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偶像
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今日という日を待ちに待っていた。
孝はディナーショーが開かれる会場のエントランスホールに居た。友人を待つ間に胸の高鳴りでどうにかなってしまいそうだった。
「わるい。待ったか?」
待ち合わせ場所に十分ほど遅れて友人の山下が顔を出した。
「いや、全然」
やや緊張した面持ちで孝が答える。多少の遅刻は大目に見よう。なにせ孝がこうして憧れの女優のディナーショーに参加できるのは山下のおかげだからだ。
幼い頃からの友人である山下が芸能界入りしたのは一昨年のことだった。同世代の人間と比べて比較的長身で顔立ちも今風な山下は街中でスカウトされ、そこからは一躍時の人となった。その山下の誘いで今日こうして孝はこの場に来れたのだから、文句など言えるはずもない。
「そんな緊張するなよ」
無理な相談だと孝は愛想笑いを浮かべた。何といったって今日この場には女優の佐久間茉莉が来るのだから。ひょっとしたらすでに会場に居るのだろうか。そう想像すると周囲の音が消えてたちまち夢心地になった。
「多分佐久間さんは控室に居ると思うぞ」
芸能人に敬称を付けて呼ぶ山下に孝は新鮮な気持ちになる。
やっぱりこいつも芸能人なんだな。
当の山下はそんなことにはとうの昔に慣れたというようにどこ知らぬ顔だ。
「しかし佐久間茉莉とお前が同じ事務所だったなんて知らなかったよ」
そういうと山下は、だろうな、とにやける。
「俺だって事務所に入るまでは知らなかったしな。と、そろそろ行くか?」
時計を見て山下が促す。孝は頷いて後に続いた。
山下のマネージャーから借りた関係者用のフリーパスを首に掛ける。
「言っとくけどそれなくしたらマジでヤバいからな」
山下に言われ、孝は自分の首から釣り下げた紐の感触を確かめながら歩く。
「あと、俺の親友だってことで特別に関係者枠で入れてもらってるんだからあまり変なことはするなよ?」
「変なことってなんだよ?」
山下の言葉に少し抗議したくなる。
「たとえば、いきなり抱きつく、とか?」
「そんなことするわけないだろ」
孝が笑って反論すると山下も、だよなー、と笑った。
「まあ抱きつくなんてのは冗談だけどあまり目立つことは避けてくれよな」
「ああ。それは大丈夫だよ、って、おい。あれってキャスターの小出美奈子じゃないか?」
孝たちの歩く通路の奥からこちらに向かってくるのは夕方のニュースなどで見かける女性キャスターだった。
「お前、言ったそばから騒ぐなよ」
山下が小声で注意しながら孝の脇を小突く。女性キャスターは孝たちが居る場所より手前にある部屋に入っていった。
「凄いな。本物の小出美奈子だったな」
「当たり前だろ。あの人が今日のディナーショーの司会なんだから」
山下が呆れたように小声で嗜める。しかし孝は興奮冷めやらぬ様子だ。
「やっぱりテレビに出る人って実物は物凄く綺麗なんだな。おまけにスタイルも凄く良かった」
孝は今しがた見たばかりのキャスターの整った顔立ちと、テレビで見てイメージしていたよりも長身だったことに感心した。テレビ画面を通して見る彼女にはそれほど長身なイメージはなかった。
「まあ女優じゃないにしても小出さんも業界の人だからな」
山下は暗にテレビ映えするためには見た目は重要だと言っているのだろう。
「俺小出美奈子のファンになりそうだよ」
「お前は節操がないなあ」
しょうがないやつだと言わんばかりに山下は苦笑し、先を歩く。
「そういえば今日って佐久間茉莉と小出美奈子の他には誰か出演するのか?」
孝が訪ねると山下が、はあ、と大きく嘆息した。
「お前なあ。パンフレット見てないのかよ」
「見たような見てないような。ぶっちゃけ佐久間茉莉のこと以外気にしてなかったから」
「だろうな。まったくお前ってやつは」そこで山下は前方を見て、あっ、と声を上げた。
孝も同じように視線を向けると、前方から強面の二人組がこちらに向かって歩いてくるところだった。テレビで見たことある。孝はすぐに気付いたが、それがいつどんな番組で見たのか思い出せない。二人組は孝たち、厳密には山下に気付くと見た目とは裏腹に相好を崩して手を振ってきた。
「やあ、山下君。ひさしぶり」
二人組のうちの一人が気さくに話しかけると、山下も恭しく頭を下げる。
「ご無沙汰してます中塚さん。相原さんもお久しぶりです」
「今日はどうしたの?もしかして今日のスペシャルゲストって山下君なの?」
相原と呼ばれた強面の一人が訪ねると、違いますよ、と愛想よく山下が返す。
「今日は演者じゃなくて見る側で招待されたので」
山下がそう答えると二人が孝を見上げる。
「こちらは?」
「僕の友人です」
山下の紹介で緊張しながら孝もどうにか頭を下げる。
「山下君の友達かあ。オジサンたちのこと知ってる?」
意表を突く質問に孝が曖昧な返事をしていると、見かねた山下が横から助け船を出してくれた。
「すみません。こいつあんまりテレビとか見ないみたいで。このお二人はお笑いコンビのブラックバンドさんだよ。知ってるだろ?」
山下に言われて、あっ、と孝は思い出した。
「あの『腹ペコかよ!』のブラバンですか?」
孝の言葉に気を良くしたのか、二人組は、そう、それそれ。と嬉しそうな声を上げる。
「よく知ってるねえ」
「小学校の時クラスで流行って皆真似してたんで」
孝は十年ほど前に当時大流行したギャグを山下たちと一緒に真似したことを思い出した。見た目は強面なのに喋ると人の好さそうなギャップが受けて、当時大人気だったお笑い芸人だ。ただし最近は殆ど見かけることがなかったので、孝もすぐには思い出せなかった。
「懐かしいなあそれ。それ流行ったのもう十年前だもんなあ」
「だな。あの頃は良かったよなあ」
二人組は強面の雰囲気に似合わないしんみりとした表情になる。その二人も山下の「今日お二人ってゲストで出られるんですよね?時間大丈夫ですか?」との質問に我に返ったように、急ぎ早にその場を立ち去った。
「あの人たち今日のゲストなんだ?」
二人組が去ったあとで孝が訪ねると山下が頷いた。
「ブラバンさんとこの事務所とうちの事務所が仲良いらしくてさ。ブラバンさんの事務所がスケジュール空いてる二人を頼み込んで入れてもらったらしいよ」
「へー。そうなんだ。それにしてもあの二人テレビで見るより随分小柄だったな」
「昔は二人とも二メートルくらいあったらしいけどな」
「嘘つけ」
「まあ最近テレビにも出てないしな」
「テレビに出なかったら縮んじゃうのかよ」
孝は笑って先を行く山下に続いた。少し歩くと山下が「あの人たちも今日ゲストで出るんだぞ」とこちらに向かってくる四人組に視線を止めた。
「あれってアイドルユニットのガルホリ?マジで?」
孝はこちらに向かって歩いてくるアイドル達に目を輝かせていたが、ふとある違和感に気付き顔をしかめた。
山下に習って軽くお辞儀をして通り過ぎたあとでその場に立ち止まり、孝は振り返った。
「あんまりジロジロみるなよ。失礼だろ」
「いや、だって」
気付いた山下に注意されても孝は例の四人組の後ろ姿から目を離せないでいた。色白で顔も可愛い子たちばかりではあったが。
「なんか身長めちゃくちゃ高くね?」
孝の記憶が確かなら彼女たちはここ数年でブレイクして自分たちの看板番組も持っているほどの売れっ子だ。キャッチコピーが『働く妹たち』でメンバー全員が低身長というのが売りだったはずだ。しかし実物の彼女たちは、
「明らかに百八十以上あったよな」
「ガルホリさんたち最近忙しいみたいだしなあ」
「いや、忙しかったら伸びるのかよ」
孝は先ほどからの山下の発言にどうにも違和感を覚えた。身長のことで質問する孝の問いに対する返しが明らかにおかしい。
「そういえばお前も最近身長伸びたんじゃないか?」
孝はそう言いながら山下をやや見上げる。山下は孝より五センチほど高い。つい半年ほど前までは孝の方が五センチほど高かったはずだ。
「まあ最近忙しいからな」
やっぱりだ。暗に忙しさと身長が比例するとでも言うような物言いだと孝は気付いた。孝は恐る恐る質問を続けた。
「なあ。もしかしてテレビに沢山出ると背が高くなっていくのか?」
もしくは逆にテレビに出なくなると縮んでいくということなのか?
孝の質問を聞いた山下が一瞬きょとんとした顔になり、やがて一笑した。
「なにバカなこといってるんだよ。そんなわけないだろ」
「そ、そうだよな。そんなバカな話あるわけないもんな」
孝は山下の言葉に安堵して笑った。たまたまだな。たまたま背が高いと思い込んでいた強面の二人は背が低くて、逆に背が低いと公表していたアイドルグループは背が高かっただけだ。それもイメージ戦略の一環なんだろうと芸能界の闇の深さを勝手に憶測した。そんな孝に山下は、そうじゃなくてな、と言った。
「テレビに沢山出ると身長が高くなるんじゃなくて、人気が出ると背が高くなっていくんだよ。逆に人気が無くなると低くなっていくんだ。まあ分かりやすく人気度を測る物差しみたいなものだな」
続けて友人はとんでもないことを言った。
「佐久間さんは超売れっ子女優だからお前がいきなり抱きついても足首のあたりまでしか届かないぞ」
孝はディナーショーが開かれる会場のエントランスホールに居た。友人を待つ間に胸の高鳴りでどうにかなってしまいそうだった。
「わるい。待ったか?」
待ち合わせ場所に十分ほど遅れて友人の山下が顔を出した。
「いや、全然」
やや緊張した面持ちで孝が答える。多少の遅刻は大目に見よう。なにせ孝がこうして憧れの女優のディナーショーに参加できるのは山下のおかげだからだ。
幼い頃からの友人である山下が芸能界入りしたのは一昨年のことだった。同世代の人間と比べて比較的長身で顔立ちも今風な山下は街中でスカウトされ、そこからは一躍時の人となった。その山下の誘いで今日こうして孝はこの場に来れたのだから、文句など言えるはずもない。
「そんな緊張するなよ」
無理な相談だと孝は愛想笑いを浮かべた。何といったって今日この場には女優の佐久間茉莉が来るのだから。ひょっとしたらすでに会場に居るのだろうか。そう想像すると周囲の音が消えてたちまち夢心地になった。
「多分佐久間さんは控室に居ると思うぞ」
芸能人に敬称を付けて呼ぶ山下に孝は新鮮な気持ちになる。
やっぱりこいつも芸能人なんだな。
当の山下はそんなことにはとうの昔に慣れたというようにどこ知らぬ顔だ。
「しかし佐久間茉莉とお前が同じ事務所だったなんて知らなかったよ」
そういうと山下は、だろうな、とにやける。
「俺だって事務所に入るまでは知らなかったしな。と、そろそろ行くか?」
時計を見て山下が促す。孝は頷いて後に続いた。
山下のマネージャーから借りた関係者用のフリーパスを首に掛ける。
「言っとくけどそれなくしたらマジでヤバいからな」
山下に言われ、孝は自分の首から釣り下げた紐の感触を確かめながら歩く。
「あと、俺の親友だってことで特別に関係者枠で入れてもらってるんだからあまり変なことはするなよ?」
「変なことってなんだよ?」
山下の言葉に少し抗議したくなる。
「たとえば、いきなり抱きつく、とか?」
「そんなことするわけないだろ」
孝が笑って反論すると山下も、だよなー、と笑った。
「まあ抱きつくなんてのは冗談だけどあまり目立つことは避けてくれよな」
「ああ。それは大丈夫だよ、って、おい。あれってキャスターの小出美奈子じゃないか?」
孝たちの歩く通路の奥からこちらに向かってくるのは夕方のニュースなどで見かける女性キャスターだった。
「お前、言ったそばから騒ぐなよ」
山下が小声で注意しながら孝の脇を小突く。女性キャスターは孝たちが居る場所より手前にある部屋に入っていった。
「凄いな。本物の小出美奈子だったな」
「当たり前だろ。あの人が今日のディナーショーの司会なんだから」
山下が呆れたように小声で嗜める。しかし孝は興奮冷めやらぬ様子だ。
「やっぱりテレビに出る人って実物は物凄く綺麗なんだな。おまけにスタイルも凄く良かった」
孝は今しがた見たばかりのキャスターの整った顔立ちと、テレビで見てイメージしていたよりも長身だったことに感心した。テレビ画面を通して見る彼女にはそれほど長身なイメージはなかった。
「まあ女優じゃないにしても小出さんも業界の人だからな」
山下は暗にテレビ映えするためには見た目は重要だと言っているのだろう。
「俺小出美奈子のファンになりそうだよ」
「お前は節操がないなあ」
しょうがないやつだと言わんばかりに山下は苦笑し、先を歩く。
「そういえば今日って佐久間茉莉と小出美奈子の他には誰か出演するのか?」
孝が訪ねると山下が、はあ、と大きく嘆息した。
「お前なあ。パンフレット見てないのかよ」
「見たような見てないような。ぶっちゃけ佐久間茉莉のこと以外気にしてなかったから」
「だろうな。まったくお前ってやつは」そこで山下は前方を見て、あっ、と声を上げた。
孝も同じように視線を向けると、前方から強面の二人組がこちらに向かって歩いてくるところだった。テレビで見たことある。孝はすぐに気付いたが、それがいつどんな番組で見たのか思い出せない。二人組は孝たち、厳密には山下に気付くと見た目とは裏腹に相好を崩して手を振ってきた。
「やあ、山下君。ひさしぶり」
二人組のうちの一人が気さくに話しかけると、山下も恭しく頭を下げる。
「ご無沙汰してます中塚さん。相原さんもお久しぶりです」
「今日はどうしたの?もしかして今日のスペシャルゲストって山下君なの?」
相原と呼ばれた強面の一人が訪ねると、違いますよ、と愛想よく山下が返す。
「今日は演者じゃなくて見る側で招待されたので」
山下がそう答えると二人が孝を見上げる。
「こちらは?」
「僕の友人です」
山下の紹介で緊張しながら孝もどうにか頭を下げる。
「山下君の友達かあ。オジサンたちのこと知ってる?」
意表を突く質問に孝が曖昧な返事をしていると、見かねた山下が横から助け船を出してくれた。
「すみません。こいつあんまりテレビとか見ないみたいで。このお二人はお笑いコンビのブラックバンドさんだよ。知ってるだろ?」
山下に言われて、あっ、と孝は思い出した。
「あの『腹ペコかよ!』のブラバンですか?」
孝の言葉に気を良くしたのか、二人組は、そう、それそれ。と嬉しそうな声を上げる。
「よく知ってるねえ」
「小学校の時クラスで流行って皆真似してたんで」
孝は十年ほど前に当時大流行したギャグを山下たちと一緒に真似したことを思い出した。見た目は強面なのに喋ると人の好さそうなギャップが受けて、当時大人気だったお笑い芸人だ。ただし最近は殆ど見かけることがなかったので、孝もすぐには思い出せなかった。
「懐かしいなあそれ。それ流行ったのもう十年前だもんなあ」
「だな。あの頃は良かったよなあ」
二人組は強面の雰囲気に似合わないしんみりとした表情になる。その二人も山下の「今日お二人ってゲストで出られるんですよね?時間大丈夫ですか?」との質問に我に返ったように、急ぎ早にその場を立ち去った。
「あの人たち今日のゲストなんだ?」
二人組が去ったあとで孝が訪ねると山下が頷いた。
「ブラバンさんとこの事務所とうちの事務所が仲良いらしくてさ。ブラバンさんの事務所がスケジュール空いてる二人を頼み込んで入れてもらったらしいよ」
「へー。そうなんだ。それにしてもあの二人テレビで見るより随分小柄だったな」
「昔は二人とも二メートルくらいあったらしいけどな」
「嘘つけ」
「まあ最近テレビにも出てないしな」
「テレビに出なかったら縮んじゃうのかよ」
孝は笑って先を行く山下に続いた。少し歩くと山下が「あの人たちも今日ゲストで出るんだぞ」とこちらに向かってくる四人組に視線を止めた。
「あれってアイドルユニットのガルホリ?マジで?」
孝はこちらに向かって歩いてくるアイドル達に目を輝かせていたが、ふとある違和感に気付き顔をしかめた。
山下に習って軽くお辞儀をして通り過ぎたあとでその場に立ち止まり、孝は振り返った。
「あんまりジロジロみるなよ。失礼だろ」
「いや、だって」
気付いた山下に注意されても孝は例の四人組の後ろ姿から目を離せないでいた。色白で顔も可愛い子たちばかりではあったが。
「なんか身長めちゃくちゃ高くね?」
孝の記憶が確かなら彼女たちはここ数年でブレイクして自分たちの看板番組も持っているほどの売れっ子だ。キャッチコピーが『働く妹たち』でメンバー全員が低身長というのが売りだったはずだ。しかし実物の彼女たちは、
「明らかに百八十以上あったよな」
「ガルホリさんたち最近忙しいみたいだしなあ」
「いや、忙しかったら伸びるのかよ」
孝は先ほどからの山下の発言にどうにも違和感を覚えた。身長のことで質問する孝の問いに対する返しが明らかにおかしい。
「そういえばお前も最近身長伸びたんじゃないか?」
孝はそう言いながら山下をやや見上げる。山下は孝より五センチほど高い。つい半年ほど前までは孝の方が五センチほど高かったはずだ。
「まあ最近忙しいからな」
やっぱりだ。暗に忙しさと身長が比例するとでも言うような物言いだと孝は気付いた。孝は恐る恐る質問を続けた。
「なあ。もしかしてテレビに沢山出ると背が高くなっていくのか?」
もしくは逆にテレビに出なくなると縮んでいくということなのか?
孝の質問を聞いた山下が一瞬きょとんとした顔になり、やがて一笑した。
「なにバカなこといってるんだよ。そんなわけないだろ」
「そ、そうだよな。そんなバカな話あるわけないもんな」
孝は山下の言葉に安堵して笑った。たまたまだな。たまたま背が高いと思い込んでいた強面の二人は背が低くて、逆に背が低いと公表していたアイドルグループは背が高かっただけだ。それもイメージ戦略の一環なんだろうと芸能界の闇の深さを勝手に憶測した。そんな孝に山下は、そうじゃなくてな、と言った。
「テレビに沢山出ると身長が高くなるんじゃなくて、人気が出ると背が高くなっていくんだよ。逆に人気が無くなると低くなっていくんだ。まあ分かりやすく人気度を測る物差しみたいなものだな」
続けて友人はとんでもないことを言った。
「佐久間さんは超売れっ子女優だからお前がいきなり抱きついても足首のあたりまでしか届かないぞ」
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