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第1章 働かなくてもいい世界 〜 it's a small fairy world 〜
世界旅行に行こう
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家に帰った俺達は、このことをセミルに相談した。
俺達の話を聞いたセミルは、いったん判断を保留。以前に妖精さんの声を聞いたことのあるマダムに相談してから決めようということになった。
そして翌日、マダム屋敷を俺達は訪れた。案内されたのは俺が最初にここに来たときの部屋だ。マダムは俺達の話を興味深そうに聞いた後、口を開いた。
「妖精は私達に害意や敵意を持つ存在ではないよ。だから、基本的には妖精の声に従って問題はない。むしろ彼らの警句を無視したことにより被害を被ることも多いさね。けれど、彼らが特定の個人を連れてこいと命じたことは今まで一回もないね。何かがあるのは間違いないだろう」
マダムの隣に座っているマッドが続けて言う。
「何かか。悪霊さんにその何かがあるのだな。ふむ……。悪霊さんの存在を妖精さんが何らかの方法で知ったとしよう。妖精さんからして、自身と同じような存在の悪霊氏に興味を持ったのかもしれないな。そこで、自身と波長の合うヒメ氏を通して、悪霊氏を連れてくるよう依頼した。しかし、悪霊氏から彼らが認識できないように、彼らからも悪霊氏を認識できなかった。あるいは、妖精さんはヒメ氏が嘘をついていると思った。前者だとしたら、認識できない悪霊氏を認識できるようにする方法があり、その方法には世界を周ることが不可欠。後者だとしたら、無意味に世界を周らせることで、嘘を付かれた腹いせにヒメ氏を困らせてやろうとしている……と。考えつくとしたらそんなところであろうか」
ちなみにマッドは、ユリカに呼び出されたからずっとこのムラの近くに滞在しているらしい。本拠地は別のムラにあるのだが、今はマダム屋敷に入り浸り、お菓子と読書を貪っているとのこと。ノーコちゃんがお菓子の作り方を習っているので本拠地に戻らないと言っていたが、要するに暇なのであろう。
(俺を認識する方法に、世界を周ることが不可欠って、どういうことだ?)
「まあ、そこは想像だな。妖精さんは別に世界にただひとりというわけでもないんだろう? 悪霊氏の声を聞ける個体がいるかもしれない。だから、悪霊氏に世界を周ってもらい、何とかコンタクトを取ろうとしている……とか」
それは面倒だな。妖精さんが俺に話したいなら、俺が世界を巡るのではなく妖精さんが俺に会いに来ればいいのに。
「それは道理だが。我々の道理が彼らに通づるとも限らん」
(それはそうだけど。あと、ヒメちゃんを困らせてやるとか、そんな風に妖精さんは思ったりするのか? 害意や敵意を持たないんだろ?)
「それは恐らく、としか言いようがないさね。今までは向こうからの一方的な警句ばかりで、ロクな意思疎通はしていないから害意を持たなかったかもだけかもしれない」
(そうか……。ヒメちゃんはどうだった? 妖精さんと話してて)
「どうって?」
(悪意とか敵意……えっと、妖精さんに俺が居るって知らせた後か。妖精さんは怒ったりしていた?)
「んー。怒ってはなかったかな? 疑って、困って、その後はずっと『セカイヲマワレ』って言ってた」
疑って、困って……ね。疑ったのは本当に俺がその場にいるかどうか。困ったのは俺がその場にいるか確かめられなかったからだろう。
(うーん。それだけじゃ判断できんな)
「『世界を周れ』か。どちらにせよ決めるのはヒメ、悪霊、セミルあんたらだよ。私から言えるのはそれだけさね」
マダムは相対する俺達に対して言う。
「うーん、そうだねー。私としてはヒメにも、悪霊さんにも、私達の世界を見せてやりたいと思ってた。暇を持て余したら、みんな一回は周るもんね。だから時期が早いか遅いかの違いでしかないんだけど……」
と、セミルは答え、俺とヒメちゃんの方を見る。結局の所、俺達次第ということか。
(俺は世界旅行には行ってみたいな。今の所、ムラは2つくらいしか行ったことないし。ヒメちゃんどうだ?)
「旅行って、何?」
「泊りがけで色んなところに行くこと。今回は世界旅行だし、早くても半年から1年はかかるかな」
「色んな所に行って、何するの?」
「まあ、いろいろだね。いろんなヒトと知り合ったり、ムラごとに特色があったりするからそれを体験してみるのもいいかもしれない」
「楽しい?」
「移動中はつまんないけど、ヒメは初めて見るものも多いから基本的に楽しいと思うよ? コロシアムとか究明のムラとか音楽のムラとか」
「ふーん。友達増える?」
「増える増える」
「じゃあ行こっかなー」
とヒメちゃんは言った。あまり乗り気ではないように見えるが、恐らく旅行というものがまだ実感できてないからだろう。日々の暮らしを退屈に思っていればそうでもないんだが、ヒメちゃんは生まれてまだ半年も経ってないので、退屈を感じるにはまだ早いか。チュートリアルは終わったようだが、戦闘訓練は継続しているし、このムラの住人とも毎日遊んでいる。あ、そういえば、スケッチブックは放り出していたな。絵を描くことには飽きたのかもしれん。
「じゃあ3人で世界旅行に行こっか」
(おー)
「おー」
というわけで、世界旅行に行くことが決定した。妖精さんのことは気になるが、大きな危険が迫ることはないだろ。基本的に俺と同じで言葉以外はこの世界に干渉できないようだし。
「セミル氏よ。我々も同行してよいか?」
マッドがセミルに尋ねる。
「え? どうして?」
「私はまだ妖精さんと遭遇したことがなくてな。一度、彼らの声を聞いてみたいと思っていたのだ。君たちの旅行についていけば、会えるのかもしれないだろう?」
「そうだけど、相性が悪くて聞こえないかもしれないよ?」
「なあに、同行者が聞こえるのに私には聞こえないという経験もまた興味深い。それならそれで、私は構わんのだよ」
「だ、そうだけど。どうする?」
と、セミルは俺達に話を振る。
(俺は別に構わない。移動時間が暇になるなら人数が多いほうが暇つぶしにはいいだろうし。セミルはいいのか?)
「この前のことがあるしね。無碍にはできない」
ヒメちゃんの戦闘訓練のことだな。不意打ちを受け拘束され銃弾を散々叩き込まれた挙げ句、ノーコちゃんにトドメを刺されていた。さすがのセミルも引け目を感じているのだろう。
「私もいいよー。ノーコちゃんも一緒でしょ?」
とヒメちゃんは言う。ヒメちゃんはときどきマダムからお菓子の作り方を教わっているようで、そのときにノーコちゃんと仲良くなったらしい。端末でメッセージのやり取りをしているのも見かける。マッドとの仲は知らないが、悪くはないのだろう。
「ならば決まりで良いかな。よろしく頼む」
「はいよー。準備にはどれくらいかかる?」
「2日もあれば十分だな」
「じゃあ、3日後に出発かな」
「では、3日後にそちらを尋ねるとしよう」
セミルとマッドは旅の打ち合わせを始める。二人共旅慣れているようなので任せておけば問題ないだろう。
妖精さんのことは気になるが、この旅行でもしかするとミッション達成できるかもしれない。
そうなると、みんなとお別れか。ちょっとだけ寂しいな。
俺達の話を聞いたセミルは、いったん判断を保留。以前に妖精さんの声を聞いたことのあるマダムに相談してから決めようということになった。
そして翌日、マダム屋敷を俺達は訪れた。案内されたのは俺が最初にここに来たときの部屋だ。マダムは俺達の話を興味深そうに聞いた後、口を開いた。
「妖精は私達に害意や敵意を持つ存在ではないよ。だから、基本的には妖精の声に従って問題はない。むしろ彼らの警句を無視したことにより被害を被ることも多いさね。けれど、彼らが特定の個人を連れてこいと命じたことは今まで一回もないね。何かがあるのは間違いないだろう」
マダムの隣に座っているマッドが続けて言う。
「何かか。悪霊さんにその何かがあるのだな。ふむ……。悪霊さんの存在を妖精さんが何らかの方法で知ったとしよう。妖精さんからして、自身と同じような存在の悪霊氏に興味を持ったのかもしれないな。そこで、自身と波長の合うヒメ氏を通して、悪霊氏を連れてくるよう依頼した。しかし、悪霊氏から彼らが認識できないように、彼らからも悪霊氏を認識できなかった。あるいは、妖精さんはヒメ氏が嘘をついていると思った。前者だとしたら、認識できない悪霊氏を認識できるようにする方法があり、その方法には世界を周ることが不可欠。後者だとしたら、無意味に世界を周らせることで、嘘を付かれた腹いせにヒメ氏を困らせてやろうとしている……と。考えつくとしたらそんなところであろうか」
ちなみにマッドは、ユリカに呼び出されたからずっとこのムラの近くに滞在しているらしい。本拠地は別のムラにあるのだが、今はマダム屋敷に入り浸り、お菓子と読書を貪っているとのこと。ノーコちゃんがお菓子の作り方を習っているので本拠地に戻らないと言っていたが、要するに暇なのであろう。
(俺を認識する方法に、世界を周ることが不可欠って、どういうことだ?)
「まあ、そこは想像だな。妖精さんは別に世界にただひとりというわけでもないんだろう? 悪霊氏の声を聞ける個体がいるかもしれない。だから、悪霊氏に世界を周ってもらい、何とかコンタクトを取ろうとしている……とか」
それは面倒だな。妖精さんが俺に話したいなら、俺が世界を巡るのではなく妖精さんが俺に会いに来ればいいのに。
「それは道理だが。我々の道理が彼らに通づるとも限らん」
(それはそうだけど。あと、ヒメちゃんを困らせてやるとか、そんな風に妖精さんは思ったりするのか? 害意や敵意を持たないんだろ?)
「それは恐らく、としか言いようがないさね。今までは向こうからの一方的な警句ばかりで、ロクな意思疎通はしていないから害意を持たなかったかもだけかもしれない」
(そうか……。ヒメちゃんはどうだった? 妖精さんと話してて)
「どうって?」
(悪意とか敵意……えっと、妖精さんに俺が居るって知らせた後か。妖精さんは怒ったりしていた?)
「んー。怒ってはなかったかな? 疑って、困って、その後はずっと『セカイヲマワレ』って言ってた」
疑って、困って……ね。疑ったのは本当に俺がその場にいるかどうか。困ったのは俺がその場にいるか確かめられなかったからだろう。
(うーん。それだけじゃ判断できんな)
「『世界を周れ』か。どちらにせよ決めるのはヒメ、悪霊、セミルあんたらだよ。私から言えるのはそれだけさね」
マダムは相対する俺達に対して言う。
「うーん、そうだねー。私としてはヒメにも、悪霊さんにも、私達の世界を見せてやりたいと思ってた。暇を持て余したら、みんな一回は周るもんね。だから時期が早いか遅いかの違いでしかないんだけど……」
と、セミルは答え、俺とヒメちゃんの方を見る。結局の所、俺達次第ということか。
(俺は世界旅行には行ってみたいな。今の所、ムラは2つくらいしか行ったことないし。ヒメちゃんどうだ?)
「旅行って、何?」
「泊りがけで色んなところに行くこと。今回は世界旅行だし、早くても半年から1年はかかるかな」
「色んな所に行って、何するの?」
「まあ、いろいろだね。いろんなヒトと知り合ったり、ムラごとに特色があったりするからそれを体験してみるのもいいかもしれない」
「楽しい?」
「移動中はつまんないけど、ヒメは初めて見るものも多いから基本的に楽しいと思うよ? コロシアムとか究明のムラとか音楽のムラとか」
「ふーん。友達増える?」
「増える増える」
「じゃあ行こっかなー」
とヒメちゃんは言った。あまり乗り気ではないように見えるが、恐らく旅行というものがまだ実感できてないからだろう。日々の暮らしを退屈に思っていればそうでもないんだが、ヒメちゃんは生まれてまだ半年も経ってないので、退屈を感じるにはまだ早いか。チュートリアルは終わったようだが、戦闘訓練は継続しているし、このムラの住人とも毎日遊んでいる。あ、そういえば、スケッチブックは放り出していたな。絵を描くことには飽きたのかもしれん。
「じゃあ3人で世界旅行に行こっか」
(おー)
「おー」
というわけで、世界旅行に行くことが決定した。妖精さんのことは気になるが、大きな危険が迫ることはないだろ。基本的に俺と同じで言葉以外はこの世界に干渉できないようだし。
「セミル氏よ。我々も同行してよいか?」
マッドがセミルに尋ねる。
「え? どうして?」
「私はまだ妖精さんと遭遇したことがなくてな。一度、彼らの声を聞いてみたいと思っていたのだ。君たちの旅行についていけば、会えるのかもしれないだろう?」
「そうだけど、相性が悪くて聞こえないかもしれないよ?」
「なあに、同行者が聞こえるのに私には聞こえないという経験もまた興味深い。それならそれで、私は構わんのだよ」
「だ、そうだけど。どうする?」
と、セミルは俺達に話を振る。
(俺は別に構わない。移動時間が暇になるなら人数が多いほうが暇つぶしにはいいだろうし。セミルはいいのか?)
「この前のことがあるしね。無碍にはできない」
ヒメちゃんの戦闘訓練のことだな。不意打ちを受け拘束され銃弾を散々叩き込まれた挙げ句、ノーコちゃんにトドメを刺されていた。さすがのセミルも引け目を感じているのだろう。
「私もいいよー。ノーコちゃんも一緒でしょ?」
とヒメちゃんは言う。ヒメちゃんはときどきマダムからお菓子の作り方を教わっているようで、そのときにノーコちゃんと仲良くなったらしい。端末でメッセージのやり取りをしているのも見かける。マッドとの仲は知らないが、悪くはないのだろう。
「ならば決まりで良いかな。よろしく頼む」
「はいよー。準備にはどれくらいかかる?」
「2日もあれば十分だな」
「じゃあ、3日後に出発かな」
「では、3日後にそちらを尋ねるとしよう」
セミルとマッドは旅の打ち合わせを始める。二人共旅慣れているようなので任せておけば問題ないだろう。
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