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夏祭り
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商店街の夏祭りのポスターを見て
「もうすぐ夏まつりだね。去年は引っ越し前にあったから参加できなかったど、今年は行ってみる?」
「いいね。行こう」
そして、夏祭り当日
川沿いに並ぶ提灯の明かりが、水面に揺れて映る。
浴衣姿の人々が笑いながら行き交い、屋台の匂いが風に乗ってくる。
横には浴衣を着た彩花がいた。
「いつもの服もいいけど浴衣もきれいだね。」
「悠斗も浴衣かっこいいよ。」
そういい笑いあう。
「今日は誘ってくれてありがとう。」
「いいよ。」
歩いていくうちに、行き交う人が途切れ、提灯が揺れる境内に行きつく。
「彩花、大事な話がある。僕は君のことが好きだ。結婚してほしい。」
僕は緊張しながら言う。少しして彼女の息をのむ音が聞こえる。
「私も悠斗さんのこと好き。よろしくお願いします。」
「あの頃の約束がかなったね。」
「覚えてたのか。小学校の頃だったから忘れてたと思ってた。」
「ずっと覚えてたよ。いつか会えると思ってた。」
そういい笑いあう僕らの後ろで花火が打ちあがった。
「もうすぐ夏まつりだね。去年は引っ越し前にあったから参加できなかったど、今年は行ってみる?」
「いいね。行こう」
そして、夏祭り当日
川沿いに並ぶ提灯の明かりが、水面に揺れて映る。
浴衣姿の人々が笑いながら行き交い、屋台の匂いが風に乗ってくる。
横には浴衣を着た彩花がいた。
「いつもの服もいいけど浴衣もきれいだね。」
「悠斗も浴衣かっこいいよ。」
そういい笑いあう。
「今日は誘ってくれてありがとう。」
「いいよ。」
歩いていくうちに、行き交う人が途切れ、提灯が揺れる境内に行きつく。
「彩花、大事な話がある。僕は君のことが好きだ。結婚してほしい。」
僕は緊張しながら言う。少しして彼女の息をのむ音が聞こえる。
「私も悠斗さんのこと好き。よろしくお願いします。」
「あの頃の約束がかなったね。」
「覚えてたのか。小学校の頃だったから忘れてたと思ってた。」
「ずっと覚えてたよ。いつか会えると思ってた。」
そういい笑いあう僕らの後ろで花火が打ちあがった。
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