とある町の魔法使いの少女の話

れぐまき

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後編

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時の流れは早いもので、今日はパーティー当日です

女の子は男の子をパートナーにして城にやってきました

男の子にドレスを褒めてもらったうえ、エスコートまでしてもらえる女の子はにこにことご機嫌です
男の子も楽しそうに笑う女の子を見て嬉しそうに笑っていました

傍から見ればただのバカップルです

でもそんなことは女の子は気にしません
男の子は気づきません

そんなこんなで二人はパーティーを存分に楽しんでいました



パーティーも終盤になってきた頃、女の子の所に一人の青年が近寄ってきました

キラキラとしたオーラを身にまとった青年は、女の子にダンスを申し込みました
女の子は間髪入れずにそれを拒否します

男の子の側を離れるなんてありえない!
それになんかこいつ胡散臭い!

ものすごく失礼な思考が駄々漏れです

青年は女の子の態度に下をむいてぶるぶると身体を震わせると大声で叫びました

この女を捕らえろ!

なんと彼はこの国の王様の子供
つまりは王子様だったのです

王子様の言葉にたくさんの騎士や家来達がやってきて女の子と男の子を取り囲みました

男の子は女の子を背中にかばって王子様に謝ります
しかし王子はそれを無視して騎士に男の子を拘束するように命じました
命令を聞いた騎士たちが動きだすその瞬間、女の子は魔法でその騎士を吹っ飛ばすと男の子に向って言いました

大丈夫だから、ちょっと先に帰ってて?

ふわっと笑ってそう言うと、女の子は一つ手を打ちます
次の瞬間、男の子はその場からいなくなっていました
何時かの家来達を城に帰した魔法と同じです

男の子がいなくなると、女の子は騎士達を従える王子様に目を向けて言いました


さぁ、覚悟はいい?


先ほど、男の子に向けていたのとは別の種類の満面の笑みをたたえて放たれた言葉に、王子様たちの背筋がゾクリとあわ立ちました
その時、その場にいた者達は悟ったでしょう

女の子を怒らせてはいけない、と

しかしもう遅いです
男の子を攻撃した彼らは女の子の敵認定済み

女の子は笑みをたたえたまま、静かに手を振り上げました・・・




それから城で何があったかは分かりません

誰もその時のことを語ろうとはしないのです


でも、その後その国の王位継承権は第二王子に移りました
なんでも第一王子は引きこもりになってしまったそうす
そしてたくさんの騎士や家来が城勤めを辞めて田舎に引っ越しました
なんでも人生に疲れたそうです





もう一度言いましょう


それから城で何があったのかは分かりません 
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感想 1

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みんなの感想(1件)

ひつじ
2020.04.16 ひつじ

気になる作品です‼️
城で何があったのでしょう(; ̄Д ̄)?
うーん…

解除

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