悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません

れぐまき

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恋愛編

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翌日

自分で思っていたよりも旅の疲れは出ていたらしい
ぐっすりと眠っていたようで、何年かぶりに起こしにきたメイドたちによって目が覚めた
何時もよりも少し遅めに起床したせいで急いで朝の身支度を整え、今は殿下と共に朝食をとりながら今日の予定について相談している

「今日なんだが…」
「はい」
「…セシルは、何かしたいことはあるか?」
「そうですね…特にこれといった希望はありませんが…」

何か言った方がよかったかしら?
でもここで何が出きるのかわからないし…
ここまできて殿下を放って一人で読書やら研究やらをするわけにもいかないものね…

考えつつ、首をかしげてそう答えると、彼はほっとしたように薄く笑みを浮かべて口を開く

「そうか
それならば湖の周りの森を散策しないか?
その後はそのまま、森の中の広場で食事をとってもいいと思っているんだが…どうだ?
外で食べるのは嫌ではないか?」

提案を聞いて、自分の頬がほころんだのを感じた

あぁ、ちゃんと先に考えてくださっていたのね

ほっこりと暖かい気持ちになりながら頷きを返す

「嫌ではありませんよ
お外で食べると気持ちいいですもの
是非そういたしましょう?」

にこりと微笑んで答えれば、殿下がほっとしたように顔をほころばせた

「では軽食を用意するよう伝えておこう
…メニューの希望は?」
「そうですね…
皇宮のシェフが作るものはどれも美味ですので、特には…」

言葉を濁すと殿下が僅かに眉を下げて残念そうな顔をする

あ、間違えた…

「…あぁ、強いて言うならフルーツを使ったデザートなどもつけていただけると、とても嬉しいです」

焦りを出さないように気を付けながらも、意識してはにかんだような笑顔をつくり、ねだるようにそう言うと、殿下の目がパッと輝く

「そうか、わかった
伝えておこう」
「ありがとうございます
楽しみですわ」
「あぁ、そうしていてくれ」

満足気な笑みで頷かれ、私も内心安堵のため息をつきつつ微笑んだ
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