
普段の自分とは縁のないきらびやかな世界。
回りを見渡せば、高級なワインを片手に談笑する人々。笑っていてもどこか品が漂う、雰囲気も高級な人達。それもアルファばっかり。自分はなんでこんな場所にいるのかと俺はため息をついた。
事の発端は数日前の出来事だ。
大学生の奈月はここ何日間かレポートに追われ、やっと提出を果たしたところであった。徹夜のせいで溜まった疲労の濃さに、学食の机にへたりこんでいた俺に声がかかった。
「奈月!お疲れさまー。やっとレポート終わったの?なんかやつれてんね。」
「涼か。なんか久しぶりだな。死ぬほど眠い。あー疲れた。肩こった。酒のみたい。」
「ははっ、言うことがおじさんだなー」
「うるせぇよ。そんで?お前どしたの?学食来るの珍しいじゃん」
「そうそう!奈月に用事があってさ」
そう言って涼は俺の前の椅子をがたっと引いて座った。そのままこちらに身を乗り出してくる。
涼は大学で出来た友達だ。ゆるーい感じが俺と馬があって、月に一度のペースで一緒に呑みに行く呑み仲間だ。
そういや最近行ってなかったからその誘いかな。
「奈月さ、パーティーとか興味ない?」
予想外だった。
「…は?」
「いや、ね、俺たまに家の都合でこういうの出てるんだよ。」
「…知ってるけど。なんで急に俺なんだよ」
「今回のやつは誰か一人誘えるんだよ。だから。」
「だから、じゃねーよ。女でも誘えばいいじゃん。いつもそうしてんだろ?」
何を隠そう、こいつは女たらしだ。それこそ取っ替え引っ替え。会社社長の坊っちゃんで何よりもこいつはアルファ。突出して整った容姿と回りとは格が違う頭脳。元々の素材が違いすぎる。
アルファとは人の上にたつためにいるような存在。だからアルファがどれだけ取り巻きをつれていてもそういうものなんだな、と思ってしまう。
こいつにも男女関係なく取り巻きがわんさかいる。だから今回もその中から誘えばいいのに、なんで俺なんだよ。
「俺さ、番を真剣に見つけようと思ってるんだー。」
突然の衝撃発言に思わず目を見開いて涼を凝視してしまった。女たらしのこいつが番を⁉一瞬冗談かと思ったが涼の顔は真剣だ。どうやらほんとに本気らしい。まあ、女たらしを卒業するんならいいことだ。この成長を泣いて喜んでやるべきかな、とか考えながら
「なんでまた突然?」
と、とりあえず聞いてみる。
「俺の友達が最近番を見つけてさ、それがまあ幸せそうなんだよな。番ってさ、アルファとオメガの間でしか成り立たないじゃん?運命の番ともなればお互いが世界に唯一なわけじゃん?それって最高だと思わない?」
こいつがそんなことを言い出すくらいならその友達カップルはよっぽど幸せそうなんだろう。こいつを更正させるほどのラブラブさ。是非とも見てみたい。
夢見るような目で番の良さを語る涼。
「あれ?奈月?なんでそんな引いてんの?」
そりゃ身長190センチ近い男の夢見る乙女な顔をみれば引きもする。俺は深くため息をついた。
「理由はわかった。でも、一緒に行くのが俺である必要はあるのか?番探しなら同じアルファを連れていけよ。」
「それはダメだよ!俺この前オメガの子にアルファが二人並ぶと威圧感すごくて近寄れないって言われたんだよ!」
「…だから?」
「だーかーらー、奈月はオメガだから他のオメガの子も近寄りやすいかなって。」
そうだ。俺の性は男でオメガ。男なのに子供が産める体を持った特殊なからだ。特にそれが嫌だと思ったことはない。でも、オメガだというだけでつきまとう危険。俺自身、なんども危ない目にあったこともある。ましてや男のオメガは差別にあうこともあった。それらだけはどうしても割りきることは出来ないままだ。
「…それだけ?それだけのために俺は金持ちのパーティーっていう気が重いところに連れ出されんの?」
「それだけ、じゃないよ!重要!それにちゃんとしたパーティーだから危ないことする人はいないと思うし、俺が守るから!」
涼は必死の形相で迫ってくる。ここまで本気の涼は見たことがない。なんかここで断ったら俺は鬼かもしれない。
「…対価は?」
「高級料理と高級酒が無料!」
しょうがない、とまたため息をついた。ここらへんで手をうってやろう。
「わかったよ。行くよ。」
「ほんとに!?よかったー!ありがとう奈月。」
涼は大袈裟に喜んでいる。それを見るとまあ、これでよかったのかなと思った。
話も終わったしお腹減ったからなんか注文しに行こうと思って席を立とうとしたときに涼から質問が発せられた。
「っていうかさー奈月は番は探さないの?」
その言葉に俺は眉を寄せた。
「オメガは番がいないと大変じゃん?襲われる危険も高くなるし。ヒートもあるしさ。」
確かにオメガが一人でいるのはとても危険だ。オメガは常にフェロモンを出しアルファを誘う。更に3ヶ月に1度ヒート<発情期>というものが存在し、その期間は体が高ぶって仕方がない。
常にフェロモンを撒き散らし、アルファのみならずベータをも誘う。オメガは特殊な性でヒート期間であればセックスをすれば女性だけではなく男性も妊娠する。
オメガとアルファの番関係はセックス中にアルファがオメガのうなじを噛むことで成立する。番になればオメガもアルファもお互いのフェロモンにしか反応しなくなる。
「確かに番になればオメガの安全はだいぶ保証されるけど、俺は番にはそこまでこだわらないよ。」
「なんで?」
「運命とかなんか嫌じゃん。どうせ番になるならちゃんとお互い好きなのがいい。」
そうだ。運命なのか本当に好きあっているのかわからないような関係なんて俺はごめんだ。そんな曖昧な関係ならないほうがいい。
「へぇー、意外とロマンチストなの?奈月は。」
「ばっか、そんなんじゃねぇよ。大体運命の番なんて一生のうちに会えるとは限らねぇんだぞ?」
「それでもいいんだよ。探さなかったら見つかるものも見つかんないかもしれないでしょ?」
そう言った涼は珍しく真面目な表情だった。
まあいっか、俺も別に運命の番を全否定してるわけじゃないし。こいつはこいつで好きにしたらいいんだしな。
「運命の番って出会った瞬間にわかるって言うよねー。お互い反応せすにはいられない、みたいな。そういうのすっごくいいよねーー!」
「お前の方がよっぽどロマンチストだよな。」
女子かよ!と突っ込みをいれる。
信憑性の薄い話を目を輝かせて語る涼を軽くあしらって今度こそ俺は席をたった。
「運命の番」それについての諸々を軽く考えていたあの時の俺を今の俺は殴ってやりたい。
回りを見渡せば、高級なワインを片手に談笑する人々。笑っていてもどこか品が漂う、雰囲気も高級な人達。それもアルファばっかり。自分はなんでこんな場所にいるのかと俺はため息をついた。
事の発端は数日前の出来事だ。
大学生の奈月はここ何日間かレポートに追われ、やっと提出を果たしたところであった。徹夜のせいで溜まった疲労の濃さに、学食の机にへたりこんでいた俺に声がかかった。
「奈月!お疲れさまー。やっとレポート終わったの?なんかやつれてんね。」
「涼か。なんか久しぶりだな。死ぬほど眠い。あー疲れた。肩こった。酒のみたい。」
「ははっ、言うことがおじさんだなー」
「うるせぇよ。そんで?お前どしたの?学食来るの珍しいじゃん」
「そうそう!奈月に用事があってさ」
そう言って涼は俺の前の椅子をがたっと引いて座った。そのままこちらに身を乗り出してくる。
涼は大学で出来た友達だ。ゆるーい感じが俺と馬があって、月に一度のペースで一緒に呑みに行く呑み仲間だ。
そういや最近行ってなかったからその誘いかな。
「奈月さ、パーティーとか興味ない?」
予想外だった。
「…は?」
「いや、ね、俺たまに家の都合でこういうの出てるんだよ。」
「…知ってるけど。なんで急に俺なんだよ」
「今回のやつは誰か一人誘えるんだよ。だから。」
「だから、じゃねーよ。女でも誘えばいいじゃん。いつもそうしてんだろ?」
何を隠そう、こいつは女たらしだ。それこそ取っ替え引っ替え。会社社長の坊っちゃんで何よりもこいつはアルファ。突出して整った容姿と回りとは格が違う頭脳。元々の素材が違いすぎる。
アルファとは人の上にたつためにいるような存在。だからアルファがどれだけ取り巻きをつれていてもそういうものなんだな、と思ってしまう。
こいつにも男女関係なく取り巻きがわんさかいる。だから今回もその中から誘えばいいのに、なんで俺なんだよ。
「俺さ、番を真剣に見つけようと思ってるんだー。」
突然の衝撃発言に思わず目を見開いて涼を凝視してしまった。女たらしのこいつが番を⁉一瞬冗談かと思ったが涼の顔は真剣だ。どうやらほんとに本気らしい。まあ、女たらしを卒業するんならいいことだ。この成長を泣いて喜んでやるべきかな、とか考えながら
「なんでまた突然?」
と、とりあえず聞いてみる。
「俺の友達が最近番を見つけてさ、それがまあ幸せそうなんだよな。番ってさ、アルファとオメガの間でしか成り立たないじゃん?運命の番ともなればお互いが世界に唯一なわけじゃん?それって最高だと思わない?」
こいつがそんなことを言い出すくらいならその友達カップルはよっぽど幸せそうなんだろう。こいつを更正させるほどのラブラブさ。是非とも見てみたい。
夢見るような目で番の良さを語る涼。
「あれ?奈月?なんでそんな引いてんの?」
そりゃ身長190センチ近い男の夢見る乙女な顔をみれば引きもする。俺は深くため息をついた。
「理由はわかった。でも、一緒に行くのが俺である必要はあるのか?番探しなら同じアルファを連れていけよ。」
「それはダメだよ!俺この前オメガの子にアルファが二人並ぶと威圧感すごくて近寄れないって言われたんだよ!」
「…だから?」
「だーかーらー、奈月はオメガだから他のオメガの子も近寄りやすいかなって。」
そうだ。俺の性は男でオメガ。男なのに子供が産める体を持った特殊なからだ。特にそれが嫌だと思ったことはない。でも、オメガだというだけでつきまとう危険。俺自身、なんども危ない目にあったこともある。ましてや男のオメガは差別にあうこともあった。それらだけはどうしても割りきることは出来ないままだ。
「…それだけ?それだけのために俺は金持ちのパーティーっていう気が重いところに連れ出されんの?」
「それだけ、じゃないよ!重要!それにちゃんとしたパーティーだから危ないことする人はいないと思うし、俺が守るから!」
涼は必死の形相で迫ってくる。ここまで本気の涼は見たことがない。なんかここで断ったら俺は鬼かもしれない。
「…対価は?」
「高級料理と高級酒が無料!」
しょうがない、とまたため息をついた。ここらへんで手をうってやろう。
「わかったよ。行くよ。」
「ほんとに!?よかったー!ありがとう奈月。」
涼は大袈裟に喜んでいる。それを見るとまあ、これでよかったのかなと思った。
話も終わったしお腹減ったからなんか注文しに行こうと思って席を立とうとしたときに涼から質問が発せられた。
「っていうかさー奈月は番は探さないの?」
その言葉に俺は眉を寄せた。
「オメガは番がいないと大変じゃん?襲われる危険も高くなるし。ヒートもあるしさ。」
確かにオメガが一人でいるのはとても危険だ。オメガは常にフェロモンを出しアルファを誘う。更に3ヶ月に1度ヒート<発情期>というものが存在し、その期間は体が高ぶって仕方がない。
常にフェロモンを撒き散らし、アルファのみならずベータをも誘う。オメガは特殊な性でヒート期間であればセックスをすれば女性だけではなく男性も妊娠する。
オメガとアルファの番関係はセックス中にアルファがオメガのうなじを噛むことで成立する。番になればオメガもアルファもお互いのフェロモンにしか反応しなくなる。
「確かに番になればオメガの安全はだいぶ保証されるけど、俺は番にはそこまでこだわらないよ。」
「なんで?」
「運命とかなんか嫌じゃん。どうせ番になるならちゃんとお互い好きなのがいい。」
そうだ。運命なのか本当に好きあっているのかわからないような関係なんて俺はごめんだ。そんな曖昧な関係ならないほうがいい。
「へぇー、意外とロマンチストなの?奈月は。」
「ばっか、そんなんじゃねぇよ。大体運命の番なんて一生のうちに会えるとは限らねぇんだぞ?」
「それでもいいんだよ。探さなかったら見つかるものも見つかんないかもしれないでしょ?」
そう言った涼は珍しく真面目な表情だった。
まあいっか、俺も別に運命の番を全否定してるわけじゃないし。こいつはこいつで好きにしたらいいんだしな。
「運命の番って出会った瞬間にわかるって言うよねー。お互い反応せすにはいられない、みたいな。そういうのすっごくいいよねーー!」
「お前の方がよっぽどロマンチストだよな。」
女子かよ!と突っ込みをいれる。
信憑性の薄い話を目を輝かせて語る涼を軽くあしらって今度こそ俺は席をたった。
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