血染めの世界に花は咲くか

巳水

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61話:交渉

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「単刀直入に言う。コーネルがロスウェル村に来る前に、どこで何をしていたかを知りたい。特に、あいつがBランクになる前の情報をな。その見返りとして、あんたの知りたい情報を教える」
「……その情報の信ぴょう性は、誰が保障するのですか?」
「それこそ、うちの領主様――ロスウェル子爵に聞きゃあいい。もしくは、ロスウェル村の兵士か。そっちも信用ならないって言うならそうだな……近い内に、ロスウェル村に国から派遣された軍か、研究者が来て調査すると思うから、その時に一緒に調べるんだな」
「……話になりませんね。この場で保証できない情報に対し、こちらが支払えるものはありません。冒険者協会は数え切れないほどの個人情報を保管しているが故に、その情報が無関係の者に利用されないよう、情報の漏洩には十分に気を遣っています。その情報を外部に提出するには、たとえいち国家であっても正当な理由なしに開示することはありません。貴族の名前を騙る素性の知らないならず者に情報を与えることなぞ――」

 ぐちぐちと小煩いので、その口を遮るためにポーチをまさぐり、【渇紅紋かっこうもん】の魔術紋様が刻まれた血染布けっせんふを机の上に放る。
 【渇紅紋】には菱形と円を追加して、夜王の遺物に刻まれているものと同じ紋様にしている。ボーチをまさぐる振りをして、【渇紅抉かっこうけつ】で紋様を描いたのだ。

「これは?」

 統括者ギルドマスターは血に染まった布に若干顔を顰めたものの、そこに描かれている紋様に興味を抱いたのか疑問を投げかける。

「……喰血哭ブラッドハウル

 統括者ギルドマスターの疑問に答える代わりに、俺は意味深にこの名を出した。すると途端に統括者ギルドマスターの目が細くなり厳しいものになった。まるで俺の一挙手一投足を見逃さないと言わんばかりだ。
 反対に俺は若干の安心感を覚えて、人知れず脱力する。

「良かった。とりあえず、あんたを信用しておく」
「それは……どういう意味でしょう」
喰血哭ブラッドハウルの名より先に、その紋様で目の色を変えていたら、俺はあんたを敵と見ていたってことだ」

 俺の懸念は、統括者ギルドマスターが血追いの徒の一員でコーネルの手助けをしていた可能性があったということだ。夜王の遺物に関しては血追いの徒と比べて広まっていないことは、領主様やフィリア、リアナの反応を見て確信していた。言うなれば、血追いの徒だけがこの魔術紋様の意味を知り得ているということだ。
 コーネルがBランク冒険者という、冒険者の中でも優れた地位に居たことから、どこに血追いの徒が居てもおかしくない。
 そういう意味では、この紋様を見せることは血追いの徒とそれ以外を見分ける重要な手段と言えるな。

「やっぱり、あんたが知りたがっていたのはそれだったか。しかし、なんであんたが喰血哭ブラッドハウルのことを知っているんだ? 統括者ギルドマスター

 俺がそう問うと、フィリアとリアナからも警戒したような雰囲気が伝わる。俺もまさか、村の異変だけでなく喰血哭ブラッドハウルの存在をも知っているとは思わなかった。
 喰血哭ブラッドハウルが居たことを知る者は、ロスウェル村の外ではカイルたちしかいないはずだ。その三人が口を割っていないとするならば、いったいどうやってこの男はこの情報を知ったのだろうか。
 三人の少年少女に三様の視線を向けられていると、統括者ギルドマスターは重々しい溜息を吐いた。

「やはり、あの手紙は誤報でも勘違いでもありませんでしたか……少しお待ちください」

 そう言うと、統括者ギルドマスターは立ち上がった。

「どこへ?」
「安心してください、逃げはしませんよ。私の執務室から、持ち物を持ってくるだけです」

 彼の言葉や態度から逃げようとする意思は感じられなかったため、俺は無言のまま部屋から出るのを見送った。
 ……とは言え絶対はないので、彼にバレないように血染布を小さく千切って【血濡魔術ブラッティー・マジック】で飛ばし、彼の靴底に付着させた。これで彼がどこに居るか大雑把にだが追跡できる。
 血染布の気配は廊下を通り奥へ行き、そこでしばらく留まった。一階に降りた様子もないし、立ち止まった時間もほんの僅かだ。やはり言葉通り逃げることはなく、誰かと接触して人を呼び寄せる様子もない。
 そう待つことなく再びこちらへ戻って行き、この部屋の扉が開く。現れた統括者ギルドマスターは特に格好が変わった様子は無いが、その手には小さな紙が握られていた。

「数日前、このような手紙が送られてきたのです」

 ソファに座り直した統括者ギルドマスターが、机に開封済みの封筒を二つ置く。どうやら手紙の用で、封筒の口にはロスウェル家の家紋である鹿と月桂樹の封蝋があった。

「これは、うちの家紋だわ。拝見させても?」
「どうぞ」

 フィリアが手紙を広げると、そこには間違いなく領主様の筆跡で字が書かれていた。
 一枚目の手紙には、喰血哭ブラッドハウルと思わしき魔物の出現とカルディナ支部の冒険者にAランク冒険者の支援要請を求める旨が書かれていた。
 そして二枚目の手紙には、事態が収束した旨と、冒険者協会を騒がせたことに対する謝罪、それから国により仔細が明かされるまでこの件を公開することを禁止する旨が。禁止に関しては冒険者協会が国の法から外れた治外法権組織であることを加味して、文面上ではという形をとっていたが、まあ実質的には命令だろう。

「そっか、お父様は軍だけじゃなくて冒険者にも支援を要請していたのね……」
「アンタのお父さん、凄いわね。あの時喰血哭ブラッドハウルの姿を見たのはアタシたちだけだったのに、アタシたちの言葉を信じて軍にも冒険者協会にも手紙を書くなんて」

 リアナの言葉に賛同するように、俺も頷きながら感心した。
 普通貴族は、もっと体裁を気にするものだ。国軍に限らず、他所から支援を要請するということは捉えようによっては、自身の力で解決する能力がないことを公言するようなもの。そのため支援要請するにしても、何重に調査を重ねて十分な証拠を集めた後で行うものだろう。
 しかし、領主様は俺たちの話を――俺は気絶していたから、実際には他所から来た三人の冒険者の話を――聞くや否や、それを信用して深刻なものと捉えてすぐに動いてくれた。序盤から吸血鬼の疑惑や変死体といった異常はあったものの、それだけの判断材料で王に報告するとはな。安全を期するならこまめな報告は必要なことだが、証拠不十分な状態では尻込みするものだというのに。

「……こうなると、ますます申し訳ないな」

 Aランクという脅威がこんなにも早く収束してしまったら、他の貴族からはむやみやたらに国を騒がせた間抜けな貴族に映っても仕方が無い。
 ただひとつの証拠である喰血哭ブラッドハウルも伝説に語られる姿ではなく、その正体は腐屍者ゾンビときた。おまけに証拠品の夜王の遺物は、魔術紋様を俺が破壊してしまった。幸い魔石はAランクであるし、血追いの徒の刺青が入ったコーネルの死体もある。遺物の残骸とは言え、グラディア帝国時代の槍も辛うじて残っている。この証拠が領主様の信用を回復させるものであって欲しい。

「腹を割って話をしようということでしたね? よいでしょう。私が知りたかったのは、この手紙の真偽についてです」

 統括者ギルドマスターは両手を組んで鋭い目つきで俺を見据える。

喰血哭ブラッドハウルの名は冒険者の間でも伝説として有名です。中にはその厄災を追い討伐を目的とするパーティーが居る程です。その脅威度はAランク。現在この町に居る冒険者は最高でBランク。もし本当に出現したのだとしたら、現在のこの町の戦力では太刀打ちするのは非常に困難です。最悪全滅もあり得た」
「そうだな。事実、村の兵士にも何人もの犠牲者が出た」
「お悔み申し上げます。しかし冷たい言い方になりますが、それは当然の事象と言えるでしょう。小さな村ではBランクの魔物一体出ただけでも壊滅することがあります。Aランクが出れば都市ひとつが、魔物の最高ランクたるSなどは、一夜にして国が滅びます。だからこそ、二枚目の手紙が届いたときは……正直に言って、呆れの感情が出ました」
「呆れた?」
「当然でしょう。喰血哭ブラッドハウルが出たという手紙が届いたその二日後に、事態が収束したという知らせが届いたのです。良いですか? 村や軍が壊滅したのではなく、したのです。ロスウェル子爵はお若い頃武勲を立てた実績があり、おおよそ戦術に関しては一定の信頼がありますが、辺境とは言えさすがに小さな村の戦力で伝説級の魔物を倒せるとは到底思いません。だから私も、何かを見間違えて過剰に心配したのかと呆れ、これまでの行ってきた備えが無駄になったとことに僅かに憤りながらも、この件を忘れることにしました。しかし――」

 そう言うと、統括者ギルドマスターはリアナに視線を向ける。向けられたリアナは何故ここで自分が見られるのかわからず、きょとんと小首をかしげた。

「リアナさんたちとお話をした際、明らかに様子がおかしかった。共に町を出たはずのコーネルさんの姿はなく、気になって話を聞けば調査途中で危険な魔物と出会ってどこかへ逃げ出した。それ以上のことを問い質しても、ロスウェル子爵から口止めされているの一点張り。加えて彼らの表情は……とても恐ろしいモノを見て、命危うく生還した者のそれでした。そんな顔を見ては、間抜けな勘違いを隠すための口止めだとはとうてい思えませんよ……」
「あ、あはは……」

 統括者ギルドマスターの言葉を聞いたリアナがバツの悪そうな苦笑を漏らす。
 なるほどな。リアナたちと話をしたことで、かえって疑問を持ったのか。まあ話の核心は既に領主様が手紙で最初から知っていたから、懸念が再燃焼したと言った方が正しいのかな。

「ロスウェル子爵から釘を刺されている上に国の研究機関まで動いている以上、私としては公に動きづらい。どうにかして調べられないかと頭を悩ませていたところ、あなたたちが来たわけです」
「なるほどな。あんたにとって、俺たちの存在は渡りに船。カモってわけだったか」
「いやいや、さすがにそこまでは……しかしそうですね。登録したばかりの新人がCランクの冒険者を一方的に叩きのめしたという噂を聞いて気にはなっていたんですよ。しかも登録試験では同じくCランク冒険者の教官……つまり、リアナさんに攻撃を当てる形での合格ときている。そこで今朝軽く調べてみたら、ロスウェル村の出身な上、片方は子爵家の御子女ではありませんか。これは好都合だと思い、どうやってお呼びしようか悩んでいたんですよ」

 まさかその日のうちにお会いできるとは思いもしませんでしたけどね、と統括者ギルドマスターは笑う。
 むう、なんだか上官に悪い意味で目を付けられたようで落ち着かないが、結果としてこうして貴重な情報源を得られるチャンスができたと思えば、昨日の不幸も悪くは無いと思えるな。

「こほん――それで。喰血哭ブラッドハウルは本当に居たのですか?」
「居た。喰血哭ブラッドハウルの伝説を俺は聞いたことがないから、あんたらの言うそれと合致しているかはわからないが、少なくともAランクの魔物であるのは間違いがない。ただその正体は、予想外だったがな。正直、死体を見たところで信じてもらえるとは思えん……」
「え、そうなの?」

 話の成り行きを黙って聞いていたリアナが、素っ頓狂な声を上げる。そう言えば、リアナには俺たちが旅に出たいきさつを話すにあたってもろもろの事情を教えはしたが、喰血哭ブラッドハウルの正体に関しては本題から外れるから話してなかったな。

喰血哭ブラッドハウルの正体は腐屍者ゾンビだ。特殊な環境に身を浸しながら長い歳を重ねて上位種に進化していて、その身体を構成する物の九割が血液と生き物の肉片や骨で構成されていた」
「ゾ、腐屍者ゾンビ⁉」

 リアナがひと際大きな声を上げる。話を聞いていた統括者ギルドマスターも、声を上げさえしなかったものの驚きで目を見開く。

不死骸アンデッドの特徴として、より上位の魔物に進化する程に魔術を扱うだけの知恵を得る傾向があるが、喰血哭ブラッドハウルにはその様子は見られず、その代わり下位の骨屍者スケルトンを生み出す能力と、身体に纏った骨と血を操作する能力があった。それらよりもよほど厄介だったのが、単純に本体よりも何倍もの大きさまでに膨れた血液の装甲と耐久性、その質量を駆使した攻撃だったんだが……って、細かいことは今は関係ないか」
「冒険者協会の長としては、非常に続きが気になるところですが……どうやら、嘘を言ってはいないようですね」

 俺を見据える統括者ギルドマスターの視線が一瞬だけ横に逸れて、すぐに元の位置に戻った。隣に座る二人の表情を窺って、俺の言葉に偽りがないと判断したのだろう。

「良いでしょう。ひとまず、貴方方の証言を信じます。少なくとも、Bランク冒険者が逃げ出すだけの脅威が出現したのは確かのようですね」
「……それは、本当に信じたと言っていいのか?」
「気を悪くさせたのなら申し訳ありません。組織の長たる者、ひとつの証言だけで判断することはできないのです。しかし……今回の件とコーネルにいったい何の関係が? 先程のノクスさんの口振りから、コーネル本人の身柄を捕らえることよりも、その過去を辿ることを重要視しているようですが?」

 その問いに答える前に、フィリアに視線だけで「言うぞ?」と確認を取る。そんな俺に対し、フィリアは大きめの溜息を吐いて肩を竦めた。

「ここまで話しといて、ここで私に確認取る? もう良いわよ、アゼルの好きに話して。多分、モルテインさんは大丈夫」

 よし、その言葉が聞きたかった。俺もこの統括者ギルドマスターは少なくとも敵ではないと判断してたが、やはり人の見る目に関してはフィリアの方が上手うわてだからな。フィリアが大丈夫だと判断したのなら、八割方危険はないだろう。

「第一に、コーネルは既に死んでいる。遺体は重要な証拠として、ロスウェル村に保管してある」
「……ふむ」

 一瞬統括者ギルドマスターから息の詰まったような音が聞こえた。リアナと同じく、死んでいるとは思ってなかったから驚いたのだろう。
 ただリアナと異なる点は、すぐに驚きを飲み込み納得した様子を見せたことだ。真偽はともかくAランクの危険な魔物が現れたのだから、死亡することは自体は不思議ではないと考えたのだろう。

「で、ここからが重要なんだが、コーネルは血追いの徒という宗教団体の一員だった。これは、死ぬ前に本人の口から聞き出しているし、遺体にも血追いの徒の紋章が彫られていた」
「なんですって?」

 統括者ギルドマスターから困惑の声が漏れる。流石にこれは予想の外だったのか、これまで隙を見せない姿を見せていた彼が、初めて動揺した様子を見せる。

「彼が、血追いの徒? まさか……いえ、ありえない話では無い……もう少し詳しく教えてくださいますか?」
「もちろん……と言っても、さっき言った話を少し補足する程度しかないが――」

 ふむ、この話をするのももう三度目か。もはや手慣れたもので、若干の面倒臭さを胸に抱きつつも俺は血追いの徒と夜王の遺物がもたらした事件の全貌を話した。

「――そういうわけで、俺は村を出て血追いの徒を追っているってわけだ」

 そう話を締め括ると、統括者ギルドマスターはすっかり眉間に皴を寄せて、今にも「頭が痛い……」と口に出しそうな雰囲気だ。
 部屋に入った時に見せた余裕そうな笑みはどこへやら。しかし俺個人としては、最初よりも親しみやすい顔になったように感じた。

「なるほど……なるほど。はあ、厄介なことを聞いてしまったものです。まったく、自分の好奇心が恨めしい……」
「好奇心猫を殺す、ってやつだな。いちおう言っておくが、俺は全部正直に、真実を話したぞ?」
「……いっそ、嘘を話してほしかったものです。ですがええ、事情はよく理解しました」

 そう言うと統括者ギルドマスターは諦めたように力なく微笑む。

「コーネルの情報ですね。すぐに冒険者協会の記録をまとめます。とは言え、Bランク冒険者がこなしてきた依頼件数をまとめるとなると、かなりの時間を待たせることになりますが……」
「……本当にやってくれるんだろうな?」

 随分とあっさり要求を呑んでくれたため、逆に怪しくなって念を押してしまった。その疑念が伝わったのか、統括者ギルドマスターは安心させるようにしっかりと頷いて見せた。

「もちろんです。こちらを信用して誠意を見せてもらった以上、こちらも約束を守りませんと。なにせここカルディナは、多くの商人が交差する町です。口約束ではあれど、契約と信頼はなによりも重いものです。そして何より――」

 統括者ギルドマスターは再び俺のことをまっすぐに見据える。その瞳は俺を値踏みするような、しかしどこか警戒しているような色があった。

「ノクスさんを敵に回すのは、損失が大きそうですからね」

 その確信めいた統括者ギルドマスターの言い回しに、俺は小首を傾げるのだった。
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