めんどくさがりの魔法使い

沢庵

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 十六日間も家を出ていれば、食べ物は腐るよね。と真っ直ぐ家に帰り、食糧庫の扉を開けた瞬間に鼻をかすめる悪臭に顔を顰めた。あぁ、やだ面倒臭い今日のご飯はどこかで食べよう。というかお腹すごい空いた。
 溜息を吐き財布を持って家から出る。すれ違う人全員に「おかえり!」「やっぱりルーチェが悪い事なんてするもんかね!!」「都会の男はやっぱり駄目だね!!」とみんながみんな言ってくるもんだからちょっと騎士の人に同情する。あの人はあの人なりに仕事してたんだもんなぁ、人の話は聞かないけど。

 町の中で一番大きい大衆食堂の扉を開けると、お昼の忙しい時間の後だからか人もまばらで、ラッキーとカウンターの席に腰を下ろす。すると奥から女将さんがでてきて「あらー! ルーチェ!! 捕まってたんだってね!? 大丈夫だったかい!?」とまぁ大声で言うもんだから私の耳が大丈夫じゃ無くなったよ女将さん。

「だ、大丈夫だよ。この通り元気元気。あ、おすすめってなに?」
「ならいいんだけどねぇ、アンナの母親が『アンナの変わりにルーチェがっ!』と心配してたよ。あとで行ってやんなさい。今日のおすすめは魚のトマト煮だよ!」
「んじゃそれと、いや、消化にいいもののほうがいいのか、久々だからどうしてたか忘れた……」
「消化のいいもの? それじゃあミルク粥にでもするかい? 丁度うちの旦那が昨日飲み過ぎて作ってたところさ」
「お願いしまーす」

 「はいよ!」と奥へ引っ込んでいった女将さんを見送りつつ、目の前に置かれた水をちびりの一口。
 そういえば今回は身体の負担が少ないな。睡眠が半月程度ですんだのは精霊の気まぐれだろうけど、身体は綺麗だし、髪もべたべたしない、服も清潔。……領主様にお礼をしなくては。しばらく前だが、寝てしまって起きた時は、ほんとこのまま死んだ方がいいのでは? というくらいの悪臭等が身体から発せられてた、いやあれは一年くらい寝てたせいもあるけれど。
 あぁ、ねむい。でも食べたら店の掃除をしなくては。せめて明後日には通常営業にしたいし。アンナの様子もみなくては、後で説明すると言ったのに寝ちゃったからなぁ。

 「はいミルク粥お待ち!」と女将さんが元気よく運んできてくれたミルク粥の匂いを嗅いで「まずは腹を満たそう」と思いスプーンを握る。ふうふう息を吹きかけ一口。チーズの味とコンソメの味だ。濃厚だけどくどくない。

「美味しいかい?」
「めっちゃおいしーっす、あー生き返った気分」

 「お上手だこと! 食べられたらこれも食べな!」と皮を剥いたりんごを置いて別の客の元へと向かう女将さんに「今度店に来た時値引きするねー」と声をかけた。

「このりんご美味いのう」
「……勝手に食べないでくれます?」

 りんごの乗った皿を遠ざけると「あー! りんご!!」と年甲斐にもなく叫ぶ少年に腹が立つ。あんた見た目は子どもだけど中身は百越えの爺だろうが!

「なんでメルディン様がいるんですか」
「ここの領主に結界が壊れた理由を調べて欲しいと頼まれてな。しっかしまぁまさかわしの弟弟子が捕まってたとは思わなかったがのう」
「あの騎士様が人の話全く聞かないものでしてね」
「というか何故こんな魔法使い達が一番居たくないと有名な町にいるんじゃ? たしか戦争の後に王女付き魔法使いになったじゃろ?」
「……やっぱりこの町に魔法使い居たがりませんよね? メルディン様はどうです?」

 「正直わしもあまり長居はしたくないのう」と言い、女将さんが別でくれたりんごをしゃくしゃくと食べるメルディン様。いつの間にもらってんだこいつ。

「なんでだと思います?」
「さぁのう、何だか引っ張られるというか吸い取られているような感覚はあるが。ルーチェはないのか?」
「私は寧ろここに居ると調子がいいんですよ。今日はちょっとしんどいですけど……魔力でも吸い取られてるのか」
「可能性はあるぞ。以前ここに来たことのある魔法使い数名が魔力の枯渇を訴えたと記録でみた」
「いつの間にそんな記録みたんですか」
「ここに来る前にの。予習は大切じゃぞ弟弟子よ」

 「勉強不足ですみませーん」と謝り、ミルク粥を食べる。はぁ、暫くお粥生活かな……でも肉が食いたい。

「メルディン様、暇ならちょっと調べてくださいよ。この町の領主の館について特に。地下に何かあります多分」
「地下?」
「地下の牢屋にいたとき、妙な感覚というか、魔力が吸われてるって感覚、今言われて初めて気づきましたよ。あんな感じなんですね」
「お前は容量が可笑しいからのう、しかしレンスが何か隠すことはしないとは思うが」
「最近の話じゃないのかもしれませんよ。もしかしたらこの町に結界が張られている理由が関係しているかもしれません」
「ふむ、厄介事は避けたいがここにはわしの教え子もいるし、王命もあるしの。しょうがないその調査受けもとう」

 王命? と首をかしげてから「あぁ」と納得する。そういえばこんな見た目だけど国王直属の魔法使いだったこの人。私の師匠もそうだが、魔法使いってなんで、こう、変人が多いんだろうか……いや魔法使い=変人の公式にすると私も変人ということになる。ある意味変人だがこの爺たちと同じくくりの変人ではないと大声で叫びたい。誰に叫べばいいのかわ知らない。よし、お腹をまずみたそう。食べよう。とガツガツとお粥を胃の中におさめていく。
 そんな私をりんごを食べながらみていたメルディン様だったが、思い出したように「そういえば、」と、さっき流した話を引っ張り出してきやがった。爺のくせに記憶力よすぎだろ! 下手をすると私よりもいいし……。

「で? 大魔法使いマーリンの最後の弟子で、先の戦争で英雄となり『光の魔女』とまで言われた魔法使いが、何故こんな国はずれの町にいるのかのう?」
「……私の名前はルーチェ・チヴェッタで、偶々魔法使いが住んでない町に居ついちゃったちょっと面倒臭がりな魔法使いですよ」
「王が探しておるぞ? マーリン師匠は『家出娘など知らぬ』と言っておったがな」
「王様に居場所言ったら爺に戻してやるから覚悟してくださいよ。この町は居心地いいのに、また逃げなきゃいけなくなる」
「……王妃はそんなに嫌か?」
「嫌ですね。ついでに好みじゃないんで。私の好みはこう、なんだろうな、熊?」
「なんでそこで熊がでてくるんじゃ! 他にもあるじゃろ! 例えばイケメンとか! 金持ちとか!」

 「金もイケメンも怖いのでいりませーん」と言うと、「こら! 話はまだ終わってないぞ!」と叫ぶ少年な爺の声を無視。空になった皿の近くに代金を置き「女将さーんごちそうさまでしたー!」と声を上げて店をでた。
 
 最近やっと忘れはじめていたのに、なんつーものを思い出させてくれるんだあの爺は。

 忘れろ、忘れろ、忘れろ。とブツブツ言いながら、家へと戻り薬棚の薬草やら粉を確認。
 仕事をしていた方が忘れられると必要な疲労回復があるローズマリーや強壮作用のセージやら魔力草なんかをすり潰し漉して成分抽出。魔力の吸収を抑える薬草の乾燥したものを別に用意して同じく抽出し乾燥させて粉して、薄い糖衣を一粒一粒纏わせる。苦いからね。
 魔法を使うのでそんな手間ではないが、意外と集中力がいる作業だ。二つにわけた粉をココアの素(町で売ってる普通のやつ)の中に混ぜて飲みやすくする。最後に気持ち程度の祈りを捧げたら、アンナ専用のココアの完成である。いい仕事した!
 あとはアンナに届けて、おじさんとおばさんに説明したら今日の仕事は終わりにしよう。片付けは明日だ明日!

 適当に脱ぎ飛ばしていたローブを羽織り、いつの間にか脱いでいたブーツを履き直す。ついでにご飯も食べて帰ろう。しっかし夕飯もお粥か、腹持ちよくないんだよなーなんて思いながら店の扉を開ければ、ちょうど扉をノックしようとしていたかのような格好で、動きを止めている騎士姿の男が。びっくりして「ひぇっ」とか変な声をあげてしまったのはしょうがないだろう。

「あ、えっと、あの、店じまいですすみません」

 「急ぎならば対応しますけど」と言うと、私を見ている様で見ていなかった騎士だったが、一瞬のうちに私の視界から消えた。いや消えていなくなったわけではない。
 騎士は私の足元に膝をつき、頭を下げ、「この度は大変申し訳ない事をした! この罪身をもって償いたい!」とまぁ大声で叫ぶんじゃない!! ここがいくら町はずれと言っても誰か居るかもしれないのに! みられたら困るのお前だろうが!!

「ちょっとりあえず頭あげましょう!?」
「貴女が償いをさせてくれると言うまで下げ続ける!」
「させるさせる!! させるから早く! 誰かにみられたら困るのは騎士様ですよ!?」

 「みられても構わない」と頭を上げた騎士の額には砂がついていた。ポケットに入っていた、いつ入れたのか謎のハンカチを「砂がついているのでこれで払ってください」と渡せば、「……罪人に施しをするとは、聖母のような方だな貴女は」と謎の言葉を吐いた後、ハンカチで砂を払い「これは洗って返す」と自身の上着の内ポケットにしまい込みやがった。

「別にいいのでハンカチ返してください」
「それで貴女への償いだが、まず家を買い貴女が長期間寝てもいいように手配する。世話は使用人を雇おうかと考えたが貴女は人の世話になるのが苦手と聞いたので私がさせていただこう。そして貴女を王都へ招待し魔法使いとしての地位を。私の知り合いに大魔法使いがいるからその方に頼もうと思うが、貴女の魔力とその制御能力をみせたら王都研究所にも余裕で入れるだろう。あとは貴女が欲しい服や宝石、欲しいものは何でも買おう。私は貴女にそれだけの苦痛を味合わせてしまったのだから」
「ほんと人の話聞かないな!!」

 「お気持ちだけで結構です!!」と騎士の横を通ろうとするが、ガシッと腕を掴まれ、困った声で「お願いだ、私に償わせてくれ……」と言う。なんでここまで思いつめているのか、全く持ってわからない。別に怪我させたわけでもないし、精神的苦痛は、まぁ多少はあったが閉じ込められていた時間は半日もない。

「……何でそこまで罪悪感にさいなまれているのか、全く分からないんですけど、私がいらないと言っているんです。あ、後から言われるのが嫌とかですか? なら言わないって約束しますので。あとで約束の書面でもご領主様宛に送りますね。では私仕事がありますので!」

 掴まれていた腕を振り払い勢いよく走り出す。背後で呼ぶ声がしたが、無視だ無視!

 体力も魔力も絶妙しか残っていない時に全力疾走したためか、ぜーはーぜーはー息切れを起こしながらアンナの家に行くと、おじさんには頭をさげられ、おばさんには泣きながら抱き着かれ、アンナも大泣きしながら私に突撃してきた。苦しいので勘弁してください。
 泣き続ける二人を宥めながら、アンナが何故魔力酔いによる暴走と枯渇の症状が出たのかを説明する。

「アンナはこの町の人には珍しく魔力があるの。しかも結構な量なんだけど、何故か安定してたの」

 落ち着いたおばさんがお茶を淹れてくれる。アンナには出来立てほやほやのココアだ。
 三人には言わないが、安定していた理由は、多分魔力を吸われてるせいだろう。この町には魔力を吸うなにかがある。そのお陰で余剰分が体に残らなかった。だが均衡が崩れ暴走し、それに反応するかのように他からの吸収が強くなった。それが枯渇した理由だと思う。
 
「安定してたんだけど、ちょっとだけ均衡が崩れてしまう時がたまーに起きてたんだよね。アンナがちょくちょく熱だしてたのはその所為だよ。だから落ち着かせるためにココアに薬草を混ぜて飲ませていたんだけど、それだけじゃカバーしきれなくなったみたいで、大騒ぎになったと」
「そ、それじゃアンナはまた」

 「こないだみたいなことが起きるのか?」というおじさんと、娘の頭を撫で、不安そうに話をきくおばさんに私は頷く。確実にまた起きるだろうから嘘はつけない。だからこそ、私が覚悟を決めないとなぁ、面倒臭いんだけど、しょうがないよね。

「アンナを王都の魔法学校に入学させてほしい。あそこなら魔力の多い人用の薬も多いし、なにより使い方を教えてくれる。普段魔法を使っていれば暴走はしないし、枯渇をしない使い方も教えてくれるよ」
「でも、魔法学校って人の足で半月くらいだろ、通える距離じゃねぇ。入るのにも金がかかるんじゃねぇのか? 」
「アンナの魔力保有量なら奨学金がもらえるよ。それに私の師匠に頼んでみるから、意外と快適な生活かもよ? アンナの気持ち次第だけど、一番安全な方法だからおすすめはしとく」

 思いつめたようにアンナを見つめるおじさんとおばさん、そしてアンナに「しばらく考えてみて」とアンナの家をでた。
 本当は家族を離したくないし、一人娘だから言いたくなかった。だけどこれ以上の方法だと体に負担が掛かりすぎる。下手をすると死ぬ可能性もあることは、あまり言いたくない。

 はぁ。と溜息を吐き、日が完全に落ちた道を歩く。夕飯食べて帰ろうかなって思ってたけどそんな気分じゃない。といっても夜中にお腹が空くだろうから、非常食かじればいいか。非常時だと思ったらその時が非常時なんだよ。

 店の近くまで来ると道は真っ暗で、この辺街灯つけてくれないかなぁとどうでもいいことを考えながら顔を上げ、店をみた。……なんかいる。え、なに? 魔物? 犬とか猫なら大歓迎だけど、それはないな、大きすぎる。熊なら納得だわ。急用なお客さんか? いやでも夜に急ぎの客はこの三年の間来たことが無い。みんな夜だからと医者の方に流れていくからね。
 何にしても店の前にいるものをどうにかしないと家の中には入れない、と魔法で灯りを灯し、近づいてみれば、熊、ではなく、黒い騎士の服を着た男が直立不動で突っ立ていた。まてまてまてまて、何でいるんだ、帰れって言ったのに。いや言ってないか? 何にしても普通帰るよね? あ、帰ってまた来たってこと? それはそれでどうかと思うんですけど、このままにしてはおけないよなぁ。
 あぁ、面倒臭い。と男に近づけば「おかえり」としかめっ面で言ってきた。このしかめっ面は待たせ過ぎだ馬鹿野郎の顔なのか、それとも償いだかを断り続けているからなのか……どっちもな気がしてきたな。

「……ただいまです。あの、色々お断りした筈なんですけど」
「私が納得していない。まずは家の中に入れてくれないだろうか? きちんと話をしよう」
「あ、はい」

 流されるがままに店の鍵を開け、二人で中へと入る。正直男と二人っきりなんておっかないのだが、魔法使いだしなんとかなる。
 店の奥にある居住スペースの台所兼居間へと案内し、適当に座っててくれと言えば「菓子はもってきた」と言う。おうそうかいそうかい、んじゃお茶だけにしてやるよ。本当はお茶を淹れるのも嫌なんだけどな! 早く帰らないかなこの人!! と念を送りつつお湯を魔法で沸かし、茶葉をティーポットの中へ。招かれざる客だが、この騎士はご領主様の知り合いだろうことは何となくわかっている。礼儀は最低限必要だとちょっと高めの茶葉にした。

 琥珀色のお茶が入ったカップを騎士の前に置き「どうぞ」と言うと、「ありがとう」と躊躇いもなく飲んだ。おい、毒とかはいってると思わないのかと騎士をみた。所作が整っている、騎士というだけあって動きは洗練されているなとは思っていたが、飲み食いの動作もとは、ただの騎士ではないようだ。結構上の貴族位なのだろうか。

「美味い、貴女は魔法だけでなく茶も上手なのか」
「あーうん、ありがとうございます?」

 「さっさと話しをしてしまいましょう」と言って、騎士が持ってきたマドレーヌを食べる。うっま、なにこれめっちゃバターの味するしかといってしつこくない。何処で売っていたんだろう?

「貴女は美味しそうに食べる人だな」
「え、そりゃ美味しいですし。このマドレーヌどこで買ったんですか?」
「私が作ったから売ってはいない」
「……はい?」

 「だから私が貴女のために作った。本当はもっと早く渡すつもりだったが、貴女が逃げてしまったのでずっと待っていた」という騎士に、私の頭の処理が追い付かない。
 まず騎士が作ったマドレーヌはまぁいいとしよう。めっちゃ美味しいし、お菓子作りができる男子はポイント高いよー貴族は知らないが一般人的にはモテるのではないだろうか。そして、待っていた。という言葉ですが、やっぱり店の前でずっと待ってたの? 嘘でしょ? 二時間くらいアンナの家にいたから、それぐらいの時間を騎士は待っていたことになる。あーやだーめんどくさいー

「そ、それは大変申し訳ないことを……マドレーヌは本当においしいです……あ! これで償い、でしたっけ? ちゃらにしてしまいましょう!」
「駄目だ、これはほんの一部でしかない。もっと欲しいものはないのか? 例えば宝石とか」
「宝石もなにもいりません。本当にいらないんですよ……騎士様が気を負うことなんてないんですから、お茶飲んで帰ってください」
「……ロートだ」
「はい?」

 「俺の名前はロート・レオーネだ、チヴェッタ殿」とお茶を一気に飲み干し、そっとカップを机の上に置くと「また明日」と言って出て行った。

「ロート・レオーネねぇ」

 聞いたことがある貴族位だな、正直貴族について興味ないから気の所為かもしれないけど。と、ポットに入った紅茶を自分のカップに注ぎ入れ、一口。鼻から抜け出るマスカットみたいないい香り……当たりだったなこの紅茶。

「てかちょっとまって、あの男『また明日』とか言ってなかった?」
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