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1 電波少年の受難
誓い
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「開けるわよ」
「うん」
目的地に着いて、扉が開くと夕日が差し込んでくる。
電磁波は……
「うん、大丈夫そう」
「よかった……ちょっと心配だったのよ」
ちょっと離れたところでハエが飛んでいるかのようなブーンという唸りは感じられるが、耳鳴りだと思えば何とかなると思う。
母さんと二人で安心していると、外から声がかかる。
「おう、大変だったな、カナメ」
「あ、父さん」
夕日の逆光でシルエットしか見えないが、間違いなく父さん。宗崎タツヒコだ。
身長190cm越えのがっしりした体格、そのくせいつも困ったような下がり眉で、ヤクザに間違われたことはないというのがひそかな自慢らしい。
それって自慢になるんだろうか……?
「タッちゃん、もう中は?」
「ああ、水周りだけ優先してもらったからいつでも住める。家電も一通りはそろえてある」
中、という言葉で見ると、古民家がある。
外から見ている限りは、古いが廃屋というほどではない。
トラックが止まったのはその古民家の前の草むらの中、後ろを振り返ると門があり、その先には舗装された道路が左右に続いている。
「そうか、カナメは初めてだったな……俺の爺さん、お前のひい爺さんの住んでいた家だ」
「え? そうなの?」
おじいさんとおばあさんは今の自宅から電車一本で行けるちょっと郊外に住んでいる。ちなみに母方の方は大阪だ。皆健在だ。
父方のひいおじいさんは僕が小さいころ亡くなったらしく記憶がないが、ひいおばあさんはおじいさんたちと一緒に住んでいる。
てっきりずっとあそこで暮らしていたと思っていたんだけど、違ったんだな。
「親父が結婚するときにあの場所に家を買ったんだ。だから俺が子供のころは帰省でよく来てたんだよ。ここを引き払ったときに売ろうかという話もあったんだが、後回しにしているうちにこんな世の中になっちまって、そのままになっていたんだよな」
「10年以上放置したにしてはきれいじゃない」
母さんも初めてのようで、いろいろ見回している。
「親父がたまに来て掃除しているからな。ほら、この辺りに知り合いも多いし……」
「生家だもんね、そりゃお義父さんも思い入れあるわよね」
両親は並んでいると、見た目は大人と子供だな、と思ってしまう。
父は巨漢、母は自称150cmだそうだが、それはサバを読んでいることが発覚している。だって、僕が150cmだったころに明らかに僕より低かったし……
四捨五入で大目に見るとしても、146、いや145cmということもありうる。
ともかく身長差50cm近くの夫婦なのだ。
「そろそろ引き上げたいんですが……」
「ああ、ごめんごめん。もう大丈夫ですから、お疲れさまでした」
聞きなれない声だと思ったらトラックの運転手の人だった。
家族3人でお礼を言って見送る。
父さんは自分の車で来ていて、トラックに並んで停められている。
「さ、中に入るか」
父さんの声で日が沈んで暗くなった庭を3人で歩く。
家の中は、確かに木造で古さを感じたが、連れられて風呂やトイレ、台所を見ると実家のそれと変わらず使えそうで安心した。
少なくとも井戸から水を汲んだりかまどで薪を燃やしたりする必要はなさそうだった。
「さて……」
縁側のある8畳の和室で、一家3人でこたつに入る。
この部屋にしかエアコンはない。12月の山の寒さに暖房無しはつらい。
母さんが淹れた緑茶をすすって、父さんが切り出す。
「最初に言っておかなければいけないが、カナメ、父さんと母さんは明日には出ないといけない」
「そう……だよね」
それとなく避けていた話題だが、僕はここで一人暮らしをしないといけないらしい。
「父さんも母さんも仕事あるもんね」
「ごめんね、本当は母さんだけならここで研究というのも考えたんだけど……」
ネット回線さえあれば、今の研究も何とか続けられるから、と母さんは話すが、それでもダンジョン探索を前線でやっている父さんは無理だ。
「……でもね、カナくんが一番大事なのは父さんも私も変わらないわ。いい? 現在ではカナくんの状況を解決する方法はまだ見つかっていないの」
「うん、前の2人もそうなんだよね?」
同じように田舎に引きこもっているはずだ。
「そう、だけど、これから私が解決策を研究する」
「え? 今の研究は?」
「それはほかの人に引き継ぐ。もう了解は得ているわ」
そして父さんが後を続ける。
「そして、俺が最前線でダンジョンを探索してカナメの助けになるアイテムを探す」
「それって……危なくないの?」
父さんはダンジョンの深いところに足を運んでいるが、基本的には荷物運びで戦闘はあまりしないと聞いている。それに、前線ではあっても最前線ではなかったはずだ。
「もちろん安全は確保するさ。でも、カナメのことが気になって集中できなきゃそれも危険だろ? だから俺と母さんはそれぞれの方法でカナメが家に戻ってこれるように力を尽くすことに決めたんだ。一人で寂しいと思うが……」
「そうか……ありがとう。僕もくじけず頑張るよ」
ちょっとは恐れていた。
自分がここに置いて行かれること、もしかしてこれから放置されるのではないだろうか? 捨てられてしまうのではないだろうか?
もちろん根拠はない。両親は僕を愛してくれているし、そのことは疑っていない。
それでも、そういう不安はどこからか湧いて出てくるものだ。
だけど、父さんも母さんも、仕事を調整してまで僕のために何かしてくれようとしている。
そうなると、僕としても前向きに生きていかないという気になる。
落ち込んでいる暇はない。
「頑張る……そうね、じゃあカナくんは……」
*****
今は7月。
母さんがあの時言ったことを僕はそれから半年以上休まず続けている。
それは、電磁波が飛び交う状況に自分の感覚を慣らしていくことだ。
実際に効果は……すこしはあるような気もする。
少なくとも最初に比べれば耐えられる時間は増えている。
こうしてこの和室で天井を見上げていると、僕は今でもあの日のこと、12月の寒い日のことを思い出す。
家族3人でいろいろ話したこと、そしてそのあと結局眠くなって僕だけこたつで眠ってしまったこと、そして朝起きたら僕に布団がかけられていて、父さんも母さんもやっぱりこたつで眠っていたこと……その時のことをよく思い出してしまう。
父さんが言ったこと、
「3人それぞれ、頑張る場所は離れているけど、気持ちは一つだ」
その言葉は、多分これから一生忘れないだろうと思う。
「うん」
目的地に着いて、扉が開くと夕日が差し込んでくる。
電磁波は……
「うん、大丈夫そう」
「よかった……ちょっと心配だったのよ」
ちょっと離れたところでハエが飛んでいるかのようなブーンという唸りは感じられるが、耳鳴りだと思えば何とかなると思う。
母さんと二人で安心していると、外から声がかかる。
「おう、大変だったな、カナメ」
「あ、父さん」
夕日の逆光でシルエットしか見えないが、間違いなく父さん。宗崎タツヒコだ。
身長190cm越えのがっしりした体格、そのくせいつも困ったような下がり眉で、ヤクザに間違われたことはないというのがひそかな自慢らしい。
それって自慢になるんだろうか……?
「タッちゃん、もう中は?」
「ああ、水周りだけ優先してもらったからいつでも住める。家電も一通りはそろえてある」
中、という言葉で見ると、古民家がある。
外から見ている限りは、古いが廃屋というほどではない。
トラックが止まったのはその古民家の前の草むらの中、後ろを振り返ると門があり、その先には舗装された道路が左右に続いている。
「そうか、カナメは初めてだったな……俺の爺さん、お前のひい爺さんの住んでいた家だ」
「え? そうなの?」
おじいさんとおばあさんは今の自宅から電車一本で行けるちょっと郊外に住んでいる。ちなみに母方の方は大阪だ。皆健在だ。
父方のひいおじいさんは僕が小さいころ亡くなったらしく記憶がないが、ひいおばあさんはおじいさんたちと一緒に住んでいる。
てっきりずっとあそこで暮らしていたと思っていたんだけど、違ったんだな。
「親父が結婚するときにあの場所に家を買ったんだ。だから俺が子供のころは帰省でよく来てたんだよ。ここを引き払ったときに売ろうかという話もあったんだが、後回しにしているうちにこんな世の中になっちまって、そのままになっていたんだよな」
「10年以上放置したにしてはきれいじゃない」
母さんも初めてのようで、いろいろ見回している。
「親父がたまに来て掃除しているからな。ほら、この辺りに知り合いも多いし……」
「生家だもんね、そりゃお義父さんも思い入れあるわよね」
両親は並んでいると、見た目は大人と子供だな、と思ってしまう。
父は巨漢、母は自称150cmだそうだが、それはサバを読んでいることが発覚している。だって、僕が150cmだったころに明らかに僕より低かったし……
四捨五入で大目に見るとしても、146、いや145cmということもありうる。
ともかく身長差50cm近くの夫婦なのだ。
「そろそろ引き上げたいんですが……」
「ああ、ごめんごめん。もう大丈夫ですから、お疲れさまでした」
聞きなれない声だと思ったらトラックの運転手の人だった。
家族3人でお礼を言って見送る。
父さんは自分の車で来ていて、トラックに並んで停められている。
「さ、中に入るか」
父さんの声で日が沈んで暗くなった庭を3人で歩く。
家の中は、確かに木造で古さを感じたが、連れられて風呂やトイレ、台所を見ると実家のそれと変わらず使えそうで安心した。
少なくとも井戸から水を汲んだりかまどで薪を燃やしたりする必要はなさそうだった。
「さて……」
縁側のある8畳の和室で、一家3人でこたつに入る。
この部屋にしかエアコンはない。12月の山の寒さに暖房無しはつらい。
母さんが淹れた緑茶をすすって、父さんが切り出す。
「最初に言っておかなければいけないが、カナメ、父さんと母さんは明日には出ないといけない」
「そう……だよね」
それとなく避けていた話題だが、僕はここで一人暮らしをしないといけないらしい。
「父さんも母さんも仕事あるもんね」
「ごめんね、本当は母さんだけならここで研究というのも考えたんだけど……」
ネット回線さえあれば、今の研究も何とか続けられるから、と母さんは話すが、それでもダンジョン探索を前線でやっている父さんは無理だ。
「……でもね、カナくんが一番大事なのは父さんも私も変わらないわ。いい? 現在ではカナくんの状況を解決する方法はまだ見つかっていないの」
「うん、前の2人もそうなんだよね?」
同じように田舎に引きこもっているはずだ。
「そう、だけど、これから私が解決策を研究する」
「え? 今の研究は?」
「それはほかの人に引き継ぐ。もう了解は得ているわ」
そして父さんが後を続ける。
「そして、俺が最前線でダンジョンを探索してカナメの助けになるアイテムを探す」
「それって……危なくないの?」
父さんはダンジョンの深いところに足を運んでいるが、基本的には荷物運びで戦闘はあまりしないと聞いている。それに、前線ではあっても最前線ではなかったはずだ。
「もちろん安全は確保するさ。でも、カナメのことが気になって集中できなきゃそれも危険だろ? だから俺と母さんはそれぞれの方法でカナメが家に戻ってこれるように力を尽くすことに決めたんだ。一人で寂しいと思うが……」
「そうか……ありがとう。僕もくじけず頑張るよ」
ちょっとは恐れていた。
自分がここに置いて行かれること、もしかしてこれから放置されるのではないだろうか? 捨てられてしまうのではないだろうか?
もちろん根拠はない。両親は僕を愛してくれているし、そのことは疑っていない。
それでも、そういう不安はどこからか湧いて出てくるものだ。
だけど、父さんも母さんも、仕事を調整してまで僕のために何かしてくれようとしている。
そうなると、僕としても前向きに生きていかないという気になる。
落ち込んでいる暇はない。
「頑張る……そうね、じゃあカナくんは……」
*****
今は7月。
母さんがあの時言ったことを僕はそれから半年以上休まず続けている。
それは、電磁波が飛び交う状況に自分の感覚を慣らしていくことだ。
実際に効果は……すこしはあるような気もする。
少なくとも最初に比べれば耐えられる時間は増えている。
こうしてこの和室で天井を見上げていると、僕は今でもあの日のこと、12月の寒い日のことを思い出す。
家族3人でいろいろ話したこと、そしてそのあと結局眠くなって僕だけこたつで眠ってしまったこと、そして朝起きたら僕に布団がかけられていて、父さんも母さんもやっぱりこたつで眠っていたこと……その時のことをよく思い出してしまう。
父さんが言ったこと、
「3人それぞれ、頑張る場所は離れているけど、気持ちは一つだ」
その言葉は、多分これから一生忘れないだろうと思う。
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