異世界転生はハーレムの味

若憑き

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登場人物紹介

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※多少本編とは異なる記述もございます。

【上野裕也】
 トラックに轢かれて異世界に来てしまった不幸な一般高校生。当初から思い描いていた苦痛な冒険を強いられ、彼は喜びを感じていた。
 ある日彼がダンジョンで出会った火竜は言った、「お前には見込みがある、力を貸してやろう」
 火竜の力を得た裕也は遥かにスケールの大きな戦いの渦中へと放り込まれていき、魔物と人間の間に生まれた亀裂の深さを知ることになる。

【ラーミュ・ユーナスタシー】
 小さな会社でOLをしている彼女は、恋を経験しないままアラサーを迎えようとしていた。
 そんな中で入社した超イケメン新入社員、必死に媚びを売りまくったがすぐさま待遇の良い部署へと異動される。
 落ちこぼればかりが残っていく彼女の勤務先、このままではいけないと覚悟を決めるも家に帰ったらポテチにジュースのぐうたら生活、翌日にはただの落ちこぼれへと逆戻り。
 本能には勝てないのだな、そう思いながら適当に遊んでいたチャットサイトで知り合ったIT企業のエリート社員「裕也」が彼女の人生を変える事になるとは、まだ思いもしなかったのである。

【マルナ・シフォン】
 彼女の本名はレミノ・サンガリア。一流のスパイであり、偽名を用いて日々主要人物と接触し続けている。
 マルナ・シフォンは彼女の七十二ある名前の一つ、次元転送装置を用いて異世界への侵入作戦を行う際にのみ、この名前を用いようと考えていたのだ。
 しかしそこは魑魅魍魎の跋扈ばっこする異世界。どいつもこいつも最大の武器であるハニートラップが通じるとは思えず裸でサバンナ状態。
 ドラゴンの炎に焼かれ、スケルトンに追い回され、ゴブリンにすら石を投げられもう滅茶苦茶。
 その時見つけたのが巨大なオーク、ハニートラップを仕掛け仲間に引き込もうとするが、そいつは彼女の両腕と両脚を掴み思いっきり逆方向へと引っ張り出したのだ。
 思い描いた方向とは真逆、R-18の後ろにGがつく展開から免れることは出来ないだろう。
 彼女は、腹をくくった。

【ノッコ・ラトヴィーヌ】
 ギャンブルにハマった結果辿り着いた先は闇金、余りにも高すぎる利息を返済するために彼女は風俗『ヴェルクムヌ』の風俗嬢にならざるを得なくなった。
 ほぼ事務的に客の相手をさせられる毎日で満たされる心はどこにも無く、愛を求めた結果通いだしたのはホスト、事態は悪化する一方。
 なんと一人のホストが彼女の借金の肩代わりを宣言、これによりまた新しく人生をやり直せると思ったがそのために要求された条件とは何十万もする高い酒を注文すること。
 その場の勢いでツケた彼女の人生に先は無くなった。

【リコッチ・ダルクディオール・ゼレン】
 目が覚めると、彼女は狩人であった。今までの記憶はなく、そこにあった自筆の走り書きのメモを読み、彼女は狩人として生きる決意をする。
 しかしいくら獲物を狩れども彼女の真の目的は達成できず、突如襲来したドラゴンを狩ると不思議な力が湧いてきた、喉にそれが宿り出した。
 声を用いることによって敵を吹き飛ばし、凍らすことすらも可能になった彼女はもはや敵なしである。
 狩りを続ける内辿り着いたのはこの世ならざる場所、そこで見つけた奇妙なメモ『三本の三本目』が彼女の運命を大きく歪める事となった。
 今宵彼女は月を呑み、人を超える。

【ネスディール・アノン】
 彼女の正体、それはマルナ・ファミリーを監視する国のアンドロイドである。
 見た事はどんな物もそのまま国の上層部へと発信し、皆がそれを信じた。
「裕也が優しい、この人は悪人ではなさそうだ」
「今日は裕也と出かけた、最近は毎日がエブリデイである」
 マルナ・ファミリーの一人である裕也との接触により彼女の報告記録は一変、国は彼女の惚気話を延々と聞かせ続けられ、ある日の夜、
「裕也の○○が私の濡れそぼる☆☆へと入っていく」
「動きがだんだんと激しくなり、お互いがお互いの唇、○○、愛を求め合う」
遂に一夜の情事の内容が原稿用紙三百枚分程の表現を使って国に発信される事となった。
 下手な官能小説よりも精巧な出来であったそれを馬鹿真面目に読む国の上層部、その大勢が股を濡らした。

【黒狼カギ、ラギ】
 双子の子犬がペットショップにやってきた、買い取られる事なく仔犬生活でやんちゃしていた彼らの表情がだんだん曇りがかっていった。
 このまま大人になったら保健所に連れて行かれて殺処分なのでは、彼らはそう考えた。
 なぜそう考えられたのかは分からない、仲良し双子が犬でニューゲームでもしたのかもしれない。
 雨の激しく降る日、彼らは決死の脱走に成功。
 雨が止み、路傍で寒さに打ち震えていると白髪の幼女がやってくる。
「わんちゃん寒いの?」
 なんと賢いことか、必死で俺たち可哀想アピールをするダブルわんちゃん。
 くーん、くーん。これで落ちない女はいない。
「かわいそう……よし、私が飼ってあげる!」
 そう言ってびしょびしょの彼らを抱きかかえた白髪幼女。
 遂に俺たちの本格的な生活が始まる! 双子のわんちゃんはとても喜んだ。
「今日から君の名前がカギで、君の名前はラギだよ!」
 名前をもらったわんちゃんズはもっと喜んだ。
 さぁてあとはどんな家が待ち構えているのか、とても楽しみだ。
 ゆっくりと、てくてくと、白髪幼女の足は小さなアパートへと向かっていった。
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