体化傭兵さんの憂鬱〜呪具専門商人に囚われ、人間モルモットにされています〜

猫にも人にもなれないハンバーガー

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ep.20 私の価値 〜呪具、雌牛の下着 x 淫種輪〜

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「はっ?」


粗方のことはされてきたと思っていた。女の身体の快楽を教え込まれ、肉体もここまで改造されては、娼婦のようなメイド服も着せられることに抵抗感を抱かなくなるように仕込まれた。

けれど、こんなものは見たことがない。



「特別な加工を経た牛の皮を使用した下着と、淫種輪と我々が呼んでいるクリトリスのピアスですよ。下着は乳腺を刺激し、どんな母体でも母乳の分泌を促します。淫種輪は理論上は異種族との交配を可能とするのですがね、こちらが我々の今の課題ですよ。ここさえ乗り越えれば、道具に呪いを掛けるのみならず、より強力な存在を生み出せるようになる。素晴らしいとは思いませんか?」


机を叩く勢いで立ち上がり、ムマクは言った。目には執念の炎が宿り、怖さすら感じさせる。背筋から電流が走った。
電流は汗と共に膣を刺激する。腹の底が押し込まれるような感覚がし、息と心拍数があがる。

——次は、どんなことをされてしまうんだ♡?


「実に素晴らしい計画だと思います。ムマク様のお役に立てるなら、この私アリサ。如何なる命令にも従いましょう」


メイド……いや、性奴隷となることを誓ってしまったのだ。私の価値はきっと、命令を遂行することによって決まる。
報酬を得るために、責務をはたすのだ。

「おお、貴女もわかってくれますかアリサ。ならば早速、その第一段階と行きましょうか」

足を組みつつ、座り直すムマク。一息ついて続ける。

「服を脱ぎ、ここで着替えなさい。ルーにも手伝わせましょう」

ルーに目配せをし、私の方に行くよう促した。


——あっ、なんていやらしい命令なんだ♡


反射的に、私は服を脱ぎ始めていた。強制的に命令されたわけじゃない、ただ身体が勝手に動いたのだった。

指先が震えながらメイド服の紐を解き、肩から布が滑り落ちる。

冷たい空気が露わになった肌を撫で、乳首がぴくりと硬くなる。胸の重みが一気に肩から解放され、どっしりと前に垂れ下がった。


「はぁ……♡」


息が漏れる。次にスカートを腰から落とすと、太ももを伝う布の感触に子宮が熱く疼いた。

足元が見えない。巨大な乳房が視界を完全に塞ぎ、乳首ピアスが揺れるたびに甘い電流が走る。


両手で胸を軽く持ち上げると、指が沈み込む柔らかさと重さに息が詰まる。ルーが背後から近づき、細い指で私の腰を支えた。


「……アリサ様、大丈夫」


囁きながら、彼女の手が下着の紐に伸びる。指先が肌を滑り、布をゆっくりと下ろすたび、太ももの内側が熱を帯び、膣口が収縮する。


完全に裸になってしまった。

人前で裸になるのは、初めてではないとはいえ日中の光が差す部屋で脱ぐ感覚は、熱を股間に収縮させたような恥ずかしさを感じさせる。


「ずっと思ってはおったが、どエロい身体過ぎますなぁ。うちも身体には自信はあったんだが、流石にアリサはんには負けますさね」


感嘆の声でアンヘル。更に身体が疼く。もっとこの私を肯定して欲しいと。


「……アリサ様、失礼」

差し出された牛柄の下着には、艶やかな革に白黒の斑点が妖しく浮かび、乳首を丸くくり抜いた穴が淫らに開いていた。

ルーが背後に回り、冷たい革を胸の下に滑らせると、ずっしりと重い乳房がその上に乗り、穴から硬く尖った乳首とピアスが突き出された。

背中で交差する紐がきつく締められ、乳房が押し上げられる瞬間、乳腺が熱く脈打ち、甘い圧力が胸の奥を満たす。

ぽたり、と温かな母乳が穴から溢れ、乳首の先で糸を引きながら谷間に滴り、甘い香りが湯気に絡んだ。


——この格好に母乳まで……本物の、家畜じゃないか……♡


最後に股間に大きな丸穴が開いたパンツを、ルーが腰に当てると、革が熱い肌に吸い付き、膣口を刺激した。

牡を迎え入れる準備を進めると言わんばかりに。

濡れた陰唇が穴から覗き、紐が腰で結ばれる瞬間、子宮が熱く疼き、膣がひくひくと収縮した。

母乳がもう一滴、乳首から零れ、ぽたりと床に落ちる音が響き、身体が快楽に震えた。


「んぁっ……♡いく……ぅっ♡」


掠れた声が漏れ、ルーの指が私の腰を軽く撫でた。


「随分とエロい声で鳴きはるなぁ。うちも欲情してしまうさね。事が終わったら、客としてアリサはん使わせてもらってもいいかえ?」


「アンヘル殿にはいつも贔屓にしてもらってますからねぇ。もちろんですよ」


人としてではなく、物として扱われている。屈辱的なはずだというのに、身体がその扱いを求めてしまっている。


——嫌な、はずなのに……体が、喜んでいる♡


「では最後の仕上げの前に、味見と行きましょうか。ルー、久しぶりに『口移し』頼みましたよ」


ルーが頷くと、無言のまましゃがみ、私の胸元と同じ位置まで顔を下げた。するとベールを口元が見えない程度にめくった。


「ひゃっっ♡」

何事かと戸惑っていると、唐突な温もりが乳首ごしに伝わった。ルーが私の乳首を吸い始めたのだ。吸うだけではなく、手も使い母乳を搾り取る動作で感じさせてくる。


乳首への刺激だけではなく、込み上げてくる熱く止まらない衝動が動悸を引き起こす。男の時に似た、射精のような感覚。違いはといえば、その射精が止まらない点にあった。

腰はくねり、背中は反ってこの未知の快楽の波を全身に満遍なく満たす。

——あっ♡あっ♡何にも、考えられない♡


ルーの口元に収まらなかった母乳が、床のカーペットと彼女のメイド服を濡らす。


——んっ♡ イクっ、近い近い♡ そう、もっと強く吸って♡



色欲に塗れた感覚を迎え入れる準備は万端だった。だが、流れ込む快感が一気に止んだ。


——……なんで、止める?


息が荒くなっている私を置いて、乳首から口を離したルーは、小走りでムマクの隣へ移動していた。

股も胸も欲望のままに弄りたい衝動に駆られるが、勝手なことはしてはいけないと我慢する。

もうすでに愛液がふとももに滴っているのがわかった。欲する心が、止められない。


「シェっ、シェっ。やはりこれはそそりますね」

「本当に、悪趣味でいらっしゃるさね」

乾いた笑い声でアンヘル。彼女は天井を見上げながら、パイプを蒸した。

一連の流れの後、信じられない光景が始まった。

こちらには見えないように、口元のベールは動かしつつムマクとルーが大きく艶かしい音を立てながらキスを始めたのだ。

腰を曲げ、邪魔にならないように髪を耳の後ろに掛ける仕草は私の心臓を鷲掴みにする。

追い討ちを掛けるように、お預けされていることが強調された。実にもどかしく、内股になりふとももを擦りつける。

「……ん、むあっ……ちゅ」

何かを飲み込む喉の音、舌と舌が混じり合う音、唇が弾け合う音、唾が混じった呼吸の音。多様な音が不規則に鳴り響く。

音の一つ一つが私の耳に入る度、もどかしさが重く伸し掛かる。

見せつけるようなキスに、私の母乳を口移ししている事実。頭の回転はおろか、感情も追いつかない。


——えっ? ムマク様が私の母乳を? キスで? 



「ふぅ。この甘みは素晴らしい。他の者達でも試してはいたのですが、貴女がダントツですよ、アリサ。そしてルー、君の唇はやはり国宝級と言うべきでしょう、もう少し堪能したかったのですが……、先に準備を終えましょうか」


口元を取り出したハンカチで拭きながらムマク。

ルーはすぐに私の隣に戻り、目を閉じて待機姿勢に戻った。ただ、前で組んだ手がエプロンに皺を作っていた。まるで今手で股を押し付けているように。息も、確実に上がっていた。


「最後に淫種輪を取り付けるとしましょう。アリサ、今度は机の上で足を開きなさい」


命令された通りにソファの高さの長机に、座り股を大きく開く。私のあられもない姿が日に晒され、ムマク様とアンヘルの視線が降り注ぐ。

痴女そのもの、いや今の私はそれより酷い存在だ。母乳を高価なのであろうカーペットや服に撒き散らし部屋で唯一裸になっている。

品位など忘れさせる扱いが、私を興奮させた。使われるために、私は存在するのだと、理解させられる。

考える必要はなく、ただ目の前の命令だけを聞けばいいのだと。


「ああもうたまらへん。ムマクはん、今晩は駄目かえ?」


ちょうど右隣では、アンヘルが服越しで自らの胸を弄っていた。


「すいませんねぇ、ただもう今晩はアリサにはケンタウロスの相手をして貰う算段なので。明日か明後日でしたら、お相手をさせて上げられますよ」

「ありがたい、楽しみが増えたわ」


娼婦として扱われる想像をきっかけに、快楽に溺れたい衝動を必死で堪える。私は従順なメイドであって、今はまだ獣に成り下がる場ではない。


「そういえばキスを見ている間、随分と物欲しそうな表情でしたねアリサ。今日の貴女の態度に免じて、今回だけ特別に、ルーの唇を味合わせて上げましょう」


示し合わせたように滞りなく、ルーは膝から机の上にあがり私と顔を近づけた。ベールをずらし、顔を傾ける。
僅かに、ベールのシルクが頬に当たるが、そんな些細な感覚は即座に上書きされた。



「……力抜いて」


彼女の唇は厚く、柔らかく、まるで熟れた果実を押しつぶすように私の唇を包み込む。
熱い吐息が混じり、厚い唇の内側が私の上唇を吸い上げ、舌がぬるりと滑り込んでくる。


「んむっ……♡」

喉が震え、彼女の唇の厚みが私の唇を完全に覆い、柔らかく押し潰す感触に頭がぼうっとする。
どんなキスよりも濃厚で、まるで吸い込まれるような魔力に満ちていた。


舌が絡み合い、ルーの厚い唇が私の唇を貪るように吸い、唾液が糸を引いて混ざる。

——こんなのキス、初めてっ♡


彼女の唇の柔らかさと圧力が、まるで生き物のように私の口内を満たし、甘い母乳の残り香が混じる。


キスが深まるたび、子宮が熱く疼き、膣がひくひくと収縮する。


「んぁっ……♡」


漏れる声が、ルーの唇に吸い込まれ、彼女の舌が私の舌を絡め取る。母乳も我慢汁のように力なく垂れ続けていた。

——んっ♡ キスだけで、イッちゃう、近い、どんどん近づいてる!♡


快楽が頂点に近づき、意識が点滅し身体が震え始めた瞬間、鋭い痛みがクリトリスを貫いた。反射で腰が跳ね上がった。

ルーの指が淫種輪を刺していた。

冷たい金属が敏感な突起を捉える。


「ああ゛あ゛あ゛っ♡!」


叫びがキスに飲み込まれ、痛みと快感が爆発的に混ざり合う。ルーの厚い唇が私の唇を強く吸い、遅れて絶頂の波が一気に押し寄せ、身体が痙攣した。
母乳と、股からは潮もまき散る。

空白の中、快楽が私の体を穿った。

身体から力が抜け、長机に胸を躍らせながら倒れる。


「お疲れ様でしたよ、アリサ。また見事なショーをありがとうございます。本当に貴女は見ていて飽きない」


足りない頭で、言葉を振り絞る。


「あっ♡おぉ♡ほめにいただきぃ、ありがとぉうございしゅ」




ムマクの悪巧みをするような笑顔を見るだけで、私の頭はぼんやりとした幸せを感じとった。


——ムマク様がぁ、私を見てくれている♡


もっと、もっと見てほしい。もっともっと求めて欲しい。もっともっと壊して欲しい。思考とは呼べない欲望が頭からつま先まで私を呑み込んでいた。

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アリサ(アレク)のステータス





身長: 165cm

体重: 67kg

B:110→111cm
W :56cm
H :105cm

【呪具】
強化型隷属首輪:主人の指輪保持者に危害を加えようとすると熱を発する、魔力を消費した命令には強制的に身体が従う。絶頂を身体強化の源として蓄積し、一度の絶頂につき五分ほど使用可能。
淫魔の紋章: まだ成熟していない淫魔のもの。いまはただアレクに女の体を与えたに止まっているが......
育乳の乳首ピアス: 外すことができない上、乳首による絶頂を迎える度に僅かに胸が大きくなる。使い過ぎには注意。
淫乱と起動の指輪:痛覚を除く全身の感度を上昇させる指輪。首輪の強化の起動手段でもある。
new! 雌牛の下着: 股及び乳首が大きく開いている下着。どんな肉体でも強制的に母乳を分泌させる。人に対しては効果が薄いが、家畜にはある効果が……。
new! 淫種輪: クリトリスピアス。宝石が螺旋状に組み込んである。異種族との交配を可能にする。効果は使用者によってまばら。
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