77 / 94
変態達のバトルロワイヤル?
それから先は、もはや地獄であった。
少なくても彼らにとっては。
「え、えげつない」
アレンのつぶやきも、もっともである。
なにせ数十、いや数百もの半魚人達を相手に四人が大暴れ。完全に無双状態で、蹴散らしてしまった。
そのまま城を飛びだす。
そして何故かしつこく追ってくる兵士たちを撃退しつつ。辿りついた先は、国の外れ。まさに、西の森の入口だった。
「それにしても、しつこかったな」
最後の方は鬼気迫る目付きで襲いかかってくる彼らに、シセロ達といえど少々手を焼いた。
「アレンは、どこでもモテモテですわね」
「ぜんっぜん嬉しくない。むしろ不本意だ」
シスター・マリアの言葉に、ジト目でつぶやく。
男に執着されても、本当に嬉しいことはひとつもない。
愛という言葉を呪文のように唱え、なのに衝動的に屈服を強いてくるのだから。先程の青年もそう。
王に命じられるまま。あんなに激しく貪るように抱いておきながら、離れ際に愛の言葉を囁いた。
だが、アレンは気がついていない。
彼が男たちを引き寄せていることに。かつて、チート能力『能力の高い女に愛される』で無双していたが、それより強い能力が彼に備わっていた。
それが、『強い男を引き寄せ、溺愛される。ハーレム系チート能力 』である。
はるか昔のことに遡るが、アレン・カントールがまだ泰村 明帆であった頃。
死にたてホヤホヤで、女神からチート能力ガチャを引いた。
そこで偶然にも、別の能力も引き当ててしまったのだ。
もちろん引けるのは一つだけ。
だが。そのひとつを引く時に、中の別の物が弾けてしまった。完全なる事故であったが、本人おろか女神さえも気が付かなかったらしい。
遅効性であったのか、はたまた二つの能力の融合のバランスか。
魔王討伐勇者とはべつに、アレンには異世界の強い男たちに溺愛される受難の人生が用意されてしまった。
そんな事などつゆ知らず、彼はそろそろ盛られた薬が切れる頃だと安堵のため息をつく。
(それにしても。散々な目にしか遭わないな)
「アレン。身体、大丈夫?」
「あ、あぁ」
なんと今、マリアにお姫様抱っこされている。
自分の力では歩くおろか。立ち上がることさえ出来なかった彼を、誰が運ぶかという事でまず一悶着あったのは言うまでもない。
だが結局。
聖女のキツい一喝で、彼女が成人男性を抱き上げるという形になってしまったのだ。
「おい。そろそろ、下ろしてくれ」
「ふふふ、遠慮なさらないで下さいまし」
「どうやったら、女性の君がこんなこと出来るのか不思議で仕方ない……」
ようやく地面に足を付けながら、肩をおとした。
男としての、なけなしのプライドも木っ端微塵に粉砕されそう。
しかも女ならいくらでも抱いてきたこの男が、である。まさか同性に抱かれ、遂には女にも抱かれる (この場合は別の『抱く』であるが)とは。
「それにしても。半魚人達を皆殺しにしなかった俺たちって、めっちゃ優しいよね!」
「ああ、そのとおりだ」
シセロに抱えられた生首――いや。少年ニアの言葉に、深くうなずくアレックス。
「まぁ私の立場もありますし。下賎な種族といえど、おいそれと殲滅する訳にはいきませんが」
「コラコラ、そういうの良くないですわよ。聖女キック!」
バカにしたように言ったシセロの尻を、彼女のすらりとした足が蹴りあげた。
「っ、さっきから何するんですか。この暴力女」
「ふふ、昔みたく『姉ちゃま』って呼んでくれていいのですよ?」
「一体何百年前の話ですか……」
実は姉弟のこの二人、なんだかんだと小競り合いしている。
(なんだコイツら。いつの間にか、仲良くなりやがったな)
自分が捕まっていた間に、何があったのだろう。
そう思うと、アレンはなんだか複雑な心境だった。
(そ、疎外感とか寂しいとか、そういうんじゃないけどさ)
実際は、そういうことである。
特にアレックスは、先程から自分のほうを熱い視線で見つめてくるものの。シセロやニアのように、こちらに触れてこようともしない。
「……」
「どうしたのです?」
「別に」
突然、むっつりと黙り込んだアレンの顔をマリアが覗き込む。
「なんでもないから、早く下ろせよな」
「うふふ。分かりましたわ」
何かを心得た、とばかりに浮かべる笑みも気恥しい。
なんだか長いこと女扱いされてきて、少しずつ女々しくなってきたんじゃないかと心配になってくる。
(僕はノンケの男だ。誰とも、どうこうなる事はない。心まで、変なことになるつもりも――)
本当にそうだろうか。
アレンは自問自答する。
彼らに愛され、執着されることに悦びを見出してしまってはいないだろうか、と。
(そうなったら、おしまいだ)
自分が自分でなくなる気がする。
そんな事をつらつら考えていると、シセロに髪の毛を掴んでぶら下げられてるニアが。
「ねぇねぇ! アレン。俺たち、決闘しようと思うんだけど」
「………………は?」
思いもかけない言葉に、目が点になる。
こんなに和やかな空気で、決闘? なんで今?
なにかの、聞き間違いだろうか。
疑問を口にするより先に、今度はアレックスが口を開く。
「オレは諦めていないからな。今からでも、町の教会にお前を担ぎ込みたいと思うぜ。もちろん、純白のウェディングドレスを用意してな」
「ふっ、まるで分かってない。彼のような色の白い肌には、むしろカラードレスの方が似合いますよ。ったく、これだから美的センスのない野蛮人は」
「あ゙? ウェディングドレスって言ったら白一択だろうが。余裕ぶっこいてんじゃねぇぞ」
「そっちこそ、何寝ぼけたコト抜かしてるんですか。氷漬けにして、私と彼の新居に飾ってやりましょうか」
「ンだとコラ。やんのか」
「望むところです。雄ゴリラ」
一瞬で、一触即発の空気。
シセロとアレックスは、どうもこういう感じらしい。
お互い噛みつかんばかりに睨み合い、今にも決闘をおっぱじめそうだ。
「待ってってば! なんでこうも、すぐに二人で進めちゃうのさ。俺の頭と身体がくっついてからって言ったじゃん……って痛ッ!」
不服そうに口を尖らせる彼の頬を、不機嫌につまみあげるシセロ。
「ちょ、痛いよ! 」
「戦力外の生首は、黙ってなさい」
「誰のせいだと思ってんの!? シセロが投げつけたんでしょ」
「手頃なボールが無かったもので」
「ボール扱いしないでってば……」
ガックリとうなだれる生首。
なんだかまた、カオスな状況になりそうだ。
「おい。このスカした野郎が」
アレックスが右手の拳を握り、威嚇する。
「とりあえず、一発殴らせろや。お前の顔面、殴ってから面白く直してやるぜ」
「ふん。ここでまず貴方を、ステーキにしてあげましょう。もちろんこんがりにね」
こちらは左手に杖を持ち、冷笑を口の端に浮かべた。
途端に満ちた殺意。激しい風が吹き、木々がざわつく。
「お、おいマリア! これ、どうすんだよ」
「どうするって。ま、仕方ないんじゃないですわ」
「仕方ないって……」
このままじゃ、ガチの殺し合いが始まってしまう。
しかもよりにもよって、この場所で。
「君は聖職者だろう!?」
そうだ。彼女は曲りなりにも、聖女という立場。しかもシセロの姉だ。
こんなところで、彼らが傷付けあうのを黙って見ているハズがない。
アレンはそう思った、が。
「それとこれとは、話が別ですわ」
マリアは静かに首を横にふる。
「『汝、殺すなかれ』という言葉が、わたくしの聖書には確かにありますわ。でも、同じ頁に『愛のために、殺せ』とも」
「む、矛盾してる……」
「そうですわね」
優しい笑みでうなずいた。
「そう。矛盾しているのです。わたくしを世話してくださった、今は亡き牧師様も言っておられましたわ。神の考えることなど、我々には分からない……と」
「そんなの、詭弁だろ」
白を黒と言ったり、黒を白と言ったり。宗教とはほとほと、矛盾と不合理に満ちたものである。
アレンに信心はない。むしろ、こんな剣と魔法の異世界に宗教なんてモノが存在することすら、最初は信じられなかった。
魔物や魔法使い、聖女すらいるのに。神や天使はまるで手の届かない、信仰の生き物なのだから。
「神はいるのです。でも、きっとわたくし達が思ってるような存在じゃないのかもですね」
「ぜんっぜん意味、分かんないが……」
「ふふ、わたくしもまだまだ未熟者ですから」
それ以上語らず、マリアは軽くウィンクをした。とにかく、この争いを止めるつもりはないらしい。
アレンは声を張り上げた。
「おい君達っ、無駄なケンカはやめろッ!!!」
自分は誰のモノにもならない。彼らのうちから、一人を選ぶなんて有り得ないのだ。
そう叫ぼうとした、時。
「!」
空に暗雲が立ち込めた。
またたく間に、風が止み。不気味なほどの静寂が、辺りを包む。
「な、なんだ」
「――っ!」
マリアが突然、なにごとか早口で言う。それが呪文であると、思い至ったのは数秒後。
強い衝撃を身体全体に感じてからだった。
「ぐっ!?」
物凄い力で吹き飛ばされたような。
そこそこの痛みを感じて、草の伸びた大地に転がる。
「ま、マリア…………あっ!」
視線を彷徨わせると、そこには先程まで凛と立っていた聖女が力なく倒れ込んでいた。
少なくても彼らにとっては。
「え、えげつない」
アレンのつぶやきも、もっともである。
なにせ数十、いや数百もの半魚人達を相手に四人が大暴れ。完全に無双状態で、蹴散らしてしまった。
そのまま城を飛びだす。
そして何故かしつこく追ってくる兵士たちを撃退しつつ。辿りついた先は、国の外れ。まさに、西の森の入口だった。
「それにしても、しつこかったな」
最後の方は鬼気迫る目付きで襲いかかってくる彼らに、シセロ達といえど少々手を焼いた。
「アレンは、どこでもモテモテですわね」
「ぜんっぜん嬉しくない。むしろ不本意だ」
シスター・マリアの言葉に、ジト目でつぶやく。
男に執着されても、本当に嬉しいことはひとつもない。
愛という言葉を呪文のように唱え、なのに衝動的に屈服を強いてくるのだから。先程の青年もそう。
王に命じられるまま。あんなに激しく貪るように抱いておきながら、離れ際に愛の言葉を囁いた。
だが、アレンは気がついていない。
彼が男たちを引き寄せていることに。かつて、チート能力『能力の高い女に愛される』で無双していたが、それより強い能力が彼に備わっていた。
それが、『強い男を引き寄せ、溺愛される。ハーレム系チート能力 』である。
はるか昔のことに遡るが、アレン・カントールがまだ泰村 明帆であった頃。
死にたてホヤホヤで、女神からチート能力ガチャを引いた。
そこで偶然にも、別の能力も引き当ててしまったのだ。
もちろん引けるのは一つだけ。
だが。そのひとつを引く時に、中の別の物が弾けてしまった。完全なる事故であったが、本人おろか女神さえも気が付かなかったらしい。
遅効性であったのか、はたまた二つの能力の融合のバランスか。
魔王討伐勇者とはべつに、アレンには異世界の強い男たちに溺愛される受難の人生が用意されてしまった。
そんな事などつゆ知らず、彼はそろそろ盛られた薬が切れる頃だと安堵のため息をつく。
(それにしても。散々な目にしか遭わないな)
「アレン。身体、大丈夫?」
「あ、あぁ」
なんと今、マリアにお姫様抱っこされている。
自分の力では歩くおろか。立ち上がることさえ出来なかった彼を、誰が運ぶかという事でまず一悶着あったのは言うまでもない。
だが結局。
聖女のキツい一喝で、彼女が成人男性を抱き上げるという形になってしまったのだ。
「おい。そろそろ、下ろしてくれ」
「ふふふ、遠慮なさらないで下さいまし」
「どうやったら、女性の君がこんなこと出来るのか不思議で仕方ない……」
ようやく地面に足を付けながら、肩をおとした。
男としての、なけなしのプライドも木っ端微塵に粉砕されそう。
しかも女ならいくらでも抱いてきたこの男が、である。まさか同性に抱かれ、遂には女にも抱かれる (この場合は別の『抱く』であるが)とは。
「それにしても。半魚人達を皆殺しにしなかった俺たちって、めっちゃ優しいよね!」
「ああ、そのとおりだ」
シセロに抱えられた生首――いや。少年ニアの言葉に、深くうなずくアレックス。
「まぁ私の立場もありますし。下賎な種族といえど、おいそれと殲滅する訳にはいきませんが」
「コラコラ、そういうの良くないですわよ。聖女キック!」
バカにしたように言ったシセロの尻を、彼女のすらりとした足が蹴りあげた。
「っ、さっきから何するんですか。この暴力女」
「ふふ、昔みたく『姉ちゃま』って呼んでくれていいのですよ?」
「一体何百年前の話ですか……」
実は姉弟のこの二人、なんだかんだと小競り合いしている。
(なんだコイツら。いつの間にか、仲良くなりやがったな)
自分が捕まっていた間に、何があったのだろう。
そう思うと、アレンはなんだか複雑な心境だった。
(そ、疎外感とか寂しいとか、そういうんじゃないけどさ)
実際は、そういうことである。
特にアレックスは、先程から自分のほうを熱い視線で見つめてくるものの。シセロやニアのように、こちらに触れてこようともしない。
「……」
「どうしたのです?」
「別に」
突然、むっつりと黙り込んだアレンの顔をマリアが覗き込む。
「なんでもないから、早く下ろせよな」
「うふふ。分かりましたわ」
何かを心得た、とばかりに浮かべる笑みも気恥しい。
なんだか長いこと女扱いされてきて、少しずつ女々しくなってきたんじゃないかと心配になってくる。
(僕はノンケの男だ。誰とも、どうこうなる事はない。心まで、変なことになるつもりも――)
本当にそうだろうか。
アレンは自問自答する。
彼らに愛され、執着されることに悦びを見出してしまってはいないだろうか、と。
(そうなったら、おしまいだ)
自分が自分でなくなる気がする。
そんな事をつらつら考えていると、シセロに髪の毛を掴んでぶら下げられてるニアが。
「ねぇねぇ! アレン。俺たち、決闘しようと思うんだけど」
「………………は?」
思いもかけない言葉に、目が点になる。
こんなに和やかな空気で、決闘? なんで今?
なにかの、聞き間違いだろうか。
疑問を口にするより先に、今度はアレックスが口を開く。
「オレは諦めていないからな。今からでも、町の教会にお前を担ぎ込みたいと思うぜ。もちろん、純白のウェディングドレスを用意してな」
「ふっ、まるで分かってない。彼のような色の白い肌には、むしろカラードレスの方が似合いますよ。ったく、これだから美的センスのない野蛮人は」
「あ゙? ウェディングドレスって言ったら白一択だろうが。余裕ぶっこいてんじゃねぇぞ」
「そっちこそ、何寝ぼけたコト抜かしてるんですか。氷漬けにして、私と彼の新居に飾ってやりましょうか」
「ンだとコラ。やんのか」
「望むところです。雄ゴリラ」
一瞬で、一触即発の空気。
シセロとアレックスは、どうもこういう感じらしい。
お互い噛みつかんばかりに睨み合い、今にも決闘をおっぱじめそうだ。
「待ってってば! なんでこうも、すぐに二人で進めちゃうのさ。俺の頭と身体がくっついてからって言ったじゃん……って痛ッ!」
不服そうに口を尖らせる彼の頬を、不機嫌につまみあげるシセロ。
「ちょ、痛いよ! 」
「戦力外の生首は、黙ってなさい」
「誰のせいだと思ってんの!? シセロが投げつけたんでしょ」
「手頃なボールが無かったもので」
「ボール扱いしないでってば……」
ガックリとうなだれる生首。
なんだかまた、カオスな状況になりそうだ。
「おい。このスカした野郎が」
アレックスが右手の拳を握り、威嚇する。
「とりあえず、一発殴らせろや。お前の顔面、殴ってから面白く直してやるぜ」
「ふん。ここでまず貴方を、ステーキにしてあげましょう。もちろんこんがりにね」
こちらは左手に杖を持ち、冷笑を口の端に浮かべた。
途端に満ちた殺意。激しい風が吹き、木々がざわつく。
「お、おいマリア! これ、どうすんだよ」
「どうするって。ま、仕方ないんじゃないですわ」
「仕方ないって……」
このままじゃ、ガチの殺し合いが始まってしまう。
しかもよりにもよって、この場所で。
「君は聖職者だろう!?」
そうだ。彼女は曲りなりにも、聖女という立場。しかもシセロの姉だ。
こんなところで、彼らが傷付けあうのを黙って見ているハズがない。
アレンはそう思った、が。
「それとこれとは、話が別ですわ」
マリアは静かに首を横にふる。
「『汝、殺すなかれ』という言葉が、わたくしの聖書には確かにありますわ。でも、同じ頁に『愛のために、殺せ』とも」
「む、矛盾してる……」
「そうですわね」
優しい笑みでうなずいた。
「そう。矛盾しているのです。わたくしを世話してくださった、今は亡き牧師様も言っておられましたわ。神の考えることなど、我々には分からない……と」
「そんなの、詭弁だろ」
白を黒と言ったり、黒を白と言ったり。宗教とはほとほと、矛盾と不合理に満ちたものである。
アレンに信心はない。むしろ、こんな剣と魔法の異世界に宗教なんてモノが存在することすら、最初は信じられなかった。
魔物や魔法使い、聖女すらいるのに。神や天使はまるで手の届かない、信仰の生き物なのだから。
「神はいるのです。でも、きっとわたくし達が思ってるような存在じゃないのかもですね」
「ぜんっぜん意味、分かんないが……」
「ふふ、わたくしもまだまだ未熟者ですから」
それ以上語らず、マリアは軽くウィンクをした。とにかく、この争いを止めるつもりはないらしい。
アレンは声を張り上げた。
「おい君達っ、無駄なケンカはやめろッ!!!」
自分は誰のモノにもならない。彼らのうちから、一人を選ぶなんて有り得ないのだ。
そう叫ぼうとした、時。
「!」
空に暗雲が立ち込めた。
またたく間に、風が止み。不気味なほどの静寂が、辺りを包む。
「な、なんだ」
「――っ!」
マリアが突然、なにごとか早口で言う。それが呪文であると、思い至ったのは数秒後。
強い衝撃を身体全体に感じてからだった。
「ぐっ!?」
物凄い力で吹き飛ばされたような。
そこそこの痛みを感じて、草の伸びた大地に転がる。
「ま、マリア…………あっ!」
視線を彷徨わせると、そこには先程まで凛と立っていた聖女が力なく倒れ込んでいた。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。