異世界召喚されたけど必要ないと言われて魔王軍の領地に落とされた私は『魔物使い』の適性持ちですよ?

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握手しようと差し出した私の手はプルプル震えていた。

これがハイオーガさんの言ってた優しくない部類の人かぁぁぁ…

しかも関西弁で罵るときた。どこで関西弁覚えたんだこの人。



こうなったら、『魔物使い』で私の下につかせるしかないよねぇ??

私は稀代の悪役がしていそうなゲスい笑みを浮かべて、私を見下しているリザードマンさんに手をかざす。



「あ?ジブン何してんねん」



私の行動が理解できないリザードマンさんは頭に疑問符を浮かべている。

そうそう。そのまま、私の配下になるまでぽけっとしてなさい…!



私はリザードマンさんにかざした手に魔力を集中させ、目を閉じて頭の中で強く念じた。



”服従せよ”



ガタンっ


念じると同時に何かが落ちる音がしたけど、『魔物使い』の効果が発動したのか確認するため、ゆっくりと目を開けた。


するとそこには、膝から崩れ落ちたリザードマンさんがいた。




「………何してるんですか?」

「じっ、ジブンが何かしたんやろ!!」

「…え?…。あ、じゃあ、お手!」

「はぁ?何言うてんねん!俺がそんな犬みたいなこと」



ぽふっ




リザードマンさんは従順な犬のようにお手をしていた。

これは、成功だ!


「ふっふっふっ、はっはっはっはぁ!リザードマンさん!私は今『魔物使い』の力を発動して、貴方を私の配下にしました!これから、執事兼配下として、よろしくお願いしますね!」

「おっ、え、……………配下?ジブン、俺の、主人?」

「はい!なので、これからよろし」

「なんでやねん!!!嫌々執事の仕事受けたのになんでこんな事までされなあかんねん!ふざけとんちゃうぞ!!」



激昂したリザードマンさんが怒鳴り、立ち上がると手を振りかざした。

殴られる…!?



衝撃に備えてギュッと目をつぶった。



バタン!!



殴られると思っていた私は、頬を殴られた衝撃が無く、ドアを蹴破ったような音が聞こえて目を開けた。

そこには…



「おう!嬢ちゃん!執事が付いたんだって?仲良くやってるかぁ?」



口周りにクッキーの欠片を沢山つけたハイオーガさんが立っていた。




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