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4.少年は怯え恋をする
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僕、黒田 蓮はその日すごく機嫌が悪かった。
姉貴としたゲームの罰ゲームで、とんでもない事を命じられたんだ。
『女装して満員電車に乗ってこい』だって!
ゲーム前の会話で僕がうっかりした失言のせいだろう。
「あら可愛い」
「ケッ……褒めるつもりなら頭悪過ぎ」
ニヤニヤと僕の髪(ウィッグ)を整える姉貴の揶揄い言葉についつい反発する。
だって仕方ないだろう。
僕は男だし、こんな変な趣味ないからね。
「ふふっ、でも……こんなに可愛いから痴漢されちゃうかもねぇ」
「される訳ないだろ!」
事の発端は、僕が『痴漢って、たかが男に尻触られるくらいでしょ』って軽口叩いた事だ。
それを聞いた姉貴が目を吊り上げて、でも次の瞬間にはニヤリと笑ってゲームに誘ってきて。
ゲームは僕の方が得意だから『買ったら5000円、負けたら二つ言うこときけ』っていう話にまんまと乗っちゃったわけ。
予想外だったよ。格ゲーが姉貴の得意分野だったとは……。
「でもまぁ気をつけてね。あたしは一つ前の電車で行ってるから」
そう言って意味ありげな一瞥をくれると、ちょうど来た電車にサッサと乗って行ってしまった。
「くそっ」
……スカートって足がスースーしてなんか嫌だな。
下着も女性用付けられてるから変な感じだし、化粧を施された顔も違和感が凄い。
あと何より恥ずかしい。っていうかこの女装、バレてるんじゃないか。
そう思うと人々の視線がこちらに向いているような気がして居た堪らない。
休日の昼間。
平日の朝のラッシュ時よりはマシだと予想していたけど、それに近いくらいに人が多い。
ため息ついたり、落ち着かなくて意味もなくスマホを眺めていた。
そうこうするうちにアナウンスの後に電車が入ってくる。
空気が抜けるような音でドアが開き、まず降りる人達。そしてそれより多くの人間が車内にぞろぞろと乗り込んでいく。
僕も慌てて彼らの後ろの方をついて歩いた。
「ふぅ……」
ぎゅうぎゅう詰めの電車にようやく乗り込んでため息。
呼吸することすら躊躇われる程の密度だ。人と人との距離がこんなに近いなんて。やっぱり平日の朝より酷い気がする。
幸い窓側だから、張り付くように外の景色を見てやり過ごそう。
ほんの数駅。そう数駅だ……それでこの下らない罰ゲームも終わる。
「!」
小さな違和感。というより、何か触れたかなって程度。
きっと鞄か手、衣服が当たったのが気になっただけだ。
「……」
まただ。また当たった。
でも仕方ない、満員電車だもの。しかもスカートという布越しだから。きっとそうだ。
忍び寄る疑心を内心笑い飛ばし、一方で姉貴の言葉を思い出していた。
『可愛いから、痴漢されちゃうかもね』
されたって少しお尻触れるだけだ。別に減るもんじゃないし。うん、平気だ。僕は男……。
「!?」
思わず身体が震える。
今度は明確な意志を持って触られたのが否応なしに分かったから。
抵抗しないと思われたのか。手の甲を擦り付けるように行き来していた手が、今度は掌で何かを確かめる動きを始めた。
……振り払わないと。なんなら手を叩いて『やめろ』って低い声で囁いてやれば。
そんな事を考えながらも、身体は動いてくれない。
それどころか、どこからか怖気が湧いてくるのをひしひしと感じていた。
怖い、どうしようもなく。その手はさらに図に乗って、僕の尻を這い回り指に力を入れて揉みしだいてきた。
ただ、触られているだけなのに。
それだけで酷く汚されていくような気がする。怖くて。でも助けを呼ぶことも出来ない。
満員電車は、不規則な振動や音を刻みながら走行している。
休みの昼間だから、平日の朝より気だるげで憂鬱な雰囲気はない。
でもこの中で。この人の詰め込まれた箱の中で、僕は一人ぼっちで恐怖と嫌悪に身を捩る。
右隣の人が、もぞもぞ動く僕を迷惑そうに見た。小さく舌打ちされて、それ以上動くことすらできなくなる。
「っ、う……、っ」
唇噛み締めて、外の景色に意識を集中させる。
気にしちゃ駄目だ。ただの痴漢、ただの……ただの……。
何度もそう自分に言い聞かせた。でも一度芽生えた感情は消えてくれないし、尻をまさぐる手はスカートをめくりあげて来るまでに調子づいてくることに絶望する。
そしたらまた気がついてしまった。
「ひっ……」
ハァハァと僕のすぐ後ろ、耳の後ろ辺りに掛かる気持ち悪い吐息。
それは紛れもない男性ので。やっぱり僕は見ず知らずの男に触られて、更に性的な対象として興奮されてるんだと改めて思い知った。
「や、やめ……や、だ……」
果たして拒絶の言葉は声に出せてたんだろうか。
よしんば出ていたとしても走行音や車内のざわめき、アナウンス等で掻き消されていただろう。
誰一人として、僕のこの状況に気がつく様子もないと思う。
……触られるだけ、じゃない。こうやって一人ぼっちで辱められるんだ。怖くて息苦しくて。動くことすらはばかられる。
僕はこんな事知らなかった。
―――電車が駅に着いた。でもまだ最初の駅。まだ目的地じゃない。
ほんの数分程しか経ってないなんて……僕の心に再び影が下りる。
「……っ」
人がまた沢山降りて乗ってきて。先程とそう変わらない密度になった。
後ろの男はさすがに警戒してか、一旦は僕から離れる。その隙に逃げれば良かった、と思ったのは再び電車が走り出してからだ。
今度はより大胆に下肢を撫で回す手を避ける為に、身体を捩りかけた時。
……あぁでも。この状態を知られて、しかも僕が女装した男だと露見したら?
汗が吹き出して、歯を食いしばらければガチガチ鳴ってしまいそうだ。
それだけは駄目だ。絶対に。でもこのまま触られるのも怖い。しかも前を触られたらバレる!
うっかりすると泣き出してしまいそう。
拳を強く握り締める。すると掌に、ちりりと痛みが走った。
「……おい、もっとこっち来い」
「!?」
強く手を引かれた。
右耳に囁かれた声は、先程の荒い吐息とは違う。低く、唸るような。それでいて、どこか優しい声色。
「あっ」
そっちは痴漢男の声だろう。真後ろから小さな声が上がって、張り付いていた手が僕から離れていく。
低い声の主に引かれるままに、身体が右側に傾き移動させられたから。
「ちょっと狭いかもしれねぇが我慢しな」
早口でそう言われて置かれた身は、ちょうど電車のドア付近の手すりの所だった。
僕はその小さな空間に、まるで守られるように収まる。
……その男はとても大きかった。
2メートル? でも少なくても190はありそう。そしてまるでアスリートかボディビルダーとかの人みたいなガッチリした体格で。
しかも見上げたその顔。
「大丈夫か?」
「あっ……は、はい……」
突然男が見下ろしてきて、合った視線。
思い切り男の地声で返事しちゃった。一瞬焦ったけど、電車の音であまり聞こえてなかったのか男は再び顔を上げる。
……すごくイケメンだった。ショック受けるくらい。
まず眉毛が濃くて。でも次に目がいったのは涼し気な目元や整った鼻梁、彫りの深めな造作。厚めな唇。
イケメン、なんて失礼なくらいに美男子。この場合は美丈夫、だろうか。
しかも振動や揺れのある車内に関わず、できるだけ僕のいるスペースを作ってくれて。
まるで壁ドン状態だし。これじゃあまるで……。
「どこで降りる」
「え!?」
再び合った視線と僕に向かって紡がれた言葉に、何故か顔から上が熱くて死にそうになりながら、僕はやっとのことで自分が降りる駅を告げる。
「分かった」
短い返事。でもそれで充分。
僕は、突然胸に走った痛みのような違和感に、そっと胸を掻きむしる。
『まだ駅つかなくていいのに』
思わず内心をそんな言葉が過ぎるほど、今度は別の感情の混乱と戦い初めていた。
姉貴としたゲームの罰ゲームで、とんでもない事を命じられたんだ。
『女装して満員電車に乗ってこい』だって!
ゲーム前の会話で僕がうっかりした失言のせいだろう。
「あら可愛い」
「ケッ……褒めるつもりなら頭悪過ぎ」
ニヤニヤと僕の髪(ウィッグ)を整える姉貴の揶揄い言葉についつい反発する。
だって仕方ないだろう。
僕は男だし、こんな変な趣味ないからね。
「ふふっ、でも……こんなに可愛いから痴漢されちゃうかもねぇ」
「される訳ないだろ!」
事の発端は、僕が『痴漢って、たかが男に尻触られるくらいでしょ』って軽口叩いた事だ。
それを聞いた姉貴が目を吊り上げて、でも次の瞬間にはニヤリと笑ってゲームに誘ってきて。
ゲームは僕の方が得意だから『買ったら5000円、負けたら二つ言うこときけ』っていう話にまんまと乗っちゃったわけ。
予想外だったよ。格ゲーが姉貴の得意分野だったとは……。
「でもまぁ気をつけてね。あたしは一つ前の電車で行ってるから」
そう言って意味ありげな一瞥をくれると、ちょうど来た電車にサッサと乗って行ってしまった。
「くそっ」
……スカートって足がスースーしてなんか嫌だな。
下着も女性用付けられてるから変な感じだし、化粧を施された顔も違和感が凄い。
あと何より恥ずかしい。っていうかこの女装、バレてるんじゃないか。
そう思うと人々の視線がこちらに向いているような気がして居た堪らない。
休日の昼間。
平日の朝のラッシュ時よりはマシだと予想していたけど、それに近いくらいに人が多い。
ため息ついたり、落ち着かなくて意味もなくスマホを眺めていた。
そうこうするうちにアナウンスの後に電車が入ってくる。
空気が抜けるような音でドアが開き、まず降りる人達。そしてそれより多くの人間が車内にぞろぞろと乗り込んでいく。
僕も慌てて彼らの後ろの方をついて歩いた。
「ふぅ……」
ぎゅうぎゅう詰めの電車にようやく乗り込んでため息。
呼吸することすら躊躇われる程の密度だ。人と人との距離がこんなに近いなんて。やっぱり平日の朝より酷い気がする。
幸い窓側だから、張り付くように外の景色を見てやり過ごそう。
ほんの数駅。そう数駅だ……それでこの下らない罰ゲームも終わる。
「!」
小さな違和感。というより、何か触れたかなって程度。
きっと鞄か手、衣服が当たったのが気になっただけだ。
「……」
まただ。また当たった。
でも仕方ない、満員電車だもの。しかもスカートという布越しだから。きっとそうだ。
忍び寄る疑心を内心笑い飛ばし、一方で姉貴の言葉を思い出していた。
『可愛いから、痴漢されちゃうかもね』
されたって少しお尻触れるだけだ。別に減るもんじゃないし。うん、平気だ。僕は男……。
「!?」
思わず身体が震える。
今度は明確な意志を持って触られたのが否応なしに分かったから。
抵抗しないと思われたのか。手の甲を擦り付けるように行き来していた手が、今度は掌で何かを確かめる動きを始めた。
……振り払わないと。なんなら手を叩いて『やめろ』って低い声で囁いてやれば。
そんな事を考えながらも、身体は動いてくれない。
それどころか、どこからか怖気が湧いてくるのをひしひしと感じていた。
怖い、どうしようもなく。その手はさらに図に乗って、僕の尻を這い回り指に力を入れて揉みしだいてきた。
ただ、触られているだけなのに。
それだけで酷く汚されていくような気がする。怖くて。でも助けを呼ぶことも出来ない。
満員電車は、不規則な振動や音を刻みながら走行している。
休みの昼間だから、平日の朝より気だるげで憂鬱な雰囲気はない。
でもこの中で。この人の詰め込まれた箱の中で、僕は一人ぼっちで恐怖と嫌悪に身を捩る。
右隣の人が、もぞもぞ動く僕を迷惑そうに見た。小さく舌打ちされて、それ以上動くことすらできなくなる。
「っ、う……、っ」
唇噛み締めて、外の景色に意識を集中させる。
気にしちゃ駄目だ。ただの痴漢、ただの……ただの……。
何度もそう自分に言い聞かせた。でも一度芽生えた感情は消えてくれないし、尻をまさぐる手はスカートをめくりあげて来るまでに調子づいてくることに絶望する。
そしたらまた気がついてしまった。
「ひっ……」
ハァハァと僕のすぐ後ろ、耳の後ろ辺りに掛かる気持ち悪い吐息。
それは紛れもない男性ので。やっぱり僕は見ず知らずの男に触られて、更に性的な対象として興奮されてるんだと改めて思い知った。
「や、やめ……や、だ……」
果たして拒絶の言葉は声に出せてたんだろうか。
よしんば出ていたとしても走行音や車内のざわめき、アナウンス等で掻き消されていただろう。
誰一人として、僕のこの状況に気がつく様子もないと思う。
……触られるだけ、じゃない。こうやって一人ぼっちで辱められるんだ。怖くて息苦しくて。動くことすらはばかられる。
僕はこんな事知らなかった。
―――電車が駅に着いた。でもまだ最初の駅。まだ目的地じゃない。
ほんの数分程しか経ってないなんて……僕の心に再び影が下りる。
「……っ」
人がまた沢山降りて乗ってきて。先程とそう変わらない密度になった。
後ろの男はさすがに警戒してか、一旦は僕から離れる。その隙に逃げれば良かった、と思ったのは再び電車が走り出してからだ。
今度はより大胆に下肢を撫で回す手を避ける為に、身体を捩りかけた時。
……あぁでも。この状態を知られて、しかも僕が女装した男だと露見したら?
汗が吹き出して、歯を食いしばらければガチガチ鳴ってしまいそうだ。
それだけは駄目だ。絶対に。でもこのまま触られるのも怖い。しかも前を触られたらバレる!
うっかりすると泣き出してしまいそう。
拳を強く握り締める。すると掌に、ちりりと痛みが走った。
「……おい、もっとこっち来い」
「!?」
強く手を引かれた。
右耳に囁かれた声は、先程の荒い吐息とは違う。低く、唸るような。それでいて、どこか優しい声色。
「あっ」
そっちは痴漢男の声だろう。真後ろから小さな声が上がって、張り付いていた手が僕から離れていく。
低い声の主に引かれるままに、身体が右側に傾き移動させられたから。
「ちょっと狭いかもしれねぇが我慢しな」
早口でそう言われて置かれた身は、ちょうど電車のドア付近の手すりの所だった。
僕はその小さな空間に、まるで守られるように収まる。
……その男はとても大きかった。
2メートル? でも少なくても190はありそう。そしてまるでアスリートかボディビルダーとかの人みたいなガッチリした体格で。
しかも見上げたその顔。
「大丈夫か?」
「あっ……は、はい……」
突然男が見下ろしてきて、合った視線。
思い切り男の地声で返事しちゃった。一瞬焦ったけど、電車の音であまり聞こえてなかったのか男は再び顔を上げる。
……すごくイケメンだった。ショック受けるくらい。
まず眉毛が濃くて。でも次に目がいったのは涼し気な目元や整った鼻梁、彫りの深めな造作。厚めな唇。
イケメン、なんて失礼なくらいに美男子。この場合は美丈夫、だろうか。
しかも振動や揺れのある車内に関わず、できるだけ僕のいるスペースを作ってくれて。
まるで壁ドン状態だし。これじゃあまるで……。
「どこで降りる」
「え!?」
再び合った視線と僕に向かって紡がれた言葉に、何故か顔から上が熱くて死にそうになりながら、僕はやっとのことで自分が降りる駅を告げる。
「分かった」
短い返事。でもそれで充分。
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