異世界チートな世界1位は愛される

1章

13

シュンっと3人が到着した宿は、大きな木造の門があり、ぽうっと提灯が飾られている。


門の前には和装の女性が立っていた。


「セイ様、クロエ様、ヒイロ様。お待ちしておりました。ご案内いたします。」

そう言った従業員について行く。


木造の立派な建物で、年代を感じるがしっかり管理され綺麗にされている。

ついて行った先には立派な花が大きく描かれた扉がありその中に案内された。


部屋の中は一流の家具で整えられており、この部屋を使う者はかなりの重要人物だということがわかる。


「では、夕飯はいつごろご用意いたしましょうか？」


クロエは時計を確認する。

「今から4時間後にお願いします。」


「かしこまりました。失礼いたします。」


「ご飯たのしみー。」
セイがうきうきしている。


「セイ様、まずはお風呂に入りませんか？」
ヒイロがタオルを用意しながら言う。


「そうだね、汗を流したい。」


この部屋には、景色の良い露天風呂が付いている。