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逆転移小話
お邪魔します【逆】
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目が覚めると、かつて見慣れていた天井が見えた。
「えっ、嘘だろ?」
ついついそんな言葉が俺の口から漏れ出る。それも当然だ、だってここは——俺の家なんだ。
ラーミュの家でもお店でもないんだ、そこにはあの真っ白な天井の壁紙があった。そいや一度だけこんな夢を見た事があったかな、また気付いたら戻っていくだろう。
「ふぅー……」
思いっきり溜息をついてから久しぶりの我が家の空気を堪能する。平静だ、今の俺の心は最高に平静。夢ではあるがたまーの里帰りならいいもんだ。
「裕也ごは——あらっやだどちら様?」
朝ご飯で呼び起こされる気怠げな毎日、それが繰り返されようとしていた、そのはずだった。俺だってそれを望んでいたのにかーちゃんの様子がおかしい。
「何だよかーちゃん」
「えっ、裕也なの? やだぁもう別人じゃない!」
やっぱりおかしい、俺が一体どうなってるっていうんだ? 急いで布団から飛びあがって洗面所の鏡を見る。
そこに映っていた俺は——ありえない程のイケメンだった。
二次元に出てきそうな美少年が、灰色のダサい寝巻きを着ている。
「えっ、これが俺?」
本当にイケメンになっていた、これが異世界での俺の顔か。思わず触って確かめて、顔が綻んでしまった。これならラーミュに格好いいって言われたのも納得だ。
「裕也一体どうしちゃったの? 整形でもしたの?」
「いや別に、そんなんじゃないよ」
明らさまに意識した爽やかなイケボを出してみせる。少し経ってから後悔した、かーちゃんがちょっと赤らめた頬は見たくなかった。
突然家のチャイムが鳴った、こんな朝早くからマンションの一室に用事があるのはどんな奴なんだろう。
「はーい、どちら様?」
「裕也くんの彼女です!」
母親と訪問者のモニターフォン越しでの衝撃的な会話が俺の耳にはっきりと届いた。めっちゃ可愛かったというかこの声どっかで聞き覚えが——
「えっ、誰、誰!」
急いで俺もそっちに向かうと、ラーミュちゃんが、あのボロボロの布切れ一枚着ただけでそこに立っていた。
「あっ、裕也くんの声! やっほー! 開けてー!」
このまま外にいさせてると悪い男にナニされるか分からないんでさっさと鍵を開けて入れてやる。
「ありがと」とラーミュちゃんが一言、夢の中の彼女は何するか分かんないのでたまったもんじゃない。
「ちょっと聞いてくれる? 大事なことなんだけど」
その表情はゆるいがどこか真剣なところが漂う。首をかしげてみせると頭を掻いて笑いながら、
「あのね、実は私達の方が裕也くんの世界に来ちゃったみたいなんだ」
「えっ、嘘だろ?」
ついついそんな言葉が俺の口から漏れ出る。それも当然だ、だってここは——俺の家なんだ。
ラーミュの家でもお店でもないんだ、そこにはあの真っ白な天井の壁紙があった。そいや一度だけこんな夢を見た事があったかな、また気付いたら戻っていくだろう。
「ふぅー……」
思いっきり溜息をついてから久しぶりの我が家の空気を堪能する。平静だ、今の俺の心は最高に平静。夢ではあるがたまーの里帰りならいいもんだ。
「裕也ごは——あらっやだどちら様?」
朝ご飯で呼び起こされる気怠げな毎日、それが繰り返されようとしていた、そのはずだった。俺だってそれを望んでいたのにかーちゃんの様子がおかしい。
「何だよかーちゃん」
「えっ、裕也なの? やだぁもう別人じゃない!」
やっぱりおかしい、俺が一体どうなってるっていうんだ? 急いで布団から飛びあがって洗面所の鏡を見る。
そこに映っていた俺は——ありえない程のイケメンだった。
二次元に出てきそうな美少年が、灰色のダサい寝巻きを着ている。
「えっ、これが俺?」
本当にイケメンになっていた、これが異世界での俺の顔か。思わず触って確かめて、顔が綻んでしまった。これならラーミュに格好いいって言われたのも納得だ。
「裕也一体どうしちゃったの? 整形でもしたの?」
「いや別に、そんなんじゃないよ」
明らさまに意識した爽やかなイケボを出してみせる。少し経ってから後悔した、かーちゃんがちょっと赤らめた頬は見たくなかった。
突然家のチャイムが鳴った、こんな朝早くからマンションの一室に用事があるのはどんな奴なんだろう。
「はーい、どちら様?」
「裕也くんの彼女です!」
母親と訪問者のモニターフォン越しでの衝撃的な会話が俺の耳にはっきりと届いた。めっちゃ可愛かったというかこの声どっかで聞き覚えが——
「えっ、誰、誰!」
急いで俺もそっちに向かうと、ラーミュちゃんが、あのボロボロの布切れ一枚着ただけでそこに立っていた。
「あっ、裕也くんの声! やっほー! 開けてー!」
このまま外にいさせてると悪い男にナニされるか分からないんでさっさと鍵を開けて入れてやる。
「ありがと」とラーミュちゃんが一言、夢の中の彼女は何するか分かんないのでたまったもんじゃない。
「ちょっと聞いてくれる? 大事なことなんだけど」
その表情はゆるいがどこか真剣なところが漂う。首をかしげてみせると頭を掻いて笑いながら、
「あのね、実は私達の方が裕也くんの世界に来ちゃったみたいなんだ」
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