102 / 109
最終章 この愛が全て
第103話 愛しい人、愛しい場所 下
しおりを挟む
「ディマー、あんまり遠くに行っては駄目よっ」
山の中でアデレードが叫ぶ。ディマは楽しいのか、どんどん上の方へ走って行ってしまう。
「流石に病み上がりの体に斜面がきつくなってきたわ……あら、ここは……」
アデレードの視線の先に猟師小屋があった。ここはアデレードがカールと一緒に泊まった思い出の場所である。
「ということはこの近くに……」
アデレードは記憶を辿り、カールが連れて行ってくれた眺めの良い場所まで歩いていく。木々が途切れそこから眼下にはリーフェンシュタールの村々が、少し視線をずらせば空高く聳える山脈の稜線がよく見えるところ。
「わぁ……」
アデレードはそこに辿り着き、感嘆の声を上げる。
「ここでしばらく休もうかしら。ディマはきっと呼べば来るもの」
そう思って、アデレードは大きな岩の上に座る。のんびり景色を楽しんでいると、隣に誰かが座る気配がした。
「隣に座って良いかな?」
「伯爵!」
アデレードは思わず、その姿を見て叫んだ。
「いつこちらにっ!? ……って、本当に本物かしら? また、私キツネに騙されてる?」
アデレードはじーっと隣に座るカールを見る。黒髪に彫の深い顔に、頬の傷。アデレードの愛する人の姿だ。
「キツネ? 何の話だ?」
カールは怪訝な顔をして聞き返すが、アデレードは無言で首を振った。
もうこの際、キツネでも何でも良いわ。
「……こちらに戻られていたのですね」
「あぁ。それでメグに聞いたら君が散歩に行った聞いて探しに来た。何となく、ここにいる気がした。山の導きかもしれんな」
「良かった。本当に……」
会いたかった。その思いが堰を切ったように涙となって溢れだした。カールはそんなアデレードを自分の胸に抱き寄せる。
「君のお陰だ、ありがとう」
カールの背に腕を回し、アデレードはその胸で泣き続ける。彼女の背を優しく撫でながら、落ち着くのを待った。
涙が収まったアデレードは恥ずかしそうにカールから離れる。
「すみません、伯爵……」
「いや、構わない。アデレード、話があるんだ」
「はい、何でしょう?」
アデレードが顔を上げる。優しく微笑む彼の瞳と目が合う。
「アデレード、私と結婚して欲しい」
「……え、えぇっ……えぇっ!?」
アデレードは何故か非常に驚いた顔になって、焦ったように視線を彷徨わせる。
「分かってらっしゃいます、伯爵?」
「何が?」
「私と結婚したら、悪名高い”あの”アデレードの夫と呼ばれますわよ。悪女に騙された可哀想な伯爵って」
カールはアデレードの下瞼に残った涙を指で優しく拭う。
「それなら君だって同じだ。田舎者の、野蛮な山賊の花嫁と呼ばれるようになるのだからな」
「まぁ。でも、王妃になるよりも山賊の花嫁の方が刺激的で楽しそうですわね」
「そうだろうとも」
アデレードは笑って、そして不安そうな顔でカールを見つめる。
「……本当に、本当に、こんな私でよろしいのですか?」
「あぁ。私は君が良い。私が愛する女性は君一人だから」
カールはそう言って、アデレードの左手を取る。そして薬指に金の指輪をゆっくりと嵌めた。
「これは代々のリーフェンシュタール伯爵夫人が嵌めてきたものだ。君に贈ろう」
「伯爵……謹んでお受けしますわ」
アデレードは大事そうに胸元で指輪を嵌められた左手を右手で包む。
そして、見つめ合う2人の顔が近づく。
と、そのとき、ガサガサと落ち葉を踏みしめる音が聞こえ、2人がそちらを見ると、ディマが全速力で走って来るのが見えた。
えっ、と思う間もなくその勢いのままディマがカールとアデレードに体当たりする。2人はそのまま仰向けに倒れ込む。ディマはカールが居ると分かって、嬉しさを爆発させているのか、尻尾を最大限に振り、カールの顔をベロベロ舐め始めた。舌のざらついた感触と熱い鼻息が顔に掛かる。ディマはついでに隣のアデレードの顔もベロベロと舐め、交互に2人の顔を舐め続ける。
「ディマ、分かった、分かったから。私もお前に会えて嬉しいよ。ただ、岩の上は危険だから、落ち着こう、な」
カールは興奮するディマの体を掴み起き上がると、彼を撫でまわしてやった。その間にアデレードが起き上がり、乱れた髪を直し、ハンカチで顔を拭いた。ディマはカールに思う存分撫でられて満足したのか2人の側にちょこんと座った。
「……」
1拍置いた後、アデレードとカールは再び見つめ合う。お互いの顔を近づけるが、ディマのクリクリとした目とハァハァという息遣いも近づいてくる。2人は動きを止めた。
「…………帰ろうか。暗くなる前に」
「……そう、ですわね」
どちらともなく苦笑して立ち上がり、手を繋いで山を降りていく。ディマが嬉しそうに2人の周りを走り回る。
「あ、そうですわ。結婚してもホテルは続けても良いでしょう?」
「あぁ、勿論だ。私は君が生き生きしている姿が好きだ。君の思う通りにすると良い」
カールは握った手を胸元に近づけ、彼女の手の甲に口づけた。
「まぁ」
アデレードは恥ずかしそうに、嬉しそうに微笑んだ。
それから2人は仲睦まじく、愛に包まれた暮らしを送った。アデレードは伯爵夫人になった後も、ホテルの女主人を続けた。人々は、愛情と敬意を込めてホテルの周囲をお嬢さんの森と呼ぶようになった。
やがて、長い時が過ぎ、山に都ありと言われるほど、リーフェンシュタール領が賑わうようになっても、アデレードのホテルとその周囲の森は静かなまま保たれ、未だそこにお客様を迎えている。
山の中でアデレードが叫ぶ。ディマは楽しいのか、どんどん上の方へ走って行ってしまう。
「流石に病み上がりの体に斜面がきつくなってきたわ……あら、ここは……」
アデレードの視線の先に猟師小屋があった。ここはアデレードがカールと一緒に泊まった思い出の場所である。
「ということはこの近くに……」
アデレードは記憶を辿り、カールが連れて行ってくれた眺めの良い場所まで歩いていく。木々が途切れそこから眼下にはリーフェンシュタールの村々が、少し視線をずらせば空高く聳える山脈の稜線がよく見えるところ。
「わぁ……」
アデレードはそこに辿り着き、感嘆の声を上げる。
「ここでしばらく休もうかしら。ディマはきっと呼べば来るもの」
そう思って、アデレードは大きな岩の上に座る。のんびり景色を楽しんでいると、隣に誰かが座る気配がした。
「隣に座って良いかな?」
「伯爵!」
アデレードは思わず、その姿を見て叫んだ。
「いつこちらにっ!? ……って、本当に本物かしら? また、私キツネに騙されてる?」
アデレードはじーっと隣に座るカールを見る。黒髪に彫の深い顔に、頬の傷。アデレードの愛する人の姿だ。
「キツネ? 何の話だ?」
カールは怪訝な顔をして聞き返すが、アデレードは無言で首を振った。
もうこの際、キツネでも何でも良いわ。
「……こちらに戻られていたのですね」
「あぁ。それでメグに聞いたら君が散歩に行った聞いて探しに来た。何となく、ここにいる気がした。山の導きかもしれんな」
「良かった。本当に……」
会いたかった。その思いが堰を切ったように涙となって溢れだした。カールはそんなアデレードを自分の胸に抱き寄せる。
「君のお陰だ、ありがとう」
カールの背に腕を回し、アデレードはその胸で泣き続ける。彼女の背を優しく撫でながら、落ち着くのを待った。
涙が収まったアデレードは恥ずかしそうにカールから離れる。
「すみません、伯爵……」
「いや、構わない。アデレード、話があるんだ」
「はい、何でしょう?」
アデレードが顔を上げる。優しく微笑む彼の瞳と目が合う。
「アデレード、私と結婚して欲しい」
「……え、えぇっ……えぇっ!?」
アデレードは何故か非常に驚いた顔になって、焦ったように視線を彷徨わせる。
「分かってらっしゃいます、伯爵?」
「何が?」
「私と結婚したら、悪名高い”あの”アデレードの夫と呼ばれますわよ。悪女に騙された可哀想な伯爵って」
カールはアデレードの下瞼に残った涙を指で優しく拭う。
「それなら君だって同じだ。田舎者の、野蛮な山賊の花嫁と呼ばれるようになるのだからな」
「まぁ。でも、王妃になるよりも山賊の花嫁の方が刺激的で楽しそうですわね」
「そうだろうとも」
アデレードは笑って、そして不安そうな顔でカールを見つめる。
「……本当に、本当に、こんな私でよろしいのですか?」
「あぁ。私は君が良い。私が愛する女性は君一人だから」
カールはそう言って、アデレードの左手を取る。そして薬指に金の指輪をゆっくりと嵌めた。
「これは代々のリーフェンシュタール伯爵夫人が嵌めてきたものだ。君に贈ろう」
「伯爵……謹んでお受けしますわ」
アデレードは大事そうに胸元で指輪を嵌められた左手を右手で包む。
そして、見つめ合う2人の顔が近づく。
と、そのとき、ガサガサと落ち葉を踏みしめる音が聞こえ、2人がそちらを見ると、ディマが全速力で走って来るのが見えた。
えっ、と思う間もなくその勢いのままディマがカールとアデレードに体当たりする。2人はそのまま仰向けに倒れ込む。ディマはカールが居ると分かって、嬉しさを爆発させているのか、尻尾を最大限に振り、カールの顔をベロベロ舐め始めた。舌のざらついた感触と熱い鼻息が顔に掛かる。ディマはついでに隣のアデレードの顔もベロベロと舐め、交互に2人の顔を舐め続ける。
「ディマ、分かった、分かったから。私もお前に会えて嬉しいよ。ただ、岩の上は危険だから、落ち着こう、な」
カールは興奮するディマの体を掴み起き上がると、彼を撫でまわしてやった。その間にアデレードが起き上がり、乱れた髪を直し、ハンカチで顔を拭いた。ディマはカールに思う存分撫でられて満足したのか2人の側にちょこんと座った。
「……」
1拍置いた後、アデレードとカールは再び見つめ合う。お互いの顔を近づけるが、ディマのクリクリとした目とハァハァという息遣いも近づいてくる。2人は動きを止めた。
「…………帰ろうか。暗くなる前に」
「……そう、ですわね」
どちらともなく苦笑して立ち上がり、手を繋いで山を降りていく。ディマが嬉しそうに2人の周りを走り回る。
「あ、そうですわ。結婚してもホテルは続けても良いでしょう?」
「あぁ、勿論だ。私は君が生き生きしている姿が好きだ。君の思う通りにすると良い」
カールは握った手を胸元に近づけ、彼女の手の甲に口づけた。
「まぁ」
アデレードは恥ずかしそうに、嬉しそうに微笑んだ。
それから2人は仲睦まじく、愛に包まれた暮らしを送った。アデレードは伯爵夫人になった後も、ホテルの女主人を続けた。人々は、愛情と敬意を込めてホテルの周囲をお嬢さんの森と呼ぶようになった。
やがて、長い時が過ぎ、山に都ありと言われるほど、リーフェンシュタール領が賑わうようになっても、アデレードのホテルとその周囲の森は静かなまま保たれ、未だそこにお客様を迎えている。
1
あなたにおすすめの小説
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
王子、おひとり様で残りの人生をお楽しみください!
ちゃっぴー
恋愛
「ラーニャ、貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの真っ最中、ナルシストな第一王子ウィルフレッドに身に覚えのない罪で断罪された公爵令嬢ラーニャ。しかし、彼女はショックを受けるどころか、優雅に微笑んで拍手を送った。
なぜなら、ラーニャはとっくに王子の無能さに愛想を尽かし、この日のために完璧な「撤退準備」を進めていたからだ。
捨てられた元聖女ですが、なぜか蘇生聖術【リザレクション】が使えます ~婚約破棄のち追放のち力を奪われ『愚醜王』に嫁がされましたが幸せです~
鏑木カヅキ
恋愛
十年ものあいだ人々を癒し続けていた聖女シリカは、ある日、婚約者のユリアン第一王子から婚約破棄を告げられる。さらには信頼していた枢機卿バルトルトに裏切られ、伯爵令嬢ドーリスに聖女の力と王子との婚約さえ奪われてしまう。
元聖女となったシリカは、バルトルトたちの謀略により、貧困国ロンダリアの『愚醜王ヴィルヘルム』のもとへと強制的に嫁ぐことになってしまう。無知蒙昧で不遜、それだけでなく容姿も醜いと噂の王である。
そんな不幸な境遇でありながらも彼女は前向きだった。
「陛下と国家に尽くします!」
シリカの行動により国民も国も、そして王ヴィルヘルムでさえも変わっていく。
そしてある事件を機に、シリカは奪われたはずの聖女の力に再び目覚める。失われたはずの蘇生聖術『リザレクション』を使ったことで、国情は一変。ロンダリアでは新たな聖女体制が敷かれ、国家再興の兆しを見せていた。
一方、聖女ドーリスの力がシリカに遠く及ばないことが判明する中、シリカの噂を聞きつけた枢機卿バルトルトは、シリカに帰還を要請してくる。しかし、すでに何もかもが手遅れだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる