Shining Rhapsody 〜神に転生した料理人〜

橘 霞月

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転生〜統治(仮題)

冒険者ギルド

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翌朝、朝食を摂って部屋で寛いだオレ達は、昼前に冒険者ギルドへと向かった。朝早い時間は、依頼を受ける冒険者達が多いというので、少し時間をずらした形だ。

大通りに面した、非常に立派な建物の入口に佇む。冒険者ギルドは儲かるらしい…。いや、そんな事を考えても仕方ないので、オレ達は早速中へと入る。

中にはカウンターや掲示板、酒場があった。昼間から酒を呑んでる者達も多い。オレは前世から酒を嗜まないので、羨ましいとは思わない。まあ、大した娯楽の無い世界だ、酒を飲みたくなる気持ちもわかる。見た感じ、市役所の中に居酒屋があるようなものか。…例えてから、非常識なんじゃないかと思えてきた。オレの常識なんて、この世界では役にたたないのだが。

掲示板には何人か冒険者が集まっている。おそらくは依頼が貼り出されているのだろう。どんな依頼があるのか気になるが、登録してからで構わないだろう。とりあえず、カウンターにいる受付嬢らしき人物の元へと向かうと、笑顔で話し掛けてきた。

「冒険者ギルドへようこそ。どのような御用件でしょうか?」
「まずは冒険者登録をお願いします。それから、魔物の素材を買い取って欲しいのですが?」
「かしこまりました。それではお二人共、こちらの水晶球に手を触れて下さい。」
「いや、登録はオレだけです。」
「あ、そうでしたか。失礼致しました。それではこちらに手を触れて頂けますか?」

ティナに教わった事だが、冒険者ギルドには犯罪歴と冒険者のレベルを確認出来る水晶球がある。魔物の討伐依頼を受ける際の目安となるよう、希望者は利用出来るそうだ。今回は登録なのだが、レベルに応じてギルドのランクを決定するらしい。今のオレの実力だと騒ぎになるとティナに言われたので、回避出来るよう努力してみるか


「すみません。ランクFで構いませんので、確認せずに登録する事は出来ませんか?」

そう告げると、受付嬢の目つきが鋭くなった。

「申し訳ありませんが、登録時には確認する決まりとなっておりますので。」
「絶対ですか?」
「はい。…水晶球に触れられない理由でもありますか?」
「いえ、そうではありませんが…。では、人目につかない場所で行うのはどうでしょう?」

そう告げると、さらに表情が険しくなった。

「申し訳ありませんが、ここでお願いします。」
「…わかりました。」

仕方ない、絶対に隠し通さなければならない訳でもない。渋々水晶球に手を触れると、確認していた受付嬢の表情が驚愕した物へと変わる。

「…は?…え?……えぇぇぇぇぇ!?す、すみません!少しお待ち下さい!!」
「え、いや、ちょっと…。」

受付嬢は大声を挙げたかと思いきや、突然奥へと走り去ってしまった。

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