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さらわれた令嬢
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何が起きているのか事態を把握するのに時間がかかってしまった。
「おい本当にこんな事して大丈夫か?」
「馬鹿っ、今更そんなこと言っても仕方ないだろ!」
「でもさっきからこの子動かないけど生きてるのか?」
「へぇ!? こ、困るぞ死なれでもしたら!! お嬢ちゃん、お嬢ちゃん起きてくれ頼むから」
頼むなよそんなこと。
いきなり目の前が真っ暗になったと思えば聞きなれない男二人の声。視界は目隠しか何かで奪われたのだろう。大人が二人もいれば幼い子供一人攫うのに体力的な面だけなら問題ない。そうだ、問題があるとすれば何故私だったのかだ。
警戒して狸寝入りを続けているうちに見たことの無い建物の中へ連れてこられたらしい。
「生きてるので取り敢えず目隠しと腕の縄を外して頂けませんか?」
「生きてるってよ、良かったなぁ」
何も良くない。
「あぁ喉が渇いて死にそうだなぁ~」
「今持ってくる!!」
「あとお腹も空いてしまいました」
「ほらこのパンやるから」
「ついでに足が痛いので座布団を」
「ざぶ? 何だそりゃ」
「てかいい加減いい様に使われてるって気づけよ!?」
バレてしまったか、残念だ。だがこれで男達のことが少し分かった気がする。さてはこいつら馬鹿だな?
目隠しを外されたので周囲を見渡すと木造の建物に所々光が差し込んでいる。匂いからして馬小屋か何かか? 服の汚れは今更気にしないが仮にも公爵令嬢を拐うならもっとそれらしい設備を整えて欲しかったな。まぁ誘拐犯に期待するだけ無駄か。
「貴方たち、なんの目的があってこんなことを」
一応それらしい発言をしておこう。動揺してますよアピールしておけば男達にも隙ができるかもしれない。
「お、お前は知らなくていいんだよそんなこと」
当事者なのに!?
確認出来る誘拐犯は二人、ひょろ長い男と、体格はいいが頭の軽そうな男。扱いやすいのは後者みたいだがひょろ長い方は慎重な分臆病といった顔つきをしている。服装は庶民の、それもかなり生活が貧しい人間のものに見えた。ボロボロに擦れたズボンと伸びきったシャツ、誘拐は金目当てのようだ。
映画やドラマならここから華麗に脱出、なんて話もあるが実際そんなのは無理に決まっている。いくら頭で妙案を思いついた所で身体が子供の分リスクが高すぎる。なら男達の言うことを大人しく聞いておくか? それはそれで癪なんだよなぁ。
「おいこいつめっちゃ睨んでくるぞ」
「うわっ怖っ」
しまった。いつもの癖で計画を練るときは悪人面になるのを忘れていた。
「私を解放して下さい!! 今ならお父様に掛け合って許してあげますから」
上擦った声で少し身体を震わせながら絞り出すよう口にする。
「何だただ強がってただけか」
「当たり前だろ、令嬢って言っても所詮ただの子供だからな」
よし、まずまずの演技だ。このまま怯えた表情で憐れみを誘う手もあるがどうしようかな。あぁこんな時、ルイがいてくれれば速攻で解決するのに。どうしてこういう非常時に限っていないんだ.......。
ふいに違和感を覚えた。
そうだ、よりによって今日だけルイはいない。普段護衛として必要以上にそばに居てくれる彼が今この時に限って居ないのだ.......あるか? そんな偶然。
断言しよう、あるわけがない。
確率で言うなら宝くじの3等が当たるぐらい、隣に引っ越してきた人が自分と同姓同名だったくらいの偶然だろう。漫画やアニメなら自然に流しても私は納得しないぞ!!
この誘拐が偶然ではないとするなら考えられるのはひとつ、誰かに仕組まれたってことだ。問題は誰が仕組んだのか。
私とルイを引き離せる人物。
今日私が街に出ることを知っていた人間。
公爵令嬢の誘拐という大事件を起こして又は起こされて何らかの得をする奴といえば一人しか思いつかない。
アルフレッド・ベーカー、主犯はどうであれ彼が絡んでいるのはまず間違いない。
そう確信した途端胸の内から湧き上がってくる怒り。
「あの野郎.......絶対泣かす」
「ん? 何か言ったか嬢ちゃん」
「いいえ何も!!」
大人しくしてようと思っていたが作戦変更だ!!
目にものを見せてやる、後悔する準備でもしてろアルフレッド。
「あのいくつかお伺いしてもいいですか?」
「名前とかなら答えねぇぞ」
それ答えられても困るんだが。
「まず、これは誘拐で間違いないんですよね?」
ほんの僅かだがドッキリという可能性もある。アルフレッドみたいな悪趣味な人間の考えなんて読もうとするだけ無駄だしね。
「改まって確認されると悪いことしてるみたいじゃねぇか」
「事実悪いことしてるだろ、何を今更」
「では誘拐だとして目的は身代金でしょう? 受け渡しはどうするんですか?」
そもそもこの世界には電話なんて便利な物がない。誘拐したら誘拐した事を伝える手段はどうする気だろう?
「俺らが直接公爵家から金を受け取るわけじゃないからな、そこは知らねぇよ」
直接受け取らない?
とすれば彼らは.......。
「誰かに雇われてるんですね」
「馬鹿っ、あんまり喋るなよ!!」
「いいだろどうせ子供なんだし」
雇っているのは誰だ? ベーカー家に恨みのある人間なんてそれこそ五万といる。その中でこかまで過激な行動に移せる人物、無謀で無鉄砲で考え無しのお先真っ暗な奴だろう。
リリアン公爵令嬢は?
彼女は絡んでいないのか? 私に恨みというか私怨が凄く、私が拐われて一番喜ぶ人物のはず。
いや落ち着け。この件にはアルフレッドが関わっているという前提で考えるんだ。もしリリアンの仕業ならアルフレッドにはメリットがない。身内が犯人の事件に彼が喜ぶ要素がないのだ。だとすれば犯人は少なくともリリアンではなさそう.......。
少し前ならベーカー家と敵対しているワイアット家を怪しんだが彼らと直接対面した私の勘を頼るなら、これはワイアット家の仕業でもない。駄目だ、犯人を特定しようとしても消去法では見つかりそうにないな。
待てよ.......別に犯人なんて誰だっていいじゃないか。
私が腹を立てているのはアルフレッドで、今私がすべきなのは自身の安全の確保。そしてそれは私を誘拐事件に巻き込んだアルフレッドの思惑とは外れてくる、つまり彼を困らせたいならこの誘拐自体をめちゃくちゃにしてしまえばいいんだ。
なんだ、こっちの方が私らしくて簡単そうじゃないか。そう密かに微笑んでいる令嬢を誘拐した側の男たちは何も知らず形ばかりの見張りを続けていた。
「おい本当にこんな事して大丈夫か?」
「馬鹿っ、今更そんなこと言っても仕方ないだろ!」
「でもさっきからこの子動かないけど生きてるのか?」
「へぇ!? こ、困るぞ死なれでもしたら!! お嬢ちゃん、お嬢ちゃん起きてくれ頼むから」
頼むなよそんなこと。
いきなり目の前が真っ暗になったと思えば聞きなれない男二人の声。視界は目隠しか何かで奪われたのだろう。大人が二人もいれば幼い子供一人攫うのに体力的な面だけなら問題ない。そうだ、問題があるとすれば何故私だったのかだ。
警戒して狸寝入りを続けているうちに見たことの無い建物の中へ連れてこられたらしい。
「生きてるので取り敢えず目隠しと腕の縄を外して頂けませんか?」
「生きてるってよ、良かったなぁ」
何も良くない。
「あぁ喉が渇いて死にそうだなぁ~」
「今持ってくる!!」
「あとお腹も空いてしまいました」
「ほらこのパンやるから」
「ついでに足が痛いので座布団を」
「ざぶ? 何だそりゃ」
「てかいい加減いい様に使われてるって気づけよ!?」
バレてしまったか、残念だ。だがこれで男達のことが少し分かった気がする。さてはこいつら馬鹿だな?
目隠しを外されたので周囲を見渡すと木造の建物に所々光が差し込んでいる。匂いからして馬小屋か何かか? 服の汚れは今更気にしないが仮にも公爵令嬢を拐うならもっとそれらしい設備を整えて欲しかったな。まぁ誘拐犯に期待するだけ無駄か。
「貴方たち、なんの目的があってこんなことを」
一応それらしい発言をしておこう。動揺してますよアピールしておけば男達にも隙ができるかもしれない。
「お、お前は知らなくていいんだよそんなこと」
当事者なのに!?
確認出来る誘拐犯は二人、ひょろ長い男と、体格はいいが頭の軽そうな男。扱いやすいのは後者みたいだがひょろ長い方は慎重な分臆病といった顔つきをしている。服装は庶民の、それもかなり生活が貧しい人間のものに見えた。ボロボロに擦れたズボンと伸びきったシャツ、誘拐は金目当てのようだ。
映画やドラマならここから華麗に脱出、なんて話もあるが実際そんなのは無理に決まっている。いくら頭で妙案を思いついた所で身体が子供の分リスクが高すぎる。なら男達の言うことを大人しく聞いておくか? それはそれで癪なんだよなぁ。
「おいこいつめっちゃ睨んでくるぞ」
「うわっ怖っ」
しまった。いつもの癖で計画を練るときは悪人面になるのを忘れていた。
「私を解放して下さい!! 今ならお父様に掛け合って許してあげますから」
上擦った声で少し身体を震わせながら絞り出すよう口にする。
「何だただ強がってただけか」
「当たり前だろ、令嬢って言っても所詮ただの子供だからな」
よし、まずまずの演技だ。このまま怯えた表情で憐れみを誘う手もあるがどうしようかな。あぁこんな時、ルイがいてくれれば速攻で解決するのに。どうしてこういう非常時に限っていないんだ.......。
ふいに違和感を覚えた。
そうだ、よりによって今日だけルイはいない。普段護衛として必要以上にそばに居てくれる彼が今この時に限って居ないのだ.......あるか? そんな偶然。
断言しよう、あるわけがない。
確率で言うなら宝くじの3等が当たるぐらい、隣に引っ越してきた人が自分と同姓同名だったくらいの偶然だろう。漫画やアニメなら自然に流しても私は納得しないぞ!!
この誘拐が偶然ではないとするなら考えられるのはひとつ、誰かに仕組まれたってことだ。問題は誰が仕組んだのか。
私とルイを引き離せる人物。
今日私が街に出ることを知っていた人間。
公爵令嬢の誘拐という大事件を起こして又は起こされて何らかの得をする奴といえば一人しか思いつかない。
アルフレッド・ベーカー、主犯はどうであれ彼が絡んでいるのはまず間違いない。
そう確信した途端胸の内から湧き上がってくる怒り。
「あの野郎.......絶対泣かす」
「ん? 何か言ったか嬢ちゃん」
「いいえ何も!!」
大人しくしてようと思っていたが作戦変更だ!!
目にものを見せてやる、後悔する準備でもしてろアルフレッド。
「あのいくつかお伺いしてもいいですか?」
「名前とかなら答えねぇぞ」
それ答えられても困るんだが。
「まず、これは誘拐で間違いないんですよね?」
ほんの僅かだがドッキリという可能性もある。アルフレッドみたいな悪趣味な人間の考えなんて読もうとするだけ無駄だしね。
「改まって確認されると悪いことしてるみたいじゃねぇか」
「事実悪いことしてるだろ、何を今更」
「では誘拐だとして目的は身代金でしょう? 受け渡しはどうするんですか?」
そもそもこの世界には電話なんて便利な物がない。誘拐したら誘拐した事を伝える手段はどうする気だろう?
「俺らが直接公爵家から金を受け取るわけじゃないからな、そこは知らねぇよ」
直接受け取らない?
とすれば彼らは.......。
「誰かに雇われてるんですね」
「馬鹿っ、あんまり喋るなよ!!」
「いいだろどうせ子供なんだし」
雇っているのは誰だ? ベーカー家に恨みのある人間なんてそれこそ五万といる。その中でこかまで過激な行動に移せる人物、無謀で無鉄砲で考え無しのお先真っ暗な奴だろう。
リリアン公爵令嬢は?
彼女は絡んでいないのか? 私に恨みというか私怨が凄く、私が拐われて一番喜ぶ人物のはず。
いや落ち着け。この件にはアルフレッドが関わっているという前提で考えるんだ。もしリリアンの仕業ならアルフレッドにはメリットがない。身内が犯人の事件に彼が喜ぶ要素がないのだ。だとすれば犯人は少なくともリリアンではなさそう.......。
少し前ならベーカー家と敵対しているワイアット家を怪しんだが彼らと直接対面した私の勘を頼るなら、これはワイアット家の仕業でもない。駄目だ、犯人を特定しようとしても消去法では見つかりそうにないな。
待てよ.......別に犯人なんて誰だっていいじゃないか。
私が腹を立てているのはアルフレッドで、今私がすべきなのは自身の安全の確保。そしてそれは私を誘拐事件に巻き込んだアルフレッドの思惑とは外れてくる、つまり彼を困らせたいならこの誘拐自体をめちゃくちゃにしてしまえばいいんだ。
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