出来損ないの少女、空を飛ぶ

らそまやかな

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第1話 勉強楽しいな

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「んー!疲れたー。明日は学校のテストかぁ。魔法のテストもあるけど魔法が使えない私には出来ないなぁ。それ以外の科目を頑張ろう!」
特に算数が得意なんだ。算数では学年で1位になったこともあるんだよ!お兄ちゃんに勉強教えてもらおう。
「お兄ちゃん、今ちょっといい?勉強教えて欲しいんだ…」
言いかけてはっとした。忙しそう、お兄ちゃんは中学生だけどIQが高くて科学者とかからも仕事をお願いされる事があるんだよね。そのうえイケメンだし
完璧人間じゃんと最初は思ったよ。
「勉強?いいよ、おいで。ゆらは勉強熱心で偉いね。社会?」
私が社会苦手ってことなんで知ってるんだろ?でも良かった、分からない所があったんだよね。と思いながらお兄ちゃんの机の横に椅子を持ってきて座った。
「ありがとう、お兄ちゃん!ここが分からないんだけど。」
と言いながら教科書を指さす。
「あぁ難しいよね。ここは…だから…」
お兄ちゃんが丁寧に教えてくれたおかげで今日の勉強終わっちゃった!
「今日はありがとう!お兄ちゃんのおかけで終わったよ」
「それは良かった。またおいでね」
と微笑んでくれた。優しいなぁ。
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