〜皇太子の貧民生活〜

らそまやかな

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最終回 前と同じような生活を

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「何?なぜ今まで黙っていたのだ?
アキファル、スカルブ、答えなさい」
どうしようなんて言えば…
「僕は兄上の好意に甘えてしまい、段々と怖くなっていき言い出せなくなりました。本当に申し訳ありませんでした」
ルブ…俺が迷ってる間に答えて、弟に助けられるなんて兄失格だな。
「いいえ、俺…いや僕がスカルブに口止めをしていました。すみませんでした。スカルブも僕も反省していますし、どうか許して頂けないでしょうか」
許してくれるだろうか。ヤバい今こっち睨んだよな!怖すぎだろ。
「はぁ…第2皇子に1週間謹慎の罰を与える。皇太子と皇紀は皇宮に戻って来なさい」
え、まじで?皇宮に戻れるのか?
「ありがとうこざいます!陛下」
母上が笑顔になった。
俺もルブも笑みがこぼれて、全員で抱きしめあった。良かった、と思ったら体の力が抜けてきた。
「兄上、大丈夫ですか?」
ルブが手を貸してくれた。
「では、明日には皇宮に戻ってきます」
「気をつけなさい」
あれ?陛下も笑ってるぞ。そうか、俺達って家族なんだな!幸せだな
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