魔法少女の敵なんだが魔法少女に好意を寄せられて困ってる

ブロッコリークイーン

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第26話

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 デスゴーンのせいで美咲が怪人化になってしまった。

 たとえ私のストーカーをしていたとはいえ、美咲は私の親友だ。

 だからちゃんと美咲を救って話し合わないと。

 とりあえずは魔法少女になるために変身しないといけない。

「じゃあみんな変身するよ」

 莉緒がみんなに合図を出す。

「「うん」」

 そして私たちは魔法少女へと変身する。

 魔法少女になった瞬間にすごい力が沸き出てくる。

 これは魔法少女になったからであって元々の私たちの力じゃない。

 本当に魔法少女になったらなんでも出来る気がする。

 空だって飛べるし、誰より速く走れるし、魔法だって放てる、本当凄いよね。

 で、今回相手する怪人化は空を飛んでいるから私たちも飛ばないといけない。

 前回の莉緒のお父さんが怪人化した時は地面を這いずりながら移動してたから戦い方も違ってくる。

「よし、じゃあみんな頑張っていこー」

「「おー」」

 空で戦うから建物とかの心配なく戦えるから今回は簡単かもしれない。

 なんて考えて時期もありました。

 めちゃくちゃ強い。

 あれ?思ってたの違う、もっと普通に勝てると思ったんだけどな。

「みんな大丈夫?」

「なんとか」

「はい、大丈夫です」

 莉緒が私たちの心配をして声をかけてくれて、私は大丈夫だったけど、他のみんなも大丈夫そうだ。

「思ったより手強いね」

「そうだね」

「そうですね」

 みんなも最初は余裕を感じていたけど今は感じない。

 このままじゃ普通に負けてしまう、気合いを入れ直さないと。

 私は気合いを入れ直す、他の二人も気合いを入れ直したのか顔が全然違う。

「みんな、合体技いこう」

 莉緒は私たちの必殺技の合体技を提案をしてくる。

「ちょっと待って」

 だけどちょっと待ってほしい。

「どうしたの?」

「一回私に任せてくれない?」

「どういうこと?」

「一回全力出して怪人化と戦わせて」

 今の私なら一発いけるかもしれないと思ってしまった。

「だから、みんなには悪いけど私のわがままを見てて欲しい」

 返事を聞かずに私は今までの、魔法少女になってから一番のスピードで相手に詰め寄る。

 すると怪人化は私が本気を出したのを感じたのか触手みたいな腕を何本も出す。

 構わず私は突っ込んで行って、腕をかわしていくけど何本もあるから避けたところにもあって私は地面に叩きつけられた。

 グヤシイイイイイイ

 そして怪人化は雄叫びをあげる。

 痛っ。

 思いっきり背中打った。

 悔しい?

 デスゴーンは弱ってる心につけ込んむから美咲は何かしら悔しかったのかな?

 私のことで悔しいはバレーしかないけど、そんなそぶり今まで見せなかったじゃん。

 じゃあ今まで悔しい気持ちを隠して私に接して来たの?

「千沙ちゃん」

「千沙さん」

 二人は私を心配して私のところに急いで来てくれた。

「大丈夫?」

「勝手に行かないでくださいよ」

「ごめんごめん」
 
「もうダメだよ、勝手な行動は」

「うん、もうしない」

「じゃあ今度こそ合体技いこう」

 私が本気出しても手も足も出なかったから合体技しか倒す方法はない。

 私たちは一ヶ所に魔法を集中させる。

 そして、かなりの魔法が一ヶ所に集まった時にふと思ってしまった。

 これを美咲に当てるのか?と。

 そして、私には動揺と焦りが出てきた。

「「「スーパースマイルスプラッシュ」」」

 シーーーン

 私の魔法が直前で消えてしまっていた。

 合体技は三人の魔法を合わせないといけないから一人でも魔法が弱かったり、出なかったりするとそれだけ影響が出てしまう。

 私はビビってしまった、合体技を放ってもし万が一があったらって思っちゃった。

 だから私は途中で魔法が出なくなってしまっていた。

 今ならあの時の莉緒の気持ちが分かってしまう。

「ごめん私だ」

「大丈夫だよ、私も気持ち分かるし」

 莉緒は自分が体験したから私のフォローをしてくれる。

「でもどうしましょう、このままだったら私たち負けてしまいます」

 どうしよう、私と美咲の関係のせいでこんなことになったのに、どうしよう?

 合体技無しの私たちは手も足も出なかったから、このままいったら負けしか見えてこない。

 何か、何かあるはずだ、考えろ。

 前はどうしてたかな?

 莉緒のお父さんが怪人化した時はどうしてたんだっけ?

 あいつだ。

「ごめん。あいつ探してくる」

「あいつって」

 莉緒の言葉を待たずに私は急いでこの場から離れた。

 私はこの近くにいるであろう宇野を探す。

 まだ近くにいるはずだ。

 どこにいるの?

 お願い、出てきて。

 私がこうやってる間にも莉緒と菫は怪人化と戦ってるのに。

 いた。

 屋上で怪人化と戦ってる莉緒と菫を見ていた。

「宇野」

「どうした?」

「ちょっとお願いがあるんだけど」

「井上美咲をあのデカブツから引きずり出せって言うなら先に断っておく。前はたまたま桜井莉緒の父親を引きずり出したが、今回は余は何もしないぞ」

 宇野は私が何を言うのか分かっていたかの様に先に断られてしまった。

 どうしよう?もう宇野しかいないのに。

 どうすれば宇野は動いてくれるのかな?

 考えろ、考えろ、考えろ。

 あ、あの手があった。

「違うよ~、これから私たちがあの怪人化を倒すから邪魔しないでほしくて言いに来たの」

「あ?」

 よしよし。

「だからそこで一歩も動かないで。下手しても私たちの活躍を奪わないでよね」

「おい」

「間違えても私たちよりも先に美咲を救わないでよね」

「余に命令するな」
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