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本編
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?「ごめんね・・・ごめんね・・・」
涙を流しながら謝る血だらけの女性
その女性に抱き抱えられている女性の涙が頬に落ちる
うろ覚えの記憶の中目覚める真、身体中が痛むその時ちょうど
玲志「起きたか。」
と言い病室に入ってくる
真「玲志さん・・・」
体をかばいながら起きあがろうとする真
玲志「そのままでいいからいいから!」
玲志「まぁあれだ、よくやったな!」
と真の頭をグシャグシャっとする玲志
その瞬間筋肉男の事を思い出す真
真「凛さんは!?大丈夫なんですか?」
それに対し玲志は少し口角を上げ笑う
玲志「真、お前が守ったんだってなピンピンしてるよ」
それを聞きホッとする真
玲志「凛の呪印が目覚めたみたいだ。」
目を見開き玲志の顔を見て固まる真
真「そ・・んな・・・」
下を向き喋らなくなる真
玲志「本人はまだ何も知らないしまだ言う必要も無いと思ってる。」
下を向いたまま玲志の話を聞く真
玲志「まぁ幸い元気にしてる、憎たらしいくらいにな。」
と笑う
玲志「真、お前の力は分かってるだがもしもの時は凛を守ってくれ。」
真「分かっています。」
と静かに応える真
それを見てまた真の頭をグシャグシャとして玲志は病室を出ていく
次の日の朝、凛は真の病室へ向かう
凛「ここだ、」
病室の名前を確認し入室する凛
凛「真?」
病室を見渡すが真の姿はない
凛「何処行ったんだろ、また後でこれば良いか。」
と真の病室へを後にする凛
その頃、真は家へと帰っていた
家と言ってもその地域では名の知れた西園寺家の分家でありその敷地はとてつもなく広い
真「失礼します。」
襖を引く真その部屋の奥で座る老婆、淡い緑色の着物を付け背筋はとてもしっかりしていて目線は真を追っている
彼女に頭を下げる真
真「只今、戻りました孔様。」
彼女の名前は西園寺孔、西園寺家分家の一人で盲目であり彼女もまた呪印師である
孔「凛様は大丈夫だったかい?」
優しい声で真に聞く
真「はい・・・」
孔「大体の話は耳に入っています真あなたは自分の行いを誇りに思いなさい。」
真はうつむきそれを聞いている
あまり元気のない真を気にする孔
孔「どうしましたか?真」
しばらくの沈黙の後
真「僕の力ではこの先、凛さんを守れるか分かりません」
それを聞きゆっくりと優しい口調で答える孔
孔「あなたの力はとても強くそれでいて凶悪です、だけどあなたは心が強いいつかきっとあなたの力となる日が来ます。」
と言い終える同時に
真「いつかきっとなんかではダメなんです!」
真「僕はあの男に吹っ飛ばされた瞬間悟りました、僕じゃあ凛さんを守れない!」
それを静かに聞く孔
真「僕には何も出来ない・・・そう思ったんです、取り乱して申し訳ございません。」
また沈黙が続く
真「失礼します・・・」
真は部屋を出て行くそして部屋の外で深く呼吸をするその目は何かを決心したかの様に前を向いていた・・・
涙を流しながら謝る血だらけの女性
その女性に抱き抱えられている女性の涙が頬に落ちる
うろ覚えの記憶の中目覚める真、身体中が痛むその時ちょうど
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と言い病室に入ってくる
真「玲志さん・・・」
体をかばいながら起きあがろうとする真
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その瞬間筋肉男の事を思い出す真
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それに対し玲志は少し口角を上げ笑う
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目を見開き玲志の顔を見て固まる真
真「そ・・んな・・・」
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下を向いたまま玲志の話を聞く真
玲志「まぁ幸い元気にしてる、憎たらしいくらいにな。」
と笑う
玲志「真、お前の力は分かってるだがもしもの時は凛を守ってくれ。」
真「分かっています。」
と静かに応える真
それを見てまた真の頭をグシャグシャとして玲志は病室を出ていく
次の日の朝、凛は真の病室へ向かう
凛「ここだ、」
病室の名前を確認し入室する凛
凛「真?」
病室を見渡すが真の姿はない
凛「何処行ったんだろ、また後でこれば良いか。」
と真の病室へを後にする凛
その頃、真は家へと帰っていた
家と言ってもその地域では名の知れた西園寺家の分家でありその敷地はとてつもなく広い
真「失礼します。」
襖を引く真その部屋の奥で座る老婆、淡い緑色の着物を付け背筋はとてもしっかりしていて目線は真を追っている
彼女に頭を下げる真
真「只今、戻りました孔様。」
彼女の名前は西園寺孔、西園寺家分家の一人で盲目であり彼女もまた呪印師である
孔「凛様は大丈夫だったかい?」
優しい声で真に聞く
真「はい・・・」
孔「大体の話は耳に入っています真あなたは自分の行いを誇りに思いなさい。」
真はうつむきそれを聞いている
あまり元気のない真を気にする孔
孔「どうしましたか?真」
しばらくの沈黙の後
真「僕の力ではこの先、凛さんを守れるか分かりません」
それを聞きゆっくりと優しい口調で答える孔
孔「あなたの力はとても強くそれでいて凶悪です、だけどあなたは心が強いいつかきっとあなたの力となる日が来ます。」
と言い終える同時に
真「いつかきっとなんかではダメなんです!」
真「僕はあの男に吹っ飛ばされた瞬間悟りました、僕じゃあ凛さんを守れない!」
それを静かに聞く孔
真「僕には何も出来ない・・・そう思ったんです、取り乱して申し訳ございません。」
また沈黙が続く
真「失礼します・・・」
真は部屋を出て行くそして部屋の外で深く呼吸をするその目は何かを決心したかの様に前を向いていた・・・
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