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一章
第20話 助かりましたか?
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「ッしゃおらぁああああ!!」
アースの気合が入った剣戟が暗殺者を襲った。
暗殺者は素早く、後方に剣戟を避けた。
シュッ――、カン。
避ける際、投げたナイフをアースが弾いた。
「相変わらず、汚いやり口だな」
「…………」
アースがもう一度仕掛けた。
暗殺者はゆるりと避けながら、攻撃を試みたが、アースも全て弾き返した。
「スキル、ベノムダガー」
暗殺者の手元に禍々しい刃が数点現れた。
「スキル、空間振動」
暗殺者から放たれた刃は、アースの前で止まり、ブルブル揺れて消えた。
「貴様……アースクエイクか……」
「懐かしい名を覚えてくれるなんて、嬉しいね」
「くっ」
「スキル! 空間波動!」
ゴゴゴゴゴゴ――
アースと暗殺者の周辺の目に見える程、空気の激しい揺れが現れた。
「逃がさないぜ、俺と会ったのが運の尽きだと思え」
「スキル! ダークイリュージョン!」
暗殺者の周辺に黒い霧が発生した。
それを見たアースが剣を大きく構えた。
「そんなまやかしなぞ、丸ごと斬ってやるよ! スキル!! 波動剣!!!」
アースの剣が黄色に光り、空を斬ると、目に見える程の激しい揺れの波が暗殺者を襲った。
グゴゴゴゴゴゴ――
激しい揺れの波が暗殺者の霧を丸ごと飲み込んだ。
「ぐあああああ」
霧が消え、そこにはさっき程五体満足だった暗殺者が色々ねじれていた。
「『ロキ』が関わっているとは……こんな下っ端とは言え……アレクの方は大丈夫だろうか」
アースはそんな言葉を呟きながら、暗殺者の首を跳ねてトドメを刺した。
◇
「シーマくん!」
部屋の扉を開けると中には、身体中怪我だらけのシーマがいた。
しかし、目には勇ましい光が宿っていた。
「貴方は……リグレットさんでしたね」
「ああ、アースと共に助けに来たよ、ほら、あんたの町の人達もいるさね」
「ハリスさん!? 皆さん、ありがとうございます」
リグレット達は急いでシーマを縛っていた器具を取り外した。
「アースが今、暗殺者と戦っているよ」
「アースさんが……そうですか……、さっきからの騒ぎは……あいつの仕業ですか?」
「ええ、君のために一生懸命になっていたよ」
「そうか……、僕は良い友達を持ちましたね」
「そうさね。友達は大切にしないとね」
シーマは何処か悲しい表情をしていた。
言わなくても、皆知っていた。
きっと、ピエルの事を思っているに違いないと――。
◇
部屋から逃げ出したリグレット達は元の場所に戻るとアースが待っていた。
「アース! 無事だったわね」
「アースさん、ありがとうございます」
「おお、シーマくん。こちらこそ、助けに来るのが遅れてすまなかった。リグレット達もありがとう」
「それで、アレクは?」
「ああ、外で待機している。もしかしたら追加で来られると大変だから、今のアレクならそれを止められるからね」
「そうですか……アレクはもうそんなに強くなったんですね」
「ああ、あいつ、とんでもなく強くなっているぞ」
「ははは、たった一週間見てないだけで、僕も負けてられませんね」
「ははっ、まず町に帰ったら驚く事が沢山あるだろう。楽しみにしておくといい」
期待と不安を胸に、シーマはアース達と逃げるのであった。
アースの気合が入った剣戟が暗殺者を襲った。
暗殺者は素早く、後方に剣戟を避けた。
シュッ――、カン。
避ける際、投げたナイフをアースが弾いた。
「相変わらず、汚いやり口だな」
「…………」
アースがもう一度仕掛けた。
暗殺者はゆるりと避けながら、攻撃を試みたが、アースも全て弾き返した。
「スキル、ベノムダガー」
暗殺者の手元に禍々しい刃が数点現れた。
「スキル、空間振動」
暗殺者から放たれた刃は、アースの前で止まり、ブルブル揺れて消えた。
「貴様……アースクエイクか……」
「懐かしい名を覚えてくれるなんて、嬉しいね」
「くっ」
「スキル! 空間波動!」
ゴゴゴゴゴゴ――
アースと暗殺者の周辺の目に見える程、空気の激しい揺れが現れた。
「逃がさないぜ、俺と会ったのが運の尽きだと思え」
「スキル! ダークイリュージョン!」
暗殺者の周辺に黒い霧が発生した。
それを見たアースが剣を大きく構えた。
「そんなまやかしなぞ、丸ごと斬ってやるよ! スキル!! 波動剣!!!」
アースの剣が黄色に光り、空を斬ると、目に見える程の激しい揺れの波が暗殺者を襲った。
グゴゴゴゴゴゴ――
激しい揺れの波が暗殺者の霧を丸ごと飲み込んだ。
「ぐあああああ」
霧が消え、そこにはさっき程五体満足だった暗殺者が色々ねじれていた。
「『ロキ』が関わっているとは……こんな下っ端とは言え……アレクの方は大丈夫だろうか」
アースはそんな言葉を呟きながら、暗殺者の首を跳ねてトドメを刺した。
◇
「シーマくん!」
部屋の扉を開けると中には、身体中怪我だらけのシーマがいた。
しかし、目には勇ましい光が宿っていた。
「貴方は……リグレットさんでしたね」
「ああ、アースと共に助けに来たよ、ほら、あんたの町の人達もいるさね」
「ハリスさん!? 皆さん、ありがとうございます」
リグレット達は急いでシーマを縛っていた器具を取り外した。
「アースが今、暗殺者と戦っているよ」
「アースさんが……そうですか……、さっきからの騒ぎは……あいつの仕業ですか?」
「ええ、君のために一生懸命になっていたよ」
「そうか……、僕は良い友達を持ちましたね」
「そうさね。友達は大切にしないとね」
シーマは何処か悲しい表情をしていた。
言わなくても、皆知っていた。
きっと、ピエルの事を思っているに違いないと――。
◇
部屋から逃げ出したリグレット達は元の場所に戻るとアースが待っていた。
「アース! 無事だったわね」
「アースさん、ありがとうございます」
「おお、シーマくん。こちらこそ、助けに来るのが遅れてすまなかった。リグレット達もありがとう」
「それで、アレクは?」
「ああ、外で待機している。もしかしたら追加で来られると大変だから、今のアレクならそれを止められるからね」
「そうですか……アレクはもうそんなに強くなったんですね」
「ああ、あいつ、とんでもなく強くなっているぞ」
「ははは、たった一週間見てないだけで、僕も負けてられませんね」
「ははっ、まず町に帰ったら驚く事が沢山あるだろう。楽しみにしておくといい」
期待と不安を胸に、シーマはアース達と逃げるのであった。
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