幻想機動輝星

sabuo

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序章 ある研究員の記録『ZERO』IS SLEEPING

第23話 抜き打ち定期テスト。そして、

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数学の証明問題は敵。
それは異世界でも変わらないらしい。
「・・・・・」
なんで数学の証明問題はあるのだろうか?
「・・・・・」
解答も長いし、見る先生にとっても、数学の証明問題の解答を見ることはかなりの負担ではないのだろうか?
「・・・・・」
まあ、それはじっくり解答を見て判断する先生のみかもしれないが、
「・・・・・」
まあ、俺が言いたいのは要するに・・・

(分かるかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!)

誰だよこんなマッドでサイエンスな問題作った奴、分かるわきゃねえだろうがッ!!
なんで? why? なんでこんな問題出すわけ!? 嫌がらせなの!?
・・・・・つーか、それ以前に。


(抜き打ちの定期テストってなんじゃそりゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!?????)


5月13日 月曜日 浜大津総合学校 2年E組 12時17分
俺達は、抜き打ちの定期テストとかいう訳が分からないテストをやらされていた・・・いや本ッ当に訳が分からん!!!
なんなの? ねえ本当になんなの? 
『定期』テストだろ!? それは予め予定されていて、二週間か一週間か前に告示されるものだよね!?
突発的にやるもんじゃあないよね!?
まあ、教科が数学と国語、そして基礎魔術の三教科と、人間界の定期テストよりかはまだマシだけど!?
でも普通抜き打ちじゃあないよね!?
「・・・はあ」
・・・もういい、諦めた。
(数学は捨てるッ!!)
俺はシャーペンを置き、辺りを見回す。
俺の席は一番後ろの窓側。クラス全体が見渡せる位置にある。
生徒数が俺をいれて十五人+αと、他のクラスに比べて少人数なため、教室が広く感じる。
特に後ろ、席を前に詰めているため、後ろのスペースが広い。
(他のクラスはもっといるんだがなあ)
確か30人くらいだった筈。でもこうも少ないとなんかなあ・・・
「・・・すぅ」
見れば、眼鏡をかけた金髪のエルフ。2年E組担任であり、テスト監督のルース先生が、教卓で寝ている。
まあ、近頃疲れているようだったし・・・それはそうと、
(胸でかくね?)
あれをなんと表現すればいいのか、メロンとでも言えばいいか?
寝顔もすごく・・・なんと言うか可愛い。
いやこの人、全体的に可愛いというか、美しい。
金髪だし、巨乳だし、優しいし、眼鏡だし・・・エルフだし!!
この気持ちをどう文章化すればいいのか・・・どうも俺の文章力では表現できないようだ。
俺も金髪巨乳で眼鏡付きで、優しく教えてくれるなどという男子高校生の夢が詰まった先生ははじめて見た。
(・・・まてよ)
しかし先生が寝ていると言う事は・・・音を出すなりして起こさない限り起きない。
つまりカンニングしてもばれない。
「・・・・・」
試しに手を振ってみる、
「・・・・・むにゃむにゃ」
完全に寝ている。
ルース先生は、生徒の質問にしっかりと、分かりやすくかつ優しく教えてくれるいい先生だ。天使と言っていい。
その先生が、質問のサインである手を振るという行為を無視する訳が無い。
完全に寝ている。
「・・・・・」
・・・いや別に、決してカンニングなどと言う行為をしようとしているのではない。
そんなルース先生の前でその様な不正はできない。寝ているルース先生の前では特に、
(ただ、クラスメイトの様子を見てみようというだけだ)
そう思い、俺は教室を見渡す。
2年E組の大まかな席次表はこうだ、

        教卓

ラビラトス 茜   浅葱    イラクス 

ザーフ   交野  アヴェント オール

タリ    リナイ イータ   ナーバル
 
俺     メルト ザジル   アレサ


まずは交野。
「・・・・・」
冷静に問題に対処しているようだった。
中学の時から勝は成績がよい。歴史研究部でも、俺の弟と妹、浅葱、桜で後輩チーム組んで活躍していた。
本当に助かったし、今も助けられている。頼りになる後輩だ。
次はリナイ
「・・・くぅ」
寝ていた。
すごく可愛い吐息で、すごく可愛い寝顔をしながらすごく可愛い態勢で寝ていた。
・・・うん、
(きゃわいいいいいいいいいいいい!!!!!)
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
何この神様!! 寝ているお姿も可愛すぎるんだけど!! 特にケモ耳!! 金髪ケモ耳ロリだけでも最高なのに、垂れ耳ッ!!
そしてあの寝顔!! あのすやすや寝ている感じがもうたまらない!! 小さな腕を枕にしている所とかもう・・・最っ高だ!!
金髪ケモ耳ロリの時点でもう世界遺産レベルなのに、いまのこれは世界遺産では無く宇宙遺産レベル!!
日常では滅多にみられない光景だ!! レアだ、スーパーレアだ!! 
ああもうなんか今すぐ襲い掛かってぺろぺろして
「!!!」
危なかった。
今のは本当に危なかった。
・・・間違いない。今のは精神攻撃だ。何者かが俺の脳に精神攻撃を仕掛けたのだ。うん、もう問題ない。
おれは、しょうきにもどった。
まあ、そんな冗談はさておき、
(リナイ、大丈夫だろうか・・・)
前の輸送作戦の後、三日ほど休んでから学校に来るようになった。が、それも午前中だけで、午後になると帰宅している。
まだ調子が戻っていないらしい。あるいは、まだ疲れが取れていないのかも知れない。
(なんにせよ、無茶はしないで欲しいな)
神様とはいえ、幼女の体調が優れないのはよろしくない。いかなる手段を持ってしても、回復させるのが最優先だろう。
「・・・?」
なんだろうか、なんか今、リナイの近くに猛烈な違和感があったんだが、
見てみる。

イータの髪が鮮やかなオレンジ色になっていた、

(変色ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!???????)

へ!?
何!? 何何!?
なんで!?
なに豪快に自分の髪の毛染めてるわけ!? 
オレンジ色!? 土日に何があったの!? あれか、ストレスか!? こうも色々と事件あったからそのストレスで吹っ切れたの!? いやまあ分からんでもない。確かに俺だって研究員なのにバンバン色んな事に巻き込まれてるし!? ばりばり戦闘に参加してるし!? 神様を護衛するってストレスたまるかもしれないけど、でもそれでいきなり髪を染めるか!?
こういう時こそ、
(ルース先生!! 起きてください!!)
試験中なので、声は出せない。
ルース先生は、
「・・・すぅ」
お休みになられていた。
(もういいや・・・)
後で聞かせてもらおう。
さて、他には・・・そうだ、アヴェントは、

眼鏡を外して、机の上に枕を置いて寝ていた。

(・・・・・)

もう、ツッコまない。
というか、どっから出したしその枕。さっきまでなかったぞ。
「?」
手に感触。
見れば、黒い尻尾が俺の手にちょっかいをかけていた。それは、目の前に座っている褐色黒髪猫耳の女子生徒の尻尾だった。
ていうか、タリの尻尾だった。
(・・・・・)
タリの表情は見えない。
尻尾はタリのスカートから出ている。そしてタリは器用にも、尻尾の先端でメモ用紙を保持していた。
(・・・どういうことだ?)
タリの顔は見えない、タリの意図が読めない。
(もしかして・・・答えを教えてくれとか?)
とにかくメモを見てみよう。俺はメモを手に取り、見てみた。内容は、

『問題3の答えは3だと思うのだけれど、どう思う?』

(意見を求められたよ・・・)
まあ、無視するのは流石にアレだからな・・・
『俺も3だと思う』
そう書いて、尻尾に置いた。
すると尻尾が動いた。そして、尻尾に乗せられたメモをタリが取った。すごく器用だ。
そういや、タリの尻尾って普段見ないよな? もしかしていつも隠しているのか?
(どうしてだろう?)
そう思った矢先、こんどは右脚に感触、見ると、先端にメモを置いた、矢印のような黒い尻尾があった。
メルトの尻尾だった。
俺は恐る恐る、メルトの表情を見てみる。いつもはロングだけど、今日はツインテールだ。
いたって真面目な顔をしている。
(メモを取れって事か?)
俺はメモを取ろうとしてメルトの尻尾に触れた。
「ひゃ!?」
メルトが可愛い悲鳴を上げた。そして頬を赤らめながらこちらを睨んだ。
(・・・何かしたか?)
俺は尻尾に触れた。
「ひゃうん!!」
また可愛い悲鳴を上げた。
(どういうことだ?)
俺は尻尾の先をさすってみる。
「にゃん!」
またまた可愛い悲鳴を上げた。そのままさすり続けてみる。
「ひゃ・・・ん、あっ・・・にゃん・・・」
さっきのような悲鳴ではないが、こんどは可愛い声を出し続けた。さすり続ける。
「みゃあ・・・あんっ・・・ああっ・・・みゃみゃあ!!・・・ひゃあっっ!」
・・・いや、これはもしかして・・・喘ぎ声? 
メルトもメルトで、なんかさっきから体を震わせてるし・・・これって、何かに悶えてる?
例えば、快楽。
(・・・そういや、サキュバスの尻尾はどうとかどっかで・・・)
その時、チャイムが鳴った。
試験終了。同時に、

「この・・・変態がアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

俺はサキュバスの全力で殴られた。




「そりゃ殴られるって光男君。サキュバスにとって、尻尾は性感帯なんだから」
「そうそうそれだよ全く・・・」
いや、サキュバかどうかなんて関わらず、尻尾を持っている者にとって、尻尾は性感帯だ。
浜大津商店街 17時47分
俺は唐橋工廠で自作WG開発を進めた後、茜と一緒に浜大津商店街をぶらぶらしていた。
「さっきも俺の事ずっと睨んでいたしな・・・どう収拾つけよう」
「そのうち戻るんじゃない?」
「そうあって欲しいな」
それはそうと、と茜は切り出してきた。
「光男君、選択科目どうするつもり? 今日先生に聞かれてたけど」
浜大津総合学校は、六つの必須科目(国語、数学、世界史、WG操縦、基礎魔法知識、体育)に加えて、五つの選択科目(WG整備、航空技術、魔法技術、工業、聖術)から一つ選ぶという方式を取っている。
その選択科目について、俺は登校初日言われてたのだが、
「その件か・・・実は俺、その事すっかり忘れててさ」
「何も考えてなかったの?」
「うん」
「解答期限は?」
「言ってなかったけど・・・でもなるべく早くだって・・・どうしようか?」
「そうだね・・・他の人に、その科目がどんな物か聞いてみたら?」
「それがいいか」
でもうちのクラス、大半が航空技術科じゃなかったっけ?
「・・・? なんだろうこの道」
商店街の一角、茜の見ている方を見れば、人気の無い道があった。裏道らしい。
「光男君、ちょっと行って見ようよ。なにかいいお店があるかもしれないし」
「・・・そうだな」
俺達は裏道に足を踏み入れた。




「夢で決めるのもありだね」
そう、茜は言った。
「・・・夢?」
「そう夢。光男君の夢で選択科目を決めるとか」
なるほどな・・・
「でも俺の夢は・・・ラノベ作家だぞ」
「確かにそうだけど、でも光男君、いつか話してくれたじゃない」
「何を?」
茜は、路地の真ん中で立ち止まり、振り返って言った。
「自分には、忘れてしまった夢があるって」
「・・・ああ」
それか、
「結局、あの忘れてしまったっていう夢、何か分かった?」
「いや・・・ただ、どうも俺が今研究している物が関連している気がするんだよな」
そして、あの『ビスケットの箱』とも。
「それ以外はさっぱり」
「そんなにさっぱりと忘れられるの?」
「いや、普通は断片とかあるものだよ、記憶っていうのは、ただ」
俺は、葛葉の言葉を思い出した。
「俺は『嘘つき』だからさ」
「・・・そうだったね」
茜はそれで察したらしく、また歩き出した。俺もそれに続く。
「それでも、光男君は私の目標だから」
そう言う茜の表情は、見えない。
「・・・そういうお前の夢はなんなんだ?」
「え? そりゃあもちろん」
茜は歩きつつ、こちらを見て答えた。
「光男君と添い遂げること」
「嘘コケええええええ!!!」
俺はツッコんだ。裏道に響き渡る程の声で、
「いや光男君、全然嘘じゃないって、本当だよ」
「じゃあなんで俺を殺そうとするかなあアア!!!???」
言動と行動が不一致すぎるぞ!!
「やだ光男君、私は別に」
茜は笑顔で言った。
「『生きたまま』とは言ってないよ」
「ヤンデレ!!??」
こいつ、やっぱり俺の事殺したいだけじゃあないか!!
中学の頃からこれぽっちも変わっていない。
殺し屋、黒崎茜。
こいつは危険だ。
「・・・まあ、それはさておき光男君」
途端、茜が立ち止まった。次に体をこちらに向けた。そして真面目な表情で、
「気づいた?」
「とっくの昔に」
次の瞬間、俺達は体を仰け反らしていた。その上を、
刀が通った。



足に力を入れる。
そしてその力だけで後方に宙返りし、着地。
拳銃を懐から取り出したときには既に敵は目の前にいた。刀を振り上げて、俺を切ろうとしていた。
「思考爆発(シンキングバースト)」
時間が遅くなる。
俺は、俺自身の行動も遅くなるこれで、敵を観察する。
(骸骨?)
金属製の黒い骨格。人間のものと似ている。人工筋肉らしきものは一切無い、骨格だけだ。頭部に黒いバイザー。人の形をしているがどう考えても人ではない。
第一魂が無い。自立型ロボット?
(いや、違う。人形だ)
関節部に魔方陣が展開している。おそらく加速術式。ということは、
(どこかでこれを操っている奴がいる・・・)
このサイズのものにウィザードジェネレーターなど到底組み込めない。それに加え、術式は魔力を流し続けないと、その効果を維持できない。
どこかから魔力を供給されている。
(それを伝って操っているのか)
時間が元の速さにもどる。
俺は振り下ろされた刀を拳銃の銃身で受け止める。
「!・・・重い!!」
予想より相手の力が強い。それに対して俺は、
「反らすのみ!!」
横向きの力を入れ、右にそらした。
瞬間、ガンッ、という音と共に、刀が地面に突き刺さった。相当な力があったらしい。
まあでもそんな力、体の重心を前に向けないと出せないわけで、
「オラァ!!」
右足で、前かがみになった人形の背を蹴り落とす。
生の足だったらそこまでダメージを与えられなかっただろうが、その時の俺の足は人工の足、義体だ。
人形が地面に打ち込まれた。そして、動かなくなった。
茜がもう一体の人形を蜂の巣にしたのも同時だった。
「・・・これで終わりかな、後はこれを操っていた奴を見つけ出してちょっと話し合い(物理)するだけ・・・でも」
「もう撤退したろうな。初撃が通らなかった時点で」
「だね」
そう言って、茜は周囲を見回して、サブマシンガンを鞄の中に入れた。
「で、どこの差し金かな?」
「さあな」
そう言いつつ俺は、打ち込まれた(やったのは俺だが)人形を引っ張り出し、検分する。
やはり、人工筋肉などの類は無かった。あったのは人間のそれと似たような骨格。ただそれだけである。
「後調べるとすれば・・・こいつの頭部か」
口にあたる部分はマスクで隠れている。その上に黒いバイザー、あとは普通に骨みたいだった。
「・・・うん?」
「どうした茜?」
「いや・・・光男君、これ見て」
茜はそう言って、骨格の一部分。人間の骨格で言うならば脊椎の部分を指し示した。
そこには、
「WI?」
WIの文字が彫られていた。その文字の下にも何か彫られていたのだろうが、削られていた。
「意図的に削った?」
「みたいだね・・・でもこのWIってなんだろう」
「・・・どっかで俺聞いた気がするんだけどな」
どこだったか、いや違う。いつ聞いた?
『近頃はWIが兵器開発産業のシェアを伸ばしているからね、そっちに行く人も多いよ』
「ウィザドニア・インダストリアル」
「え?」
「ウィザドニア資本の軍事企業体だ。WG、航空艦、あらゆる兵器を開発している。そしてそれだけでなく、農業、建築、融資、などなど軍事以外の事も手広くやっている」
そして、その大口取引先は、
「光男君!!!」
俺は茜を抱えて、後方、来た道の方に飛んだ。
次の瞬間、人形が爆発した。それも一体でなく、二体とも。跡形もなく吹っ飛んだ。
人形に仕掛けられた自爆装置が作動したのだ。
明らかな、証拠隠滅だった。
「・・・光男君、正直に答えて」
「なんだ?」
「また何かやらかした?」
「・・・いや」




WRSSC‐02『『骨格人形(フレームドール)』の自爆を確認しました』
WRSSC‐04『へえ、存外動けるのねあの愚か者は、まあ、義体だから成せる技か』
WRSSC‐03『そうとも言い切れんぞ、あの『骨格人形』、試作段階とはいえ戦闘力は正規兵並みだ。それをあの一瞬で行動不能にするとは、衰えてないようだな』
WRSSC‐04『まあ、その点は私も認めるわ。判断力も精神力もまるで鈍ってない。前のままよ・・・そう、前のまま。相変わらず嘘をついて、嘘で塗り固めている。研究員の身でありながら戦闘に参加したりと、なんでまたあいつは格好つけようとするのか、理解できないわ』
WRSSC‐01『いや、それは恐らくレオス・オブライエンの命令だろう。第一、あいつが自分から参加するか?』
WRSSC‐03『言われてみれば確かに。あいつは戦闘を好まない。自ら戦闘参加するとは思えん。まあそれでも、あいつの意思でそれを受諾していることに変わりは無いが』
WRSSC‐04『それって結局、自分から戦闘に参加しているって事じゃない・・・レオス・オブライエンからの命令って所が引っかかるけど、実際の所、何者?』
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WRSSC‐03『油断は禁物だな・・・口止めは?』
WRSSC‐02『既に魔王様に頼んであります。ご安心を』
WRSSC‐04『貴方も相変わらず有能ね・・・そういえば、さっきの映像で気になったのだけど』
WRSSC‐01『どうした?』
WRSSC‐04『茜の動き・・・前より何か、速くなってない?』


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