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【プロローグ】無限の円環(ウロボロス)と、魔王の渇望
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1. 魔王の座にある虚無
魔王城の最上階。分厚い魔石でできた巨大な玉座に座る青年、ヴァルザックは、深く、深く、溜息をついた。
「……あーあ。今日も何も変わらない」
その声は、広大な謁見の間で、誰にも拾われることなく消えていく。
ヴァルザックは、この世界の支配者である。史上最強の魔王として君臨し、その統治は既に数百年に及ぶ。この長い統治期間において、彼は自らの圧倒的な力と、それ以上に恐ろしいほどの知恵を用いて、世界の全ての争いを終結させた。
魔界、人界、獣人、エルフ、そして遥か古の神々。すべての勢力を屈服させ、あるいは納得させ、完全な平和と秩序がこの世界に確立されている。
世界征服は完璧に成し遂げられた。それは、本来魔王という存在が追い求める究極の目標であり、全ての魔族の夢だったはずだ。
だが、ヴァルザックにとって、それは究極の**『退屈』**と同義だった。
城の会議室では、優秀すぎる四天王たちが魔王の関与なしに、領地運営や資源配分について完璧な報告を上げている。彼らの議論は合理的で穴がなく、魔王が口を挟む余地は一切ない。
「今日も陛下に御心労をおかけする問題はございません! 全ての収支はプラス、次の五年計画のシミュレーション結果も問題なし!」
「ふむ……そうか」
ヴァルザックは溜息を飲み込んだ。彼が望んでいたのは、知恵を絞り、力を奮い、命を懸けて立ち向かえる「難題」だ。平和は尊いが、それはまるで、全てを予測可能にし、挑戦を許さない、巨大なガラスケースの中に閉じ込められたようだった。
彼は、自分がただ座っているだけの、巨大な世界システムの「飾り」になっていると感じていた。何が起こるか予測不能な出来事、先の読めない展開――すなわち、「物語」そのものへの飢えが、彼の心臓を締め付けていた。
2. 四天王の日常と魔王の憂鬱
ヴァルザックの退屈は、彼の周囲の完璧さによってさらに深まっていた。
四天王筆頭、『剣帝』ガロードは、数百年前にヴァルザックと一騎打ちをして敗れた剣士。彼の統治する魔王領北域は、一糸乱れぬ規律と徹底した治安維持で知られる。彼に任せれば、反乱の芽は育つ前に摘み取られ、報告書は一切の誤字脱字なく提出される。ヴァルザックが彼に唯一言うことは、「休暇を取れ」だけだ。だが、ガロードは「陛下に御心労をおかけするわけにはいきません」と、休みを取らない。
参謀、『闇の賢者』ゾルディアは、世界全ての魔法体系、歴史、未来予測を把握している天才。彼女の提出する未来予測は、九九パーセントの確率で現実となる。ヴァルザックが彼女の予測を読んで、次に起こる災害や紛争の種を回避すると、現実は彼女の予測通りに平穏を維持する。彼女に尋ねることは、「何か、予測不能な要素はないか?」だ。ゾルディアは常に首を横に振る。「陛下、全ては円環の中にあります」
この完璧な円環(ウロボロス)こそが、ヴァルザックの最大の敵だった。
ある日の夕食。ヴァルザックは自室で一人、人間界から取り寄せた最新の小説を読んでいた。それは、一人の青年が魔王を倒すために旅立つという物語。
(この主人公はまだいい。挫折し、仲間を失い、それでも立ち上がる。予測可能な展開だが、そこに「感情」がある)
ヴァルザックは、読み終えた本をテーブルに置いた。彼が持つ力は、本の中の全ての敵を、指先一つで消し去れるほどに強大だ。その力が、彼の世界から全ての障害を消し去り、彼自身を傍観者にしてしまった。
「ああ、誰か、俺の物語を書き換えてくれないか」
彼は、自らの力で、自らを主演から引きずり下ろすことができる存在を、心から渇望していた。
3. 勇者誕生の報告と、観測者の決意
そんな、虚無にも似た日々の中、側近の魔族・フェルガスが、どこか興奮した様子で報告を持ってきた。フェルガスは、四天王に比べればやや凡庸だが、その代わりに好奇心と人間界への興味が深い魔族だ。
「ヴァルザック様! 人間界から、不吉ながらも興味深い報せが!」
フェルガスが興奮で息を切らせていることに、ヴァルザックは久方ぶりに感情を動かされた。フェルガスの凡庸さが、この完璧な魔王城の空間においては、最も貴重な「不確実性」を提供してくれる。
「興味深い?」ヴァルザックの瞳に、久方ぶりに光が宿る。「それは何だ」
「新しい勇者――名をライナスという青年が、光の神殿で認定されました。その魔力、そして運命の光は、過去のどの勇者よりも強大だと……」
フェルガスは、恐る恐るヴァルザックの表情を伺う。従来の魔王なら、即座に暗殺部隊を差し向け、その芽を摘むところだ。
しかし、ヴァルザックはただ静かに、玉座から立ち上がった。
「勇者か。数百年の安寧を破る存在。だが、それこそが、今の俺に必要なものかもしれない」
魔王の脳裏に浮かんだのは、「厄介な芽を摘む」という思考ではない。それは、長編小説の退屈なページをめくる読者のように、「物語」の予感に対する純粋な期待だった。
「フェルガス。魔王軍を動かすな。余計な刺激は、物語を矮小化する」
ヴァルザックは、代々魔王に伝わる究極の魔道具――存在そのものを世界から切り離し、認識を歪ませる**『虚飾のペンダント』を装着した。外見は平凡な青年「ザック」**へと変貌する。
彼の目の色は、魔王固有の深紅から、どこにでもある灰色の瞳へと変わった。身に纏う魔力も、全てペンダントの中に封じ込められている。
「俺は奴の動向を**『観察』する。この勇者が、世界を、そして俺の退屈をどう動かすのか。この目で確かめる。魔王としてではなく、一人の『観測者(ウォッチャー)』**として」
「な、なれば、私もお供を!」フェルガスが申し出るが、ヴァルザックは首を横に振った。
「不要だ。これは俺個人の気まぐれだ。それに、お前のような個性が強い魔族が傍にいては、せっかくの『物語』を台無しにする」
フェルガスは、ヴァルザックの背中を見つめながら、理解できない感情に襲われた。魔王の目には、久方ぶりに、かつて世界を征服した時に宿っていた、あの狂おしいほどの熱が宿っていたからだ。
「ヴァルザック様……ただの『退屈しのぎ』であることを、心よりお祈り申し上げます」
しかし、魔王は既に、勇者がいる人間界の田舎町へと、その姿を消していた。
彼の潜入の真の動機は「監視」ではない。それは、自らの手で全てを完璧にしてしまったがゆえに失われた、世界という名の劇場で繰り広げられる「不確実なドラマ」への飢えだった。
勇者ライナス。この、新たな光がもたらす波紋こそが、彼の心を突き動かした唯一の希望だった。
魔王の、退屈を終わらせるための旅立ち。史上最強の観測者は、勇者の町へと向かう。
魔王城の最上階。分厚い魔石でできた巨大な玉座に座る青年、ヴァルザックは、深く、深く、溜息をついた。
「……あーあ。今日も何も変わらない」
その声は、広大な謁見の間で、誰にも拾われることなく消えていく。
ヴァルザックは、この世界の支配者である。史上最強の魔王として君臨し、その統治は既に数百年に及ぶ。この長い統治期間において、彼は自らの圧倒的な力と、それ以上に恐ろしいほどの知恵を用いて、世界の全ての争いを終結させた。
魔界、人界、獣人、エルフ、そして遥か古の神々。すべての勢力を屈服させ、あるいは納得させ、完全な平和と秩序がこの世界に確立されている。
世界征服は完璧に成し遂げられた。それは、本来魔王という存在が追い求める究極の目標であり、全ての魔族の夢だったはずだ。
だが、ヴァルザックにとって、それは究極の**『退屈』**と同義だった。
城の会議室では、優秀すぎる四天王たちが魔王の関与なしに、領地運営や資源配分について完璧な報告を上げている。彼らの議論は合理的で穴がなく、魔王が口を挟む余地は一切ない。
「今日も陛下に御心労をおかけする問題はございません! 全ての収支はプラス、次の五年計画のシミュレーション結果も問題なし!」
「ふむ……そうか」
ヴァルザックは溜息を飲み込んだ。彼が望んでいたのは、知恵を絞り、力を奮い、命を懸けて立ち向かえる「難題」だ。平和は尊いが、それはまるで、全てを予測可能にし、挑戦を許さない、巨大なガラスケースの中に閉じ込められたようだった。
彼は、自分がただ座っているだけの、巨大な世界システムの「飾り」になっていると感じていた。何が起こるか予測不能な出来事、先の読めない展開――すなわち、「物語」そのものへの飢えが、彼の心臓を締め付けていた。
2. 四天王の日常と魔王の憂鬱
ヴァルザックの退屈は、彼の周囲の完璧さによってさらに深まっていた。
四天王筆頭、『剣帝』ガロードは、数百年前にヴァルザックと一騎打ちをして敗れた剣士。彼の統治する魔王領北域は、一糸乱れぬ規律と徹底した治安維持で知られる。彼に任せれば、反乱の芽は育つ前に摘み取られ、報告書は一切の誤字脱字なく提出される。ヴァルザックが彼に唯一言うことは、「休暇を取れ」だけだ。だが、ガロードは「陛下に御心労をおかけするわけにはいきません」と、休みを取らない。
参謀、『闇の賢者』ゾルディアは、世界全ての魔法体系、歴史、未来予測を把握している天才。彼女の提出する未来予測は、九九パーセントの確率で現実となる。ヴァルザックが彼女の予測を読んで、次に起こる災害や紛争の種を回避すると、現実は彼女の予測通りに平穏を維持する。彼女に尋ねることは、「何か、予測不能な要素はないか?」だ。ゾルディアは常に首を横に振る。「陛下、全ては円環の中にあります」
この完璧な円環(ウロボロス)こそが、ヴァルザックの最大の敵だった。
ある日の夕食。ヴァルザックは自室で一人、人間界から取り寄せた最新の小説を読んでいた。それは、一人の青年が魔王を倒すために旅立つという物語。
(この主人公はまだいい。挫折し、仲間を失い、それでも立ち上がる。予測可能な展開だが、そこに「感情」がある)
ヴァルザックは、読み終えた本をテーブルに置いた。彼が持つ力は、本の中の全ての敵を、指先一つで消し去れるほどに強大だ。その力が、彼の世界から全ての障害を消し去り、彼自身を傍観者にしてしまった。
「ああ、誰か、俺の物語を書き換えてくれないか」
彼は、自らの力で、自らを主演から引きずり下ろすことができる存在を、心から渇望していた。
3. 勇者誕生の報告と、観測者の決意
そんな、虚無にも似た日々の中、側近の魔族・フェルガスが、どこか興奮した様子で報告を持ってきた。フェルガスは、四天王に比べればやや凡庸だが、その代わりに好奇心と人間界への興味が深い魔族だ。
「ヴァルザック様! 人間界から、不吉ながらも興味深い報せが!」
フェルガスが興奮で息を切らせていることに、ヴァルザックは久方ぶりに感情を動かされた。フェルガスの凡庸さが、この完璧な魔王城の空間においては、最も貴重な「不確実性」を提供してくれる。
「興味深い?」ヴァルザックの瞳に、久方ぶりに光が宿る。「それは何だ」
「新しい勇者――名をライナスという青年が、光の神殿で認定されました。その魔力、そして運命の光は、過去のどの勇者よりも強大だと……」
フェルガスは、恐る恐るヴァルザックの表情を伺う。従来の魔王なら、即座に暗殺部隊を差し向け、その芽を摘むところだ。
しかし、ヴァルザックはただ静かに、玉座から立ち上がった。
「勇者か。数百年の安寧を破る存在。だが、それこそが、今の俺に必要なものかもしれない」
魔王の脳裏に浮かんだのは、「厄介な芽を摘む」という思考ではない。それは、長編小説の退屈なページをめくる読者のように、「物語」の予感に対する純粋な期待だった。
「フェルガス。魔王軍を動かすな。余計な刺激は、物語を矮小化する」
ヴァルザックは、代々魔王に伝わる究極の魔道具――存在そのものを世界から切り離し、認識を歪ませる**『虚飾のペンダント』を装着した。外見は平凡な青年「ザック」**へと変貌する。
彼の目の色は、魔王固有の深紅から、どこにでもある灰色の瞳へと変わった。身に纏う魔力も、全てペンダントの中に封じ込められている。
「俺は奴の動向を**『観察』する。この勇者が、世界を、そして俺の退屈をどう動かすのか。この目で確かめる。魔王としてではなく、一人の『観測者(ウォッチャー)』**として」
「な、なれば、私もお供を!」フェルガスが申し出るが、ヴァルザックは首を横に振った。
「不要だ。これは俺個人の気まぐれだ。それに、お前のような個性が強い魔族が傍にいては、せっかくの『物語』を台無しにする」
フェルガスは、ヴァルザックの背中を見つめながら、理解できない感情に襲われた。魔王の目には、久方ぶりに、かつて世界を征服した時に宿っていた、あの狂おしいほどの熱が宿っていたからだ。
「ヴァルザック様……ただの『退屈しのぎ』であることを、心よりお祈り申し上げます」
しかし、魔王は既に、勇者がいる人間界の田舎町へと、その姿を消していた。
彼の潜入の真の動機は「監視」ではない。それは、自らの手で全てを完璧にしてしまったがゆえに失われた、世界という名の劇場で繰り広げられる「不確実なドラマ」への飢えだった。
勇者ライナス。この、新たな光がもたらす波紋こそが、彼の心を突き動かした唯一の希望だった。
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