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仕入れと資金を考える。
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学校から帰ると財布と大きい鞄をもってミユの家に寄ってミユと一緒に100円ショップで大量に買い物をした。
サバイバルナイフも数十本を種類を変えて購入したが高くてお小遣いが無くなったけど儲かるなら仕方ないな・・・と思う事にした。
ミユも色々と買っていたけど俺とは違うジャンルで可愛い物、メイク道具や女性向けの物で俺には分からない。
「ミユも、いっぱい買ったな。」
「うん。買い過ぎたかも。えへへ・・♪お買い物楽しい。」
ミユは上機嫌で笑顔で可愛いな・・
「でも、儲かるから大丈夫じゃない?」
「そうだよね。でも・・・ホントに儲かってるのかな?」
「そう言うと思って・・・持ってきた。」
ポケットから金貨を取り出して見せた。
「うん?どうするの?」
「お店で査定をしてもらえば安心じゃない?」
「子供を相手にしてもらえないんじゃない?」
「まぁその時は別の方法を考えようよ」
「うん。そうだね。」
帰り道に「小さいお店で買い取り査定無料」と出ていたので入ってみた。
お店の人が怪しい目で見てくる・・・
「君達だけで来たの?ご両親は?」
明らかに怪しまれているが仕方がないよな・・
「お父さんの友達から旅行先でのお土産を貰ってゲームが欲しくて売ったら、いくらになるのかなって思って・・・」
と言って金貨を渡した。
「今日は子供だけだから、買い取りは出来ないけど査定はしてあげるよ。少し時間が掛かるけど大丈夫かい?」
「どのくらい時間が掛かりますか?」
「20分前後かな」
「大丈夫です。ここで待ってます」
椅子に座りミユと雑談しながら待った。
「ミユは時間大丈夫?」
「ママがユウヤと一緒に出掛けてるのを知ってるから大丈夫だよ。」
「そうなんだ。俺って信用あるんだな?」
「うん。ママが気に入ってるからね。」
「ママがか~・・・ミユは?」
「え?・・・まぁ信用は・・どうだろ?お気に入りとかの話なら・・嫌いだったら一緒に買い物は行かないしずっと一緒には居ないよね。」
「それもそうだな。」
店の奥から出てきたお店の人が声を掛けてきた。
「査定が終わったよ。」
カウンターに近寄って話を聞く。
「どうでした?」
「査定した結果は金で間違いはないね。金の買い取り価格は日によって変わるから断定は出来ないけど25万円前後かな。」
「え、ホントですか?」
ミユも目を丸くして驚いて俺の服を掴んだ。
「お父さんは随分とお金持ちの友達がいるんだな羨ましいなぁ・・」
笑って誤魔化すしかない・・・
「今日は有り難う御座いました。お父さんと相談して決めます」
「今度は、お父さんかお母さんと一緒に来てな」
店を出て緊張をしているのかミユが手を繋いできた。
周りから見られて・・
「あそこの2人見て付き合ってるのかな?可愛いね」
とか言ってるのが聞こえるがミユは聞こえてないのか気にしてないのか分からないが手を離す気はないらしい。
ミユが話し掛けてきた。
「凄い金額になっちゃったね。どうするの?」
「どうするって貯めておけば良いんじゃないの?向こうで何か売れる物があれば、こっちで売ってもいいし。」
「そうだよね。貯めておくしかないもんね」
「将来結婚した時の為に2人で頑張って貯めておこうな。」
ユウヤは何を言ったのか意識をしていない。
「え?あ、うん。・・そうだね・・・♡」
ミユが顔を赤くして俯いている。
「まだ16時30分で少し時間あるし、これから行こっか?」
「そうだね。この荷物を家に持って帰ったら・・・やばいかも」
「それに向こうに居れば時間を気にしなくて良いし」
「うん。そうだね」
学校に向かい、着くと人目に付かないように急いで物置部屋に入って掃除用具入れの中に入った。
ユウヤが言った事を意識して、また恥ずかしくなる・・・
さっきのってプロポーズだよね。ユウヤにプロポーズ・・されちゃった・・きゃぁ♡
え、私・・返事をしちゃったけどこれって婚約って事?婚約だよね・・うわぁ♡
ユウヤって格好良いし正義感強いし・・守ってくれるし、優しいし・・最高じゃない?
とか考えてたら異世界に着いていた。
荷物を持ってスズの家に向かうと、スズが仕事の帰りなのか家の前で偶然に会えた。
「もう戻ってきたのか?荷物がいっぱいだな、売り物か?」
ニコニコのスズ。
「今日も売りに来たんだけど、大丈夫かな?」
「勿論、大丈夫だ。大歓迎だよ」
「今日もお世話になります。」
「今日は、いっぱい仕入れてきたんだけど。昨日のは、売れたのな?」
「勿論、全部売れたさ。わたしを誰だと思っているんだい?」
ドヤ顔で小さい胸を張るスズが・・可愛い。
ん?帰ってる間も、ここの時間は普通に過ぎているのか・・
家の中に案内され椅子に座り商品を見せると目を輝かせて色々と取っては説明を聞いてくるスズ。
仕入れた商品は全部買い取ってくれて、代金も現金で支払ってくれて取引は無事に終わった。
日が暮れて来るとスズが心配したのか聞いてきた。
「今日も泊まっていくだろ?」
「良いのか?迷惑だったら宿屋に泊まるぞ?お金も手に入ってるし。」
この時にすでに金貨100枚近く貯まっていた。
「迷惑な訳けがないだろ。大切なお客様だ遠慮はするなよ。」
「そんな事言ってると数日泊まるぞ?」
「それは大歓迎だよ。君達と話していると面白いしね」
「悪いよ。そんな数日だなんて。」
「スズが良いって言ってるし泊まろうぜ」
「今日はシチューだぞ。旨いよ」
「スズの手料理か?」
「当たり前だろ。他に誰が作ってくれるんだよ。昼に作っておいたから味が染みて美味しいぞ。」
「スズさん料理も上手なんですね。羨ましい・・」
「なんだミユは料理が下手なのか?」
「あまり得意ではないです。」
「料理が上手じゃないとユウヤに逃げられるぞ?」
「料理を頑張ってみます・・・♡」
ミユが急にやる気を出した。
え、否定しないのかよ。
いつもだったら「付き合ってませんから。」って言うだろ。
「今度、料理を教えてあげるよ」
「ホントですか!?手伝います」
「それより今後も商品を全部買い取るよ。」
「良いのか?結構量があると思うけど?」
「いや。商売としては少なすぎるだろ。個人なら大量かもしれないけど・・」
「そう言われれば、そうだな少ないな・・」
「君達の持ってきた商品はすぐに完売して次はいつ仕入れるって聞かれて困ってるくらいさ」
「これだけ人気だから売値を少し上げるから、その分買取価格も上げさせて貰うよ。期待しててくれたまえ」
ニヤリと笑うスズがコワイ。
「スズって実は何者なの?」
「わたしか?商人だけど?」
「親が大商人とか?大金持ちとか?」
「あぁ~それな。親は、お貴族様やってるな。」
「貴族かよ。そのネットワークを活かして売りさばいてるのか」
「まぁそうだな、使えるものは使わないとな。」
「そうすると・・・明日も仕入れに行かないとか」
「仕入れが大変そうだし良い物をあげるよ」
肩に掛けるバッグを貰った。
「あ、ありがと。でも小さくないか?」
「量を気にせず買えるようになるぞ。これで、わたしも儲かる訳だ。安い投資だ、期待してるよ。」
「そんな物を貰っちゃって悪いね。ホントに助かるよ!」
「そんなに喜んでくれると嬉しいよ。このバッグは世の中に出回ってないから貴重だから失くさないようにね。」
「うん。分かった」
その夜にシチューがホントに美味しかった。
日本でというか家では食べた事のない味だった。
これをミユが作れるようになったら作って貰おう。
食事が終わり2人でベッドに横になるがミユが緊張しているのか無口だ・・・何かしたか俺。
目を閉じて考えるが身に覚えはない・・・
寝返りをしたらミユが・・
「きゃ♡」
目を開けると目の前にミユの顔があって自分も驚く。
危うくキスをする寸前だった。惜しいことをしたな。
「あ、ごめん。」
「ビックリしただけだから気にしないで・・・」
「さっきから無口でそっけないんだけど?」
「え、そんな事ないよ?気のせいだよ、うん。」
と、笑顔を作るが。うん。可愛い作り笑顔だな。
これ以上聞いても教えては暮れないだろうな。
寝よう・・・。
「ミユ。お休み」
「うん。おやすみユウヤ」
翌朝、朝食を食べ終わってミユが料理を教えて貰うらしく暇なので村というか町を1人で探索する事にした。
「外に出て町を見てくるよ」
「多分、大丈夫だと思うけど気を付けてね」
「気を付けてね。」
「はーい。いってきます。」
店を見てまわるが・・・微妙だな。
元の世界に帰って売れる物がないな・・・
人がいるのが肉屋、八百屋とか食べ物関係だけだな。
雑貨屋とか家具屋、道具屋は全滅で珍しい物もないし微妙だよだな。
とか思いながら歩いてると後ろから殴られて・・・
そこから意識と記憶がない。
気が付くと薄暗いコンクリートっぽい壁の部屋に寝かされていて、子供達が5人が横になり寝ていたり座っていっている獣人と人間も混ざっていた。
何でこんな事に・・・後悔しても仕方がないけど涙が出てくる。
どうしよう・・何とかしないと、と考えるが思い付くわけない。
ゲーム感覚でいたのが間違いだった・・・
もしかして俺強いんじゃないとか思ってた、そのうち魔法とか使えるかもとか・・・
大人しく料理の手伝いをしてれば。
ミユが、ここにいなかっただけ良かった。
こんな泣いて恥ずかしい所を見せずに済んだし、恐い思いをさせずに済んで良かったと思う。
周りを見回すと女の子ばっかりだった。
え、俺・・女の子と間違って拐われたのかな?
たまに女の子と今でも間違われる事があるけど。
まぁ・・取り敢えず情報収集して考えるか・・
「ねぇ。外の人って何人いるの?」
近くに居た人間の女の子に聞いてみた。
「詳しくは分からないけど5人はいると思うよ」
同じ歳くらいの女の子でポニーテールをしていて可愛いな・・・
「どのくらいココに居るの?」
「今日で1日経ったかな」
少女の目から涙が出てきている。
ん・・・どうにかして助けたいし逃げたい。
サバイバルナイフも数十本を種類を変えて購入したが高くてお小遣いが無くなったけど儲かるなら仕方ないな・・・と思う事にした。
ミユも色々と買っていたけど俺とは違うジャンルで可愛い物、メイク道具や女性向けの物で俺には分からない。
「ミユも、いっぱい買ったな。」
「うん。買い過ぎたかも。えへへ・・♪お買い物楽しい。」
ミユは上機嫌で笑顔で可愛いな・・
「でも、儲かるから大丈夫じゃない?」
「そうだよね。でも・・・ホントに儲かってるのかな?」
「そう言うと思って・・・持ってきた。」
ポケットから金貨を取り出して見せた。
「うん?どうするの?」
「お店で査定をしてもらえば安心じゃない?」
「子供を相手にしてもらえないんじゃない?」
「まぁその時は別の方法を考えようよ」
「うん。そうだね。」
帰り道に「小さいお店で買い取り査定無料」と出ていたので入ってみた。
お店の人が怪しい目で見てくる・・・
「君達だけで来たの?ご両親は?」
明らかに怪しまれているが仕方がないよな・・
「お父さんの友達から旅行先でのお土産を貰ってゲームが欲しくて売ったら、いくらになるのかなって思って・・・」
と言って金貨を渡した。
「今日は子供だけだから、買い取りは出来ないけど査定はしてあげるよ。少し時間が掛かるけど大丈夫かい?」
「どのくらい時間が掛かりますか?」
「20分前後かな」
「大丈夫です。ここで待ってます」
椅子に座りミユと雑談しながら待った。
「ミユは時間大丈夫?」
「ママがユウヤと一緒に出掛けてるのを知ってるから大丈夫だよ。」
「そうなんだ。俺って信用あるんだな?」
「うん。ママが気に入ってるからね。」
「ママがか~・・・ミユは?」
「え?・・・まぁ信用は・・どうだろ?お気に入りとかの話なら・・嫌いだったら一緒に買い物は行かないしずっと一緒には居ないよね。」
「それもそうだな。」
店の奥から出てきたお店の人が声を掛けてきた。
「査定が終わったよ。」
カウンターに近寄って話を聞く。
「どうでした?」
「査定した結果は金で間違いはないね。金の買い取り価格は日によって変わるから断定は出来ないけど25万円前後かな。」
「え、ホントですか?」
ミユも目を丸くして驚いて俺の服を掴んだ。
「お父さんは随分とお金持ちの友達がいるんだな羨ましいなぁ・・」
笑って誤魔化すしかない・・・
「今日は有り難う御座いました。お父さんと相談して決めます」
「今度は、お父さんかお母さんと一緒に来てな」
店を出て緊張をしているのかミユが手を繋いできた。
周りから見られて・・
「あそこの2人見て付き合ってるのかな?可愛いね」
とか言ってるのが聞こえるがミユは聞こえてないのか気にしてないのか分からないが手を離す気はないらしい。
ミユが話し掛けてきた。
「凄い金額になっちゃったね。どうするの?」
「どうするって貯めておけば良いんじゃないの?向こうで何か売れる物があれば、こっちで売ってもいいし。」
「そうだよね。貯めておくしかないもんね」
「将来結婚した時の為に2人で頑張って貯めておこうな。」
ユウヤは何を言ったのか意識をしていない。
「え?あ、うん。・・そうだね・・・♡」
ミユが顔を赤くして俯いている。
「まだ16時30分で少し時間あるし、これから行こっか?」
「そうだね。この荷物を家に持って帰ったら・・・やばいかも」
「それに向こうに居れば時間を気にしなくて良いし」
「うん。そうだね」
学校に向かい、着くと人目に付かないように急いで物置部屋に入って掃除用具入れの中に入った。
ユウヤが言った事を意識して、また恥ずかしくなる・・・
さっきのってプロポーズだよね。ユウヤにプロポーズ・・されちゃった・・きゃぁ♡
え、私・・返事をしちゃったけどこれって婚約って事?婚約だよね・・うわぁ♡
ユウヤって格好良いし正義感強いし・・守ってくれるし、優しいし・・最高じゃない?
とか考えてたら異世界に着いていた。
荷物を持ってスズの家に向かうと、スズが仕事の帰りなのか家の前で偶然に会えた。
「もう戻ってきたのか?荷物がいっぱいだな、売り物か?」
ニコニコのスズ。
「今日も売りに来たんだけど、大丈夫かな?」
「勿論、大丈夫だ。大歓迎だよ」
「今日もお世話になります。」
「今日は、いっぱい仕入れてきたんだけど。昨日のは、売れたのな?」
「勿論、全部売れたさ。わたしを誰だと思っているんだい?」
ドヤ顔で小さい胸を張るスズが・・可愛い。
ん?帰ってる間も、ここの時間は普通に過ぎているのか・・
家の中に案内され椅子に座り商品を見せると目を輝かせて色々と取っては説明を聞いてくるスズ。
仕入れた商品は全部買い取ってくれて、代金も現金で支払ってくれて取引は無事に終わった。
日が暮れて来るとスズが心配したのか聞いてきた。
「今日も泊まっていくだろ?」
「良いのか?迷惑だったら宿屋に泊まるぞ?お金も手に入ってるし。」
この時にすでに金貨100枚近く貯まっていた。
「迷惑な訳けがないだろ。大切なお客様だ遠慮はするなよ。」
「そんな事言ってると数日泊まるぞ?」
「それは大歓迎だよ。君達と話していると面白いしね」
「悪いよ。そんな数日だなんて。」
「スズが良いって言ってるし泊まろうぜ」
「今日はシチューだぞ。旨いよ」
「スズの手料理か?」
「当たり前だろ。他に誰が作ってくれるんだよ。昼に作っておいたから味が染みて美味しいぞ。」
「スズさん料理も上手なんですね。羨ましい・・」
「なんだミユは料理が下手なのか?」
「あまり得意ではないです。」
「料理が上手じゃないとユウヤに逃げられるぞ?」
「料理を頑張ってみます・・・♡」
ミユが急にやる気を出した。
え、否定しないのかよ。
いつもだったら「付き合ってませんから。」って言うだろ。
「今度、料理を教えてあげるよ」
「ホントですか!?手伝います」
「それより今後も商品を全部買い取るよ。」
「良いのか?結構量があると思うけど?」
「いや。商売としては少なすぎるだろ。個人なら大量かもしれないけど・・」
「そう言われれば、そうだな少ないな・・」
「君達の持ってきた商品はすぐに完売して次はいつ仕入れるって聞かれて困ってるくらいさ」
「これだけ人気だから売値を少し上げるから、その分買取価格も上げさせて貰うよ。期待しててくれたまえ」
ニヤリと笑うスズがコワイ。
「スズって実は何者なの?」
「わたしか?商人だけど?」
「親が大商人とか?大金持ちとか?」
「あぁ~それな。親は、お貴族様やってるな。」
「貴族かよ。そのネットワークを活かして売りさばいてるのか」
「まぁそうだな、使えるものは使わないとな。」
「そうすると・・・明日も仕入れに行かないとか」
「仕入れが大変そうだし良い物をあげるよ」
肩に掛けるバッグを貰った。
「あ、ありがと。でも小さくないか?」
「量を気にせず買えるようになるぞ。これで、わたしも儲かる訳だ。安い投資だ、期待してるよ。」
「そんな物を貰っちゃって悪いね。ホントに助かるよ!」
「そんなに喜んでくれると嬉しいよ。このバッグは世の中に出回ってないから貴重だから失くさないようにね。」
「うん。分かった」
その夜にシチューがホントに美味しかった。
日本でというか家では食べた事のない味だった。
これをミユが作れるようになったら作って貰おう。
食事が終わり2人でベッドに横になるがミユが緊張しているのか無口だ・・・何かしたか俺。
目を閉じて考えるが身に覚えはない・・・
寝返りをしたらミユが・・
「きゃ♡」
目を開けると目の前にミユの顔があって自分も驚く。
危うくキスをする寸前だった。惜しいことをしたな。
「あ、ごめん。」
「ビックリしただけだから気にしないで・・・」
「さっきから無口でそっけないんだけど?」
「え、そんな事ないよ?気のせいだよ、うん。」
と、笑顔を作るが。うん。可愛い作り笑顔だな。
これ以上聞いても教えては暮れないだろうな。
寝よう・・・。
「ミユ。お休み」
「うん。おやすみユウヤ」
翌朝、朝食を食べ終わってミユが料理を教えて貰うらしく暇なので村というか町を1人で探索する事にした。
「外に出て町を見てくるよ」
「多分、大丈夫だと思うけど気を付けてね」
「気を付けてね。」
「はーい。いってきます。」
店を見てまわるが・・・微妙だな。
元の世界に帰って売れる物がないな・・・
人がいるのが肉屋、八百屋とか食べ物関係だけだな。
雑貨屋とか家具屋、道具屋は全滅で珍しい物もないし微妙だよだな。
とか思いながら歩いてると後ろから殴られて・・・
そこから意識と記憶がない。
気が付くと薄暗いコンクリートっぽい壁の部屋に寝かされていて、子供達が5人が横になり寝ていたり座っていっている獣人と人間も混ざっていた。
何でこんな事に・・・後悔しても仕方がないけど涙が出てくる。
どうしよう・・何とかしないと、と考えるが思い付くわけない。
ゲーム感覚でいたのが間違いだった・・・
もしかして俺強いんじゃないとか思ってた、そのうち魔法とか使えるかもとか・・・
大人しく料理の手伝いをしてれば。
ミユが、ここにいなかっただけ良かった。
こんな泣いて恥ずかしい所を見せずに済んだし、恐い思いをさせずに済んで良かったと思う。
周りを見回すと女の子ばっかりだった。
え、俺・・女の子と間違って拐われたのかな?
たまに女の子と今でも間違われる事があるけど。
まぁ・・取り敢えず情報収集して考えるか・・
「ねぇ。外の人って何人いるの?」
近くに居た人間の女の子に聞いてみた。
「詳しくは分からないけど5人はいると思うよ」
同じ歳くらいの女の子でポニーテールをしていて可愛いな・・・
「どのくらいココに居るの?」
「今日で1日経ったかな」
少女の目から涙が出てきている。
ん・・・どうにかして助けたいし逃げたい。
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