40 / 87
承『記憶喪失の《討伐者》』
第26話 ソーラル城
しおりを挟む
----------
ここにある装備はちょうど俺含めて4人分。剣も鎧も盾もあるのだが、装備の大半がボロボロで、このまま城に突撃するとなると、城の門の時点で鎧も剣も粉々に破壊されてしまうだろう。
かと言って贅沢を言っている暇もない。この装備で行くしかないのだ。
そして、落下傘の1つを使って試すことにした。本番で失敗しては落下傘の意味が無い。
結果は散々だった。
実験に使ったは軽く50mはある。ドラゴンの助けも借りつつ頂上から飛び降りてみたが、教わった通りにやっても傘が開かない。30m、20m、と地面への距離が近づいていっても開かない。
結局開いたのは、地面スレスレ。危うく死ぬところだったが……本当に使い方は合っているのか。
「まぁ、持っていかないよりはいいだろう」というロックの意見の元、持っていくこととなった。本当に使えるのか? そもそも使い方は合っているのか?
「作戦は、まずドラゴンの背中から飛び降りた後に落下傘を開いて着地する。城の中に入り、国の主を探し出す。その主を説得できたら説得する、できなくとも何か行動を起こす」とヘイトリッドは念入りに説明する。
俺はよく分からなかったが、この国の主の名前は”リアーノン・マキシミ”というらしい。こいつをどうにかすれば、モンスター共々救われるはずだ。
薄暗い森の中、村の外れで杯を持ちロックが言う。
「モンスターと人間のために」
俺も含めた4人は、黒い液体の入った杯を上に掲げた後、そのまま口にした。この液体は、アミティエの店で飲んだものと同じ液体らしい。色々な出来事が思い出される。
今まで色々とあったな。全く知らない土地で記憶喪失となった俺は、白蛇も倒してドラゴンと出会い、黒ずくめの剣士を倒しロックにも出会い、ヘイトリッドたちと共にアミティエの店に行く。色んなことがあった。
にしても、黒ずくめの剣士。絶対にどこかで見たことがある。これは気の所為なんかではない。確実にだ。
後、俺とガイアさんは戦闘経験があるが、ヘイトリッドとロックはどうなんだろうか。ロックは何でもこなせそうな強者感が見て感じ取れるが、ヘイトリッドに至っては過去を全く知らない。彼も立派な戦力になるといいな。
----------
2日経って、朝。
巨大な木の頂上に4人と1匹。これからライムートの中心部にある城を襲撃する。普通に考えれば負けてしまうだろう。情報によれば結界まで張られているらしい。が、俺がいる。俺は自信に満ち溢れている。今なら何でもできそうな気がする。
やるしかない。白蛇を倒し、ヴィエラ城の中心部まで侵入することのできた男だ。今回は3人の仲間がいる、大丈夫。
楽しみだ。
----------
俺たちが現在暮らす村からライムートまでの距離はとてつもなく離れている。普通に徒歩や馬で行けば……3日はかかるだろう。
だが、俺たちは違う。ドラゴンがいる。ヤツのおかげで、4時間弱で到着することができるらしい。城に結界が張られているのであれば、ヤツは戦闘面では役に立たない。故に移動で活用するしかない。
結界は人間の目には見えるらしいが、モンスターからしたら透明の壁にしか見えないとのこと。ロックは何でも知っている。彼のお陰でここまで来れたというのもある。
「見えた、ソーラル城だ」
ヤツは飛びながら俺たちに伝える。
レインマークのヴィエラ城は街のど真ん中にあった訳だが、この城は周りに建物がない。草原にポツンとこの城だけが建っている。不思議だな。
結界を視認できるのは俺たち人間だけ。結界スレスレで着地できれば……使用方法がよく分からない落下傘を使わなくて済む。
が、その結界が俺には見えない。
「結界が見えないのか?」とヘイトリッドは俺に尋ねた。逆に彼らには見えているのか?
ヘイトリッドもロックもガイアさんも、緑色の結界を視認しているらしく、ドラゴンと共に着地位置を調整している。
俺には見えない。見えないというよりかは、ぼやけて見える。
薄っぺらい緑色のモヤが城にかかっているが、それが結界だと言うのか。ならもう少し認識しやすい結界を開発してほしいものだ。それとも俺の視力の問題か?
「行くぞ!」
ロックの掛け声と共にドラゴンの背中から飛び降りる。城の屋上との距離、わずか……3m?
急いで受け身を取ることで無事に身体を痛めることもなく着地することができた。
結界は思った以上にギリギリに張られていた。落下傘を使う必要もなく、ドラゴンもここまで近づくことができた。ある意味ありがたいが、これでは結界の意味が無いのでは、と俺は疑問に思った。
さて、空から4人。剣を持つ者もいれば、盾や鎧を有する者もいる。これを見た警備の人間が何と言うか、俺は容易に予想ができる。
「侵入者、4名!」
警備の人間は6人ほど屋上にいる。
彼らは俺たちに向かって剣を構え始めた。
彼らは侵入者である俺たちを倒すのが目的、逆に俺たちはマキシミに会うことが目的だ。ここで戦っている場合ではない。
「先に行け!」
ヘイトリッドが大声でそう言い放つ。彼はここに残ろうとしている。警備の人間は厄介だ。できるならここで潰しておきたい気持ちは分かる。が、1人で大丈夫なのか?
「いや、私もここに残る」とロックが言うが、それは彼に断られた。彼は逆にガイアさんをここに残そうとしていた。
「シアンの件、誠に申し訳ございません。が、今はやるしかないので……お願いします」
彼の表情と言葉には誠意が籠っていた。
「シアンが楽しい時間を過ごせていたのならそれで満足だが、危険な目には遭わすなよ」
ガイアさんはそう答えた。
シアンさんの記憶喪失の下りの、あのピリピリした状況から一転した空気。彼らなら厄介なヤツらを蹴散らしてくれるだろう。
「行こう」
彼らにやりとりを黙って見ている場合ではない。ここは彼らに任せて、俺とロックでケリをつけに行こう。
----------
「来たか……。飛んで火に入る夏の虫、待っていたぞ……」
薄暗い部屋の中で、紫色の服を着た奇妙な男は嘲笑う。身長も高く、鋭い牙を持つ男。彼は本当に人なのか。
----------
ここにある装備はちょうど俺含めて4人分。剣も鎧も盾もあるのだが、装備の大半がボロボロで、このまま城に突撃するとなると、城の門の時点で鎧も剣も粉々に破壊されてしまうだろう。
かと言って贅沢を言っている暇もない。この装備で行くしかないのだ。
そして、落下傘の1つを使って試すことにした。本番で失敗しては落下傘の意味が無い。
結果は散々だった。
実験に使ったは軽く50mはある。ドラゴンの助けも借りつつ頂上から飛び降りてみたが、教わった通りにやっても傘が開かない。30m、20m、と地面への距離が近づいていっても開かない。
結局開いたのは、地面スレスレ。危うく死ぬところだったが……本当に使い方は合っているのか。
「まぁ、持っていかないよりはいいだろう」というロックの意見の元、持っていくこととなった。本当に使えるのか? そもそも使い方は合っているのか?
「作戦は、まずドラゴンの背中から飛び降りた後に落下傘を開いて着地する。城の中に入り、国の主を探し出す。その主を説得できたら説得する、できなくとも何か行動を起こす」とヘイトリッドは念入りに説明する。
俺はよく分からなかったが、この国の主の名前は”リアーノン・マキシミ”というらしい。こいつをどうにかすれば、モンスター共々救われるはずだ。
薄暗い森の中、村の外れで杯を持ちロックが言う。
「モンスターと人間のために」
俺も含めた4人は、黒い液体の入った杯を上に掲げた後、そのまま口にした。この液体は、アミティエの店で飲んだものと同じ液体らしい。色々な出来事が思い出される。
今まで色々とあったな。全く知らない土地で記憶喪失となった俺は、白蛇も倒してドラゴンと出会い、黒ずくめの剣士を倒しロックにも出会い、ヘイトリッドたちと共にアミティエの店に行く。色んなことがあった。
にしても、黒ずくめの剣士。絶対にどこかで見たことがある。これは気の所為なんかではない。確実にだ。
後、俺とガイアさんは戦闘経験があるが、ヘイトリッドとロックはどうなんだろうか。ロックは何でもこなせそうな強者感が見て感じ取れるが、ヘイトリッドに至っては過去を全く知らない。彼も立派な戦力になるといいな。
----------
2日経って、朝。
巨大な木の頂上に4人と1匹。これからライムートの中心部にある城を襲撃する。普通に考えれば負けてしまうだろう。情報によれば結界まで張られているらしい。が、俺がいる。俺は自信に満ち溢れている。今なら何でもできそうな気がする。
やるしかない。白蛇を倒し、ヴィエラ城の中心部まで侵入することのできた男だ。今回は3人の仲間がいる、大丈夫。
楽しみだ。
----------
俺たちが現在暮らす村からライムートまでの距離はとてつもなく離れている。普通に徒歩や馬で行けば……3日はかかるだろう。
だが、俺たちは違う。ドラゴンがいる。ヤツのおかげで、4時間弱で到着することができるらしい。城に結界が張られているのであれば、ヤツは戦闘面では役に立たない。故に移動で活用するしかない。
結界は人間の目には見えるらしいが、モンスターからしたら透明の壁にしか見えないとのこと。ロックは何でも知っている。彼のお陰でここまで来れたというのもある。
「見えた、ソーラル城だ」
ヤツは飛びながら俺たちに伝える。
レインマークのヴィエラ城は街のど真ん中にあった訳だが、この城は周りに建物がない。草原にポツンとこの城だけが建っている。不思議だな。
結界を視認できるのは俺たち人間だけ。結界スレスレで着地できれば……使用方法がよく分からない落下傘を使わなくて済む。
が、その結界が俺には見えない。
「結界が見えないのか?」とヘイトリッドは俺に尋ねた。逆に彼らには見えているのか?
ヘイトリッドもロックもガイアさんも、緑色の結界を視認しているらしく、ドラゴンと共に着地位置を調整している。
俺には見えない。見えないというよりかは、ぼやけて見える。
薄っぺらい緑色のモヤが城にかかっているが、それが結界だと言うのか。ならもう少し認識しやすい結界を開発してほしいものだ。それとも俺の視力の問題か?
「行くぞ!」
ロックの掛け声と共にドラゴンの背中から飛び降りる。城の屋上との距離、わずか……3m?
急いで受け身を取ることで無事に身体を痛めることもなく着地することができた。
結界は思った以上にギリギリに張られていた。落下傘を使う必要もなく、ドラゴンもここまで近づくことができた。ある意味ありがたいが、これでは結界の意味が無いのでは、と俺は疑問に思った。
さて、空から4人。剣を持つ者もいれば、盾や鎧を有する者もいる。これを見た警備の人間が何と言うか、俺は容易に予想ができる。
「侵入者、4名!」
警備の人間は6人ほど屋上にいる。
彼らは俺たちに向かって剣を構え始めた。
彼らは侵入者である俺たちを倒すのが目的、逆に俺たちはマキシミに会うことが目的だ。ここで戦っている場合ではない。
「先に行け!」
ヘイトリッドが大声でそう言い放つ。彼はここに残ろうとしている。警備の人間は厄介だ。できるならここで潰しておきたい気持ちは分かる。が、1人で大丈夫なのか?
「いや、私もここに残る」とロックが言うが、それは彼に断られた。彼は逆にガイアさんをここに残そうとしていた。
「シアンの件、誠に申し訳ございません。が、今はやるしかないので……お願いします」
彼の表情と言葉には誠意が籠っていた。
「シアンが楽しい時間を過ごせていたのならそれで満足だが、危険な目には遭わすなよ」
ガイアさんはそう答えた。
シアンさんの記憶喪失の下りの、あのピリピリした状況から一転した空気。彼らなら厄介なヤツらを蹴散らしてくれるだろう。
「行こう」
彼らにやりとりを黙って見ている場合ではない。ここは彼らに任せて、俺とロックでケリをつけに行こう。
----------
「来たか……。飛んで火に入る夏の虫、待っていたぞ……」
薄暗い部屋の中で、紫色の服を着た奇妙な男は嘲笑う。身長も高く、鋭い牙を持つ男。彼は本当に人なのか。
----------
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる