魔法少女の敵なんだが魔法少女に好意を寄せられて困ってる

ブロッコリークイーン

文字の大きさ
32 / 44

第31話

しおりを挟む
「でさ、今週の土曜日に美咲と遊びに行くことになったの」

「良かったね、ちゃんと仲直りできて」

「うん、あのあと二人で話し合ってお互いの気持ちを知ることが出来たの」

「やっぱり本音で話し合うのって大事だね」

「そうだね、あの一件で思ったよ」

「私もお父さんとより仲良くなったもん」

「良かったじゃん」

「でもお父さん最近ずっと私の心配ばっかするの」

「例えば?」

「おい」

「学校は楽しい?とか、夜帰ってくるの遅くない?とか、スカート短過ぎない?とか」

「おい」

「え~普通じゃない?私のお父さんはもっと言ってくるよ」

「おい」

「やっぱりどこのお父さんもそんな感じなのかな?」

「おい」

「そうだと思うよ」

「話をやめろ」

 先程より少し声を張り上げる。

「どうしたの宇野くん?」

「どうしたの宇野」

 やっと気づきやがった。

 結構前から止めていたぞ。

「別に話すなとは言わないが、余を挟んで会話をするな」

 こいつらずっと余を挟んで会話をしていやがった。

 普通は隣同士で会話するものだろ。

 しかもお前らその他の奴の席だろ、わざわざ移動しやがって。

 余を挟んで会話するから嫌でもこいつらの会話が聞こえてくるから余は寝ることも出来ない。

「宇野くんも会話に入ってこれば良いのに」

「なぜ余がお前らの会話に入らなければいけないのだ」

 こいつら反省どころか逆に開き直ってやがる。

「あ、そうだ。宇野」

 何かを思い出した高宮千沙は余に話しかけてくる。

「今週の土曜日美咲と遊ぶんだけど来る?美咲もお礼が言いたいだろうし」

「行くわけないだろ。それにお礼をされることなんかしてはいない」

 こいつら余に馴れ馴れしくしやがって、お前らは知らないだろうが、余とお前らは敵だからな。

 余はお前らを倒すことを目標にしているのだぞ。
 
「何で?宇野のおかげで私と美咲は仲直り出来たんだよ」

「それは余の力ではない。それになぜお前らが遊ぶところに余が行かなくてはならないのだ」

「頑固だなぁ」

 頑固とかそういう問題ではない。

「違うよね、宇野くんは千沙ちゃんと2人きりで遊びに行きたいんだよね」

 は?

「ば、馬鹿じゃないの!?」

 高宮千沙は怒って顔を赤くしながら余に言ってくる。

「余はそんな言っていない。桜井莉緒が勝手に言っているだけだ」

 怒りを通り越して呆れてきた。

 というかそんなことぐらい気づけよ。

「はーい、みんな席についてー」

 ガラガラっとドアから担任の教師が入ってきた。

 やっとあいつらが自分の席に帰っていった。

「じゃあホームルーム始まるよー委員長あいさつお願い」

「起立、気をつけて、礼」

 同じ委員長である九重菫が号令をする。

 なぜか余はクビになっていた。

「いきなりだけどあと10日後にクラスで劇やるから頑張ってね」

 は?

「「「「「「「えーーーーー」」」」」」」

 クラス中の奴らが驚いて声を上げる。

 余も驚いている。

 あと10日後?
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。

エース皇命
青春
 高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。  そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。  最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。  陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。  以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。 ※表紙にはAI生成画像を使用しています。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

【完結】メインヒロインとの恋愛フラグを全部ブチ壊した俺、サブヒロインと付き合うことにする

エース皇命
青春
《将来ヤンデレになるメインヒロインより、サブヒロインの方が良くね?》  16歳で自分が前世にハマっていた学園ドラマの主人公の人生を送っていることに気付いた風野白狼。しかしそこで、今ちょうどいい感じのメインヒロインが付き合ったらヤンデレであることを思い出す。  告白されて付き合うのは2か月後。  それまでに起こる体育祭イベント、文化祭イベントでの恋愛フラグを全てぶち壊し、3人の脈ありサブヒロインと付き合うために攻略を始めていく。  3人のサブヒロインもまた曲者揃い。  猫系ふわふわガールの火波 猫音子に、ツンデレ義姉の風野 犬織、アニオタボーイッシュガールの空賀 栗涼。  この3人の中から、最終的に誰を選び、付き合うことになるのか。てかそもそも彼女たちを落とせるのか!?  もちろん、メインヒロインも黙ってはいない!  5人の癖強キャラたちが爆走する、イレギュラーなラブコメ、ここに誕生! ※カクヨム、小説家になろうでも連載中!

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...